人嫌いと獣人

リュウセイ

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その後ギルド内では、私の本当の容姿について盛り上がっていた。

ゾルリックに至ってはそんなギルドメンバーを横目に行けるのでは?
と謎の自信に満ちあふれていた。

ギルド内では、早くも尊敬するグループと夫に立候補しようというグループに分かれて
作戦会議をする奴らまでいる。

ゾルリックもカウンターからその作戦内容を聞き一人の時よりヨルがそばにいる時がチャンスと見て
アタックしようと考えた。


その作戦のせいで、レィーミが心底疲れることなど知らずに。


翌日

いつものように三人で朝ごはんを食べていると誰かがノックをして入ってきた。
珍しいと思いながら気にしないようにしていたが……

ジルとヨルに話しかけながらもチラチラとこちらを見ている。

うぅ、た、食べずらい。

10分くらいでその人いなくなったんだけど
ゾルリックさんも片付けながら見ってくるし、もしかして昨日の?

「あー、やっぱりですねヨル私が魔法かけている間レィーミの事お願いしますよ」

書類を持ちながらジルはヨルを見て話す。

「わかった、その書類昨日の被害報告か?」

「そうです、しかし早すぎますねレィーミを見たいがために徹夜でしらべましたと言うところでしょう」

はぁ~、つきたくもないため息が三人の口から出た。

「レィーミは、このギルド内で俺たち以外に好みのやつとかいないのか?」

「いないですよ、そもそもヨルとジル以外の人なんて信用していませんし」

ジルとヨルは蕩けた顔で、レィーミの頭を撫でた後ジルはギルド全体に結界魔法とトラップ魔法をかけに行った。

私とヨルはというと練習場に向かうつもりだったんだけど……。

ヨルごと、ギルドの一階酒場広場で囲まれている。


何故!!??

「こらお前ら、動けないだろ!!」

ヨルは、私を抱きしめながら。
変なことされないように気を使っている。

【おい、ヨルそこに昨日の嬢ちゃんいるんだろ?】

【紹介しろ、んで俺たちにも求愛していいだろ!!?】

……。

はぁ、何言ってんのこいつら。
昨日まで変なもの見る目で、私力に怯えてたくせに。

手のひら返しとか、うん、こいつらは無いわー。

「あー、レィーミそんな顔するな怖いぞ」

【え!?もしかしてあんまよく思われてないのか?】

「そうみたいだな、凄い嫌がってしがみ付いてきてるな」

【そ、そうか残念だがしかたになんじゃ俺らは、尊敬グループに入るかー】

「なんだ?そのグループ?」

【ん?昨日の騒動でレィーミちゃん?の力に尊敬するグループと容姿に見とれて求愛グループが作られたんだよ
そのんで、ルールとして一回でも拒絶されたら尊敬グループに入るってことになったるんですよ】

「お、おうそうなのか」

【酷くアタックして嫌われたくはないのでそのルールには皆納得してるんですよ】

囲んでいた奴らがうんうんと首を縦にふっつている。

いような光景。

「そろそろ道開けてくれないか」

【どちらに行かれるんですか?】

「練習場だ」

ザッツ!!!

【レィーミさん!!行ってらっしゃいませ!!!】

……。私此処のボスみたいな扱いになってないか?(笑)

そう思いつつヨルの手を引いて、皆がお辞儀をしてる中通った。
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