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第8章
201 正統
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転移門から出ると、早速激しい打ち合いの音が聞こえ始めた。どうやら入口の方で戦ってるらしい。
と、すぐ近くに這って移動するシルヴァが見えた。
「シルヴァ! 大丈夫か!」
「マスター!? 僕は平気です、それよりリフィストさんが……」
シルヴァの指さす先には、半壊した壁に縫い止められたリフィスト。……黒い槍が腹を貫通してる。敵の術か?
「……ああ、童か……これを壊してくれぬか。我やシルヴァに対しての術故、童への耐性はないはずでな」
「あ、ああ――加速」
少し時間を進めてやるだけで、槍はあっさり壊れた。
リフィストはゆっくりと降りて来ると、呻き声を上げながらその場に横たわる。なぜか出血は少ないが、人間なら死んでる傷だな。
「うう……すまぬ、童。油断が招いた敗北よ。情けのうたら……」
「いい、いいからもう話すな。傷が結構ヤバいんだ」
「カ、カカ、そんな顔をするな。我は天使であるからの、この程度すぐに治せるわ」
力なく笑うリフィスト。だがその言葉に嘘はないようで、一撫でで傷はほとんど塞がっていた。
「これで良し。中身の修復にはもう少しかかるが、まあ会話する程度なら問題はない」
「――ではリフィスト殿、敵についてお聞きしても?」
「うむ、勿論だとも。奴は妙な術を使う。形は''強制''に似ておるが、それよりも複雑で強力と言ったところか。ぬしや童でも抗えるか分からぬ」
まあリフィストがやられてるわけだしな。''傲慢''の強制ですら羽衣貫通したし、今回のがそうでも驚かない。
「さっきの耐性とかいうのが関係してるのか?」
「そう、それよ。先の術は我やシルヴァに対象を限定することによって、その効果を底上げしていると見た」
「……なるほどな」
術式に制限を掛けて威力を上げるって方法があるのは知ってた。だがアルデム曰くかなり昔に失われたはずだし、類まれなる魔術の才が必要だって話だ。
「僕の無属性魔術では歯が立たなかったんです。魔力の波長に合わせて耐性を付与するのではなく、僕らの存在そのものを対象にしていると推測します」
シルヴァは真面目な顔でそう言ってのけるが、それなら人数にも制限があるはずだ。そうポンポン使えていい術じゃない。
「分かった。とりあえず強制の魔術結晶は持ってるから、いざってときは解呪を頼む」
今のうちにレルアにも渡しておく。……とは言えこれは最終手段だ。あのレルアですら使うだけでボロボロになる術だからな。前は最終的にラビがなんとかしたが、今回も同じようにいくとは限らない。
つーかラビどこだ? リフェアが先に向かったはずだが、到着の念話もない。
気付けば戦闘音も止んでる。嫌な予感がしてきたぞ。使い魔の死亡アナウンスは切ってないはずだが……
「次はてめーらか? 来るならまとめて来いってんだ。無駄に俺様の手を煩わせやがって」
「みんな!」
声の方向に走ると、その場はまさに死屍累々といった感じだった。倒れているゴーストには見覚えのある奴も多い。多分ゼーヴェ直属の部下とかだ。
肝心のゼーヴェやアイラ、そしてリフェアにラビは全員リフィストと同じように磔にされている。
そして、俺を面倒そうに眺める男。こいつが、敵か。
灰色の髪に紫色の瞳――俺を見て溜息をつくそいつは、魔王によく似ていた。
「……おい、そこの男。なんだ? その腰の剣は」
「何だっていいだろ。それともこのイカした剣が欲しいのか――」
「さっさと答えろ死にてえのか? 代わりにこいつらを殺していってもいい。手足を一本ずつ引き千切ってくってのはどうだ?」
マジでやる雰囲気だ。こいつが多分魔王の息子なんだろうが、あの落ち着きみたいなものは一切感じられない。
仕方ない、会話で相手の気を逸らしながら加速で槍を壊していこう。そこそこ集中すれば、最近は術式名の省略だってできるんだぜ。
「わ、分かった話せばいいんだろ。これは邪竜を狩って作ったんだ」
「邪竜だあ? この辺には出ねえだろ? わざわざ魔界まで足を運んだのか?」
「それが出たんだよ、すぐ近くの村にな。信じられないならそこの村人に聞いてくるといい。ほら話したぞ、これで満足か?」
もう少しだ、まずはラビから下ろす。視線が不自然にならないように魔力だけ飛ばすってのは案外キツいな。形のイメージも掴めないし、術を正しく組み立てるだけでも一苦労だ。
「……やっぱりそうかよ。てめーが俺様の儀式を邪魔したってわけだ。ああ全部納得がいった」
「な、なんだよ儀式って?」
「このレイレス・エストハルクが魔王となるための儀式だ!」
男の――レイレスの周りの素因がザワつき始めた。まずいぞ。今仕掛けられたら加速使ってる場合じゃなくなる。
っつーかこのレベルの魔力だと迷宮街の方まで被害がいきかねない。戦うにしても、できれば迷宮内でやりたいんだが。
「それに、会話中にこっそり魔術だ? マナーがなってねえよな。魔王がやることでもねえ。てめーが魔王だなんて許されねえ。いいや俺が許さねえ!」
来る。仕方ない、一発目は魔術結晶の簡易結界で威力を殺すか。果たして俺にそれができるか? そもそもそんな単純な術なのか? 相手は強制さえ当てれば勝ちだと思ってるはずだ。ならこの怒りは演技? 攻撃的な魔力の流れも全てブラフで、本命は強制か?
「報いを受けさせてやるよ――」
「――マスター、お下がりください! 起動せよ!」
レルアが前に出る。そうだ、俺は何を迷ってたんだ。こうなったら先に強制の魔術結晶を使うのは全然ありだった。ラビを治したらすぐ解呪を貰えばいい。たったそれだけの話だ。
と言っても、既にその役はレルアがやってくれた。一応後ろで待機しとくが、俺はもう必要ないだろう。
「――王命・平伏せよ!」
だが、違った。レルアの体は凄まじい力に引っ張られるようにして、地面に叩き付けられた。
「三日に一回。この制限が何を意味するか分かるか? なあ? 正統なる後継者の力が、てめーのせいで不完全だっつってんだよ!」
「――起動せよ!」
状況が変わった、待機してる場合じゃない。
だが俺は解呪の使い方を知らない。詠唱は知ってるが、それだけだ。
槍で縫い止められているだけなら加速でどうとでもなるが、今みたいに直に強制を使われるとそれを解除する術が俺にはない。
「なんだ? おい、てめーも強制かよ。まあいい、それは元々俺様の力だ。守りにしか使えねえてめーとは違うっていうのを教えてやる」
クソっ。俺が結晶に念じたのは至ってシンプルな思い、レイレスを倒すってことだけだ。だがもし倒せたとして、その後はどうなる? その時点で勝手に解除されるような使い勝手のいい術じゃないのは確実だ。
「さあ始めようぜ――我が血液よ、刃となれ!」
レイレスは深紅の刃を作り出し、構えた。とにかく今は戦うしかない。
と、すぐ近くに這って移動するシルヴァが見えた。
「シルヴァ! 大丈夫か!」
「マスター!? 僕は平気です、それよりリフィストさんが……」
シルヴァの指さす先には、半壊した壁に縫い止められたリフィスト。……黒い槍が腹を貫通してる。敵の術か?
「……ああ、童か……これを壊してくれぬか。我やシルヴァに対しての術故、童への耐性はないはずでな」
「あ、ああ――加速」
少し時間を進めてやるだけで、槍はあっさり壊れた。
リフィストはゆっくりと降りて来ると、呻き声を上げながらその場に横たわる。なぜか出血は少ないが、人間なら死んでる傷だな。
「うう……すまぬ、童。油断が招いた敗北よ。情けのうたら……」
「いい、いいからもう話すな。傷が結構ヤバいんだ」
「カ、カカ、そんな顔をするな。我は天使であるからの、この程度すぐに治せるわ」
力なく笑うリフィスト。だがその言葉に嘘はないようで、一撫でで傷はほとんど塞がっていた。
「これで良し。中身の修復にはもう少しかかるが、まあ会話する程度なら問題はない」
「――ではリフィスト殿、敵についてお聞きしても?」
「うむ、勿論だとも。奴は妙な術を使う。形は''強制''に似ておるが、それよりも複雑で強力と言ったところか。ぬしや童でも抗えるか分からぬ」
まあリフィストがやられてるわけだしな。''傲慢''の強制ですら羽衣貫通したし、今回のがそうでも驚かない。
「さっきの耐性とかいうのが関係してるのか?」
「そう、それよ。先の術は我やシルヴァに対象を限定することによって、その効果を底上げしていると見た」
「……なるほどな」
術式に制限を掛けて威力を上げるって方法があるのは知ってた。だがアルデム曰くかなり昔に失われたはずだし、類まれなる魔術の才が必要だって話だ。
「僕の無属性魔術では歯が立たなかったんです。魔力の波長に合わせて耐性を付与するのではなく、僕らの存在そのものを対象にしていると推測します」
シルヴァは真面目な顔でそう言ってのけるが、それなら人数にも制限があるはずだ。そうポンポン使えていい術じゃない。
「分かった。とりあえず強制の魔術結晶は持ってるから、いざってときは解呪を頼む」
今のうちにレルアにも渡しておく。……とは言えこれは最終手段だ。あのレルアですら使うだけでボロボロになる術だからな。前は最終的にラビがなんとかしたが、今回も同じようにいくとは限らない。
つーかラビどこだ? リフェアが先に向かったはずだが、到着の念話もない。
気付けば戦闘音も止んでる。嫌な予感がしてきたぞ。使い魔の死亡アナウンスは切ってないはずだが……
「次はてめーらか? 来るならまとめて来いってんだ。無駄に俺様の手を煩わせやがって」
「みんな!」
声の方向に走ると、その場はまさに死屍累々といった感じだった。倒れているゴーストには見覚えのある奴も多い。多分ゼーヴェ直属の部下とかだ。
肝心のゼーヴェやアイラ、そしてリフェアにラビは全員リフィストと同じように磔にされている。
そして、俺を面倒そうに眺める男。こいつが、敵か。
灰色の髪に紫色の瞳――俺を見て溜息をつくそいつは、魔王によく似ていた。
「……おい、そこの男。なんだ? その腰の剣は」
「何だっていいだろ。それともこのイカした剣が欲しいのか――」
「さっさと答えろ死にてえのか? 代わりにこいつらを殺していってもいい。手足を一本ずつ引き千切ってくってのはどうだ?」
マジでやる雰囲気だ。こいつが多分魔王の息子なんだろうが、あの落ち着きみたいなものは一切感じられない。
仕方ない、会話で相手の気を逸らしながら加速で槍を壊していこう。そこそこ集中すれば、最近は術式名の省略だってできるんだぜ。
「わ、分かった話せばいいんだろ。これは邪竜を狩って作ったんだ」
「邪竜だあ? この辺には出ねえだろ? わざわざ魔界まで足を運んだのか?」
「それが出たんだよ、すぐ近くの村にな。信じられないならそこの村人に聞いてくるといい。ほら話したぞ、これで満足か?」
もう少しだ、まずはラビから下ろす。視線が不自然にならないように魔力だけ飛ばすってのは案外キツいな。形のイメージも掴めないし、術を正しく組み立てるだけでも一苦労だ。
「……やっぱりそうかよ。てめーが俺様の儀式を邪魔したってわけだ。ああ全部納得がいった」
「な、なんだよ儀式って?」
「このレイレス・エストハルクが魔王となるための儀式だ!」
男の――レイレスの周りの素因がザワつき始めた。まずいぞ。今仕掛けられたら加速使ってる場合じゃなくなる。
っつーかこのレベルの魔力だと迷宮街の方まで被害がいきかねない。戦うにしても、できれば迷宮内でやりたいんだが。
「それに、会話中にこっそり魔術だ? マナーがなってねえよな。魔王がやることでもねえ。てめーが魔王だなんて許されねえ。いいや俺が許さねえ!」
来る。仕方ない、一発目は魔術結晶の簡易結界で威力を殺すか。果たして俺にそれができるか? そもそもそんな単純な術なのか? 相手は強制さえ当てれば勝ちだと思ってるはずだ。ならこの怒りは演技? 攻撃的な魔力の流れも全てブラフで、本命は強制か?
「報いを受けさせてやるよ――」
「――マスター、お下がりください! 起動せよ!」
レルアが前に出る。そうだ、俺は何を迷ってたんだ。こうなったら先に強制の魔術結晶を使うのは全然ありだった。ラビを治したらすぐ解呪を貰えばいい。たったそれだけの話だ。
と言っても、既にその役はレルアがやってくれた。一応後ろで待機しとくが、俺はもう必要ないだろう。
「――王命・平伏せよ!」
だが、違った。レルアの体は凄まじい力に引っ張られるようにして、地面に叩き付けられた。
「三日に一回。この制限が何を意味するか分かるか? なあ? 正統なる後継者の力が、てめーのせいで不完全だっつってんだよ!」
「――起動せよ!」
状況が変わった、待機してる場合じゃない。
だが俺は解呪の使い方を知らない。詠唱は知ってるが、それだけだ。
槍で縫い止められているだけなら加速でどうとでもなるが、今みたいに直に強制を使われるとそれを解除する術が俺にはない。
「なんだ? おい、てめーも強制かよ。まあいい、それは元々俺様の力だ。守りにしか使えねえてめーとは違うっていうのを教えてやる」
クソっ。俺が結晶に念じたのは至ってシンプルな思い、レイレスを倒すってことだけだ。だがもし倒せたとして、その後はどうなる? その時点で勝手に解除されるような使い勝手のいい術じゃないのは確実だ。
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