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第7章
193 シルヴェルド
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***前半アヤト視点、後半三人称視点です。***
今のは、今のは仲間が完全に死んだときのアナウンスだ。それに気付くまでに数秒の時間を要した。
理解が追い付かない。何が起こった? なぜ? ここは俺の迷宮だ。アナウンスの、システムのバグか?
「使い魔の一覧だ、早く!」
『使い魔一覧を表示します』
表示されたリストにアルデムの名前はない。いくら見返しても、リスト内検索を使っても見つからない。
「さあ次だ。まとめて来てくれると手間が省けていいんだけどね」
アルデムはそんな簡単に死んでいい奴じゃない。あいつは大賢者なんだぞ。
だが何度リロードを繰り返してもアルデムの名前は表示されない。念話にも返事がない。……そもそも、アルデムの魔力をもう感じない。
「何を驚いている? ここは私の結界内、既に君の迷宮内とは別の空間だ」
あの結界はアルデムが張ったはずだ……いや、その上か。つまり俺らが立っているこの場所は、俺の迷宮の最終階じゃない。
「おや、誰も入って来ないのか。ならばここを出るから少し待っていなさい」
クソ、考えてる場合じゃない。悲しんでる場合でもない。黙って破壊されるのを待ってるわけにはいかない。
「待てよ」
「ああ、君が来てくれるか。この結界は君たちの干渉を阻害しないようだ。そのまま入ってくるといい」
「いや、マスター。私とシルヴァが行こう」
そう言って俺の肩に手をかけたのはラティス。
「私はアルデム殿の言葉の意味を理解している。シルヴァも同じはずだ。……それに、師の仇は弟子が討つものだ」
「発芽は僕が担当します。先生の死を無駄にはできません」
どうやら何か策があるらしい。少なくとも、俺よりは。
「……だが、ここはもう迷宮外だ。負ければ死ぬぞ」
「それはマスターも同じだろう。まずは我々に任せたまえ。マスターが前に出るのは一番最後だ」
迷宮がなくなればどの道我々は終わりだからな、と続ける。
「先生は最初からこのつもりだったんだと思います。あの風爆は威力よりも播種の確実性に重きを置いていました」
「発芽については以前に説明を受けている。この状況もアルデム殿の予測の域を出ない話ということだ」
「先生の術は完璧でした。あとは僕たちが完成させるだけ」
止めても聞かないだろうし、止めるわけにもいかない。止めてどうするんだって話だしな。つーか、俺が前に出るってのは一番ない。俺が死ねば魔力タンクが無いようなのは全員死ぬし、他も迷宮の不死属性が消えるから幹部以外はほとんどやられるだろう。
少し冷静になれた。俺は俺にできることをやる。例えば、この外側の結界に穴を空けるとか。
「……なら、頼めるか」
「勝利を約束しよう」
教授の言う通り、アルデムの結界は二人の侵入を止めることはなかった。そこに何もないのと同じように、スムーズに中まで入っていく。
「おや、まさかシルヴァが自ら来てくれるとはね。器が残る殺し方を考えなければならないな」
「いいえ。殺されるのは貴方の方です、シルヴェルド」
「ハハ、ハハハハッ。シルヴァ、冗談はそこまでにしておきなさい。ああ、殺すというのは笑い死にさせるという意味かな、ハハハ」
いいや、やれるさあいつらなら。
向こうは任せるとして、この反衝結界とやらに俺の術は効くのかどうか。念話は――もう通じなくなってる。ラビに何か聞ければと思ったがそう上手くもいかないか。試行錯誤してみるしかない。まずは……
「――穿空!」
*
「いや、全く面白い。これほど笑えただけでもお前を作った甲斐があったな」
「……笑っていられるのも今だけですよ」
「そうかそうか。なら試してみるといい。それまで生きていられれば、ね」
|シルヴェルド__教授__#が拳を握ると、シルヴァの周りの地面が盛り上がった。それらはシルヴァの頭上に向かって伸びると、檻のようにその形を変えていく。
「――破雷」
が、それは雷の衝撃波によって完成する前に砕けた。教授は一つ溜息をつき、振り返る。視線の先にはラティス。
「私もいるというのをお忘れなきよう」
「流石はリッチ、詠唱なしで私の術を壊すか。しかし君には用がない」
「そうつれないことを言わずに。命を狙われることは相手をする理由としては十分だろう――雷刺」
波のようにうねった地面は、撃ち出された雷の棘によってその動きを止める。盛り上がり、形を作り始めていた部分も再び崩れ去った。
「……随分と悪戯が好きだね。しかし今はシルヴァの器を取り出すのに集中させてもらいたい。後でいくらでも相手をしてあげよう」
「おや、おや、何か勘違いをしているようだ。私は意見を聞いてはいない。貴様が何を思おうと、結局私を超えねばシルヴァには届かないと言っているのだ」
(私が隙を作る。シルヴァは全力で無属性魔術を。一番基本のものでいい。アルデム殿の言葉を信じろ)
ラティスの念話に頷きで返すシルヴァ。
「我儘だね、君は」
「こればかりは幾つになっても直らない。困ったものだ」
「その我儘さ故に死ぬのだから、難儀な話だ」
そんな会話の間にも、二人の間では――正確にはシルヴァに対する教授の攻撃をラティスが止める形だが――激しい魔術の攻防が行われていた。
と、ラティスの放った雷裂が教授の頬を掠った。僅かな火傷ができ、再構築によりすぐに消える。
「……よもや私を斃せるなどと思ってはいないだろうね」
「いいや思っているさ。貴様はアルデム殿との戦いでほぼ全ての力を使い果たした。だからこうして威力の低い術でシルヴァを殺そうとしているし、そもそもあれ以上の術は使えないんだろう。私の研究者の勘がそう言っている」
「そうか……そうか。仕方がない。ならば君を研究者として否定しよう。一つ断っておくが、この術では器ごと破壊しかねない。原初の、そして至天の術だ。破壊と創造の渦に飲まれて、己の無力を知るといい」
一瞬の静寂。教授は今までの術と変わらぬ様子で手を振って、ただ一言こう唱えた。
「――紡げ」
「シルヴァ!」
「――響け!」
三人を囲う結界ごと空間が歪んだ。教授の術は正しく発動し、シルヴァとラティスは為す術もなく�#��素因の海に還ると思われた。
だが、力の塊は素因に干渉せず、その場で破裂した。膝をついたのは教授の方だった。
「な、ぜ。なぜだ」
胸に大きく開いた穴から黒い液体を流し、教授は呻き声を上げる。
「まだ息があるとはな。あれほどの力を体内で爆発させたというのに」
「反射か……いや、しかし、なぜ、なぜ、再構築が発動しない? 私の五十の禁術を超えたと?」
「アルデム殿の言葉を忘れたのか。喉元に食い込んだ今なら、その刃が見えるか?」
「欠陥品の、下級術如きに、この私が? この私が負けるというのか?」
教授は胸の穴に手を当てるが、傷は塞がらず、流れる液体も止まることを知らない。
「我らがマスターは負け犬の戯言には耳を貸さない主義だ。シルヴァ、止めを」
「私の理論は完成していた! あとはお前から器を取り出すだけだったと言うのに、それを、それを――」
「さようならです、シルヴェルド」
己に向けられた手のひらを見て、教授は大声で喚き散らす。
「お前、お前ぇ! 私の所有物の分際で! 欠陥品の分際で!」
「――響け」
シルヴァの術の発動と同時に教授の体が大きく震え、断末魔の叫びと共に爆散――
――結界も消失した。
今のは、今のは仲間が完全に死んだときのアナウンスだ。それに気付くまでに数秒の時間を要した。
理解が追い付かない。何が起こった? なぜ? ここは俺の迷宮だ。アナウンスの、システムのバグか?
「使い魔の一覧だ、早く!」
『使い魔一覧を表示します』
表示されたリストにアルデムの名前はない。いくら見返しても、リスト内検索を使っても見つからない。
「さあ次だ。まとめて来てくれると手間が省けていいんだけどね」
アルデムはそんな簡単に死んでいい奴じゃない。あいつは大賢者なんだぞ。
だが何度リロードを繰り返してもアルデムの名前は表示されない。念話にも返事がない。……そもそも、アルデムの魔力をもう感じない。
「何を驚いている? ここは私の結界内、既に君の迷宮内とは別の空間だ」
あの結界はアルデムが張ったはずだ……いや、その上か。つまり俺らが立っているこの場所は、俺の迷宮の最終階じゃない。
「おや、誰も入って来ないのか。ならばここを出るから少し待っていなさい」
クソ、考えてる場合じゃない。悲しんでる場合でもない。黙って破壊されるのを待ってるわけにはいかない。
「待てよ」
「ああ、君が来てくれるか。この結界は君たちの干渉を阻害しないようだ。そのまま入ってくるといい」
「いや、マスター。私とシルヴァが行こう」
そう言って俺の肩に手をかけたのはラティス。
「私はアルデム殿の言葉の意味を理解している。シルヴァも同じはずだ。……それに、師の仇は弟子が討つものだ」
「発芽は僕が担当します。先生の死を無駄にはできません」
どうやら何か策があるらしい。少なくとも、俺よりは。
「……だが、ここはもう迷宮外だ。負ければ死ぬぞ」
「それはマスターも同じだろう。まずは我々に任せたまえ。マスターが前に出るのは一番最後だ」
迷宮がなくなればどの道我々は終わりだからな、と続ける。
「先生は最初からこのつもりだったんだと思います。あの風爆は威力よりも播種の確実性に重きを置いていました」
「発芽については以前に説明を受けている。この状況もアルデム殿の予測の域を出ない話ということだ」
「先生の術は完璧でした。あとは僕たちが完成させるだけ」
止めても聞かないだろうし、止めるわけにもいかない。止めてどうするんだって話だしな。つーか、俺が前に出るってのは一番ない。俺が死ねば魔力タンクが無いようなのは全員死ぬし、他も迷宮の不死属性が消えるから幹部以外はほとんどやられるだろう。
少し冷静になれた。俺は俺にできることをやる。例えば、この外側の結界に穴を空けるとか。
「……なら、頼めるか」
「勝利を約束しよう」
教授の言う通り、アルデムの結界は二人の侵入を止めることはなかった。そこに何もないのと同じように、スムーズに中まで入っていく。
「おや、まさかシルヴァが自ら来てくれるとはね。器が残る殺し方を考えなければならないな」
「いいえ。殺されるのは貴方の方です、シルヴェルド」
「ハハ、ハハハハッ。シルヴァ、冗談はそこまでにしておきなさい。ああ、殺すというのは笑い死にさせるという意味かな、ハハハ」
いいや、やれるさあいつらなら。
向こうは任せるとして、この反衝結界とやらに俺の術は効くのかどうか。念話は――もう通じなくなってる。ラビに何か聞ければと思ったがそう上手くもいかないか。試行錯誤してみるしかない。まずは……
「――穿空!」
*
「いや、全く面白い。これほど笑えただけでもお前を作った甲斐があったな」
「……笑っていられるのも今だけですよ」
「そうかそうか。なら試してみるといい。それまで生きていられれば、ね」
|シルヴェルド__教授__#が拳を握ると、シルヴァの周りの地面が盛り上がった。それらはシルヴァの頭上に向かって伸びると、檻のようにその形を変えていく。
「――破雷」
が、それは雷の衝撃波によって完成する前に砕けた。教授は一つ溜息をつき、振り返る。視線の先にはラティス。
「私もいるというのをお忘れなきよう」
「流石はリッチ、詠唱なしで私の術を壊すか。しかし君には用がない」
「そうつれないことを言わずに。命を狙われることは相手をする理由としては十分だろう――雷刺」
波のようにうねった地面は、撃ち出された雷の棘によってその動きを止める。盛り上がり、形を作り始めていた部分も再び崩れ去った。
「……随分と悪戯が好きだね。しかし今はシルヴァの器を取り出すのに集中させてもらいたい。後でいくらでも相手をしてあげよう」
「おや、おや、何か勘違いをしているようだ。私は意見を聞いてはいない。貴様が何を思おうと、結局私を超えねばシルヴァには届かないと言っているのだ」
(私が隙を作る。シルヴァは全力で無属性魔術を。一番基本のものでいい。アルデム殿の言葉を信じろ)
ラティスの念話に頷きで返すシルヴァ。
「我儘だね、君は」
「こればかりは幾つになっても直らない。困ったものだ」
「その我儘さ故に死ぬのだから、難儀な話だ」
そんな会話の間にも、二人の間では――正確にはシルヴァに対する教授の攻撃をラティスが止める形だが――激しい魔術の攻防が行われていた。
と、ラティスの放った雷裂が教授の頬を掠った。僅かな火傷ができ、再構築によりすぐに消える。
「……よもや私を斃せるなどと思ってはいないだろうね」
「いいや思っているさ。貴様はアルデム殿との戦いでほぼ全ての力を使い果たした。だからこうして威力の低い術でシルヴァを殺そうとしているし、そもそもあれ以上の術は使えないんだろう。私の研究者の勘がそう言っている」
「そうか……そうか。仕方がない。ならば君を研究者として否定しよう。一つ断っておくが、この術では器ごと破壊しかねない。原初の、そして至天の術だ。破壊と創造の渦に飲まれて、己の無力を知るといい」
一瞬の静寂。教授は今までの術と変わらぬ様子で手を振って、ただ一言こう唱えた。
「――紡げ」
「シルヴァ!」
「――響け!」
三人を囲う結界ごと空間が歪んだ。教授の術は正しく発動し、シルヴァとラティスは為す術もなく�#��素因の海に還ると思われた。
だが、力の塊は素因に干渉せず、その場で破裂した。膝をついたのは教授の方だった。
「な、ぜ。なぜだ」
胸に大きく開いた穴から黒い液体を流し、教授は呻き声を上げる。
「まだ息があるとはな。あれほどの力を体内で爆発させたというのに」
「反射か……いや、しかし、なぜ、なぜ、再構築が発動しない? 私の五十の禁術を超えたと?」
「アルデム殿の言葉を忘れたのか。喉元に食い込んだ今なら、その刃が見えるか?」
「欠陥品の、下級術如きに、この私が? この私が負けるというのか?」
教授は胸の穴に手を当てるが、傷は塞がらず、流れる液体も止まることを知らない。
「我らがマスターは負け犬の戯言には耳を貸さない主義だ。シルヴァ、止めを」
「私の理論は完成していた! あとはお前から器を取り出すだけだったと言うのに、それを、それを――」
「さようならです、シルヴェルド」
己に向けられた手のひらを見て、教授は大声で喚き散らす。
「お前、お前ぇ! 私の所有物の分際で! 欠陥品の分際で!」
「――響け」
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