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第5章
129 会食
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「そうだ、中庭の方も見て回るかい? 中々落ち着ける、いい感じの場所があるんだ……ああ、もうすぐ会食の時間かな?」
確かにそろそろ昼時だな。戻って色々準備した方がいいかもしれん。
王様には前に一回会ったが、あの面接みたいな独特の雰囲気は苦手だ。
「うん、直に刻十二だね。会食場所はここから少し歩くし、もう移動しよう」
「おう」
「……そうだ。後ろの二人は、別室での待機になるかもしれない。国の法律で、重要な会談には魔物を同席させられないんだ」
見た目人間だしギリギリセーフな気もする。いや、魔物とわかった以上はそうせざるを得ないって感じか。
「まあ、いいけどよ」
「本当に申し訳ない。そして、客人殿の寛大な心に感謝するよ。種族差別は随分前にほぼなくなったけど、魔物と魔族は未だに駄目でね」
「なんでだ? やっぱ魔物は悪なのか?」
「……そうだね。それもあるけど、そう単純な話でもない。知性を有する個体が少ない上に、そのほとんどが魔界に住んでいるっていうのが理由の一つだ。獣人族や半人族が受け入れられたのは、個体数の多さとその友好的な態度による部分が大きい」
魔界は魔王が治めてるとかいう話だし、敵国の民みたいな扱いなんだろうな。ゴーストも数こそ多いが、言葉を喋れるようなのは野生じゃレア中のレアらしいし。友好的な個体なんて更に珍しいんだろうし、余計な危険を冒さないためにも確認前に討伐してそう。
(……マスター)
(おおアイラ。どうした?)
(……万が一何かあったら、すぐに念話を送って。……城内の地図は大体頭に入ったから)
とんでもねえ記憶力だな。暗記系得意なタイプか。
(了解。ただ俺に何かあったら、多分そっちも危ない。聖騎士とかには気をつけてくれ)
(……わかった)
「到着! 王はまだ来ていないみたいだね。そこの椅子にかけて、少し待っててよ。二人は隣の部屋まで来てくれるかな」
縦長の机に、椅子が二つだけ置いてある広い部屋に通される。
カインとアイラは隣か。最悪何かあってもすぐ合流できるな。
ラルザと二人が去ったあと、少しして王様と数人の騎士が部屋に入ってきた。
「おや、先に着いていたか。ようこそシレンシア王城へ。我がこの国の王、ヴィクターム・ド・シレンシアである」
「は、はじめまして! 迷宮の運営してる、アヤト・ミズシマです」
言ってから思ったが、はじめましてじゃないな。まあ向こうからしたらそうだし問題ないか。
「話には聞いておったが、本当に管理者自ら来たとは。わざわざご苦労であった」
「い、いえいえ。魔術で飛んできて時間はかからなかったんで。あ、これお土産で……迷宮街で流行ってる料理です」
「ほう?」
王様が右手を上げると、どこからか細身の少女が連れてこられた。
「失礼、毒見を」
なるほど毒味役ってわけか。ルドゥード屋のおっさんが言ってた通りだ。
「どちらも、毒はないようです」
「良かろう。下がれ」
「はい」
まあ当然何も起こらんわな。ルドゥードのおっさんも元気だったし、なんなら探索者が普段食ってるのと全く同じやつだ。
「……ふむ。珍しい味だ。それに温かい」
「ああ、それは時空魔術を使ってるんです。出来立ての状態で時空間を凍結したんで、容器を開けるまでは冷めないんですよ」
「ほう、ではあの不可思議な転送装置もそれか」
多分転移門のことだな。ラルザが報告したんだろ。
「そうです。何かと便利なんですよ」
「中々に貴重な魔術を持っておるな。宮廷筆頭魔術士に欲しいほどだ」
「身に余るお言葉です」
冗談じゃねえ。時空魔術が珍しいのは分かるが、俺は迷宮造りで忙しいんだ。そのナントカになってる暇はない。
「何、君さえ良ければ本当にそうすることもできるが……?」
「い、いえいえ。俺じゃ力不足ですよ。それに、迷宮の方も何かと忙しいんで」
「そうか、残念だ」
と、部屋に豪華な料理を持った人たちが入ってきた。流石王様、いいもん食ってんな。
どうやら俺の分もあるらしい。テーブルマナーとか不安しかない。
「こちら、城で用意した昼食となります。ご希望であれば、お望みの騎士が毒見を致しますが……?」
「ああ、別に大丈夫です。冷めないうちに味わいたいんで」
「我が城の調理師が腕によりをかけて作った料理だ。是非味わってくれたまえ」
勿論冷めないうちに食べたいのは本心だが、そもそも俺は天の羽衣で大抵の毒を無効化できるしな。俺が無効化できないような猛毒なら多分皿が溶けてる。
料理は、半透明の餡みたいなものがかかった白身魚的な何かだった。
軽く揚げ焼きっぽくしてあるらしく、カリッとした食感がいい感じだ。味の方は……正直、よく分からん。上品すぎる。うっすら香辛料みたいな香りがするが、味は少し甘めになってるな。あとかすかに海鮮っぽい出汁の風味。
餡の中に入ってた野菜の方は割としっかり味がついてて、魚と一緒に食べると美味しかった。こういう食べ方が一般的な料理なのかもしれない。
とりあえず、カトラリーが向こうと似てて助かった。ルドゥード屋でフォークっぽいのは使ったが、他は何があるか全く知らなかったからな。
「――先程、君は迷宮が忙しいと言ったな。どうだ、宮廷筆頭術士とならずとも、迷宮の管理権を我々に譲る気はないか?」
料理を半分くらい食べ終わった頃、王様が口を開いた。
遂にきたかその話。さあ弱ったぞ。なんたってあの土地は国のものらしいからな。
「いや……ちょっとそれは……厳しいっすね……」
「そうか。いや、それならば構わぬ」
あれ? あっさり引き下がるなんて意外だ。もっと色々言われると思ったんだが。
「勿論土地代くらいは納めてもらうが、基本的な管理は君たちに任せようではないか。城内には君を投獄し、迷宮を奪うように言う者も少なくないが……無駄に人族同士で争っている場合ではないからな」
いきなり投獄されなくて良かった。まあ実は俺、人族じゃないっぽいけどな。騙してるようで悪いが、街の運営もみんなゴーストだし。
「何よりもまず魔王を殺さないとですもんね。俺も可能な限り支援させてもらいます。武器とか結構いいの出るんで」
「それは助かる。勇者が討伐に失敗すれば、次はいよいよ全面戦争となるからな。武器も絶対に不足する」
戦争か。あまりそういうのに巻き込まれたくはなかったが、シレンシア領内に迷宮を構えちまった以上仕方がない。
「それにしても、この揚げ物は癖になるな。一体何を揚げてあるのだ?」
「ああ、これは――」
「王よ、大変です!」
部屋の扉が乱暴に開けられたと思うと、一人の騎士が息を切らして駆け込んできた。
どうした敵襲か? 俺は戦力にならんぞ。
「なんだ、騒々しい。会談中であるぞ」
「王よ、緊急事態です、どうか落ち着いて聞いてください、そして今すぐお食事をおやめください!」
「我に指図するか。……まあ良かろう。貴様こそ落ち着くが良い。そして何があった?」
何やらめちゃくちゃ焦ってるな。事情は知らないが騎士の顔は真っ青だし、俺までなんか不安になってくる。
騎士は一度深呼吸すると、震える体を押さえつけるようにして、口を開いた。
「……先ほどの少女――毒味役の少女が、死亡しました」
確かにそろそろ昼時だな。戻って色々準備した方がいいかもしれん。
王様には前に一回会ったが、あの面接みたいな独特の雰囲気は苦手だ。
「うん、直に刻十二だね。会食場所はここから少し歩くし、もう移動しよう」
「おう」
「……そうだ。後ろの二人は、別室での待機になるかもしれない。国の法律で、重要な会談には魔物を同席させられないんだ」
見た目人間だしギリギリセーフな気もする。いや、魔物とわかった以上はそうせざるを得ないって感じか。
「まあ、いいけどよ」
「本当に申し訳ない。そして、客人殿の寛大な心に感謝するよ。種族差別は随分前にほぼなくなったけど、魔物と魔族は未だに駄目でね」
「なんでだ? やっぱ魔物は悪なのか?」
「……そうだね。それもあるけど、そう単純な話でもない。知性を有する個体が少ない上に、そのほとんどが魔界に住んでいるっていうのが理由の一つだ。獣人族や半人族が受け入れられたのは、個体数の多さとその友好的な態度による部分が大きい」
魔界は魔王が治めてるとかいう話だし、敵国の民みたいな扱いなんだろうな。ゴーストも数こそ多いが、言葉を喋れるようなのは野生じゃレア中のレアらしいし。友好的な個体なんて更に珍しいんだろうし、余計な危険を冒さないためにも確認前に討伐してそう。
(……マスター)
(おおアイラ。どうした?)
(……万が一何かあったら、すぐに念話を送って。……城内の地図は大体頭に入ったから)
とんでもねえ記憶力だな。暗記系得意なタイプか。
(了解。ただ俺に何かあったら、多分そっちも危ない。聖騎士とかには気をつけてくれ)
(……わかった)
「到着! 王はまだ来ていないみたいだね。そこの椅子にかけて、少し待っててよ。二人は隣の部屋まで来てくれるかな」
縦長の机に、椅子が二つだけ置いてある広い部屋に通される。
カインとアイラは隣か。最悪何かあってもすぐ合流できるな。
ラルザと二人が去ったあと、少しして王様と数人の騎士が部屋に入ってきた。
「おや、先に着いていたか。ようこそシレンシア王城へ。我がこの国の王、ヴィクターム・ド・シレンシアである」
「は、はじめまして! 迷宮の運営してる、アヤト・ミズシマです」
言ってから思ったが、はじめましてじゃないな。まあ向こうからしたらそうだし問題ないか。
「話には聞いておったが、本当に管理者自ら来たとは。わざわざご苦労であった」
「い、いえいえ。魔術で飛んできて時間はかからなかったんで。あ、これお土産で……迷宮街で流行ってる料理です」
「ほう?」
王様が右手を上げると、どこからか細身の少女が連れてこられた。
「失礼、毒見を」
なるほど毒味役ってわけか。ルドゥード屋のおっさんが言ってた通りだ。
「どちらも、毒はないようです」
「良かろう。下がれ」
「はい」
まあ当然何も起こらんわな。ルドゥードのおっさんも元気だったし、なんなら探索者が普段食ってるのと全く同じやつだ。
「……ふむ。珍しい味だ。それに温かい」
「ああ、それは時空魔術を使ってるんです。出来立ての状態で時空間を凍結したんで、容器を開けるまでは冷めないんですよ」
「ほう、ではあの不可思議な転送装置もそれか」
多分転移門のことだな。ラルザが報告したんだろ。
「そうです。何かと便利なんですよ」
「中々に貴重な魔術を持っておるな。宮廷筆頭魔術士に欲しいほどだ」
「身に余るお言葉です」
冗談じゃねえ。時空魔術が珍しいのは分かるが、俺は迷宮造りで忙しいんだ。そのナントカになってる暇はない。
「何、君さえ良ければ本当にそうすることもできるが……?」
「い、いえいえ。俺じゃ力不足ですよ。それに、迷宮の方も何かと忙しいんで」
「そうか、残念だ」
と、部屋に豪華な料理を持った人たちが入ってきた。流石王様、いいもん食ってんな。
どうやら俺の分もあるらしい。テーブルマナーとか不安しかない。
「こちら、城で用意した昼食となります。ご希望であれば、お望みの騎士が毒見を致しますが……?」
「ああ、別に大丈夫です。冷めないうちに味わいたいんで」
「我が城の調理師が腕によりをかけて作った料理だ。是非味わってくれたまえ」
勿論冷めないうちに食べたいのは本心だが、そもそも俺は天の羽衣で大抵の毒を無効化できるしな。俺が無効化できないような猛毒なら多分皿が溶けてる。
料理は、半透明の餡みたいなものがかかった白身魚的な何かだった。
軽く揚げ焼きっぽくしてあるらしく、カリッとした食感がいい感じだ。味の方は……正直、よく分からん。上品すぎる。うっすら香辛料みたいな香りがするが、味は少し甘めになってるな。あとかすかに海鮮っぽい出汁の風味。
餡の中に入ってた野菜の方は割としっかり味がついてて、魚と一緒に食べると美味しかった。こういう食べ方が一般的な料理なのかもしれない。
とりあえず、カトラリーが向こうと似てて助かった。ルドゥード屋でフォークっぽいのは使ったが、他は何があるか全く知らなかったからな。
「――先程、君は迷宮が忙しいと言ったな。どうだ、宮廷筆頭術士とならずとも、迷宮の管理権を我々に譲る気はないか?」
料理を半分くらい食べ終わった頃、王様が口を開いた。
遂にきたかその話。さあ弱ったぞ。なんたってあの土地は国のものらしいからな。
「いや……ちょっとそれは……厳しいっすね……」
「そうか。いや、それならば構わぬ」
あれ? あっさり引き下がるなんて意外だ。もっと色々言われると思ったんだが。
「勿論土地代くらいは納めてもらうが、基本的な管理は君たちに任せようではないか。城内には君を投獄し、迷宮を奪うように言う者も少なくないが……無駄に人族同士で争っている場合ではないからな」
いきなり投獄されなくて良かった。まあ実は俺、人族じゃないっぽいけどな。騙してるようで悪いが、街の運営もみんなゴーストだし。
「何よりもまず魔王を殺さないとですもんね。俺も可能な限り支援させてもらいます。武器とか結構いいの出るんで」
「それは助かる。勇者が討伐に失敗すれば、次はいよいよ全面戦争となるからな。武器も絶対に不足する」
戦争か。あまりそういうのに巻き込まれたくはなかったが、シレンシア領内に迷宮を構えちまった以上仕方がない。
「それにしても、この揚げ物は癖になるな。一体何を揚げてあるのだ?」
「ああ、これは――」
「王よ、大変です!」
部屋の扉が乱暴に開けられたと思うと、一人の騎士が息を切らして駆け込んできた。
どうした敵襲か? 俺は戦力にならんぞ。
「なんだ、騒々しい。会談中であるぞ」
「王よ、緊急事態です、どうか落ち着いて聞いてください、そして今すぐお食事をおやめください!」
「我に指図するか。……まあ良かろう。貴様こそ落ち着くが良い。そして何があった?」
何やらめちゃくちゃ焦ってるな。事情は知らないが騎士の顔は真っ青だし、俺までなんか不安になってくる。
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