120 / 252
第4章
118 助っ人
しおりを挟む
「……醜い姿だな」
「親父……!」
「大罪の体を借りたばかりか、それすら失って魔術で補ったか。堕ちても尚ひ弱な貴様には、最早哀れみすら覚える」
いきなり煽っていく。だがそいつは大罪・憤怒の契約者だぜ。あんま怒らせるのはまずいんじゃないか……?
「堕ちただって? それは親父の方だろ? 俺は家族を殺した相手に尽くすほど堕ちてない」
「我が王を侮辱するか! ……これ以上の問答は無用だ。貴様の下らぬ復讐心を、その罪ごと滅してくれよう」
「やれるもんなら!」
レイが刀を抜いて駆け出す。相変わらずの速度だ。
対するゼーヴェはまだ動かない。剣すら抜かない。
「舐めるな――」
「――惣闇の泥中に眠れ」
刀がゼーヴェに届くことはなかった。レイは周囲に現れた黒い霧に押し潰されるようにして、地に膝をつく。
「羽虫を落とすのに大層な仕掛けは必要ない。貴様は私の術を幾つ知っている? 碌に知らないだろう。知っていた上でその行動ならば、上層のゴーストにも勝てまい」
ゼーヴェが静かに剣を抜いた。邪竜剣よりももっと細身でシンプルな形状。吸い込まれるような、それでいてどこか艶めかしく輝く黒剣。
「よもや、私が油断しているとでも思っていたのか?」
ゼーヴェが剣をレイの首筋に這わせた。これはチェック・メイトだろ。意外にあっさり勝てちゃったりする?
「禁忌に手を染めてこの程度か。愚者には似合いの最期だ」
「く……」
レイ死んだな、と思った瞬間。
「――うおおおおお!!」
「っ!?」
凄い速さで何か――誰かがゼーヴェに突っ込んだ。
流石のゼーヴェもこれには驚いたようで、衝撃は綺麗に殺したものの、その目の動揺までは隠しきれていない。
「間に合った!」
「アレン!? 生きていたのか――だがダメだ、今は逃げろ! お前だけで戦っても勝ち目はない!」
「ああそんなことはわかってる。だがよレイ、お前がその霧を抜け出す時間くらいは稼げるはずだぜ」
アレンか! 確かに死んだのは確認しなかったが、運良くどこかに引っかかってたのか?
「誰だ貴様は――」
「銀狼双斬!」
言葉が終わる前にアレンが斬り込む。ゼーヴェのテンポが崩れたな。まあ乱入者ってのは予想外すぎた。
「邪魔だ……!」
「おらぁ!」
さっきからかなり強引な斬り込みだが、双剣で手数が多いのもあってゼーヴェは防戦一方になってる。
素因の動きを見るに、ゼーヴェは無詠唱の魔術を挟もうとしてるみたいだが……中々に難しいらしい。
「――銀狼、双斬!」
「――はっ!」
少しの剣戟の後、遂に剣が片方弾かれた。尚も果敢に攻め続けるアレンだが、ここでゼーヴェも反撃に出る。
「――闇鎖!」
「ぐぁっ!」
ゼーヴェの手から漆黒の鎖が数本伸びる。アレンの足首を貫いて絡みついたそれは、胴、首へと向かって体を完全に拘束――動きを封じた。
「終わりだ! 眠っていろ――繋檻!」
「ぐ――ぬ――」
アレンは抵抗むなしく、鎖と同じ漆黒の繭に飲み込まれた。まあ健闘した方だと思うぜ。慣れない双剣でそこまでやれれば十分だろ。
「とんだ邪魔が入ったものだ――次は貴様だ」
「――炎よ!」
レイに斬りかかったゼーヴェが咄嗟に飛び退く。どうやらその判断は正解だったらしい。あのまま強引に首を落としにいってたら、今頃ゼーヴェの下半身は消し炭になってる。
「……少しは考える頭が残っていたようだな」
だがレイに余裕がなさそうなのは変わらない。結局霧の中からは出られていないし、左肩から先の結晶部分の光も弱くなってきてる。この分だと魔力も厳しくなってきてるんじゃないだろうか。
「――っく、そ」
思ったより疲弊してるな。ずっと霧と格闘してたのもあるだろうが、もしかすると黒い霧自体にそういう効果があるのかもしれない。
「――ラステラ! 俺は解呪も浄化も使えない! 代わってくれ!」
「敵の前で大声で会話とはな。或いは、それも作戦の内か……」
じりじりと距離を詰めるゼーヴェ。多分そのままいけば勝てる。それカインと戦ってるときもやってたが、多分普通に打ち合わせだ。大罪と契約者の間で念話は使えないらしい。
「この戦いだけは絶対に負けられない! 例えこのあとあいつが来ても手伝わなくていい! ああその通りだ、別に俺自身の手で勝つ必要はない――頼む――」
「――やれやれ、全く仕方のないやつなんですケド」
「! 成程……」
表情が変わった。入れ替わったな。
余裕そうなその表情。本来の顔って感じだ。この姿で常に必死な感じなの、なんか違和感あったんだよ。
さて、こっからはガチで大罪相手ってわけだ。
「――我、其の魔術の解呪を望む!」
黒い霧が晴れていく。レイは……いや、もうレイ要素残ってないか。ラステラは、結晶化した腕を軽く動かして溜息をつく。
「こんなに体ボロボロにして……信じらんないんですケド」
「我が息子を誑かし、その肉体を貸した貴様が悪い。この売女が」
「ちょ、ちょっと! 傷付くんですケド!? それに、売女っていうならアンタのとこの……」
(マスターさん?)
(? おうラビか。どうした?)
(いえ、大したことではないのだけれど……憤怒ちゃんの発言によっては、私もゼーヴェさんに加勢するわ。させて頂戴ね?)
(あ、ああ……)
なんとも言えない圧を感じた。ゼーヴェには悪いが、場合によっては大罪対大罪だ。
「……なんでもないんですケド……。何よ、地獄耳ってワケ? なら言っておくんですケド。色欲、私はアンタと戦う気はないんですケド!」
(ええ、ええ。わかっているわ。憤怒ちゃんは私に勝てないもの。でも、念の為待機しておくわね)
(そ、そうか……)
怖い怖い。圧が怖い。俺知ーらね! やっぱ大罪怖ええわ。
「誰と喋っているのだか。とにかく、大罪は生前でも相手にしたことはない。心してかからねばな――」
「はあ? ただのレイスとか相手にならないんですケド。さっさと片付けてマスターとかいうの殺すんですケド?」
「――ゼーヴェ・アーゲンデルト、参る」
「親父……!」
「大罪の体を借りたばかりか、それすら失って魔術で補ったか。堕ちても尚ひ弱な貴様には、最早哀れみすら覚える」
いきなり煽っていく。だがそいつは大罪・憤怒の契約者だぜ。あんま怒らせるのはまずいんじゃないか……?
「堕ちただって? それは親父の方だろ? 俺は家族を殺した相手に尽くすほど堕ちてない」
「我が王を侮辱するか! ……これ以上の問答は無用だ。貴様の下らぬ復讐心を、その罪ごと滅してくれよう」
「やれるもんなら!」
レイが刀を抜いて駆け出す。相変わらずの速度だ。
対するゼーヴェはまだ動かない。剣すら抜かない。
「舐めるな――」
「――惣闇の泥中に眠れ」
刀がゼーヴェに届くことはなかった。レイは周囲に現れた黒い霧に押し潰されるようにして、地に膝をつく。
「羽虫を落とすのに大層な仕掛けは必要ない。貴様は私の術を幾つ知っている? 碌に知らないだろう。知っていた上でその行動ならば、上層のゴーストにも勝てまい」
ゼーヴェが静かに剣を抜いた。邪竜剣よりももっと細身でシンプルな形状。吸い込まれるような、それでいてどこか艶めかしく輝く黒剣。
「よもや、私が油断しているとでも思っていたのか?」
ゼーヴェが剣をレイの首筋に這わせた。これはチェック・メイトだろ。意外にあっさり勝てちゃったりする?
「禁忌に手を染めてこの程度か。愚者には似合いの最期だ」
「く……」
レイ死んだな、と思った瞬間。
「――うおおおおお!!」
「っ!?」
凄い速さで何か――誰かがゼーヴェに突っ込んだ。
流石のゼーヴェもこれには驚いたようで、衝撃は綺麗に殺したものの、その目の動揺までは隠しきれていない。
「間に合った!」
「アレン!? 生きていたのか――だがダメだ、今は逃げろ! お前だけで戦っても勝ち目はない!」
「ああそんなことはわかってる。だがよレイ、お前がその霧を抜け出す時間くらいは稼げるはずだぜ」
アレンか! 確かに死んだのは確認しなかったが、運良くどこかに引っかかってたのか?
「誰だ貴様は――」
「銀狼双斬!」
言葉が終わる前にアレンが斬り込む。ゼーヴェのテンポが崩れたな。まあ乱入者ってのは予想外すぎた。
「邪魔だ……!」
「おらぁ!」
さっきからかなり強引な斬り込みだが、双剣で手数が多いのもあってゼーヴェは防戦一方になってる。
素因の動きを見るに、ゼーヴェは無詠唱の魔術を挟もうとしてるみたいだが……中々に難しいらしい。
「――銀狼、双斬!」
「――はっ!」
少しの剣戟の後、遂に剣が片方弾かれた。尚も果敢に攻め続けるアレンだが、ここでゼーヴェも反撃に出る。
「――闇鎖!」
「ぐぁっ!」
ゼーヴェの手から漆黒の鎖が数本伸びる。アレンの足首を貫いて絡みついたそれは、胴、首へと向かって体を完全に拘束――動きを封じた。
「終わりだ! 眠っていろ――繋檻!」
「ぐ――ぬ――」
アレンは抵抗むなしく、鎖と同じ漆黒の繭に飲み込まれた。まあ健闘した方だと思うぜ。慣れない双剣でそこまでやれれば十分だろ。
「とんだ邪魔が入ったものだ――次は貴様だ」
「――炎よ!」
レイに斬りかかったゼーヴェが咄嗟に飛び退く。どうやらその判断は正解だったらしい。あのまま強引に首を落としにいってたら、今頃ゼーヴェの下半身は消し炭になってる。
「……少しは考える頭が残っていたようだな」
だがレイに余裕がなさそうなのは変わらない。結局霧の中からは出られていないし、左肩から先の結晶部分の光も弱くなってきてる。この分だと魔力も厳しくなってきてるんじゃないだろうか。
「――っく、そ」
思ったより疲弊してるな。ずっと霧と格闘してたのもあるだろうが、もしかすると黒い霧自体にそういう効果があるのかもしれない。
「――ラステラ! 俺は解呪も浄化も使えない! 代わってくれ!」
「敵の前で大声で会話とはな。或いは、それも作戦の内か……」
じりじりと距離を詰めるゼーヴェ。多分そのままいけば勝てる。それカインと戦ってるときもやってたが、多分普通に打ち合わせだ。大罪と契約者の間で念話は使えないらしい。
「この戦いだけは絶対に負けられない! 例えこのあとあいつが来ても手伝わなくていい! ああその通りだ、別に俺自身の手で勝つ必要はない――頼む――」
「――やれやれ、全く仕方のないやつなんですケド」
「! 成程……」
表情が変わった。入れ替わったな。
余裕そうなその表情。本来の顔って感じだ。この姿で常に必死な感じなの、なんか違和感あったんだよ。
さて、こっからはガチで大罪相手ってわけだ。
「――我、其の魔術の解呪を望む!」
黒い霧が晴れていく。レイは……いや、もうレイ要素残ってないか。ラステラは、結晶化した腕を軽く動かして溜息をつく。
「こんなに体ボロボロにして……信じらんないんですケド」
「我が息子を誑かし、その肉体を貸した貴様が悪い。この売女が」
「ちょ、ちょっと! 傷付くんですケド!? それに、売女っていうならアンタのとこの……」
(マスターさん?)
(? おうラビか。どうした?)
(いえ、大したことではないのだけれど……憤怒ちゃんの発言によっては、私もゼーヴェさんに加勢するわ。させて頂戴ね?)
(あ、ああ……)
なんとも言えない圧を感じた。ゼーヴェには悪いが、場合によっては大罪対大罪だ。
「……なんでもないんですケド……。何よ、地獄耳ってワケ? なら言っておくんですケド。色欲、私はアンタと戦う気はないんですケド!」
(ええ、ええ。わかっているわ。憤怒ちゃんは私に勝てないもの。でも、念の為待機しておくわね)
(そ、そうか……)
怖い怖い。圧が怖い。俺知ーらね! やっぱ大罪怖ええわ。
「誰と喋っているのだか。とにかく、大罪は生前でも相手にしたことはない。心してかからねばな――」
「はあ? ただのレイスとか相手にならないんですケド。さっさと片付けてマスターとかいうの殺すんですケド?」
「――ゼーヴェ・アーゲンデルト、参る」
0
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界転移で無双したいっ!
朝食ダンゴ
ファンタジー
交通事故で命を落とした高校生・伊勢海人は、気が付くと一面が灰色の世界に立っていた。
目の前には絶世の美少女の女神。
異世界転生のテンプレ展開を喜ぶカイトであったが、転生時の特典・チートについて尋ねるカイトに対して、女神は「そんなものはない」と冷たく言い放つのだった。
気が付くと、人間と兵士と魔獣が入り乱れ、矢と魔法が飛び交う戦場のど真ん中にいた。
呆然と立ち尽くすカイトだったが、ひどい息苦しさを覚えてその場に倒れこんでしまう。
チート能力が無いのみならず、異世界の魔力の根源である「マナ」への耐性が全く持たないことから、空気すらカイトにとっては猛毒だったのだ。
かろうじて人間軍に助けられ、「マナ」を中和してくれる「耐魔のタリスマン」を渡されるカイトであったが、その素性の怪しさから投獄されてしまう。
当初は楽観的なカイトであったが、現実を知るにつれて徐々に絶望に染まっていくのだった。
果たしてカイトはこの世界を生き延び、そして何かを成し遂げることができるのだろうか。
異世界チート無双へのアンチテーゼ。
異世界に甘えるな。
自己を変革せよ。
チートなし。テンプレなし。
異世界転移の常識を覆す問題作。
――この世界で生きる意味を、手に入れることができるか。
※この作品は「ノベルアップ+」で先行配信しています。
※あらすじは「かぴばーれ!」さまのレビューから拝借いたしました。
ひだまりを求めて
空野セピ
ファンタジー
惑星「フォルン」
星の誕生と共に精霊が宿り、精霊が世界を創り上げたと言い伝えられている。
精霊達は、世界中の万物に宿り、人間を見守っていると言われている。
しかし、その人間達が長年争い、精霊達は傷付いていき、世界は天変地異と異常気象に包まれていく──。
平凡で長閑な村でいつも通りの生活をするマッドとティミー。
ある日、謎の男「レン」により村が襲撃され、村は甚大な被害が出てしまう。
その男は、ティミーの持つ「あるもの」を狙っていた。
このままだと再びレンが村を襲ってくると考えたマッドとティミーは、レンを追う為に旅に出る決意をする。
世界が天変地異によって、崩壊していく事を知らずに───。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる