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第4章
108 リッチ
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「――! ……っ!」
マミーによる強烈な一撃がレイの鳩尾に入った。寝てる相手に容赦ないな。清々しいまでに綺麗な腹パンが連続で打ち込まれる。
そういやこっちの世界にもミイラって存在するのか? さっきのウィスプみたいな魂の概念は? まぁ妙な魔物なんてわんさかいるんだろうが、こいつらもその括りに入れられちまうんだろうか。
「レイ! 無事か! なあ!」
流石に銀狼斬りでぶっ壊せるほど脆い壁じゃないぞ。レイが心配なのはわかるが、君らも先に進んだ方がいい。そこにいると壁を背に前方左右から来る敵を相手にすることになる。
「――炎よ!!」
「ガァ……」
マミーの体が炎に包まれる。数秒後には死んだようで、その姿は空気に溶けるように消えていった。
「俺は、平気だ。出口で合流しよう」
「お、おい!? 本当に大丈夫か?」
「勿論だ……」
大丈夫なわけないだろ血吐いてたし。
「くそっ、合流地点で待ってる」
「は、冗談言うな。あまり俺を待たせるなよ」
アレンとアリシアは前方から来るグールとの戦闘に入った。こいつは人を生きたまま食うって話だ。上で復活できるとは言っても、そんな死に方したらPTSDになりそうだな。
レイの方は……またマミーだ。だが、どうやら不意打ちじゃなければ互角以上に戦えるらしい。
「らぁっ!」
レイがマミーの体に刀を突き刺すと、その部分を中心に炎が広がった。
「――炎よ!」
左手からの熱線で後方の個体を燃やし尽くす。そこから逆方向に刀を振って更にもう一体殺した。
流れるような太刀捌きで残りも次々に葬っていく。ソロの方が戦いやすそうに見えるな。てか普通に強くね?
ゼーヴェの息子だしある程度の実力はあると踏んでたが、これはちょっと思った以上だ。大罪なしでもカイン以上な気がするし、俺じゃ時空魔術使ってもキツそう。
「次から次へと……」
まあほら、仲間みたいなもんだしな。アンデッド諸君もテンション上がってんだろ。
が、数で押し切るのは無理だな。スケルトンは炎よ一発で砕け散るし、ゴースト対面も練度が違いすぎて話にならない。可能性がありそうなのはグールやらマミーやら以上だが、そのレベルにもなると今度は数が少ない。
「っく、ごほっ」
おっと今更殴られた腹が痛み始めたか? というよりこの吐血は――
「はぁ、げほっ……毒か……!」
多分そうだ。今さっき軽く噛まれたとこか、はたまた引っ掻かれた傷からか。
毒のダメージは結構デカいようで、レイの動きは目に見えて鈍くなった。
「だから……俺は……こんな所で……!」
おっまた変身/カフカか? そう何度も短期間にフルバーストされてたまるか。林檎投げるぞ。
凄まじい熱気に空間が歪んで見える――が、前回ほどじゃないな。温度自体は精々サウナより少し高いくらいか。
が、アンデッド共は怯んでいる。いけいけ今だ! 今殴れば勝てる!
……と、俺の願いが通じたのか、一体のグールが果敢に飛びかかっていった。いや食欲……噛欲? に負けただけかもしれないが。
「う……あ……うあああああ!!」
しかし半狂化モードのレイにぶった切られて絶命。高温だからか切れ味がヤバい。豆腐でも切ってるみたいな勢いで上半身が飛んだ。
「俺は……渡さない!」
……おお? 急に熱が収まった。素因が落ち着いてる。
レイは……髪が右半分だけ赤色に変わってるみたいだ。長さはそのまま。目の色も右だけ赤になってるな。
「――炎よ、我が腕に宿りて其の全てを刃と成せ!」
刀と右腕が融合した。いや……正確には分かれてるようだが、腕も刀と同じ素材になってる。結晶でコーティングされてる感じだ。少し動かす度にキラキラして綺麗。
「っあ! ――炎よ!」
詠唱中に群がってきてた奴らを吹き飛ばし、炎よで一掃。が、重要なのはそこじゃない。確実に速度もパワーも上がってる。強化系の魔術なのか?
「ガ――」
「らぁっ!」
気合いで刀、というか手首あたりに噛み付いたグールを顎の上から切り飛ばす。
と、同時に飛んだ斬撃で壁がちょっと切――溶けた。融解と似たような溶け方だ。斬撃前に詠唱した様子はなかったが、まさか強化時デフォでこの威力ってことか。
ただ負担もかなりデカそうだぞ、口元から血ダラダラ流れてるし。これなら壁全部溶かされることはないだろうな。
「どけ――炎よ!」
行き止まりにぶち当たったと思ったら、振り返って特大の熱線。かなりの数をまとめて溶かし尽くした。もっと高めて果てなく心の奥まで。
ちょっと残ってる奴らも瀕死だ。上手いことやられたな。強化されてるから或いは魔術自体も、とは思ったがここまでとは。
結晶の腕が光ってたのを見るに、あれを通して魔術を使ってるとかなのか? 大罪の魔力を引き出す道になってるってのもありそうだな。
こういうのはどんどん結晶化が進んでくのがお約束だが、レイの場合はむしろ剥がれ落ちていってるっぽい。トリガーは時間経過と力の行使ってとこか。
「ごほっ、かはっ」
その場の魔物を全滅、少しして再びの吐血のあと、レイは壁に手をついて足を引き摺り始めた。お前まで瀕死になってどうする。あとそのまま進むと誘引踏むぞ。
あ、踏んだ。
「――!」
既に結晶はほとんど残ってない。ここで誘引は……まあ今みたいな方法なら片付くだろうが、もうあのレベルのは撃てないだろ。
「なんだ……?」
集まってきていた魔物たちが、全員動きを止めて頭を垂れた。これは知らない。そんな殺し放題ボーナス罠みたいなのじゃないはずだぞ。お前ら、相手が瀕死だからって手加減しなくていいからな。
…………ん?
「おや、おや、おや、警報に叩き起されて来てみれば……赤子が刃物を握っている」
奥から黒ローブを羽織ったリッチが歩いてきた。中性的な声だ。これアレか、この前アルデムが報告してくれた喋る個体だな。魔術関連の話題で盛り上がったとか言ってた。
なんでもそいつはかなりの実力者だって話だ。そもそも、リッチはゴーストの進化分岐先ってだけあってそこそこ強い。喋れない個体ですら初期のカインくらいの強さはあるとか。
「赤子、だと」
「そうであるとも。怪我をしているようだが、どうした? 刃物など持つからだ。分不相応な力は身を滅ぼす」
「ふざけ、るな……」
レイはよろめきながら刀を構える。
「ああ、ああ。なんと勇ましく、なんと愚かなことか。実力差もわからぬ、力の制御もままならぬ赤子は――もう眠る時間だ」
「――炎よ!」
「――暗堕」
リッチは軽く体をずらして熱線を躱し、指を鳴らす。と、レイがその場にへたり込んだ。様子からして幻覚系の魔術か?
「……っ、……!」
「ほれ、動かねば死んでしまうぞ。敵を目の前にしてそうも無防備では、即座に反撃することさえ叶わぬ」
「――地の底に眠りし業火――」
「おや、おや、おや、よもやこの私の眼前で悠長に詠唱を始める輩がいるとは! その愚かさには恐れ入った。赤子の詠唱が終わるまで、私は茶でも愉しんでいようか?」
リッチは傍の石に腰掛けて頬杖をつき、面白そうにレイを眺めている。そんなに油断して大丈夫かよ。弱ってるったって一応大罪の契約者だぞ。
「――其の熱は全てを溶かし、其の存在は全てを呑む――」
「赤子が只の愚者でないことを願う。ここのところ退屈していてな」
詠唱が進むにつれて、レイの周りの――というより階層全体の素因が騒がしくなってきた。大罪が出てきてるとき程じゃないが、大技が来る予兆だ。多分アレンとアリシアにも伝わってる。
「――我が魔力を贄とし、我が敵を消滅させん!」
詠唱終了と同時に砂まみれの石畳が割れ、火柱が何本も立ち上がった。
リッチの周りの魔物は軒並み焼かれ、溶かされ、消えていく……が。
当の本人は涼しい顔で宙に浮いていた。勿論無傷で。
「せめて……せめて、当てる努力をしてほしかったものだな。魔力くらい辿ってみたらどうだ。それともそれすらできないというのか? ……残念だ。失望の一言に尽きる」
リッチは息も絶え絶えのレイを冷ややかに見下ろす。
「それにしても、赤子如きが一丁前に神代の魔術か……まあ、長々と詠唱してその程度では精霊魔術にも劣ろうが」
神代の魔術? やっぱり一般的なやつとは種類が違うのか。でも俺のとも違いそうだな。今度アルデムに聞いてみよう。
「最早私の手で殺していく気も失せた――闇鎖」
ひび割れた石畳から鎖が伸び、レイの体を地面に縫い留める。もっとも、そんなことしなくてもレイはもう動けなそうだったが。
「あとはグールにでも食われるがいい。私は行く。さらばだ、愚かな赤子よ」
あそこまでやって倒せない奴がいるとは想定外だった。まぁ誘引でもなければ出てこなそうだし、エンカウントした時点で負け扱いなら悪くもないか。
さて、向こうの二人組は元気でやってるかね。
マミーによる強烈な一撃がレイの鳩尾に入った。寝てる相手に容赦ないな。清々しいまでに綺麗な腹パンが連続で打ち込まれる。
そういやこっちの世界にもミイラって存在するのか? さっきのウィスプみたいな魂の概念は? まぁ妙な魔物なんてわんさかいるんだろうが、こいつらもその括りに入れられちまうんだろうか。
「レイ! 無事か! なあ!」
流石に銀狼斬りでぶっ壊せるほど脆い壁じゃないぞ。レイが心配なのはわかるが、君らも先に進んだ方がいい。そこにいると壁を背に前方左右から来る敵を相手にすることになる。
「――炎よ!!」
「ガァ……」
マミーの体が炎に包まれる。数秒後には死んだようで、その姿は空気に溶けるように消えていった。
「俺は、平気だ。出口で合流しよう」
「お、おい!? 本当に大丈夫か?」
「勿論だ……」
大丈夫なわけないだろ血吐いてたし。
「くそっ、合流地点で待ってる」
「は、冗談言うな。あまり俺を待たせるなよ」
アレンとアリシアは前方から来るグールとの戦闘に入った。こいつは人を生きたまま食うって話だ。上で復活できるとは言っても、そんな死に方したらPTSDになりそうだな。
レイの方は……またマミーだ。だが、どうやら不意打ちじゃなければ互角以上に戦えるらしい。
「らぁっ!」
レイがマミーの体に刀を突き刺すと、その部分を中心に炎が広がった。
「――炎よ!」
左手からの熱線で後方の個体を燃やし尽くす。そこから逆方向に刀を振って更にもう一体殺した。
流れるような太刀捌きで残りも次々に葬っていく。ソロの方が戦いやすそうに見えるな。てか普通に強くね?
ゼーヴェの息子だしある程度の実力はあると踏んでたが、これはちょっと思った以上だ。大罪なしでもカイン以上な気がするし、俺じゃ時空魔術使ってもキツそう。
「次から次へと……」
まあほら、仲間みたいなもんだしな。アンデッド諸君もテンション上がってんだろ。
が、数で押し切るのは無理だな。スケルトンは炎よ一発で砕け散るし、ゴースト対面も練度が違いすぎて話にならない。可能性がありそうなのはグールやらマミーやら以上だが、そのレベルにもなると今度は数が少ない。
「っく、ごほっ」
おっと今更殴られた腹が痛み始めたか? というよりこの吐血は――
「はぁ、げほっ……毒か……!」
多分そうだ。今さっき軽く噛まれたとこか、はたまた引っ掻かれた傷からか。
毒のダメージは結構デカいようで、レイの動きは目に見えて鈍くなった。
「だから……俺は……こんな所で……!」
おっまた変身/カフカか? そう何度も短期間にフルバーストされてたまるか。林檎投げるぞ。
凄まじい熱気に空間が歪んで見える――が、前回ほどじゃないな。温度自体は精々サウナより少し高いくらいか。
が、アンデッド共は怯んでいる。いけいけ今だ! 今殴れば勝てる!
……と、俺の願いが通じたのか、一体のグールが果敢に飛びかかっていった。いや食欲……噛欲? に負けただけかもしれないが。
「う……あ……うあああああ!!」
しかし半狂化モードのレイにぶった切られて絶命。高温だからか切れ味がヤバい。豆腐でも切ってるみたいな勢いで上半身が飛んだ。
「俺は……渡さない!」
……おお? 急に熱が収まった。素因が落ち着いてる。
レイは……髪が右半分だけ赤色に変わってるみたいだ。長さはそのまま。目の色も右だけ赤になってるな。
「――炎よ、我が腕に宿りて其の全てを刃と成せ!」
刀と右腕が融合した。いや……正確には分かれてるようだが、腕も刀と同じ素材になってる。結晶でコーティングされてる感じだ。少し動かす度にキラキラして綺麗。
「っあ! ――炎よ!」
詠唱中に群がってきてた奴らを吹き飛ばし、炎よで一掃。が、重要なのはそこじゃない。確実に速度もパワーも上がってる。強化系の魔術なのか?
「ガ――」
「らぁっ!」
気合いで刀、というか手首あたりに噛み付いたグールを顎の上から切り飛ばす。
と、同時に飛んだ斬撃で壁がちょっと切――溶けた。融解と似たような溶け方だ。斬撃前に詠唱した様子はなかったが、まさか強化時デフォでこの威力ってことか。
ただ負担もかなりデカそうだぞ、口元から血ダラダラ流れてるし。これなら壁全部溶かされることはないだろうな。
「どけ――炎よ!」
行き止まりにぶち当たったと思ったら、振り返って特大の熱線。かなりの数をまとめて溶かし尽くした。もっと高めて果てなく心の奥まで。
ちょっと残ってる奴らも瀕死だ。上手いことやられたな。強化されてるから或いは魔術自体も、とは思ったがここまでとは。
結晶の腕が光ってたのを見るに、あれを通して魔術を使ってるとかなのか? 大罪の魔力を引き出す道になってるってのもありそうだな。
こういうのはどんどん結晶化が進んでくのがお約束だが、レイの場合はむしろ剥がれ落ちていってるっぽい。トリガーは時間経過と力の行使ってとこか。
「ごほっ、かはっ」
その場の魔物を全滅、少しして再びの吐血のあと、レイは壁に手をついて足を引き摺り始めた。お前まで瀕死になってどうする。あとそのまま進むと誘引踏むぞ。
あ、踏んだ。
「――!」
既に結晶はほとんど残ってない。ここで誘引は……まあ今みたいな方法なら片付くだろうが、もうあのレベルのは撃てないだろ。
「なんだ……?」
集まってきていた魔物たちが、全員動きを止めて頭を垂れた。これは知らない。そんな殺し放題ボーナス罠みたいなのじゃないはずだぞ。お前ら、相手が瀕死だからって手加減しなくていいからな。
…………ん?
「おや、おや、おや、警報に叩き起されて来てみれば……赤子が刃物を握っている」
奥から黒ローブを羽織ったリッチが歩いてきた。中性的な声だ。これアレか、この前アルデムが報告してくれた喋る個体だな。魔術関連の話題で盛り上がったとか言ってた。
なんでもそいつはかなりの実力者だって話だ。そもそも、リッチはゴーストの進化分岐先ってだけあってそこそこ強い。喋れない個体ですら初期のカインくらいの強さはあるとか。
「赤子、だと」
「そうであるとも。怪我をしているようだが、どうした? 刃物など持つからだ。分不相応な力は身を滅ぼす」
「ふざけ、るな……」
レイはよろめきながら刀を構える。
「ああ、ああ。なんと勇ましく、なんと愚かなことか。実力差もわからぬ、力の制御もままならぬ赤子は――もう眠る時間だ」
「――炎よ!」
「――暗堕」
リッチは軽く体をずらして熱線を躱し、指を鳴らす。と、レイがその場にへたり込んだ。様子からして幻覚系の魔術か?
「……っ、……!」
「ほれ、動かねば死んでしまうぞ。敵を目の前にしてそうも無防備では、即座に反撃することさえ叶わぬ」
「――地の底に眠りし業火――」
「おや、おや、おや、よもやこの私の眼前で悠長に詠唱を始める輩がいるとは! その愚かさには恐れ入った。赤子の詠唱が終わるまで、私は茶でも愉しんでいようか?」
リッチは傍の石に腰掛けて頬杖をつき、面白そうにレイを眺めている。そんなに油断して大丈夫かよ。弱ってるったって一応大罪の契約者だぞ。
「――其の熱は全てを溶かし、其の存在は全てを呑む――」
「赤子が只の愚者でないことを願う。ここのところ退屈していてな」
詠唱が進むにつれて、レイの周りの――というより階層全体の素因が騒がしくなってきた。大罪が出てきてるとき程じゃないが、大技が来る予兆だ。多分アレンとアリシアにも伝わってる。
「――我が魔力を贄とし、我が敵を消滅させん!」
詠唱終了と同時に砂まみれの石畳が割れ、火柱が何本も立ち上がった。
リッチの周りの魔物は軒並み焼かれ、溶かされ、消えていく……が。
当の本人は涼しい顔で宙に浮いていた。勿論無傷で。
「せめて……せめて、当てる努力をしてほしかったものだな。魔力くらい辿ってみたらどうだ。それともそれすらできないというのか? ……残念だ。失望の一言に尽きる」
リッチは息も絶え絶えのレイを冷ややかに見下ろす。
「それにしても、赤子如きが一丁前に神代の魔術か……まあ、長々と詠唱してその程度では精霊魔術にも劣ろうが」
神代の魔術? やっぱり一般的なやつとは種類が違うのか。でも俺のとも違いそうだな。今度アルデムに聞いてみよう。
「最早私の手で殺していく気も失せた――闇鎖」
ひび割れた石畳から鎖が伸び、レイの体を地面に縫い留める。もっとも、そんなことしなくてもレイはもう動けなそうだったが。
「あとはグールにでも食われるがいい。私は行く。さらばだ、愚かな赤子よ」
あそこまでやって倒せない奴がいるとは想定外だった。まぁ誘引でもなければ出てこなそうだし、エンカウントした時点で負け扱いなら悪くもないか。
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