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第4章
99 雨
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「あれ? レイはここ、来たことあんだっけか?」
「ああ、途中まではな。どうして?」
「いや、もっとビビるもんだと思っててよ。死んでも生き返るっつっても、あの巨体だぜ?」
「おいおいアレン、俺らがあんなのに負けるわけないだろ? 恐るるに足らないよ」
「は、はは……まあそれもそうだな、俺もアリーも、あの頃とは違う」
まあ、それはそうだ。全員装備が整ってるしな。上層何回か潜るだけで、外での普通以上の装備が揃うのがウチの売り。二人の成長も想定の範囲内。
が。
レイ、お前明らかにおかしいだろ。強すぎる。精神と時のナントカで修行でもしたのか?
いかに最初のボスと言えども、片手剣の一振りで殺せていい相手じゃない。大体、ソロで殺したのだってまだ片手で数える程しかいないんだぞ。そもそもソロで挑む奴が少ないってのもあるが。
(マスター)
(ああ、レルア。何かわかったか?)
(いえ、それが……魔力が異常に多いこと以外は、何もおかしなところはありませんでした)
…………んなわけあるか?
(はい、有り得ません。恐らく私――上級天使ですら知覚できないほど巧妙に細工されていると思われます。……信じたくはないものですが)
ここでは天界での二割ほどの力しか出せないらしいが、それでもウチの最高戦力であることに変わりはない。つまり、ちょっとヤバいかもしれない。
いいとこカインと相打ちとかだろと思ってたが甘いかもな。地下51階から下はほぼ手を付けてないが、DP不足に陥ることはないしそろそろ造り始めるか。
(ちょっと迷宮の方をいじる。引き続き監視を頼む)
(了解しました)
さて、と。こっから先はいよいよ普通に死ぬ階層だ。半端な実力の奴を通すわけにはいかない。
と、なるとやっぱり地下52階から通常エリアにするのが正解か。地下51階でどんだけヤバいかを実感させる。カイン超えたところで、どの程度実力付いてるか分からんしな。
いや、いっそ地下50階のボスに三騎将全員突っ込んでもいいかもしれない。既にマンティ三兄弟とかいるし。
それに、レイスはBランクとかだって話だ。攻略組ならなんとかできるだろ。
まず、場所のイメージ。もう普通に行動するだけでゴリゴリ体力減ってくような場所がいいな。暑いってのはあらかたやり尽くしたし、雪山の洞窟みたいな感じでどうだ。
『地下51~60階を雪山に設定しました』
魔物は……そうだな。まずはイエティ。真っ白い毛のデカい猿。こいつは外せないだろ。
『イエティ:20,000DP』
雑魚一体でこの値段か。階層に合わせて強力になる設定にしてるからかもしれんが、既にミノっちの七倍弱。
次は……狼とか? 上層にヴォルフってのを配置したが、それの亜種みたいな感じで。
『シルバーヴォルフ:8,000DP』
群れで行動するのに一体8,000DPときた。良かったDPに余裕あって。ほんと良かった。
あとはやっぱ氷ブレスの竜だろ。王道の白竜。いるよな?
『ホワイトドラゴン:50万DP』
おっと急にインフレしたな。こいつ一体で城が買える。死霊術師の魂石も買える。因みにゴブリンやらスライムやらなら5,000匹買える。5,000匹のゴブリンに殴られたらいかにドラゴンと言えども死……いやブレスで一掃できるか……?
それはともかくとして、だ。各階層に置いてると破産はしないまでも財布が厳しい。こいつにはボスになってもらおう。
もっと安いドラゴンいないのか。……あ、ワイバーン。そういうときのためのワイバーンだと思うんですよ。上層に置く予定だった素ワイバーンは5,000DPとかだったっけな。
雪山にワイバーンがいるのかは知らんが、俺がいると言ったらいるんだよ。ここは俺の迷宮だからな! いろ!
『スノーワイバーン:30,000DP』
わかってるじゃねーの。ちょっと高いが、まぁそこまで大した問題でもない。ホワイトドラゴンに比べれば可愛いもんだ。
罠の方も考えないとな。床が滑るってのは当然使うとして、あとはなんだろう。
「雪山……雪山ね」
ちょっと外に出るルートを作ろう。んで爆裂罠からの大規模な雪崩でも起こすか。踏んだら最後、駆け抜けないと道が塞がれて詰むっていう仕組みだ。
かなりえげつないとは思うが、ここで手を抜くのは信条に反する。
他には氷柱が落ちてくるのとか良さげだな。上なんてそうそう確認しないだろうし。
ああ、滑った先に落とし穴ってのも良さそうだ。落とし穴の中には更にホワイトヴォルフとか置いちゃったりしてな。ただ、そこをなんとか凌ぎきったら宝箱も取れるようにしとこう。
……宝箱と言えばやっぱり。
『アイスミミック:15,000DP』
ミミックも外せない。アイスミミックは、なんか凍った箱って感じの見た目だった。触ったらしもやけになりそうだ。
昏睡とかで探索者を眠らせるとか書いてある。そこそこ高いだけあって凶悪だな。ちょっと頑張れば取れそうな場所に配置しとこう。うっかりミミックの確認を忘れる程度の場所。例えば――頑張って登った、滑りやすい坂の上とかね。
「――こりゃあ、雨、か?」
「そうみたいだな。雨が降るなんて、妙な迷宮もあったものだ」
「げー、最悪。なんか地面ぬかるんでるし、着替えとか持ってきてないし……」
三人は今地下13階か。雨とはまたレアなもんを引いたな。詳しい確率は忘れたが、珍しさで言えば少なくとも魔物が宝箱落とすのよりも上だ。
「じゃあ、ここらで雨宿りでもしてくか?」
「いや、この雨は魔術的なものだろうし、すぐに止むとは思えない。休憩するにしても、先に進んで、視界の開けた場所でした方がいいだろうな」
「じゃあさっさと進も。はあ……」
アリシアのテンションが目に見えて下がっている。気持ちはわかる。俺だってそんな雨で森ん中歩くのは嫌だ。でも流石に傘なんて差せないだろ君ら。魔物だらけの迷宮なんだし。
風邪も怖いが、傘なんて差してたら魔物に対する反応はワンテンポ以上遅れる。その遅れは探索者……ってか冒険者にとって命取りだろうし、街で売り出してもこっちの世界じゃ流行らんだろうな。
「何かいる! ……囲まれてるな。アレン、後方は任せた。アリシアは状況に応じて支援を」
「あいよっ」
「だるい……」
天候が雨だと、魔物の能力値が少し上がる代わりに入手エルの量も増えたはずだ。ってか晴れ以外は基本ボーナス入るようにしたんだったかな。
天候によって素因の流れも多少変わるらしい。魔術素人だからよくわからんが、属性によって威力がどうとか。迷宮内だと特に顕著だから楽しいってアルデムの爺さんが言ってた。
「アレン!」
「わかってる――銀狼斬り!」
シルバーヴォルフにぶっ刺さりそうな名前だなオイ。多分関係ないけど。
「なんとか倒したか……レイ、そっちは?」
「ああ、一体たりとも逃してはないよ。二人ともいい連携だった。先に進もう」
うーん。なんかやけに落ち着いてるっていうか大人っぽくなったっていうか。ほんとにあのレイか? やっぱりナントカの部屋で修行したんじゃないか?
一体どういう仕組みでそんな強くなってんのか非常に気になる。幻惑あたりで本気出してくれないかな。
「ああ、途中まではな。どうして?」
「いや、もっとビビるもんだと思っててよ。死んでも生き返るっつっても、あの巨体だぜ?」
「おいおいアレン、俺らがあんなのに負けるわけないだろ? 恐るるに足らないよ」
「は、はは……まあそれもそうだな、俺もアリーも、あの頃とは違う」
まあ、それはそうだ。全員装備が整ってるしな。上層何回か潜るだけで、外での普通以上の装備が揃うのがウチの売り。二人の成長も想定の範囲内。
が。
レイ、お前明らかにおかしいだろ。強すぎる。精神と時のナントカで修行でもしたのか?
いかに最初のボスと言えども、片手剣の一振りで殺せていい相手じゃない。大体、ソロで殺したのだってまだ片手で数える程しかいないんだぞ。そもそもソロで挑む奴が少ないってのもあるが。
(マスター)
(ああ、レルア。何かわかったか?)
(いえ、それが……魔力が異常に多いこと以外は、何もおかしなところはありませんでした)
…………んなわけあるか?
(はい、有り得ません。恐らく私――上級天使ですら知覚できないほど巧妙に細工されていると思われます。……信じたくはないものですが)
ここでは天界での二割ほどの力しか出せないらしいが、それでもウチの最高戦力であることに変わりはない。つまり、ちょっとヤバいかもしれない。
いいとこカインと相打ちとかだろと思ってたが甘いかもな。地下51階から下はほぼ手を付けてないが、DP不足に陥ることはないしそろそろ造り始めるか。
(ちょっと迷宮の方をいじる。引き続き監視を頼む)
(了解しました)
さて、と。こっから先はいよいよ普通に死ぬ階層だ。半端な実力の奴を通すわけにはいかない。
と、なるとやっぱり地下52階から通常エリアにするのが正解か。地下51階でどんだけヤバいかを実感させる。カイン超えたところで、どの程度実力付いてるか分からんしな。
いや、いっそ地下50階のボスに三騎将全員突っ込んでもいいかもしれない。既にマンティ三兄弟とかいるし。
それに、レイスはBランクとかだって話だ。攻略組ならなんとかできるだろ。
まず、場所のイメージ。もう普通に行動するだけでゴリゴリ体力減ってくような場所がいいな。暑いってのはあらかたやり尽くしたし、雪山の洞窟みたいな感じでどうだ。
『地下51~60階を雪山に設定しました』
魔物は……そうだな。まずはイエティ。真っ白い毛のデカい猿。こいつは外せないだろ。
『イエティ:20,000DP』
雑魚一体でこの値段か。階層に合わせて強力になる設定にしてるからかもしれんが、既にミノっちの七倍弱。
次は……狼とか? 上層にヴォルフってのを配置したが、それの亜種みたいな感じで。
『シルバーヴォルフ:8,000DP』
群れで行動するのに一体8,000DPときた。良かったDPに余裕あって。ほんと良かった。
あとはやっぱ氷ブレスの竜だろ。王道の白竜。いるよな?
『ホワイトドラゴン:50万DP』
おっと急にインフレしたな。こいつ一体で城が買える。死霊術師の魂石も買える。因みにゴブリンやらスライムやらなら5,000匹買える。5,000匹のゴブリンに殴られたらいかにドラゴンと言えども死……いやブレスで一掃できるか……?
それはともかくとして、だ。各階層に置いてると破産はしないまでも財布が厳しい。こいつにはボスになってもらおう。
もっと安いドラゴンいないのか。……あ、ワイバーン。そういうときのためのワイバーンだと思うんですよ。上層に置く予定だった素ワイバーンは5,000DPとかだったっけな。
雪山にワイバーンがいるのかは知らんが、俺がいると言ったらいるんだよ。ここは俺の迷宮だからな! いろ!
『スノーワイバーン:30,000DP』
わかってるじゃねーの。ちょっと高いが、まぁそこまで大した問題でもない。ホワイトドラゴンに比べれば可愛いもんだ。
罠の方も考えないとな。床が滑るってのは当然使うとして、あとはなんだろう。
「雪山……雪山ね」
ちょっと外に出るルートを作ろう。んで爆裂罠からの大規模な雪崩でも起こすか。踏んだら最後、駆け抜けないと道が塞がれて詰むっていう仕組みだ。
かなりえげつないとは思うが、ここで手を抜くのは信条に反する。
他には氷柱が落ちてくるのとか良さげだな。上なんてそうそう確認しないだろうし。
ああ、滑った先に落とし穴ってのも良さそうだ。落とし穴の中には更にホワイトヴォルフとか置いちゃったりしてな。ただ、そこをなんとか凌ぎきったら宝箱も取れるようにしとこう。
……宝箱と言えばやっぱり。
『アイスミミック:15,000DP』
ミミックも外せない。アイスミミックは、なんか凍った箱って感じの見た目だった。触ったらしもやけになりそうだ。
昏睡とかで探索者を眠らせるとか書いてある。そこそこ高いだけあって凶悪だな。ちょっと頑張れば取れそうな場所に配置しとこう。うっかりミミックの確認を忘れる程度の場所。例えば――頑張って登った、滑りやすい坂の上とかね。
「――こりゃあ、雨、か?」
「そうみたいだな。雨が降るなんて、妙な迷宮もあったものだ」
「げー、最悪。なんか地面ぬかるんでるし、着替えとか持ってきてないし……」
三人は今地下13階か。雨とはまたレアなもんを引いたな。詳しい確率は忘れたが、珍しさで言えば少なくとも魔物が宝箱落とすのよりも上だ。
「じゃあ、ここらで雨宿りでもしてくか?」
「いや、この雨は魔術的なものだろうし、すぐに止むとは思えない。休憩するにしても、先に進んで、視界の開けた場所でした方がいいだろうな」
「じゃあさっさと進も。はあ……」
アリシアのテンションが目に見えて下がっている。気持ちはわかる。俺だってそんな雨で森ん中歩くのは嫌だ。でも流石に傘なんて差せないだろ君ら。魔物だらけの迷宮なんだし。
風邪も怖いが、傘なんて差してたら魔物に対する反応はワンテンポ以上遅れる。その遅れは探索者……ってか冒険者にとって命取りだろうし、街で売り出してもこっちの世界じゃ流行らんだろうな。
「何かいる! ……囲まれてるな。アレン、後方は任せた。アリシアは状況に応じて支援を」
「あいよっ」
「だるい……」
天候が雨だと、魔物の能力値が少し上がる代わりに入手エルの量も増えたはずだ。ってか晴れ以外は基本ボーナス入るようにしたんだったかな。
天候によって素因の流れも多少変わるらしい。魔術素人だからよくわからんが、属性によって威力がどうとか。迷宮内だと特に顕著だから楽しいってアルデムの爺さんが言ってた。
「アレン!」
「わかってる――銀狼斬り!」
シルバーヴォルフにぶっ刺さりそうな名前だなオイ。多分関係ないけど。
「なんとか倒したか……レイ、そっちは?」
「ああ、一体たりとも逃してはないよ。二人ともいい連携だった。先に進もう」
うーん。なんかやけに落ち着いてるっていうか大人っぽくなったっていうか。ほんとにあのレイか? やっぱりナントカの部屋で修行したんじゃないか?
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