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第3章
89 謁見
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「にゃはは! そんなこと気にしてたにゃ? アヤトは心配性だにゃー」
「いやその初めてだからさこういうの」
「王様は優しいから大丈夫にゃ。勇者がこっちの世界に疎いことも知ってるだろうしにゃ?」
おいおい本当かよ。ユネは可愛い系猫耳だから許されてるかもしれないが、俺は一般ニート系オタクだぞ。多少運動してるし、見た目は少しだけマシだとは思うが。
「あ、そろそろ城門だにゃ。暑い日に庭の噴水で水浴びしたりしたにゃー」
「お、怒られないのかそれ……」
「勿論なんにも言われなかったにゃ。姫様も笑ってたしにゃ」
なんだ猫耳贔屓か? ていうか聖騎士自由すぎないか?
「全く、緊張感のない……。ユネ、聖紋の準備を」
「はいはいにゃ」
二人は篭手を外して手の甲を門に翳していた。衛兵的な人にも見せてたし二重で確認してんだな。俺は聖紋とかいうの持ってないし後ろで待っとこ。
「ああ、そこのは客人だ。今のところはな」
「素性についてはまだ明かせないにゃー。ごめんにゃ?」
数十秒後、魔法陣が浮き上がって門が開いた。通ってよしと声がかかる。
聖騎士のツレってだけでなんのチェックも入らなかった。いいのかそれで。聖騎士の信頼厚いんだな。
「アヤト! 中は広いから離れると迷子になっちゃうにゃ」
「おーすまんすまん」
一面色とりどりの花畑、東屋っぽい建物、そして噴水。めっちゃ豪華な庭だ……まぁ王族だもんな。
ユネの言う通り、庭が既に広い。端から端まで歩くだけでもいい運動になりそうだ。
二人に続いて正面の長い白階段を上ると、巨大な扉があった。縦に五メートルくらいか? 流石にこのサイズを手で押して開けることはしないようで、ルファスが扉の横の衛兵と何やら話している。
ここから振り向くと庭が一望できていい感じだ。イ〇スタ映え。花畑なう。
「花姫の前庭がお気に召されましたか」
「は、はい。良い場所ですね」
突然話しかけてきたのは執事然とした黒服の男だった。俺の背後に立つな……って冗談は抜きにしてもいつの間にそこに。
「名前の通り、姫様の好きな花が植えてありまして。と、言っても姫様が亡くなられて早数年となりますが……」
いきなり重いぞ、おい。お姫様可愛いのかな~とかの妄想が全部吹っ飛んで墓標と遺影に変わったぞ。
「これも全て魔王のせいなのです。姫様は果敢にも、街に攻め入った魔族と交戦して命を落とされました。勇者様、どうか、魔王を、その手で!」
「え、えーと……頑張ります……」
手まで取ってぐいぐい来た。悪いけど俺は迷宮探索に戻りたいんだ……他の勇者いるんだろ?
「おや、そろそろ扉が開くようですね。では私はこれで――」
少し目を離した隙に、その姿は消えていた。なんだったんだ。まさかゴースト的な何かか?
……いや引きずりすぎだ。今はもう日も出てるし、俺の手握れたんだしゴーストじゃないだろ。
「アヤト、なんか妙だにゃ?」
「ん?」
「んにゃ、一瞬だけ変な魔力を感じた気がしたにゃ。影までドロっとしてた気がするし、呪われてたりしないにゃ?」
「ちょ、やめてくれよ」
ゴースト出るにしてもあんなおっさんじゃなくて姫様の方にしてくれ。
「あは、半分冗談にゃ。さ、行くにゃー」
「半分って……」
どこまでが半分なんだ。いや、聞かない方が良さそうだなこれは。もうすぐ謁見だしそっちに集中集中。
城内は割と閑散としていた。朝早いし当然っちゃ当然なのか。
床も柱も乳白色の岩でできていて、触るとひんやりしていた。大理石みたいな感じか? 何故か博物館を思い出した。
うっかり触っちゃったが大丈夫だったかな。……柱くらい大丈夫だろ。壺とかじゃないし。
「聖騎士ルファス、勇者殿をお連れ致しました」
「入りたまえ」
謁見の間の中も特に作りは変わらなかった。部屋の両端に水が流れててオシャレ。奥には玉座と、そこに座ってんのが王様かね。
(頭下げとくにゃ、アヤト)
(あ、ああ。そうだな)
ユネに小声で注意される。あの座っていいって言われるまで座っちゃダメなやつだな。二人に倣って跪いておこう。
「楽な姿勢で良い。して、君が三人目の勇者か」
「まあ、多分そうです」
「此度は、誠に申し訳なかった。謝罪しよう」
王様と、隣の大臣的な人、あと側近っぽい鎧の騎士が全員頭を下げる。王様に至ってはわざわざ立ち上がってまで。
「え、いやそのやめてください、別に困ってないんで、俺」
「しかし、召喚失敗は我々の落ち度であるからな。君が生きていて本当に良かった」
流れが怪しい。まさか俺も今から魔王討伐に向かうとかじゃねーよな?
「さて勇者よ。''ステータス''と念じてみてもらえるか?」
「へ? ステータス?」
今ステータスっつったのかこの人。俺の耳がバグったのかと思ったぞ。
「うむ、その通りだ。他の二人はこれで自らの能力を知れたようだが……」
君はどうなるか、と不安な様子の王様。確かに俺正規ルートで召喚されてないっぽいしな。
まぁ試すだけ試してみるか。ただ、前やったときは能力とかほぼ出てこなかった気がする。
(ステータス)
『一部情報の取得に失敗しました。名前:アヤト=ミズシマ――』
やっぱりダメだ。レベルもなけりゃスキルもねえ。魔術一覧は見えるが数値は相変わらず見えない。元々見えないんならいいんだが……
「どうだ、勇者よ。職業は、そして''パラメータ''とやらは優秀であったか?」
「んーと、職業は迷宮探索者、パラメータの方は……多分……表示自体がないっすね」
「な……! やはり、やはり失敗していたか……!」
ガックリと肩を落とす王様。なんか悪いな。
「では、エリッツは今まで通り同行ということで?」
「うむ、そうなる……しかし。伝承によれば、魔王を倒すそのときに共にいれば良いのだ」
ならば! と続ける王様。嫌な予感がしてきたぞ。
「こちらで一般兵並に戦えるまでになっておけば、自衛程度はできるはずだ。戦力にならずともそこにいれば良い。エリッツを、持たせた転移の結晶で戻らせ、次は勇者ごと前線へ赴くのだ」
迷宮で腕磨くんじゃダメですかそれ。てか嫌だぞ世界救うとかそういうの。
「では早速指導に長けた者を呼ぼう。ああ、一応確認しておくが……魔王討伐には協力してくれるな?」
「あー……っと……」
ユネの方に視線をずらすが目は合わない。ちょ、マジすかユネさん。
「ふむ、もし協力できないとなればそれは仕方がない。君を殺して勇者の器を取り出し、再召喚を図るのみよ」
「やりますやります協力します!」
「助かるぞ、勇者。聖騎士よ、ご苦労であったな。お前たちは下がって良い」
「はっ」
一礼して部屋を出ていくユネとやっと目が合う。超申し訳なさそうな顔でこっちを見ていた。う~ん、許す! ルファスは許さんがユネは許す。可愛いので。
「暫くは城に滞在するといい。部屋は用意してある、案内させよう――ガイス」
「はっ。勇者殿、こちらです」
まぁ見てろよ王様。俺は何とかして迷宮に舞い戻ってやるぜ。世界なんて救ってられるか。
「いやその初めてだからさこういうの」
「王様は優しいから大丈夫にゃ。勇者がこっちの世界に疎いことも知ってるだろうしにゃ?」
おいおい本当かよ。ユネは可愛い系猫耳だから許されてるかもしれないが、俺は一般ニート系オタクだぞ。多少運動してるし、見た目は少しだけマシだとは思うが。
「あ、そろそろ城門だにゃ。暑い日に庭の噴水で水浴びしたりしたにゃー」
「お、怒られないのかそれ……」
「勿論なんにも言われなかったにゃ。姫様も笑ってたしにゃ」
なんだ猫耳贔屓か? ていうか聖騎士自由すぎないか?
「全く、緊張感のない……。ユネ、聖紋の準備を」
「はいはいにゃ」
二人は篭手を外して手の甲を門に翳していた。衛兵的な人にも見せてたし二重で確認してんだな。俺は聖紋とかいうの持ってないし後ろで待っとこ。
「ああ、そこのは客人だ。今のところはな」
「素性についてはまだ明かせないにゃー。ごめんにゃ?」
数十秒後、魔法陣が浮き上がって門が開いた。通ってよしと声がかかる。
聖騎士のツレってだけでなんのチェックも入らなかった。いいのかそれで。聖騎士の信頼厚いんだな。
「アヤト! 中は広いから離れると迷子になっちゃうにゃ」
「おーすまんすまん」
一面色とりどりの花畑、東屋っぽい建物、そして噴水。めっちゃ豪華な庭だ……まぁ王族だもんな。
ユネの言う通り、庭が既に広い。端から端まで歩くだけでもいい運動になりそうだ。
二人に続いて正面の長い白階段を上ると、巨大な扉があった。縦に五メートルくらいか? 流石にこのサイズを手で押して開けることはしないようで、ルファスが扉の横の衛兵と何やら話している。
ここから振り向くと庭が一望できていい感じだ。イ〇スタ映え。花畑なう。
「花姫の前庭がお気に召されましたか」
「は、はい。良い場所ですね」
突然話しかけてきたのは執事然とした黒服の男だった。俺の背後に立つな……って冗談は抜きにしてもいつの間にそこに。
「名前の通り、姫様の好きな花が植えてありまして。と、言っても姫様が亡くなられて早数年となりますが……」
いきなり重いぞ、おい。お姫様可愛いのかな~とかの妄想が全部吹っ飛んで墓標と遺影に変わったぞ。
「これも全て魔王のせいなのです。姫様は果敢にも、街に攻め入った魔族と交戦して命を落とされました。勇者様、どうか、魔王を、その手で!」
「え、えーと……頑張ります……」
手まで取ってぐいぐい来た。悪いけど俺は迷宮探索に戻りたいんだ……他の勇者いるんだろ?
「おや、そろそろ扉が開くようですね。では私はこれで――」
少し目を離した隙に、その姿は消えていた。なんだったんだ。まさかゴースト的な何かか?
……いや引きずりすぎだ。今はもう日も出てるし、俺の手握れたんだしゴーストじゃないだろ。
「アヤト、なんか妙だにゃ?」
「ん?」
「んにゃ、一瞬だけ変な魔力を感じた気がしたにゃ。影までドロっとしてた気がするし、呪われてたりしないにゃ?」
「ちょ、やめてくれよ」
ゴースト出るにしてもあんなおっさんじゃなくて姫様の方にしてくれ。
「あは、半分冗談にゃ。さ、行くにゃー」
「半分って……」
どこまでが半分なんだ。いや、聞かない方が良さそうだなこれは。もうすぐ謁見だしそっちに集中集中。
城内は割と閑散としていた。朝早いし当然っちゃ当然なのか。
床も柱も乳白色の岩でできていて、触るとひんやりしていた。大理石みたいな感じか? 何故か博物館を思い出した。
うっかり触っちゃったが大丈夫だったかな。……柱くらい大丈夫だろ。壺とかじゃないし。
「聖騎士ルファス、勇者殿をお連れ致しました」
「入りたまえ」
謁見の間の中も特に作りは変わらなかった。部屋の両端に水が流れててオシャレ。奥には玉座と、そこに座ってんのが王様かね。
(頭下げとくにゃ、アヤト)
(あ、ああ。そうだな)
ユネに小声で注意される。あの座っていいって言われるまで座っちゃダメなやつだな。二人に倣って跪いておこう。
「楽な姿勢で良い。して、君が三人目の勇者か」
「まあ、多分そうです」
「此度は、誠に申し訳なかった。謝罪しよう」
王様と、隣の大臣的な人、あと側近っぽい鎧の騎士が全員頭を下げる。王様に至ってはわざわざ立ち上がってまで。
「え、いやそのやめてください、別に困ってないんで、俺」
「しかし、召喚失敗は我々の落ち度であるからな。君が生きていて本当に良かった」
流れが怪しい。まさか俺も今から魔王討伐に向かうとかじゃねーよな?
「さて勇者よ。''ステータス''と念じてみてもらえるか?」
「へ? ステータス?」
今ステータスっつったのかこの人。俺の耳がバグったのかと思ったぞ。
「うむ、その通りだ。他の二人はこれで自らの能力を知れたようだが……」
君はどうなるか、と不安な様子の王様。確かに俺正規ルートで召喚されてないっぽいしな。
まぁ試すだけ試してみるか。ただ、前やったときは能力とかほぼ出てこなかった気がする。
(ステータス)
『一部情報の取得に失敗しました。名前:アヤト=ミズシマ――』
やっぱりダメだ。レベルもなけりゃスキルもねえ。魔術一覧は見えるが数値は相変わらず見えない。元々見えないんならいいんだが……
「どうだ、勇者よ。職業は、そして''パラメータ''とやらは優秀であったか?」
「んーと、職業は迷宮探索者、パラメータの方は……多分……表示自体がないっすね」
「な……! やはり、やはり失敗していたか……!」
ガックリと肩を落とす王様。なんか悪いな。
「では、エリッツは今まで通り同行ということで?」
「うむ、そうなる……しかし。伝承によれば、魔王を倒すそのときに共にいれば良いのだ」
ならば! と続ける王様。嫌な予感がしてきたぞ。
「こちらで一般兵並に戦えるまでになっておけば、自衛程度はできるはずだ。戦力にならずともそこにいれば良い。エリッツを、持たせた転移の結晶で戻らせ、次は勇者ごと前線へ赴くのだ」
迷宮で腕磨くんじゃダメですかそれ。てか嫌だぞ世界救うとかそういうの。
「では早速指導に長けた者を呼ぼう。ああ、一応確認しておくが……魔王討伐には協力してくれるな?」
「あー……っと……」
ユネの方に視線をずらすが目は合わない。ちょ、マジすかユネさん。
「ふむ、もし協力できないとなればそれは仕方がない。君を殺して勇者の器を取り出し、再召喚を図るのみよ」
「やりますやります協力します!」
「助かるぞ、勇者。聖騎士よ、ご苦労であったな。お前たちは下がって良い」
「はっ」
一礼して部屋を出ていくユネとやっと目が合う。超申し訳なさそうな顔でこっちを見ていた。う~ん、許す! ルファスは許さんがユネは許す。可愛いので。
「暫くは城に滞在するといい。部屋は用意してある、案内させよう――ガイス」
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