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第1章:スローライフの始まり
第4話 街のギルドと、料理ギルドへの入会
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次の日、ヨウは村の朝の静けさに包まれながらログインした。昨晩、ぷにと焚き火を囲んで語り合ったおかげか、気持ちがやけに落ち着いている。『エターナルガーデンオンライン』の朝は、現実以上に新鮮で、爽やかな気持ちにさせてくれる。
「さて、今日は村の施設をもっと見て回ろうかな。リリーから聞いた『料理ギルド』っていうのが気になるし」
ヨウは、まずグリーンリーフ村の中央広場へと向かうことにした。村の中央には大きな掲示板があり、冒険者向けの情報やギルドへの案内が張り出されている。ちらりと掲示板に目をやると、気になる案内が目に入った。
料理ギルド入会案内
【場所】:グリーンリーフ村の西区
【内容】:料理レシピの習得、食材の調達支援、料理大会の開催
【特典】:入会者には初回限定「基本調理セット」プレゼント
「料理ギルドか……ぷにに美味しいご飯を作るためにも、ここに入っておきたいな」
ヨウはぷにを連れて、料理ギルドの場所へと足を向けた。道中には色とりどりの花が咲き誇り、穏やかな風が緑の香りを運んでくる。村ののどかな景色を楽しみながら歩いていると、いつの間にかギルドの建物が見えてきた。
料理ギルドの建物は、木材で作られた暖かみのある建物で、入り口には鍋とフライパンが交差したマークが掲げられている。建物の中に入ると、食材の香りが漂い、調理をしているNPCたちが見える。皆、笑顔で手際よく料理を作っており、その光景はどこか家庭的で心が和む。
「いらっしゃい、初めての方ですね?」
声をかけてきたのは、ギルドのマスターと思われる女性NPC、エミリア。白いエプロン姿で、優しそうな笑顔を浮かべている。
「はい、料理ギルドに入会したいと思って」
「ようこそ!このギルドでは、料理の基本から特別なレシピまで学べるわよ。まずは初心者向けのレシピを覚えてもらって、少しずつ腕を上げてもらう形ね」
エミリアはにこやかに説明しながら、ヨウに「基本調理セット」を手渡してくれた。セットの中には、鉄鍋、木製の包丁、調理用のまな板が入っている。
基本調理セット
【鉄鍋】耐久度:50/50
【木製包丁】耐久度:30/30
【まな板】耐久度:永続
【効果】:簡単な料理が作れるようになる。一定確率で成功率アップ。
「おお、これがあると色々作れるようになるのか……」
「それに、料理にはモンスターに役立つ効果もあるのよ。攻撃力が上がる料理や、防御力が強化される料理などね。最初に覚えるレシピは『野菜スープ』だから、家の畑で採れたキャベツを使って作ってみるといいわ」
ヨウはエミリアに礼を言い、早速「野菜スープ」のレシピを確認してみた。画面に表示されたレシピには、必要な材料と、作り方のステップが丁寧に記載されている。
野菜スープ
【必要な材料】:キャベツ×1、タマネギ×1、水×1
【効果】:HP回復(小)、成長促進(ぷに専用)
【成功率】:80%
「なるほど、これなら簡単に作れそうだな」
ヨウはエミリアにお礼を言って、料理ギルドを後にした。自分の畑で育てたキャベツを使ってぷににスープを作ってあげる、そう思うだけでなんだかワクワクしてきた。
料理ギルドを出たヨウは、必要な材料をそろえるために村の食材店へと向かった。道中、彼はふと、自分のインベントリにはまだタマネギがなかったことに気づいた。村の広場にある食材店「カーレンの食堂」では、料理に使う素材が多く取り揃えられている。
店内はこじんまりとした造りで、野菜や果物が並ぶ棚があり、カーレンという店主が優しい目で客を迎えている。
「いらっしゃい!今日は何をお探し?」
カーレンに笑顔で尋ねられたヨウは、タマネギを探していることを伝えた。
「ああ、タマネギならこちらよ。新鮮なものだから料理にもぴったりだと思うわ」
ヨウはその言葉に甘え、数個のタマネギを購入した。棚の隣には調味料やハーブも並んでおり、これらを使えばより複雑な料理が作れるかもしれないと思うと、自然と心が躍った。
タマネギ
【価格】:8G
【効果】:料理の味を引き立てる
【ステータス】:防御力+2(15分)
「このタマネギを使えば、ぷにの防御力も少し上がるかもな」
ヨウは購入した食材をインベントリに入れ、再び村の広場へ向かおうとした。その時、食材店の隅でふと何かに気づく。そこには、見慣れないプレイヤーが品物を眺めていた。金髪で快活な雰囲気のその女性プレイヤーは、名前タグに「リナ」と表示されている。
「おっと、君も料理好きか?」
ヨウが声をかけると、リナはぱっと顔を上げ、にこりと笑った。
「ええ!最近始めたばかりだけど、せっかくだから料理も覚えたいと思ってるの。君も料理するの?」
「うん、今朝料理ギルドに入ったばかりなんだ」
「それは奇遇ね!私も料理ギルドのエミリアさんに色々教わってるのよ。もしよかったら、今度一緒に料理大会に参加しない?なんでも、毎月料理ギルドで開かれるらしいわ」
ヨウはリナの提案に驚いたが、すぐに楽しそうだと思い、頷いた。
「料理大会か、それは面白そうだな。ぷにのために色々な料理を覚えたいと思ってるし、ぜひ一緒に参加しよう」
こうしてヨウは新しい仲間、リナとも知り合い、料理を通じて交流の輪が広がっていく予感がした。
村の外れにあるヨウの畑に戻ると、さっそく料理に取り掛かることにした。昨日収穫したキャベツと、食材店で買ったタマネギを用意し、料理ギルドでもらった鉄鍋と包丁を使って、ぷにのために「野菜スープ」を作ってみる。
「まずはキャベツとタマネギを細かく刻んで……」
包丁を使って慎重に材料を切り分ける。VRMMOとはいえ、切る動作や感覚がリアルで、まるで本物の料理をしているような気分だ。材料を鍋に入れ、水を加えて火にかけると、ふんわりとした香りが立ち上がる。
「これで少し煮込めば完成かな……」
ぷにはヨウの足元でワクワクした様子で待っている。小さなスライムがじっと見つめるその姿は、どこか犬のようで愛らしい。
やがてスープが煮立ち、野菜の甘みが引き出されたような香りが漂ってきた。スープを一口すくって、ぷにに差し出すと、ぷには嬉しそうにそのスープを飲み込んだ。
野菜スープ(ぷに専用)
【効果】:HP回復(小)、成長促進
【持続時間】:15分
「どうだ、ぷに?美味しいか?」
「ぷにっ!」
ぷには満足げに体をぷるぷると揺らし、成長したかのように少しだけ体が光り輝いた。ヨウは、スープを美味しそうに飲むぷにを見て、何とも言えない充実感に包まれた。
「よし、これからもどんどん料理を覚えて、ぷにを強くしてあげような」
スローライフを送りながら、仲間たちと共に料理の腕を磨き、モンスターと共にのんびりとした生活を楽しむ――ヨウの冒険は、まだまだ始まったばかりだ。
「さて、今日は村の施設をもっと見て回ろうかな。リリーから聞いた『料理ギルド』っていうのが気になるし」
ヨウは、まずグリーンリーフ村の中央広場へと向かうことにした。村の中央には大きな掲示板があり、冒険者向けの情報やギルドへの案内が張り出されている。ちらりと掲示板に目をやると、気になる案内が目に入った。
料理ギルド入会案内
【場所】:グリーンリーフ村の西区
【内容】:料理レシピの習得、食材の調達支援、料理大会の開催
【特典】:入会者には初回限定「基本調理セット」プレゼント
「料理ギルドか……ぷにに美味しいご飯を作るためにも、ここに入っておきたいな」
ヨウはぷにを連れて、料理ギルドの場所へと足を向けた。道中には色とりどりの花が咲き誇り、穏やかな風が緑の香りを運んでくる。村ののどかな景色を楽しみながら歩いていると、いつの間にかギルドの建物が見えてきた。
料理ギルドの建物は、木材で作られた暖かみのある建物で、入り口には鍋とフライパンが交差したマークが掲げられている。建物の中に入ると、食材の香りが漂い、調理をしているNPCたちが見える。皆、笑顔で手際よく料理を作っており、その光景はどこか家庭的で心が和む。
「いらっしゃい、初めての方ですね?」
声をかけてきたのは、ギルドのマスターと思われる女性NPC、エミリア。白いエプロン姿で、優しそうな笑顔を浮かべている。
「はい、料理ギルドに入会したいと思って」
「ようこそ!このギルドでは、料理の基本から特別なレシピまで学べるわよ。まずは初心者向けのレシピを覚えてもらって、少しずつ腕を上げてもらう形ね」
エミリアはにこやかに説明しながら、ヨウに「基本調理セット」を手渡してくれた。セットの中には、鉄鍋、木製の包丁、調理用のまな板が入っている。
基本調理セット
【鉄鍋】耐久度:50/50
【木製包丁】耐久度:30/30
【まな板】耐久度:永続
【効果】:簡単な料理が作れるようになる。一定確率で成功率アップ。
「おお、これがあると色々作れるようになるのか……」
「それに、料理にはモンスターに役立つ効果もあるのよ。攻撃力が上がる料理や、防御力が強化される料理などね。最初に覚えるレシピは『野菜スープ』だから、家の畑で採れたキャベツを使って作ってみるといいわ」
ヨウはエミリアに礼を言い、早速「野菜スープ」のレシピを確認してみた。画面に表示されたレシピには、必要な材料と、作り方のステップが丁寧に記載されている。
野菜スープ
【必要な材料】:キャベツ×1、タマネギ×1、水×1
【効果】:HP回復(小)、成長促進(ぷに専用)
【成功率】:80%
「なるほど、これなら簡単に作れそうだな」
ヨウはエミリアにお礼を言って、料理ギルドを後にした。自分の畑で育てたキャベツを使ってぷににスープを作ってあげる、そう思うだけでなんだかワクワクしてきた。
料理ギルドを出たヨウは、必要な材料をそろえるために村の食材店へと向かった。道中、彼はふと、自分のインベントリにはまだタマネギがなかったことに気づいた。村の広場にある食材店「カーレンの食堂」では、料理に使う素材が多く取り揃えられている。
店内はこじんまりとした造りで、野菜や果物が並ぶ棚があり、カーレンという店主が優しい目で客を迎えている。
「いらっしゃい!今日は何をお探し?」
カーレンに笑顔で尋ねられたヨウは、タマネギを探していることを伝えた。
「ああ、タマネギならこちらよ。新鮮なものだから料理にもぴったりだと思うわ」
ヨウはその言葉に甘え、数個のタマネギを購入した。棚の隣には調味料やハーブも並んでおり、これらを使えばより複雑な料理が作れるかもしれないと思うと、自然と心が躍った。
タマネギ
【価格】:8G
【効果】:料理の味を引き立てる
【ステータス】:防御力+2(15分)
「このタマネギを使えば、ぷにの防御力も少し上がるかもな」
ヨウは購入した食材をインベントリに入れ、再び村の広場へ向かおうとした。その時、食材店の隅でふと何かに気づく。そこには、見慣れないプレイヤーが品物を眺めていた。金髪で快活な雰囲気のその女性プレイヤーは、名前タグに「リナ」と表示されている。
「おっと、君も料理好きか?」
ヨウが声をかけると、リナはぱっと顔を上げ、にこりと笑った。
「ええ!最近始めたばかりだけど、せっかくだから料理も覚えたいと思ってるの。君も料理するの?」
「うん、今朝料理ギルドに入ったばかりなんだ」
「それは奇遇ね!私も料理ギルドのエミリアさんに色々教わってるのよ。もしよかったら、今度一緒に料理大会に参加しない?なんでも、毎月料理ギルドで開かれるらしいわ」
ヨウはリナの提案に驚いたが、すぐに楽しそうだと思い、頷いた。
「料理大会か、それは面白そうだな。ぷにのために色々な料理を覚えたいと思ってるし、ぜひ一緒に参加しよう」
こうしてヨウは新しい仲間、リナとも知り合い、料理を通じて交流の輪が広がっていく予感がした。
村の外れにあるヨウの畑に戻ると、さっそく料理に取り掛かることにした。昨日収穫したキャベツと、食材店で買ったタマネギを用意し、料理ギルドでもらった鉄鍋と包丁を使って、ぷにのために「野菜スープ」を作ってみる。
「まずはキャベツとタマネギを細かく刻んで……」
包丁を使って慎重に材料を切り分ける。VRMMOとはいえ、切る動作や感覚がリアルで、まるで本物の料理をしているような気分だ。材料を鍋に入れ、水を加えて火にかけると、ふんわりとした香りが立ち上がる。
「これで少し煮込めば完成かな……」
ぷにはヨウの足元でワクワクした様子で待っている。小さなスライムがじっと見つめるその姿は、どこか犬のようで愛らしい。
やがてスープが煮立ち、野菜の甘みが引き出されたような香りが漂ってきた。スープを一口すくって、ぷにに差し出すと、ぷには嬉しそうにそのスープを飲み込んだ。
野菜スープ(ぷに専用)
【効果】:HP回復(小)、成長促進
【持続時間】:15分
「どうだ、ぷに?美味しいか?」
「ぷにっ!」
ぷには満足げに体をぷるぷると揺らし、成長したかのように少しだけ体が光り輝いた。ヨウは、スープを美味しそうに飲むぷにを見て、何とも言えない充実感に包まれた。
「よし、これからもどんどん料理を覚えて、ぷにを強くしてあげような」
スローライフを送りながら、仲間たちと共に料理の腕を磨き、モンスターと共にのんびりとした生活を楽しむ――ヨウの冒険は、まだまだ始まったばかりだ。
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