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第5章:王宮での試練と更なる発明
第95話「術者の正体!決戦の果てに待つ未来」
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洞窟内は激しい魔力の嵐に包まれていた。裂け目の中心に立つ石柱は依然として不気味な光を放ち、魔法陣の一部が停止したにもかかわらず、再び力を蓄え始めていた。エルヴィンは汗を拭う暇もなく魔法陣の破壊作業を続ける。一方、ガルドとユリウス、そしてローレンス中佐率いる兵士たちは、次々と押し寄せる闇の兵士たちを迎え撃っていた。
「エルヴィン、時間を稼いでやるから急げよ!」
ガルドが斧を振りかざし、突進してきた闇の兵士を一撃で叩き伏せる。
「分かってる!でも、この魔法陣は想像以上に複雑なんだ!」
エルヴィンは手元の魔道具を操作し、石柱に埋め込まれた魔力の流れを強制的に遮断しようとしていた。しかし、術者が放つ圧倒的な魔力の波動が邪魔をし、なかなか作業が進まない。
「君たちの努力は無駄だ!」
術者の冷たい声が洞窟内に響く。
「この魔法陣は、この地に眠る“真なる力”を解放するために作られた。この世界を腐敗から救うためには、この儀式が必要なのだ!」
「腐敗を救う?そんなのはただの自己満足だ!」
エルヴィンが振り返り、怒りを込めて叫ぶ。
「君がやっているのは、この世界を混乱させるだけだ!人々がどんな苦しみを味わうか分かってるのか!」
術者は一瞬だけ沈黙したが、すぐに不気味な笑みを浮かべた。
「君には分からないだろう。人間は不完全な存在だ。その不完全さを補うために“強大な力”が必要なのだ……それこそが、この魔法陣の目的だ!」
「なら、その“強大な力”を使って何をするつもりだ!?」
ユリウスが剣を構えながら問いただす。
「新しい秩序を作るのだ……我が手でな!」
術者は叫ぶと同時に、闇の兵士たちの動きをさらに活性化させた。それらは今まで以上に素早く、力強く動き出し、次々と一行に襲いかかる。
「ユリウス、後ろを頼む!前は俺が片付ける!」
ガルドが大声で叫び、斧を大きく振り下ろす。その一撃は闇の兵士の群れを吹き飛ばし、他の兵士たちが動きやすいスペースを作った。
「お前に言われるまでもない!」
ユリウスは剣に魔力を込め、鋭い斬撃を繰り出す。彼の剣は魔力障壁を破壊し、兵士たちの進路を妨げる敵を次々と倒していく。
「エルヴィン、早くしろ!こっちはもう限界だぞ!」
ユリウスが背後から叫ぶ。
「もう少しだ!あと少しで魔法陣を完全に止められる……!」
エルヴィンは手元の魔道具を駆使しながら、石柱に刻まれた魔道文字を一つずつ解析し、停止させていく。だが、術者の魔力が強大すぎて、完全に魔法陣を無力化するにはまだ時間がかかる。
「エルヴィン、気を付けろ!」
ガルドの警告が飛ぶ。その瞬間、術者が放った魔力の一撃がエルヴィンに向かって飛来した。エルヴィンはとっさに身を翻し、地面に伏せて攻撃を回避する。
「逃げられると思うなよ!」
術者はさらなる攻撃を繰り出そうと手を上げる。しかし――。
「させるか!」
ガルドが間に割り込み、術者に向かって斧を投げつけた。術者は魔力障壁を展開してそれを弾いたが、わずかに動きが鈍った。
「ナイスだ、ガルド!」
ユリウスがその隙を突き、剣を振り抜いて術者に攻撃を仕掛ける。しかし、術者の防御は堅く、致命傷には至らなかった。
エルヴィンはその間に最後の調整を終え、石柱に向かって全力で魔力を放出した。その力は石柱の魔力の流れを逆転させ、魔法陣全体に異常を引き起こした。
「これで終わりだ……!」
エルヴィンが叫ぶと、石柱の光が一瞬だけ輝きを増し、次の瞬間には完全に消えた。魔法陣が停止し、洞窟内を満たしていた不安定な魔力が一気に収束していく。
「やった……!これで儀式は止まった!」
エルヴィンは息を切らしながらも、達成感に満ちた表情を浮かべた。
だが――。
「まだだ……!」
術者が狂気じみた叫び声を上げ、最後の力を振り絞ってエルヴィンたちに向けて魔力を放った。それは洞窟全体を揺るがすほどの巨大な攻撃だった。
「防げるかよ、こんなもん!」
ガルドが叫ぶ。
「全員、下がれ!俺がやる!」
エルヴィンは手元の携帯用魔道具を取り出し、その力を限界まで引き出した。霧晶石を使った魔力障壁が展開され、術者の攻撃をなんとか受け止める。
「持ちこたえてくれ……!」
エルヴィンは魔道具に全力で魔力を送り続ける。障壁は次第にひび割れを見せるものの、術者の攻撃が収束するまでの間、ギリギリ耐え抜いた。
術者は攻撃を終えると膝をつき、肩で息をしながら一言つぶやいた。
「まだだ……私はまだ……この世界を救う……」
「そのやり方じゃ誰も救えない。」
エルヴィンが毅然とした声で答える。
「自分が信じた理想を押し付けて、他人を犠牲にするのは救いじゃない。」
術者は何も答えず、その場に倒れ込んだ。彼のローブがはだけると、その体には奇妙な痣や魔法陣のような痕跡が浮かび上がっていた。まるで自らの体を実験台にしたかのようだった。
「自分も“触媒”にしたのか……!」
エルヴィンが息を飲む。
ローレンス中佐が術者の体を確認しながらつぶやく。
「彼は……自らを犠牲にしてまで、この儀式を完成させようとしていたのか。」
「でも、これで一旦危機は去った。」
ユリウスが剣を収めながら言う。
「お前が止めてくれたおかげだ、エルヴィン。」
「……まだ終わってないよ。」
エルヴィンは険しい表情を浮かべた。
「魔物を操る力やこの遺跡の存在、そして彼の背後にいる可能性のある黒幕――解決しなければならない問題は山積みだ。」
一行は裂け目を脱出し、砦へと戻る道を進んでいた。襲撃していた闇の兵士たちはすべて消え去り、遺跡の魔法陣も完全に停止している。
しかし、エルヴィンの胸には新たな疑念が芽生えていた。この術者が語った“新たな秩序”とは何を意味していたのか。そして、彼を背後で動かしていた存在は何者なのか――。
「エルヴィン、どうした?」
ガルドが不安そうに問いかける。
「いや……大丈夫。でも、これから先、僕たちが対峙する相手はもっと手強いかもしれない。」
エルヴィンは静かにそう答えた。
「エルヴィン、時間を稼いでやるから急げよ!」
ガルドが斧を振りかざし、突進してきた闇の兵士を一撃で叩き伏せる。
「分かってる!でも、この魔法陣は想像以上に複雑なんだ!」
エルヴィンは手元の魔道具を操作し、石柱に埋め込まれた魔力の流れを強制的に遮断しようとしていた。しかし、術者が放つ圧倒的な魔力の波動が邪魔をし、なかなか作業が進まない。
「君たちの努力は無駄だ!」
術者の冷たい声が洞窟内に響く。
「この魔法陣は、この地に眠る“真なる力”を解放するために作られた。この世界を腐敗から救うためには、この儀式が必要なのだ!」
「腐敗を救う?そんなのはただの自己満足だ!」
エルヴィンが振り返り、怒りを込めて叫ぶ。
「君がやっているのは、この世界を混乱させるだけだ!人々がどんな苦しみを味わうか分かってるのか!」
術者は一瞬だけ沈黙したが、すぐに不気味な笑みを浮かべた。
「君には分からないだろう。人間は不完全な存在だ。その不完全さを補うために“強大な力”が必要なのだ……それこそが、この魔法陣の目的だ!」
「なら、その“強大な力”を使って何をするつもりだ!?」
ユリウスが剣を構えながら問いただす。
「新しい秩序を作るのだ……我が手でな!」
術者は叫ぶと同時に、闇の兵士たちの動きをさらに活性化させた。それらは今まで以上に素早く、力強く動き出し、次々と一行に襲いかかる。
「ユリウス、後ろを頼む!前は俺が片付ける!」
ガルドが大声で叫び、斧を大きく振り下ろす。その一撃は闇の兵士の群れを吹き飛ばし、他の兵士たちが動きやすいスペースを作った。
「お前に言われるまでもない!」
ユリウスは剣に魔力を込め、鋭い斬撃を繰り出す。彼の剣は魔力障壁を破壊し、兵士たちの進路を妨げる敵を次々と倒していく。
「エルヴィン、早くしろ!こっちはもう限界だぞ!」
ユリウスが背後から叫ぶ。
「もう少しだ!あと少しで魔法陣を完全に止められる……!」
エルヴィンは手元の魔道具を駆使しながら、石柱に刻まれた魔道文字を一つずつ解析し、停止させていく。だが、術者の魔力が強大すぎて、完全に魔法陣を無力化するにはまだ時間がかかる。
「エルヴィン、気を付けろ!」
ガルドの警告が飛ぶ。その瞬間、術者が放った魔力の一撃がエルヴィンに向かって飛来した。エルヴィンはとっさに身を翻し、地面に伏せて攻撃を回避する。
「逃げられると思うなよ!」
術者はさらなる攻撃を繰り出そうと手を上げる。しかし――。
「させるか!」
ガルドが間に割り込み、術者に向かって斧を投げつけた。術者は魔力障壁を展開してそれを弾いたが、わずかに動きが鈍った。
「ナイスだ、ガルド!」
ユリウスがその隙を突き、剣を振り抜いて術者に攻撃を仕掛ける。しかし、術者の防御は堅く、致命傷には至らなかった。
エルヴィンはその間に最後の調整を終え、石柱に向かって全力で魔力を放出した。その力は石柱の魔力の流れを逆転させ、魔法陣全体に異常を引き起こした。
「これで終わりだ……!」
エルヴィンが叫ぶと、石柱の光が一瞬だけ輝きを増し、次の瞬間には完全に消えた。魔法陣が停止し、洞窟内を満たしていた不安定な魔力が一気に収束していく。
「やった……!これで儀式は止まった!」
エルヴィンは息を切らしながらも、達成感に満ちた表情を浮かべた。
だが――。
「まだだ……!」
術者が狂気じみた叫び声を上げ、最後の力を振り絞ってエルヴィンたちに向けて魔力を放った。それは洞窟全体を揺るがすほどの巨大な攻撃だった。
「防げるかよ、こんなもん!」
ガルドが叫ぶ。
「全員、下がれ!俺がやる!」
エルヴィンは手元の携帯用魔道具を取り出し、その力を限界まで引き出した。霧晶石を使った魔力障壁が展開され、術者の攻撃をなんとか受け止める。
「持ちこたえてくれ……!」
エルヴィンは魔道具に全力で魔力を送り続ける。障壁は次第にひび割れを見せるものの、術者の攻撃が収束するまでの間、ギリギリ耐え抜いた。
術者は攻撃を終えると膝をつき、肩で息をしながら一言つぶやいた。
「まだだ……私はまだ……この世界を救う……」
「そのやり方じゃ誰も救えない。」
エルヴィンが毅然とした声で答える。
「自分が信じた理想を押し付けて、他人を犠牲にするのは救いじゃない。」
術者は何も答えず、その場に倒れ込んだ。彼のローブがはだけると、その体には奇妙な痣や魔法陣のような痕跡が浮かび上がっていた。まるで自らの体を実験台にしたかのようだった。
「自分も“触媒”にしたのか……!」
エルヴィンが息を飲む。
ローレンス中佐が術者の体を確認しながらつぶやく。
「彼は……自らを犠牲にしてまで、この儀式を完成させようとしていたのか。」
「でも、これで一旦危機は去った。」
ユリウスが剣を収めながら言う。
「お前が止めてくれたおかげだ、エルヴィン。」
「……まだ終わってないよ。」
エルヴィンは険しい表情を浮かべた。
「魔物を操る力やこの遺跡の存在、そして彼の背後にいる可能性のある黒幕――解決しなければならない問題は山積みだ。」
一行は裂け目を脱出し、砦へと戻る道を進んでいた。襲撃していた闇の兵士たちはすべて消え去り、遺跡の魔法陣も完全に停止している。
しかし、エルヴィンの胸には新たな疑念が芽生えていた。この術者が語った“新たな秩序”とは何を意味していたのか。そして、彼を背後で動かしていた存在は何者なのか――。
「エルヴィン、どうした?」
ガルドが不安そうに問いかける。
「いや……大丈夫。でも、これから先、僕たちが対峙する相手はもっと手強いかもしれない。」
エルヴィンは静かにそう答えた。
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