22 / 26
6.反撃開始
6-1.怖いものなんて、何一つ
しおりを挟む
スタッフに、原の件は伏せられて告げられた。データが消え、顧客情報がなくなったという部分だけを美土里が話したのだ。それでいい、と雪生は思う。下手なことまで暴露して不安にさせることはない。
客名を受付から聞き、情報を検索することは意外にも少なかった。それはスタッフが、それぞれ自分の指名客の苦手な香り、触られて欲しくない部位などをきちんと覚えていた功績が大きい。覚えておらずとも、巧みな話術で再びそれを聞き出す猛者もいた。
やはり、接客業に慣れているスタッフは違う。自分には到底真似できないが、落胆より賞賛の方が勝る。
一流とも呼べるスタッフたちのおかげで、真殿と共に、事務仕事へ専念することができた。夕方を過ぎて、ようやく一息つけた状態だ。原を指名していた客も中にはいたが、代わりのスタッフが見事に対応してくれたのもありがたい。
「あ~、ノート使いづらかったぁ。もうこっちは上がりですけど、一人で平気ですか?」
「大丈夫ですよ、真殿さん。そろそろ社長も戻ってくる頃だと思いますし。お疲れ様でした」
「はぁい。お疲れ様で~す」
真殿がノートパソコンを閉じ、退室していく。雪生も程よく仕事を片づけ、自分以外誰もいない事務室で大きく背伸びをした。正面の窓からは茜がかった雲が見える。雨はいつの間にかやんでいたようだ。
給湯室にコーヒーを入れに行こうか、しばらく悩んでいたとき、不意に扉が開いた。
「あ、お帰りなさい、浅川さん……って、原さん!」
入ってきたのは浅川で、その背後には浅川のジャケットを羽織った原が、うつむき加減に立っていた。雪生の声にうなずいて応えたのは、浅川だけだ。原は微かに体を震わせている。
「社長は?」
「野々宮社長とお話しすると出て行きました。座って下さい。お茶を入れてきます」
「わかった。原、中に入ろう」
浅川の声はどことなく優しかった。原は雪生と顔を合わせないように、うつむいたままで奥のソファに腰かける。小雨に当たったのか、髪とジャケットが少し濡れていた。
雪生は給湯室へと急ぎ、パックの緑茶を入れる。湯気が立つマグカップを二人分片手に、通路を急ぎ足で進んでいたさなか、裏口から上がってきた美土里と鉢合わせた。
「お帰りなさい、社長」
「ただいま、都くん。すまないね、事務仕事、君と真殿くんにやらせてしまって」
「仕事ですから気にしないで下さい。それより、浅川さんが原さんを連れて戻ってます」
「そう。原くんから直接、話を聞けそうだね」
「社長の方はどうでしたか? 野々宮さんとのお話しは……」
「それも含めて話すよ。事務室に行こう」
首肯し、顔を引き締めた雪生は、美土里と共に事務室に戻った。
ソファには顔を手で覆い、肩を激しく上下させている原と、困った様子でそれを眺めている浅川がいる。微かな嗚咽も聞こえた。
「ごめん、なさい……ごめんなさい……」
「原さん……大丈夫です。ここにあなたを傷付ける人なんて、誰もいません。だから泣かないで」
静かに涙する原に、雪生は冷たくなっている肩を軽く、握る。マグカップを差し出すと、原は震えている手でそれを受け取った。こんな弱々しい姿は今まで見たことがない。雪生が顔を上げると、美土里が痛ましそうな面を作りながらもうなずく。
「原くん、貴江から話は聞いているよ。君の父君が野々宮グループ関連の子会社にいるということを。そこにつけ込まれて脅された、違うかい?」
「……はい、広宮社長。そのとおりです」
「いつからだ?」
「電話があったのは数日前です。『プロタゴニスタにダメージを与えないと父を解雇する』って言われて……うち、わけわかんなくなって」
「どうしてオレや社長に相談しなかった」
「父さんのことなんて、話すことできないよ……」
「そんなにオレは頼りないか?」
浅川の言葉に、原は悔しげに唇を噛んだ。小さく頭を振りながら。
「浅川、あんまり原くんを責めない。家庭の事情ってものがあるんだから。……それにしても」
「卑怯ですね、野々宮専務」
雪生は吐き捨てた。忌ま忌ましさをこめて。目を見開く美土里と浅川にもたじろがない。
「やり方が卑怯です。原さんを傷付けて、浅川さんとの仲まで引き裂こうとするなんて」
「あの、都くん?」
「だってそうでしょう。他二件では従業員を買収。そして今回の件ですよ? このまま手をこまねいて見ているなんてできません」
雪生は今、猛烈に怒っていた。あまり怒らない、と氷雨に指摘された自分が抱く、静かな赫怒。友と同僚をもてあそぶやり方に、胃の辺りがむかむかしてくる。
「都、落ち着け」
「浅川さんは、原さんを傷付けられたことに怒りは覚えませんか? 確かにデータを消したのは原さんです。でも、それは脅されたから。原さんは被害者です」
「都くんの言うとおりだね。僕は原くんを責めるつもりはないよ。事情を知った以上、こちらのエースに手を出した報いは受けてもらおうか」
「社長……雪生ちゃん……」
はじめて原が顔を上げた。メイクが涙で崩れている。
「うち、酷いことしたのに……なんでそんな」
「酷いのは野々宮専務のやり口さ。それに原くん、君は大事な従業員。社長が社員を守らないでどうするっていうんだい」
軽快に、場の空気を和ませるように美土里が笑った。しかし雪生だからわかるが、美土里の瞳には、自分と同じく怒りが灯っているのを見て取る。
「さて、反撃開始と行こうか。都くんが言ったけど、このままじゃあ腹の虫が治まらない。野々宮専務に直談判だね。親父にも出てもらう。『グレイス』との競争なんて後回しだ。浅川、親父のスケジュール確認して」
「……わかった」
浅川は少し迷ったように原を見ていたが、落ち着いたのがわかったのだろう。原の頭を軽く叩いて室外へと出て行った。
「嫌われちゃったな、うち」
「そんなことないと思います。お二人でゆっくり話し合えばいいんです。そう教えてくれたのは原さんですよ?」
「……色々諦めようと思ったんだ。浅川さんのこともさ。この店から逃げようともした。でも、こんなに優しくされちゃ、逃げらんないよ」
「それは好都合。原くん、君は替えの効かないエースなんだ。浅川だってなんだかんだ言って、君のことを思っているだろうしね。これからもびしびし働いてもらうから」
「……はい。社長、本当にすみませんでした。できる限りの償いはします」
「うん、よろしい。では今日と明日はゆっくり休むこと。あとで浅川に送らせるから」
原がぎこちなく笑む。よかった、と雪生は思う反面、まだ怒りが治まらないでいた。
野々宮専務は一体、どれだけの人を貶め、傷付ければ気が済むのだろう。自分ならいい。何を言われても今なら我慢できるし、支えてくれる存在がいる。金と権力、それで買われたのはこちらも同じだが、意味合いが違う。そこに愛などひとかけらもない。
「都くん、怒っているところ悪いんだけどね。君も話し合いの場に来てもらえるかな」
「え、私が、ですか?」
「親父が君に会いたがってる。それに、話し合いの場に貴江も紅子も呼ぶつもりなんだよ。こっちも婚約者を連れて行こうと思ってね。総力戦で野々宮専務を潰す」
「婚約したの? 社長と雪生ちゃん」
「あ」
しまった、とばかりに美土里が天を仰いだ。それを見て、雪生は微笑む。
「大丈夫です、社長。原さんはほとんど知ってますから」
「そうなのかい? あとで驚かせようと思ったんだけど」
「あのー。申し訳ないんですが皆、雪生ちゃんとの関係気付いてますよー……」
「おかしいなあ……隠してるつもりなんだけど」
「どこがですか? もうバレバレすぎて笑えませんって」
原は涙を拭き、くすりと笑った。若干調子を取り戻したようだ。目には隈ができていて憔悴しきった様子は隠しきれないが、傍目から見ても明るさが表に現れている。
「おめでとう、雪生ちゃん。幸せになって」
――きっとこの明るさに、浅川さんは惹かれたんだ。
二人が上手く、また上手くいってくれればいい。卑劣な人間なんかに負けないで、思いを通じ合わせていってほしい。雪生は心の中で強く願う。
「幸せになるのは私たちだけじゃないです。原さんも、浅川さんも、ですよ」
「う、うん……そうなれたらいいなぁ……」
少し首を傾げて頬を赤らめる原は、雪生の目から見ても可愛らしい。心から浅川を思っているのがわかるはにかみに、雪生は笑みを深めた。
「ところで浅川のどこに惚れたんだい、原くん」
「……可愛いところですかねえ」
「可愛い……? 僕より鍛えてるあの筋肉だるまのどこら辺が……」
「そういう意味じゃないと思いますけど」
「……話、全部聞こえてるぞ」
雪生が苦笑したと同時に、苦々しい声が後ろから聞こえる。いつの間に戻ってきたのか浅川がサングラスを中指で押し上げ、苦り切った顔を作っていた。だが、頬が少し赤い。
「可愛い可愛い浅川くーん、親父のスケジュールどうだった?」
「殴っていいか、社長」
二人のやり取りに、思わす声を上げて雪生は笑ってしまう。それは原も同じで、事務室は一転して暖かな空気に包まれた。それはかけがえのないもののように思う。『プロタゴニスタ』の強みだとも。
――守らなきゃ。この店も、皆も。
今の雪生には、怖いものなんて何一つ、ない。
客名を受付から聞き、情報を検索することは意外にも少なかった。それはスタッフが、それぞれ自分の指名客の苦手な香り、触られて欲しくない部位などをきちんと覚えていた功績が大きい。覚えておらずとも、巧みな話術で再びそれを聞き出す猛者もいた。
やはり、接客業に慣れているスタッフは違う。自分には到底真似できないが、落胆より賞賛の方が勝る。
一流とも呼べるスタッフたちのおかげで、真殿と共に、事務仕事へ専念することができた。夕方を過ぎて、ようやく一息つけた状態だ。原を指名していた客も中にはいたが、代わりのスタッフが見事に対応してくれたのもありがたい。
「あ~、ノート使いづらかったぁ。もうこっちは上がりですけど、一人で平気ですか?」
「大丈夫ですよ、真殿さん。そろそろ社長も戻ってくる頃だと思いますし。お疲れ様でした」
「はぁい。お疲れ様で~す」
真殿がノートパソコンを閉じ、退室していく。雪生も程よく仕事を片づけ、自分以外誰もいない事務室で大きく背伸びをした。正面の窓からは茜がかった雲が見える。雨はいつの間にかやんでいたようだ。
給湯室にコーヒーを入れに行こうか、しばらく悩んでいたとき、不意に扉が開いた。
「あ、お帰りなさい、浅川さん……って、原さん!」
入ってきたのは浅川で、その背後には浅川のジャケットを羽織った原が、うつむき加減に立っていた。雪生の声にうなずいて応えたのは、浅川だけだ。原は微かに体を震わせている。
「社長は?」
「野々宮社長とお話しすると出て行きました。座って下さい。お茶を入れてきます」
「わかった。原、中に入ろう」
浅川の声はどことなく優しかった。原は雪生と顔を合わせないように、うつむいたままで奥のソファに腰かける。小雨に当たったのか、髪とジャケットが少し濡れていた。
雪生は給湯室へと急ぎ、パックの緑茶を入れる。湯気が立つマグカップを二人分片手に、通路を急ぎ足で進んでいたさなか、裏口から上がってきた美土里と鉢合わせた。
「お帰りなさい、社長」
「ただいま、都くん。すまないね、事務仕事、君と真殿くんにやらせてしまって」
「仕事ですから気にしないで下さい。それより、浅川さんが原さんを連れて戻ってます」
「そう。原くんから直接、話を聞けそうだね」
「社長の方はどうでしたか? 野々宮さんとのお話しは……」
「それも含めて話すよ。事務室に行こう」
首肯し、顔を引き締めた雪生は、美土里と共に事務室に戻った。
ソファには顔を手で覆い、肩を激しく上下させている原と、困った様子でそれを眺めている浅川がいる。微かな嗚咽も聞こえた。
「ごめん、なさい……ごめんなさい……」
「原さん……大丈夫です。ここにあなたを傷付ける人なんて、誰もいません。だから泣かないで」
静かに涙する原に、雪生は冷たくなっている肩を軽く、握る。マグカップを差し出すと、原は震えている手でそれを受け取った。こんな弱々しい姿は今まで見たことがない。雪生が顔を上げると、美土里が痛ましそうな面を作りながらもうなずく。
「原くん、貴江から話は聞いているよ。君の父君が野々宮グループ関連の子会社にいるということを。そこにつけ込まれて脅された、違うかい?」
「……はい、広宮社長。そのとおりです」
「いつからだ?」
「電話があったのは数日前です。『プロタゴニスタにダメージを与えないと父を解雇する』って言われて……うち、わけわかんなくなって」
「どうしてオレや社長に相談しなかった」
「父さんのことなんて、話すことできないよ……」
「そんなにオレは頼りないか?」
浅川の言葉に、原は悔しげに唇を噛んだ。小さく頭を振りながら。
「浅川、あんまり原くんを責めない。家庭の事情ってものがあるんだから。……それにしても」
「卑怯ですね、野々宮専務」
雪生は吐き捨てた。忌ま忌ましさをこめて。目を見開く美土里と浅川にもたじろがない。
「やり方が卑怯です。原さんを傷付けて、浅川さんとの仲まで引き裂こうとするなんて」
「あの、都くん?」
「だってそうでしょう。他二件では従業員を買収。そして今回の件ですよ? このまま手をこまねいて見ているなんてできません」
雪生は今、猛烈に怒っていた。あまり怒らない、と氷雨に指摘された自分が抱く、静かな赫怒。友と同僚をもてあそぶやり方に、胃の辺りがむかむかしてくる。
「都、落ち着け」
「浅川さんは、原さんを傷付けられたことに怒りは覚えませんか? 確かにデータを消したのは原さんです。でも、それは脅されたから。原さんは被害者です」
「都くんの言うとおりだね。僕は原くんを責めるつもりはないよ。事情を知った以上、こちらのエースに手を出した報いは受けてもらおうか」
「社長……雪生ちゃん……」
はじめて原が顔を上げた。メイクが涙で崩れている。
「うち、酷いことしたのに……なんでそんな」
「酷いのは野々宮専務のやり口さ。それに原くん、君は大事な従業員。社長が社員を守らないでどうするっていうんだい」
軽快に、場の空気を和ませるように美土里が笑った。しかし雪生だからわかるが、美土里の瞳には、自分と同じく怒りが灯っているのを見て取る。
「さて、反撃開始と行こうか。都くんが言ったけど、このままじゃあ腹の虫が治まらない。野々宮専務に直談判だね。親父にも出てもらう。『グレイス』との競争なんて後回しだ。浅川、親父のスケジュール確認して」
「……わかった」
浅川は少し迷ったように原を見ていたが、落ち着いたのがわかったのだろう。原の頭を軽く叩いて室外へと出て行った。
「嫌われちゃったな、うち」
「そんなことないと思います。お二人でゆっくり話し合えばいいんです。そう教えてくれたのは原さんですよ?」
「……色々諦めようと思ったんだ。浅川さんのこともさ。この店から逃げようともした。でも、こんなに優しくされちゃ、逃げらんないよ」
「それは好都合。原くん、君は替えの効かないエースなんだ。浅川だってなんだかんだ言って、君のことを思っているだろうしね。これからもびしびし働いてもらうから」
「……はい。社長、本当にすみませんでした。できる限りの償いはします」
「うん、よろしい。では今日と明日はゆっくり休むこと。あとで浅川に送らせるから」
原がぎこちなく笑む。よかった、と雪生は思う反面、まだ怒りが治まらないでいた。
野々宮専務は一体、どれだけの人を貶め、傷付ければ気が済むのだろう。自分ならいい。何を言われても今なら我慢できるし、支えてくれる存在がいる。金と権力、それで買われたのはこちらも同じだが、意味合いが違う。そこに愛などひとかけらもない。
「都くん、怒っているところ悪いんだけどね。君も話し合いの場に来てもらえるかな」
「え、私が、ですか?」
「親父が君に会いたがってる。それに、話し合いの場に貴江も紅子も呼ぶつもりなんだよ。こっちも婚約者を連れて行こうと思ってね。総力戦で野々宮専務を潰す」
「婚約したの? 社長と雪生ちゃん」
「あ」
しまった、とばかりに美土里が天を仰いだ。それを見て、雪生は微笑む。
「大丈夫です、社長。原さんはほとんど知ってますから」
「そうなのかい? あとで驚かせようと思ったんだけど」
「あのー。申し訳ないんですが皆、雪生ちゃんとの関係気付いてますよー……」
「おかしいなあ……隠してるつもりなんだけど」
「どこがですか? もうバレバレすぎて笑えませんって」
原は涙を拭き、くすりと笑った。若干調子を取り戻したようだ。目には隈ができていて憔悴しきった様子は隠しきれないが、傍目から見ても明るさが表に現れている。
「おめでとう、雪生ちゃん。幸せになって」
――きっとこの明るさに、浅川さんは惹かれたんだ。
二人が上手く、また上手くいってくれればいい。卑劣な人間なんかに負けないで、思いを通じ合わせていってほしい。雪生は心の中で強く願う。
「幸せになるのは私たちだけじゃないです。原さんも、浅川さんも、ですよ」
「う、うん……そうなれたらいいなぁ……」
少し首を傾げて頬を赤らめる原は、雪生の目から見ても可愛らしい。心から浅川を思っているのがわかるはにかみに、雪生は笑みを深めた。
「ところで浅川のどこに惚れたんだい、原くん」
「……可愛いところですかねえ」
「可愛い……? 僕より鍛えてるあの筋肉だるまのどこら辺が……」
「そういう意味じゃないと思いますけど」
「……話、全部聞こえてるぞ」
雪生が苦笑したと同時に、苦々しい声が後ろから聞こえる。いつの間に戻ってきたのか浅川がサングラスを中指で押し上げ、苦り切った顔を作っていた。だが、頬が少し赤い。
「可愛い可愛い浅川くーん、親父のスケジュールどうだった?」
「殴っていいか、社長」
二人のやり取りに、思わす声を上げて雪生は笑ってしまう。それは原も同じで、事務室は一転して暖かな空気に包まれた。それはかけがえのないもののように思う。『プロタゴニスタ』の強みだとも。
――守らなきゃ。この店も、皆も。
今の雪生には、怖いものなんて何一つ、ない。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
偏屈な辺境伯爵のメイドに転生しましたが、前世が秋葉原ナンバーワンメイドなので問題ありません
八星 こはく
恋愛
【愛されスキルで溺愛されてみせる!伯爵×ぽんこつメイドの身分差ラブ!】
「私の可愛さで、絶対ご主人様に溺愛させてみせるんだから!」
メイドカフェ激戦区・秋葉原で人気ナンバー1を誇っていた天才メイド・長谷川 咲
しかし、ある日目が覚めると、異世界で別人になっていた!
しかも、貧乏な平民の少女・アリスに生まれ変わった咲は、『使用人も怯えて逃げ出す』と噂の伯爵・ランスロットへの奉公が決まっていたのだ。
使用人としてのスキルなんて咲にはない。
でも、メイドカフェで鍛え上げた『愛され力』ならある。
そう決意し、ランスロットへ仕え始めるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる