42 / 148
番外編
テストステロンのロマンス⑤*
しおりを挟む
「ぷぎゅ……っ!」
膝の力が抜けて、景虎の下腹の上にぺたんと座るような形になってしまった。景虎のものが、一気に直腸の奥まで入り込んでしまった圧迫感で、内臓がせり上がって、先ほど飲み込んだ精液が逆流してくる。
「ぉ゙……っ、ぐ……、あか、んあか……んっ」
馴染むのを待ってほしかったのに、容赦なく下から掻き回される。景虎の胸に爪を立てて耐えようとふんばったが、無防備なペニスを擦られて、とうとう庄助は発情期の猫のような長い鳴き声を上げた。
「うっゔぅ~~っ……! や、やめぇっ、あっあっ……!」
下半身に色んな種類の刺激が集中して、目尻から涙が出た。尻の中は景虎のでいっぱいになっていて、閉じられない鈍痛と、前立腺に感じる圧の甘い快感が混ざって混乱する。
勃ち切っていないペニスの先端を、皮ごと擦られて大きな声が出た。庄助が一人でするときの触り方だ。なんでこいつ知ってるんや。ぬめった卑猥な音がする恥ずかしさに、庄助は眉をきつく顰めた。
「いややっ、かげ、もうっ……! あっひ、自分でする、するからぁっ!」
かぶりを振る庄助のうなじから、ほんのりと甘く乳臭い、赤子のような汗の匂いがする。景虎は、ペニスを弄る手を止めてそのまま、我慢汁でしとどに濡れた指先を唇にねじ込んでしゃぶらせた。
「ん……っ、ん、はおっ」
指で挟んだ舌を引き出す。息継ぎのたびに、白い犬歯がちらちらと見えるのが可愛らしかった。
庄助は潤み蕩けた瞳で景虎を一瞥すると、諦めたように自ら、ペニスを扱き始めた。景虎がよく見えるように、足を開き後ろに体重をかけた。
「は、うっ、あ゙……ぅ゙んッ、ん、お」
ペニスを擦るたび、括約筋が根元を締め付ける。それに合わせて、中の肉の壁が弾力をもってうねった。亀頭が奥の、柔らかなヒダに突き当たり包まれる。
「いい眺めだ。傷が閉じるまで毎日、俺の上に乗ってくれ」
「いひゃ……ゥ」
緩い突き上げに、直腸の奥が疼く。もどかしさに、手の動きが恥ずかしげもなくどんどん速くなる。尻の中を拡げられながらペニスを刺激するのは気持ちがいい。絶頂が近づくたびにナカが蠕動して、胎内を穿つ肉の棒を意識してしまう。
「あ……!」
イキそうになって、ひときわ大きくピクピクと締め付けると、景虎の眉根に悩ましげな皺が寄った。
庄助はそれを見て目を細めると、口の中の景虎の指に舌を絡ませた。ちゅぱちゅぱと音を立てて指の節を吸い、爪の生え際を舌でくすぐる。
「ん、庄助……」
「きもひい……? じゃあ、こえは? いひゃい?」
指の骨ごと、尖った犬歯できつく齧る。腹の中の景虎のペニスが、ぐっと持ち上がるように硬くなった。
「……っ」
庄助は、熱いため息を零す景虎の身体に、挿入したまま体重をかけた。景虎の肩は背もたれに深く沈み込み、庄助に見下ろされる形になった。
「なぁ、カゲ……お前」
庄助は、歯型のついた景虎の指を吐き出して、その手を自分の胸の真ん中に当てた。
「ケガして痛いとか、俺に触られて気持ちいいとか……もっとちゃんと言え」
庄助は、納得がいっていなかった。
痛いと声を上げても、何も変わらないという、景虎の言葉に。そんなことないやろ、と思う。痛みは変わらないかもしれないけど、その声に応える相手はここにいるのに。
「庄助……」
「ちゃんと言葉にしろ、教えろ。相槌くらいなら俺が打ったる」
目を逸らさずに言う庄助を見て、景虎の心臓は、灼け付くみたいに熱くなった。
「……ふふ、わかった」
景虎は微笑んだ。庄助だけに見せる柔らかい笑顔だ。肩や胸の凶悪な彫り物とのギャップがえぐいな、と庄助はいつも思う。
膝の力が抜けて、景虎の下腹の上にぺたんと座るような形になってしまった。景虎のものが、一気に直腸の奥まで入り込んでしまった圧迫感で、内臓がせり上がって、先ほど飲み込んだ精液が逆流してくる。
「ぉ゙……っ、ぐ……、あか、んあか……んっ」
馴染むのを待ってほしかったのに、容赦なく下から掻き回される。景虎の胸に爪を立てて耐えようとふんばったが、無防備なペニスを擦られて、とうとう庄助は発情期の猫のような長い鳴き声を上げた。
「うっゔぅ~~っ……! や、やめぇっ、あっあっ……!」
下半身に色んな種類の刺激が集中して、目尻から涙が出た。尻の中は景虎のでいっぱいになっていて、閉じられない鈍痛と、前立腺に感じる圧の甘い快感が混ざって混乱する。
勃ち切っていないペニスの先端を、皮ごと擦られて大きな声が出た。庄助が一人でするときの触り方だ。なんでこいつ知ってるんや。ぬめった卑猥な音がする恥ずかしさに、庄助は眉をきつく顰めた。
「いややっ、かげ、もうっ……! あっひ、自分でする、するからぁっ!」
かぶりを振る庄助のうなじから、ほんのりと甘く乳臭い、赤子のような汗の匂いがする。景虎は、ペニスを弄る手を止めてそのまま、我慢汁でしとどに濡れた指先を唇にねじ込んでしゃぶらせた。
「ん……っ、ん、はおっ」
指で挟んだ舌を引き出す。息継ぎのたびに、白い犬歯がちらちらと見えるのが可愛らしかった。
庄助は潤み蕩けた瞳で景虎を一瞥すると、諦めたように自ら、ペニスを扱き始めた。景虎がよく見えるように、足を開き後ろに体重をかけた。
「は、うっ、あ゙……ぅ゙んッ、ん、お」
ペニスを擦るたび、括約筋が根元を締め付ける。それに合わせて、中の肉の壁が弾力をもってうねった。亀頭が奥の、柔らかなヒダに突き当たり包まれる。
「いい眺めだ。傷が閉じるまで毎日、俺の上に乗ってくれ」
「いひゃ……ゥ」
緩い突き上げに、直腸の奥が疼く。もどかしさに、手の動きが恥ずかしげもなくどんどん速くなる。尻の中を拡げられながらペニスを刺激するのは気持ちがいい。絶頂が近づくたびにナカが蠕動して、胎内を穿つ肉の棒を意識してしまう。
「あ……!」
イキそうになって、ひときわ大きくピクピクと締め付けると、景虎の眉根に悩ましげな皺が寄った。
庄助はそれを見て目を細めると、口の中の景虎の指に舌を絡ませた。ちゅぱちゅぱと音を立てて指の節を吸い、爪の生え際を舌でくすぐる。
「ん、庄助……」
「きもひい……? じゃあ、こえは? いひゃい?」
指の骨ごと、尖った犬歯できつく齧る。腹の中の景虎のペニスが、ぐっと持ち上がるように硬くなった。
「……っ」
庄助は、熱いため息を零す景虎の身体に、挿入したまま体重をかけた。景虎の肩は背もたれに深く沈み込み、庄助に見下ろされる形になった。
「なぁ、カゲ……お前」
庄助は、歯型のついた景虎の指を吐き出して、その手を自分の胸の真ん中に当てた。
「ケガして痛いとか、俺に触られて気持ちいいとか……もっとちゃんと言え」
庄助は、納得がいっていなかった。
痛いと声を上げても、何も変わらないという、景虎の言葉に。そんなことないやろ、と思う。痛みは変わらないかもしれないけど、その声に応える相手はここにいるのに。
「庄助……」
「ちゃんと言葉にしろ、教えろ。相槌くらいなら俺が打ったる」
目を逸らさずに言う庄助を見て、景虎の心臓は、灼け付くみたいに熱くなった。
「……ふふ、わかった」
景虎は微笑んだ。庄助だけに見せる柔らかい笑顔だ。肩や胸の凶悪な彫り物とのギャップがえぐいな、と庄助はいつも思う。
11
お気に入りに追加
327
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集
夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。
現在公開中の作品(随時更新)
『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』
異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【変態医師×ヤクザ】高飛びしたニューヨークで出会いからメスイキ調教までノンストップで行われるえげつない行為
ハヤイもち
BL
外国人医師(美人系変態紳士)×ヤクザ(童顔だがひげを生やして眉間のシワで強面作っている)
あらすじ
高飛びしたヤクザが協力者である外国人医師に初めて会って、ハートフルぼっこで騙されて、ペットになる話。
無理やり、ひどいことはしない(暴力はなし)。快楽堕ち。
受け:名前 マサ
ヤクザ。組でへまをやらかして高飛びした。強面、顰め面。常に眉間にしわを寄せている。ひげ。25歳。
攻め:名前 リンク
サイコパス。ペットを探している。産婦人科医。紳士的で美しい見た目をしている。35歳。変態。
※隠語、モロ語。
※♡喘ぎ入ります。
※メスイキ、調教、潮吹き。
※攻めが受けをペット扱いしています。
上記が苦手な方、嫌悪感抱く方は回れ右でお願いします。
苦情は受け付けませんので、自己責任で閲覧お願いします。
そしてこちらpixivで投稿した作品になります。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16692560
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる