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番外編
ラブリーウサチャンオシオキヘブン④*
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「さすがにエロいな」
興奮を隠しきれない様子で、カゲはまた孔を撫でた。窄まって震えるコードのはみ出た尻の穴、ローションでぬめるそこを、わざと卑猥な音を立てるように指の背でぴたぴたとノックしてくる。
時折コードに指を引っ掛けてぐっと引っ張られると、重ための快感がきて身体が跳ね上がった。
「庄助の中、震えてる」
つぷんと指先を埋めて確かめると、カゲは満足そうに笑った。感じすぎて身体に力が入らない。
「やめろ変態っ……! ヘンなさわり方すんな、やっ……んぁ」
「その変態相手に、こんな濡らしてるのは誰なんだ」
エプロンについた染みをカゲの指がなぞる。身体が期待に反応したけど、それ以上触ってこなかった。
俺のちんこは完全に勃起して、小さなパンツから飛び出してエプロンを汚している。今更なんやけど、クリーニング代はともかく、国枝さんへの言い訳のことを考えるとうんざりした。
カゲは俺のニーハイの太もものフリルのついたゴムの部分に、ローターのコントローラーを差し込んでいく。
右腿二つに左腿一つ。エロ漫画みたいな絵面に顔から火が出そうになる。よくこんな変態みたいなこと思いつくな、毒づこうかと思ったけど言葉にならなかった。
「なぁ、どうしたい?」
「ど、どうって……」
「もっと腹の中いっぱいになるまでおもちゃ挿れてやろうか? それとも、このまま俺のをぶち込むか?」
「……っイヤやぁ……、カゲ……怖いってぇ……」
「お前がどうしても、真面目に仕事がしたいっていうなら」
腕を引っ張って立たされ、ぐるっと身体を回されて机に手をつかされる。気づかなかったが机と思っていたそれは、店の女の子の化粧用なのか大きめの鏡台だった。
鏡の中に、ウサ耳をつけて胸をキスマークだらけにした男がいた。
安っぽいエナメルのスーツのはだけた肌、乳首の周りにうっすら歯型がついている。慌てて目を逸らそうとした顎を後ろから掴まれて、耳の裏に息を吹き付けられる。
「このまま外で、ティッシュ配りの続きするか?」
「ひ……っ」
こんなんヤクザやん。いや、本物のヤクザやったわ。カゲのどの提案も恥ずかしくて怖くて嫌すぎて、俺はぶんぶんと首を振った。
尻の中をゆるい振動が溶かしていく。目をきつく閉じないと、とろけきった自分の顔が鏡で見えてしまう。絶頂するに至らない強さでずっと刺激されて、ただでさえ良くない頭が考えることを放棄する。
「もうイヤや……っカゲ、あ、きぁ……っ!」
乳首をつねられた。いちばん気持ちいい先っぽのところを、爪の痕をつけるようにちくちくと穿られると、腰が連動してるみたいに動いた。
もう無理、こんなんどうでもよくなる、全部投げ出してさっさと犯されたい。涙で濡れたまぶたが、じんわりと熱い。ちいさくモーターの音が聞こえる。
「……もうっ……はやく、しろってぇ……!」
「何をだ?」
「わかるやろがい……!」
俺が吐き捨てると、ぐっと潰すようにかぶさってきたカゲの身体が熱くて呻いた。
腰のあたりに硬くなったカゲのちんこが押し付けられて、俺はいつものことながらどきりとした。デカくて、かたくて、ローターなんかと比べ物にならんくらい腹がいっぱいになるやつ。息ができないくらいにこじ開けられて、何回も奥の奥まで突っ込まれて、いつの間しか俺は、カゲのことだけしか考えられへんようになる。
あの感覚にはやく堕ちて行きたかった。
「あ、あっ……カゲ……っ」
後ろ頭に、肩にキスされる。カゲの頭はそのままずるずると下りていって、跪いて尻を噛まれた。
ぷにぷにとTバックの尻たぶを弄んでは、左右に割り開いてローターに犯された穴をじっと見られる。恥ずかしくて身をよじると、ピシッと音が鳴るくらい尻を叩かれた。
「ぁう……!」
「見せろ」
「いや、や……っ」
足がガクガクする。足首のストラップが擦れて痛い、ヒールで立つのが辛かった。
不安定な状態で立たされて、そんなところを息がかかるほどの距離でじっと見られて、恥ずかしくて死にたい。何より、そんなにされても感じてしまっていることが一番の辱めだった。
「はぁ、あっん……! あ、わ……っ」
コードを引っ張られて、一つがイイところに直撃する。精液がぎゅっと尿道にのぼってくるのがわかった。
「ぴくぴくしてる」
「み、見るな、……拡げんなっ!」
カゲは、変態やから。俺の口や尻の中を見るのが好きなの知ってる。粘膜フェチってやつなんやろか。
今までセックスしてきて、そのたびにいっぱい見られてるけど、いつまでたってもこんな羞恥プレイ慣れるはずない。
「や……っ」
温かくてぬめったものが、フチをなぞった。驚いてもがく腰を掴んで押えつけ、カゲは俺のそこを舐めた。恥ずかしくていたたまれない。せめてもの抵抗にヒールの足をバタつかせたが、太い二の腕で容易く抑え込まれてしまう。
振動音に混じって、ぺちゃぺちゃという水の音が聞こえてくる。締めると中の機械を意識してしまうし、力を抜くと綻んだ穴ににゅるにゅる舌が入ってきた。
「は、あァっ……ううっ、お゙……ぐ」
フチの皺を一つずつ舌先でなぞったり、穴全体を舌の広い面で舐め回したり、ここからは見えないけどカゲはきっと、涼しい顔でそんな卑猥なことをやっているにちがいない。
ちゅくちゅくとローターが入ったままの尻の中まで丹念に味わわれるともう、わけがわからなくなった。
「リカオンの捕食を見たことがあるか?」
音を立てて舐める合間に、いきなりカゲが言う。吐息が剥き出しの肉にあたる。俺はなんのことかわからず、震えながら首を振った。
「ちょうどこんな感じで、草食動物の尻の中に鼻先を突っ込んで、生きたままやわらかい腸からすすって食うんだ。……庄助のはらわたは、美味そうだな」
「や、すすんな……それあかん、もうっ……」
「奥まで舐めたい、食い破って中を見たいくらいだ」
「怖いこと言うなって、っあ、うんっ……っ!? あっあ、なか、ナカがっ……!」
ゆるく粘膜を吸いながら、カゲが俺の太ももに固定されたリモコンのダイヤルをひねった。途端に振動が強くなって、俺は背中ごと跳ね上がった。容赦なく舌で穴の周りをつつき回されて、反射的に強く締めた中の壁にローターが食い込む。
「お、ぁ……! うあっ、イク、もう……!」
細く長く強い快感が、急激に尿道に集まる。我慢していたぶん、きつくて強烈な射精感。触られるまでもない、あっけなく俺は達した。
勢いよく噴出した精液をエプロンが受け止め、薄い綿の生地は透き通るほど濡れそぼった。浅いところに入り込んでいたカゲの舌を、尻の穴が何度か締めつけた。
「あ……っ」
中に入っていたおもちゃを引き抜く間も、カゲは弛緩する俺の穴をしつこく舐め回していた。ほんまに食われてるみたいや。諦めてへたばって鏡台にくっつけた頬が、ひんやりとする。
「そんな汚いとこばっかお前……もう絶対、チューしたらへんからな……っ」
自分でも死ぬほど情けない脅し文句だった。カゲは孔の窪まりに溜まった自分の唾液を、感慨深げに見つめていたが、ふっと笑って俺の頭に触れてきた。
「それは困るな」
ウサ耳カチューシャの位置を直されて、じっと顔を覗き込まれた。クソが。無駄に男前、まさに男前の無駄遣いや。今の今まで人のケツを舐め回してたとは思われへんような笑顔しやがって。
でもわかってる、こんな優しく笑いかけながら、こいつは絶対いらんこと考えてる。
興奮を隠しきれない様子で、カゲはまた孔を撫でた。窄まって震えるコードのはみ出た尻の穴、ローションでぬめるそこを、わざと卑猥な音を立てるように指の背でぴたぴたとノックしてくる。
時折コードに指を引っ掛けてぐっと引っ張られると、重ための快感がきて身体が跳ね上がった。
「庄助の中、震えてる」
つぷんと指先を埋めて確かめると、カゲは満足そうに笑った。感じすぎて身体に力が入らない。
「やめろ変態っ……! ヘンなさわり方すんな、やっ……んぁ」
「その変態相手に、こんな濡らしてるのは誰なんだ」
エプロンについた染みをカゲの指がなぞる。身体が期待に反応したけど、それ以上触ってこなかった。
俺のちんこは完全に勃起して、小さなパンツから飛び出してエプロンを汚している。今更なんやけど、クリーニング代はともかく、国枝さんへの言い訳のことを考えるとうんざりした。
カゲは俺のニーハイの太もものフリルのついたゴムの部分に、ローターのコントローラーを差し込んでいく。
右腿二つに左腿一つ。エロ漫画みたいな絵面に顔から火が出そうになる。よくこんな変態みたいなこと思いつくな、毒づこうかと思ったけど言葉にならなかった。
「なぁ、どうしたい?」
「ど、どうって……」
「もっと腹の中いっぱいになるまでおもちゃ挿れてやろうか? それとも、このまま俺のをぶち込むか?」
「……っイヤやぁ……、カゲ……怖いってぇ……」
「お前がどうしても、真面目に仕事がしたいっていうなら」
腕を引っ張って立たされ、ぐるっと身体を回されて机に手をつかされる。気づかなかったが机と思っていたそれは、店の女の子の化粧用なのか大きめの鏡台だった。
鏡の中に、ウサ耳をつけて胸をキスマークだらけにした男がいた。
安っぽいエナメルのスーツのはだけた肌、乳首の周りにうっすら歯型がついている。慌てて目を逸らそうとした顎を後ろから掴まれて、耳の裏に息を吹き付けられる。
「このまま外で、ティッシュ配りの続きするか?」
「ひ……っ」
こんなんヤクザやん。いや、本物のヤクザやったわ。カゲのどの提案も恥ずかしくて怖くて嫌すぎて、俺はぶんぶんと首を振った。
尻の中をゆるい振動が溶かしていく。目をきつく閉じないと、とろけきった自分の顔が鏡で見えてしまう。絶頂するに至らない強さでずっと刺激されて、ただでさえ良くない頭が考えることを放棄する。
「もうイヤや……っカゲ、あ、きぁ……っ!」
乳首をつねられた。いちばん気持ちいい先っぽのところを、爪の痕をつけるようにちくちくと穿られると、腰が連動してるみたいに動いた。
もう無理、こんなんどうでもよくなる、全部投げ出してさっさと犯されたい。涙で濡れたまぶたが、じんわりと熱い。ちいさくモーターの音が聞こえる。
「……もうっ……はやく、しろってぇ……!」
「何をだ?」
「わかるやろがい……!」
俺が吐き捨てると、ぐっと潰すようにかぶさってきたカゲの身体が熱くて呻いた。
腰のあたりに硬くなったカゲのちんこが押し付けられて、俺はいつものことながらどきりとした。デカくて、かたくて、ローターなんかと比べ物にならんくらい腹がいっぱいになるやつ。息ができないくらいにこじ開けられて、何回も奥の奥まで突っ込まれて、いつの間しか俺は、カゲのことだけしか考えられへんようになる。
あの感覚にはやく堕ちて行きたかった。
「あ、あっ……カゲ……っ」
後ろ頭に、肩にキスされる。カゲの頭はそのままずるずると下りていって、跪いて尻を噛まれた。
ぷにぷにとTバックの尻たぶを弄んでは、左右に割り開いてローターに犯された穴をじっと見られる。恥ずかしくて身をよじると、ピシッと音が鳴るくらい尻を叩かれた。
「ぁう……!」
「見せろ」
「いや、や……っ」
足がガクガクする。足首のストラップが擦れて痛い、ヒールで立つのが辛かった。
不安定な状態で立たされて、そんなところを息がかかるほどの距離でじっと見られて、恥ずかしくて死にたい。何より、そんなにされても感じてしまっていることが一番の辱めだった。
「はぁ、あっん……! あ、わ……っ」
コードを引っ張られて、一つがイイところに直撃する。精液がぎゅっと尿道にのぼってくるのがわかった。
「ぴくぴくしてる」
「み、見るな、……拡げんなっ!」
カゲは、変態やから。俺の口や尻の中を見るのが好きなの知ってる。粘膜フェチってやつなんやろか。
今までセックスしてきて、そのたびにいっぱい見られてるけど、いつまでたってもこんな羞恥プレイ慣れるはずない。
「や……っ」
温かくてぬめったものが、フチをなぞった。驚いてもがく腰を掴んで押えつけ、カゲは俺のそこを舐めた。恥ずかしくていたたまれない。せめてもの抵抗にヒールの足をバタつかせたが、太い二の腕で容易く抑え込まれてしまう。
振動音に混じって、ぺちゃぺちゃという水の音が聞こえてくる。締めると中の機械を意識してしまうし、力を抜くと綻んだ穴ににゅるにゅる舌が入ってきた。
「は、あァっ……ううっ、お゙……ぐ」
フチの皺を一つずつ舌先でなぞったり、穴全体を舌の広い面で舐め回したり、ここからは見えないけどカゲはきっと、涼しい顔でそんな卑猥なことをやっているにちがいない。
ちゅくちゅくとローターが入ったままの尻の中まで丹念に味わわれるともう、わけがわからなくなった。
「リカオンの捕食を見たことがあるか?」
音を立てて舐める合間に、いきなりカゲが言う。吐息が剥き出しの肉にあたる。俺はなんのことかわからず、震えながら首を振った。
「ちょうどこんな感じで、草食動物の尻の中に鼻先を突っ込んで、生きたままやわらかい腸からすすって食うんだ。……庄助のはらわたは、美味そうだな」
「や、すすんな……それあかん、もうっ……」
「奥まで舐めたい、食い破って中を見たいくらいだ」
「怖いこと言うなって、っあ、うんっ……っ!? あっあ、なか、ナカがっ……!」
ゆるく粘膜を吸いながら、カゲが俺の太ももに固定されたリモコンのダイヤルをひねった。途端に振動が強くなって、俺は背中ごと跳ね上がった。容赦なく舌で穴の周りをつつき回されて、反射的に強く締めた中の壁にローターが食い込む。
「お、ぁ……! うあっ、イク、もう……!」
細く長く強い快感が、急激に尿道に集まる。我慢していたぶん、きつくて強烈な射精感。触られるまでもない、あっけなく俺は達した。
勢いよく噴出した精液をエプロンが受け止め、薄い綿の生地は透き通るほど濡れそぼった。浅いところに入り込んでいたカゲの舌を、尻の穴が何度か締めつけた。
「あ……っ」
中に入っていたおもちゃを引き抜く間も、カゲは弛緩する俺の穴をしつこく舐め回していた。ほんまに食われてるみたいや。諦めてへたばって鏡台にくっつけた頬が、ひんやりとする。
「そんな汚いとこばっかお前……もう絶対、チューしたらへんからな……っ」
自分でも死ぬほど情けない脅し文句だった。カゲは孔の窪まりに溜まった自分の唾液を、感慨深げに見つめていたが、ふっと笑って俺の頭に触れてきた。
「それは困るな」
ウサ耳カチューシャの位置を直されて、じっと顔を覗き込まれた。クソが。無駄に男前、まさに男前の無駄遣いや。今の今まで人のケツを舐め回してたとは思われへんような笑顔しやがって。
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