142 / 182
第142話 ここが合成生物の製造場所か
しおりを挟む
第4階層を進んでいくうちに、探索方向によって合成生物出現の頻度に違いがあることがわかった。
どうやらある地点に近づくほどに、頻度が高くなっているようだ。
その地点を目的地として探索して、もう数日が経過している。
幸いなことに人工的な迷宮だ。ときには部屋があり、大抵は魔物の巣となっているが、それさえ全滅させれば安全地帯になる。扉が開かないように細工もすれば完璧だ。
このお陰で、体力的にはずいぶんと楽だった。苦労したのは食料のほうだ。
奥に進むにつれて合成生物しか現れなくなってしまったのだ。合成生物を食べるには、口にしたら食中毒を起こすような生物が合成されていないか念入りに調べる必要がある。結果捨てるしかない場合も多いし、食べられるにしても調理方法を工夫しなければならなかったりもする。
安全地帯があるだけマシだが、本来探索に当てられる時間をこれに費やさねばならないのは痛い。
唯一飲み水に関しては、合成生物たちの維持に必要なのか、あちこちに水場が作られていて本当に助かった。
また、探索に時間がかかっているのは、食糧問題だけが原因じゃない。
目的地への道が見つからなかったのだ。
ここまで記録してきた地図を見ても、その空間のみが白紙となってしまっている。周辺の道はすでに網羅しており、経路がないこと明らかだ。
「……残念ですが、今回はもう引き返して、次は第3階層から入れる道がないか調べてみてはいかがでしょう?」
みんなで一緒に地図を眺めていたところ、やや疲れた顔で丈二が提案する。
ロザリンデも両手で頬杖をついて、ため息をつく。
「妙なところね。道はないのに、その場所に近づけないよう合成生物が守っててるなんて」
「いえ、守らせているからには、道はどこかにはあるのだと思います。わたくしたちが、なにか見落としていたのかもしれません」
「見落としか……」
フィリアの言葉に、おれはこれまでの軌跡を思い起こしてみる。
「それらしきものはなかったと思うけど、隠し通路の仕掛けを見落としてたかもしれないな」
おれは改めて地図を注視して、過去に攻略してきた多くの人工迷宮の構造と照らし合わせる。そして数ヶ所、印をつけていく。
「疲れが溜まってきてるところ悪いんだけど、最後にこの地点を再確認させて欲しい。できれば今回のうちに、手がかりを見つけたいんだ」
「タクト様、焦っていらっしゃるのですか?」
「うん……。もし本当に隼人くんなら、早く迎えに行ってあげなきゃだから……ね」
「そういうことなら、もう少し頑張りましょう、ジョージ?」
「ええ、もちろん」
それから夜を明かして翌日、さっそく印をつけた地点を回った。3ヶ所目で、ようやく仕掛けを見つけた。
「ずいぶん念入りに隠してあったけど、これでやっと先に進めるよ」
仕掛けを起動すると、近くの壁の一部が下方へ落ちる。それに遮られていた通路が現れた。
「さて、なにが出るかしら」
勇んで先頭を歩いていくロザリンデだったが、やがて「うっ」と呻いて歩を止めた。
目の前に広がる光景に、フィリアも丈二も顔をしかめ、目を逸らさざるを得ない。
「やっぱり、ここが合成生物の製造場所か……」
それは一種の研究所や、工場のようでもあった。
どこから捕獲してきたのか、ウルフベアやエッジラビットといった多種多様な魔物の肉体が、薬液に満たされて保存されている。
複雑な魔力回路により、製造工程は自動化されているらしい。
2台の手術台にそれぞれ乗せられたふたつの生物が、切り刻まれていく。ベースとなる一方は死なない程度に。もう一方は、バラバラに。そしてベースのほうに、バラバラになった肉片を移植していく。
それらの肉体・肉片には魔法的な処理がなされているらしく、移植されると異なる肉同士が容易に繋がり、異形になっていく。
「なんておぞましい……」
ロザリンデは嫌悪感を顔に滲ませながら、手のひらに魔力を集中し、炎の玉を作り出す。
「焼き尽くしましょう。こんなもの、存在してはいけないわ」
「いえ、おぞましいことには同意ですが、調査が先です」
「ジョージ……」
不満そうに口をつぐむロザリンデだが、おれも丈二には賛成だ。
「ロゼちゃん、丈二さんの言うとおりだ。おれたちは手がかりを探しに来たんだ。それに……もしものときは、ここの施設を利用させてもらうかもしれない」
「タクト……あなたも合成生物を作りたいの?」
「逆だよ。作れるなら、戻せるかもしれない。必要になるとは言い切れないけど、その可能性を失くしたくないんだ」
「ロザリンデ様、お気持ちはみんな一緒ですが、今はまだその時ではないのです」
「……そう、そうね。きっと、その通りね。でも、こんなものが、唯一の希望になるかもしれないなんて不愉快だわ」
そう言いつつも、ロザリンデは積極的に調査に手を貸してくれる。
製造施設内では、徘徊する合成生物とも遭遇した。しかし襲ってはこない。おそらく戦闘で設備が壊されるのを避けるためだろう。ただ、ずっと尾けてはくる。
設備に近づくと、警告するように唸る。おそらく、合成生物製造の邪魔をしたり、破壊工作をしようとしたら襲うように作られている。
施設を観察すればするほど、おれの記憶と合致する点が多い。
「そうか。秘密結社ウィズダムのプラントがまだ生きてて、転移してきたのか……」
「ウィズダム?」
丈二の他、異世界人であるフィリアとロザリンデさえも首を傾げる。知らなくて当然だろう。200年以上も前に滅びた秘密結社なのだから。
「この前話した仲間、『吼拳士』ライラと一緒に叩き潰した組織のひとつだよ。合成生物を悪用する組織の中では最大規模だった」
ウィズダムは、素材となる生物を、捕獲専用の合成生物を用いて集めていたと聞いたことがある。それがどんなものかまでは知らなかったが、もしかしたら……。
そのとき背後で物音。ちょうど薬液のプールに、新たな素材が投げ落とされる。
運んできたのは、巨大なミミズのような合成生物だ。きっと雪乃が見たのは、あいつと同種だろう。
「あっ、見てください、あれを」
フィリアがなにかを見つけて、そちらへ駆け寄っていく。拾い上げたそれは、誰もが見覚えがあった。
「ファルコン様の、覆面です」
やはり隼人は、ここに連れてこられていたのだ。
どうやらある地点に近づくほどに、頻度が高くなっているようだ。
その地点を目的地として探索して、もう数日が経過している。
幸いなことに人工的な迷宮だ。ときには部屋があり、大抵は魔物の巣となっているが、それさえ全滅させれば安全地帯になる。扉が開かないように細工もすれば完璧だ。
このお陰で、体力的にはずいぶんと楽だった。苦労したのは食料のほうだ。
奥に進むにつれて合成生物しか現れなくなってしまったのだ。合成生物を食べるには、口にしたら食中毒を起こすような生物が合成されていないか念入りに調べる必要がある。結果捨てるしかない場合も多いし、食べられるにしても調理方法を工夫しなければならなかったりもする。
安全地帯があるだけマシだが、本来探索に当てられる時間をこれに費やさねばならないのは痛い。
唯一飲み水に関しては、合成生物たちの維持に必要なのか、あちこちに水場が作られていて本当に助かった。
また、探索に時間がかかっているのは、食糧問題だけが原因じゃない。
目的地への道が見つからなかったのだ。
ここまで記録してきた地図を見ても、その空間のみが白紙となってしまっている。周辺の道はすでに網羅しており、経路がないこと明らかだ。
「……残念ですが、今回はもう引き返して、次は第3階層から入れる道がないか調べてみてはいかがでしょう?」
みんなで一緒に地図を眺めていたところ、やや疲れた顔で丈二が提案する。
ロザリンデも両手で頬杖をついて、ため息をつく。
「妙なところね。道はないのに、その場所に近づけないよう合成生物が守っててるなんて」
「いえ、守らせているからには、道はどこかにはあるのだと思います。わたくしたちが、なにか見落としていたのかもしれません」
「見落としか……」
フィリアの言葉に、おれはこれまでの軌跡を思い起こしてみる。
「それらしきものはなかったと思うけど、隠し通路の仕掛けを見落としてたかもしれないな」
おれは改めて地図を注視して、過去に攻略してきた多くの人工迷宮の構造と照らし合わせる。そして数ヶ所、印をつけていく。
「疲れが溜まってきてるところ悪いんだけど、最後にこの地点を再確認させて欲しい。できれば今回のうちに、手がかりを見つけたいんだ」
「タクト様、焦っていらっしゃるのですか?」
「うん……。もし本当に隼人くんなら、早く迎えに行ってあげなきゃだから……ね」
「そういうことなら、もう少し頑張りましょう、ジョージ?」
「ええ、もちろん」
それから夜を明かして翌日、さっそく印をつけた地点を回った。3ヶ所目で、ようやく仕掛けを見つけた。
「ずいぶん念入りに隠してあったけど、これでやっと先に進めるよ」
仕掛けを起動すると、近くの壁の一部が下方へ落ちる。それに遮られていた通路が現れた。
「さて、なにが出るかしら」
勇んで先頭を歩いていくロザリンデだったが、やがて「うっ」と呻いて歩を止めた。
目の前に広がる光景に、フィリアも丈二も顔をしかめ、目を逸らさざるを得ない。
「やっぱり、ここが合成生物の製造場所か……」
それは一種の研究所や、工場のようでもあった。
どこから捕獲してきたのか、ウルフベアやエッジラビットといった多種多様な魔物の肉体が、薬液に満たされて保存されている。
複雑な魔力回路により、製造工程は自動化されているらしい。
2台の手術台にそれぞれ乗せられたふたつの生物が、切り刻まれていく。ベースとなる一方は死なない程度に。もう一方は、バラバラに。そしてベースのほうに、バラバラになった肉片を移植していく。
それらの肉体・肉片には魔法的な処理がなされているらしく、移植されると異なる肉同士が容易に繋がり、異形になっていく。
「なんておぞましい……」
ロザリンデは嫌悪感を顔に滲ませながら、手のひらに魔力を集中し、炎の玉を作り出す。
「焼き尽くしましょう。こんなもの、存在してはいけないわ」
「いえ、おぞましいことには同意ですが、調査が先です」
「ジョージ……」
不満そうに口をつぐむロザリンデだが、おれも丈二には賛成だ。
「ロゼちゃん、丈二さんの言うとおりだ。おれたちは手がかりを探しに来たんだ。それに……もしものときは、ここの施設を利用させてもらうかもしれない」
「タクト……あなたも合成生物を作りたいの?」
「逆だよ。作れるなら、戻せるかもしれない。必要になるとは言い切れないけど、その可能性を失くしたくないんだ」
「ロザリンデ様、お気持ちはみんな一緒ですが、今はまだその時ではないのです」
「……そう、そうね。きっと、その通りね。でも、こんなものが、唯一の希望になるかもしれないなんて不愉快だわ」
そう言いつつも、ロザリンデは積極的に調査に手を貸してくれる。
製造施設内では、徘徊する合成生物とも遭遇した。しかし襲ってはこない。おそらく戦闘で設備が壊されるのを避けるためだろう。ただ、ずっと尾けてはくる。
設備に近づくと、警告するように唸る。おそらく、合成生物製造の邪魔をしたり、破壊工作をしようとしたら襲うように作られている。
施設を観察すればするほど、おれの記憶と合致する点が多い。
「そうか。秘密結社ウィズダムのプラントがまだ生きてて、転移してきたのか……」
「ウィズダム?」
丈二の他、異世界人であるフィリアとロザリンデさえも首を傾げる。知らなくて当然だろう。200年以上も前に滅びた秘密結社なのだから。
「この前話した仲間、『吼拳士』ライラと一緒に叩き潰した組織のひとつだよ。合成生物を悪用する組織の中では最大規模だった」
ウィズダムは、素材となる生物を、捕獲専用の合成生物を用いて集めていたと聞いたことがある。それがどんなものかまでは知らなかったが、もしかしたら……。
そのとき背後で物音。ちょうど薬液のプールに、新たな素材が投げ落とされる。
運んできたのは、巨大なミミズのような合成生物だ。きっと雪乃が見たのは、あいつと同種だろう。
「あっ、見てください、あれを」
フィリアがなにかを見つけて、そちらへ駆け寄っていく。拾い上げたそれは、誰もが見覚えがあった。
「ファルコン様の、覆面です」
やはり隼人は、ここに連れてこられていたのだ。
35
お気に入りに追加
729
あなたにおすすめの小説

底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった
椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。
底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。
ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。
だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。
翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。

スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる