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第24話 そういう下心は大歓迎です
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「なるほど……探索者の方々が活躍できるようになれば、商売相手も増えるのは道理です」
おれが説明すると、フィリアは納得してくれたようだ。
「そうそう。人数は『特殊害獣狩猟士』を持ってる人よりずっと多いんだ。なのにみんな、美幸さんみたいに中を進めなくて仕事ができてない。これは大きいよ」
「確かに……。迷宮の金属素材が希少になってしまっているのも、本来、専門的に採掘をするはずだった方々が活躍できていないからでしょうし……」
「探索者が活躍するのに必要なことを探る、いいチャンスなんだよ、これは」
「それならわたくしも賛成です。一条様に下心がなくて良かったです」
「いや、下心は正直あるよ。今後、顧客になってくれるかもって下心がね。ま、単に人助けがしたいっていうのもあるけど」
「それなら、ますます良かったです。そういう下心は大歓迎です」
にっこりと笑うフィリアである。その笑顔にひと安心だ。
「よし、話は決まった。美幸さん、おれたちと一緒に行こう。もともとの用事があるから途中、一旦抜けるけど、その間はフィリアさんと紗夜ちゃんが守ってくれる」
美幸は心底嬉しそうに手を叩いた。
「ありがとう! えぇと、フィリアちゃんと紗夜ちゃん? ふたりとも、よろしくぅ!」
「はい、よろしくお願いいたします」
「あ、あたしも、よろしくです。勉強させてもらいますっ」
話もまとまったところで、おれたちは4人で迷宮に足を踏み入れた。
◇
「わあっ、これが鉱脈ってやつ? 初めて見たぁ!」
探索をして1時間弱。鉱脈を見つけて、美幸ははしゃいでいた。嬉しそうに体を揺らすたびに、胸元がぽよんっ、と弾む。
いやほんと視線を持っていかれて、周辺への警戒がおろそかになっちゃうから勘弁して欲しい。
「見すぎですよ、一条様」
「いやでも、護衛対象だし、貴重な探索者のサンプルだし、目を離しちゃダメだよね?」
「末柄様はわたくしが見ておりますから、一条様は葛城様と一緒に周辺警戒をお願いいたします」
「はーい」
美幸はハンマーとタガネで鉱脈を砕きにかかる。砕いた鉱石をスコップですくい、厚手の袋に詰めていく。それが一杯になったらバックパックへ。
鉱脈が全然割れない様子や、すぐ汗まみれになる姿、鉱石を詰めた石を持つとふらつくあたり、やはり体力がない。迷宮に……というより、肉体労働自体に慣れていない印象を受ける。
そんな女性が、なぜわざわざ迷宮に?
「理由は、あれかな……?」
美幸の左薬指には、指輪のあとが残っている。あくまであとだ。彼女の身に最近なにがあったのか想像に難くはない。
だが彼女が話そうとしない限りは、詳しく知る必要はないし、知ろうとも思わない。彼女は自分の意志でこの迷宮を選んだ。その想いを守る手伝いさえできればいい。
「先生、これちょっと厳しいですぅ~!」
採掘の音に引かれて、絶え間なくエッジラビットがやってきている。
対処は難しくないが、さすがに疲れが出たか、紗夜は弱音を上げている。それでもナイフ1本でよくやっている。
おれは天井から無音で迫るステルスキャットに対処しつつ、紗夜の援護に入った。
「紗夜ちゃんは一旦下がって、フィリアさんと交代だ。美幸さんをそばで守ってあげて」
「わ、わかりましたっ」
下がった紗夜の代わりに、フィリアが前に出てきて肩を並べる。
「美幸さんは、どんな様子だった?」
「ちらちらと見ていたので、知っておいででしょう?」
「ヤキモチ妬かないでよ。観察は冒険者の基本で、癖みたいなものなんだ」
ぼっ、とフィリアは頬を赤くした。
「や、ヤキモチなんて! もうっ、戦闘中に冗談はやめてくださいっ」
多数のエッジラビットの対処は面倒だが、幸いなことに、ウルフベアまでは出現しない。あの魔物は凶暴だが、その凶暴さは臆病さの裏返しでもある。音がしているところ――特に金属的な音には近づいてこない。
逆に、こうして長く一箇所に留まっていると現れるのは……。
「先生! 初めて見る魔物がいます!」
おれとフィリアがカバーしていない方向から、のそのそと四足の魔物が歩いてくる。
ミュータスリザードだ。頭から胴まで1メートル以上、尻尾を含めた全長は2メートルを超えようかという大型のトカゲだ。
インドネシアに生息するコモドオオトカゲに似ているが、この魔物には毒はない。その代わり――。
「ひゃあっ!?」
ミュータスリザードの吐いた粘液をモロに喰らい、紗夜はひっくり返った。
「熱っ、うっ、え!? うごっ、動けないです~! わあっ、やだやだやだっ、来ないでぇ!」
「トカゲさん、来ないで! 来ないで!」
凝固した粘液で動きを止められた紗夜に、ミュータスリザードが迫る。美幸が手元の石を投げつけるが、当たらないし、当たってもびくともしない。
「美幸さん下がって! おれがやる!」
他の魔物をフィリアに任せ、ミュータスリザードの前に立ち塞がる。
すぐさま粘液を吐かれるが、よく観察すれば回避は容易い。
粘液を充填するため喉が蠢くのだ。それから口を開け、息を吸うような間のあとに吐き出される。
数回も回避していれば、吐く動作をしても粘液が出てこなくなる。生成していた分を使い果たしたのだ。次に吐けるようになるまで、数時間はかかる。
こうなれば、もはや大きいだけのトカゲだ。
おれは一気に距離を詰め、一息に首を切断した。
「よし、そろそろ休憩にしよう。美幸さん、いいかな?」
「う、うん。それはもう……やっぱり格好いいのね、リアルモンスタースレイヤーって」
「一条拓斗ですよ」
「ええ。素敵よ、一条くん」
フィリアはすでに他の魔物を撃退して、せっせと討伐証明や素材を集めている。
「それより先生、助けてください~っ!」
身動きできなくて涙目の紗夜である。懸命にジタバタしているのが不憫だが可愛い。
「ちょっと待っててね。気持ち悪いかもだけど、すぐ助けてあげる」
おれは撃破したミュータスリザードの腹を裂き、とある内臓器官を取り出した。
おれが説明すると、フィリアは納得してくれたようだ。
「そうそう。人数は『特殊害獣狩猟士』を持ってる人よりずっと多いんだ。なのにみんな、美幸さんみたいに中を進めなくて仕事ができてない。これは大きいよ」
「確かに……。迷宮の金属素材が希少になってしまっているのも、本来、専門的に採掘をするはずだった方々が活躍できていないからでしょうし……」
「探索者が活躍するのに必要なことを探る、いいチャンスなんだよ、これは」
「それならわたくしも賛成です。一条様に下心がなくて良かったです」
「いや、下心は正直あるよ。今後、顧客になってくれるかもって下心がね。ま、単に人助けがしたいっていうのもあるけど」
「それなら、ますます良かったです。そういう下心は大歓迎です」
にっこりと笑うフィリアである。その笑顔にひと安心だ。
「よし、話は決まった。美幸さん、おれたちと一緒に行こう。もともとの用事があるから途中、一旦抜けるけど、その間はフィリアさんと紗夜ちゃんが守ってくれる」
美幸は心底嬉しそうに手を叩いた。
「ありがとう! えぇと、フィリアちゃんと紗夜ちゃん? ふたりとも、よろしくぅ!」
「はい、よろしくお願いいたします」
「あ、あたしも、よろしくです。勉強させてもらいますっ」
話もまとまったところで、おれたちは4人で迷宮に足を踏み入れた。
◇
「わあっ、これが鉱脈ってやつ? 初めて見たぁ!」
探索をして1時間弱。鉱脈を見つけて、美幸ははしゃいでいた。嬉しそうに体を揺らすたびに、胸元がぽよんっ、と弾む。
いやほんと視線を持っていかれて、周辺への警戒がおろそかになっちゃうから勘弁して欲しい。
「見すぎですよ、一条様」
「いやでも、護衛対象だし、貴重な探索者のサンプルだし、目を離しちゃダメだよね?」
「末柄様はわたくしが見ておりますから、一条様は葛城様と一緒に周辺警戒をお願いいたします」
「はーい」
美幸はハンマーとタガネで鉱脈を砕きにかかる。砕いた鉱石をスコップですくい、厚手の袋に詰めていく。それが一杯になったらバックパックへ。
鉱脈が全然割れない様子や、すぐ汗まみれになる姿、鉱石を詰めた石を持つとふらつくあたり、やはり体力がない。迷宮に……というより、肉体労働自体に慣れていない印象を受ける。
そんな女性が、なぜわざわざ迷宮に?
「理由は、あれかな……?」
美幸の左薬指には、指輪のあとが残っている。あくまであとだ。彼女の身に最近なにがあったのか想像に難くはない。
だが彼女が話そうとしない限りは、詳しく知る必要はないし、知ろうとも思わない。彼女は自分の意志でこの迷宮を選んだ。その想いを守る手伝いさえできればいい。
「先生、これちょっと厳しいですぅ~!」
採掘の音に引かれて、絶え間なくエッジラビットがやってきている。
対処は難しくないが、さすがに疲れが出たか、紗夜は弱音を上げている。それでもナイフ1本でよくやっている。
おれは天井から無音で迫るステルスキャットに対処しつつ、紗夜の援護に入った。
「紗夜ちゃんは一旦下がって、フィリアさんと交代だ。美幸さんをそばで守ってあげて」
「わ、わかりましたっ」
下がった紗夜の代わりに、フィリアが前に出てきて肩を並べる。
「美幸さんは、どんな様子だった?」
「ちらちらと見ていたので、知っておいででしょう?」
「ヤキモチ妬かないでよ。観察は冒険者の基本で、癖みたいなものなんだ」
ぼっ、とフィリアは頬を赤くした。
「や、ヤキモチなんて! もうっ、戦闘中に冗談はやめてくださいっ」
多数のエッジラビットの対処は面倒だが、幸いなことに、ウルフベアまでは出現しない。あの魔物は凶暴だが、その凶暴さは臆病さの裏返しでもある。音がしているところ――特に金属的な音には近づいてこない。
逆に、こうして長く一箇所に留まっていると現れるのは……。
「先生! 初めて見る魔物がいます!」
おれとフィリアがカバーしていない方向から、のそのそと四足の魔物が歩いてくる。
ミュータスリザードだ。頭から胴まで1メートル以上、尻尾を含めた全長は2メートルを超えようかという大型のトカゲだ。
インドネシアに生息するコモドオオトカゲに似ているが、この魔物には毒はない。その代わり――。
「ひゃあっ!?」
ミュータスリザードの吐いた粘液をモロに喰らい、紗夜はひっくり返った。
「熱っ、うっ、え!? うごっ、動けないです~! わあっ、やだやだやだっ、来ないでぇ!」
「トカゲさん、来ないで! 来ないで!」
凝固した粘液で動きを止められた紗夜に、ミュータスリザードが迫る。美幸が手元の石を投げつけるが、当たらないし、当たってもびくともしない。
「美幸さん下がって! おれがやる!」
他の魔物をフィリアに任せ、ミュータスリザードの前に立ち塞がる。
すぐさま粘液を吐かれるが、よく観察すれば回避は容易い。
粘液を充填するため喉が蠢くのだ。それから口を開け、息を吸うような間のあとに吐き出される。
数回も回避していれば、吐く動作をしても粘液が出てこなくなる。生成していた分を使い果たしたのだ。次に吐けるようになるまで、数時間はかかる。
こうなれば、もはや大きいだけのトカゲだ。
おれは一気に距離を詰め、一息に首を切断した。
「よし、そろそろ休憩にしよう。美幸さん、いいかな?」
「う、うん。それはもう……やっぱり格好いいのね、リアルモンスタースレイヤーって」
「一条拓斗ですよ」
「ええ。素敵よ、一条くん」
フィリアはすでに他の魔物を撃退して、せっせと討伐証明や素材を集めている。
「それより先生、助けてください~っ!」
身動きできなくて涙目の紗夜である。懸命にジタバタしているのが不憫だが可愛い。
「ちょっと待っててね。気持ち悪いかもだけど、すぐ助けてあげる」
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