伝説の最強令嬢、運命の番のために無双します

リコピン

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後日談

建築家の決意

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「家を建てて欲しいの!」

「わぁっ!?」

工房での作業途中―と言っても中々思いつかないアイデアに行き詰まっていたところではあったが―いきなり開かれた扉と声に思わず叫んでしまった。

「っ!ルアナ様、とマリーか、何だ、驚かすなよ」

「あら?普通に登場するより面白かったでしょう?」

「普通で頼む。心臓に悪い」

「ふーん」

『それではつまらない』という顔をしたこのお嬢様は、まず間違いなくまた同じことを仕掛けてくるのだろう。

「で?家を建てる?増築じゃなくてか?屋敷を新しくするのか?」

「いいえ。家の裏手の空き地を購入したんだけど、建てて欲しいのは一人暮らし用の家。狭くていいから、暮らしやすい感じがいいのよね」

「…」

思わず、考えてしまった。その使用用途。一人暮らし?お嬢様がか?それとも、誰かを住まわせる?一体誰を―?

「…別居するわけではないし、愛人を住まわせるわけでもないわよ?」

「え!?あ、いや、流石にそんなことまでは考えて、」

「ハンナをそろそろ引退させてあげたいのよ」

「…」

「王都に戻って来てから、ロイスナーの地位が向上したのか、私の汚名が晴れたのか、屋敷の求人に応募が増えて。何とかハンナ無しでも厨房が回るようになってきたの」

「…」

汚名が晴れたどころか一躍時の人、『竜の系譜』、ルアナ・ロイスナー。

あの日、王都中の人間が、大空を舞う緋色の竜を目撃している。自分もまたその一人、悠然と飛び去るその姿をただ呆然と見上げていた。そして今や、彼女の名前を耳にしない日など無いくらいだというのに、当の本人はそれをどこまで自覚しているのか―

「ハンナって身寄りがないらしいのよね。あの歳で完全な一人暮らしをさせるのは恐いでしょう?だから、家の裏に住んで貰おうと思って。それなら、何かあればすぐ駆けつけられるし」

「…なるほどな」

己の懐に抱え込んだものを当然のように庇護しようとするのは、彼女に流れるという『守護』の血によるものなのか、彼女自身の特性なのか。考えても答えの出そうにない疑問を、頭を振って閉め出した。

「わかった、引き受ける」

「ありがとう。じゃあ、早速で悪いけど、今から見に来てくれる?」

「ああ」

この『思い立ったが即』という彼女の行動力も嫌いではない。直ぐに立ち止まってしまいそうになる自分には無いものだから。

店を閉め、数歩前を歩くルアナとマリーの後に続く。何を話しているのやら、仲のいい主従だなとぼんやり眺めながら歩いていると、突然、ルアナが振り返った。

「ちょっと、クルト。わざわざ、気を効かせてマリーを連れてきたんだから。並んで歩くとか、手を繋ぐとか、することあるでしょう?」

「はぁっ!?」

「ほら、マリーも」

言って、ルアナに押し出されたマリーがこちらへとよろめいた。咄嗟に手を伸ばして支えるが、赤くなったマリーの顔に直ぐさま手を離す。

どうしていいかわからずにルアナに視線を向けるが、既に気にした様子もなく歩き出してしまった雇い主。マリーと二人で慌てて追いながら、隣に並んだ存在を強く意識する。

自分の肩ほどまでしかない身長に、見下ろせばその頬が紅く染まっていて、本当に、どうしたものかと途方にくれる。

実際のところ、こうやって二人で並んで歩くのだって数度目。マリーと手を繋いでみたい、というよりは触れてみたい、とは思う。だが、こんないい歳したおっさんが?そう思うと手どころか指一本動かせなくなって、

「…クルトさん?」

「っ!」

不意に呼ばれた名前。見上げる瞳の純心さに、手を触れるとか、そんなことを考えていた自分がとてつもなくみっともなく思えて、挙動が怪しくなった。

「…ちょっと、クルト。せめて腕ぐらい貸しなさいよ」

「!あ、おう!」

「…」

助け船なのか何なのか、ルアナに言われて差し出した自身の腕。そこに軽く手が添えられた。その小ささに驚きながらも、思わず顔が綻びそうになり―

「…ふーん」

「!なっ!?何だ!?」

しっかりと、見られていたらしい視線。何かを納得したらしいルアナが、それ以上何かを言うことはなかったが。

再び歩き出した背を追いながら、近くなった距離から囁かれた声。

「クルトさんは、凄いですね」

「え?何が?」

今までの行動、年下のお嬢様の言動に振り回されっぱなしの自分のどこを見て凄いと言ってくれるのか。

「…ルアナ様に、全然物怖じしていないというか。その、クルトさんはルアナ様が恐くはないですか?」

「あー、そうだな。確かに、最初は逃げ出したいほどビビったし、今でもおっかないと思う時が無いとは言わないが」

それでも、

「無闇に人を傷つけて喜ぶようなやつじゃないってのは、何となくわかってきたからな」

「…私も、ルアナ様がお優しい方だっていうのはわかってるんです。世間で言われていたような酷いことなんて、されたことがないし」

見上げていた瞳が、そっと伏せられた。

「だけど、それでも、私、ルアナ様が恐くて堪らない時があって、どうしようもなく脅えて、失敗ばかりしちゃうんです。それが情けなくて…」

ため息までこぼすマリーに、心配と僅かな下心から口にした。

「…マリーは今の仕事、辞めたいのか?」

「いいえ!まさか!」

驚いたように見開かれた瞳、

「情けない自分が嫌で落ち込んじゃうんです、けど、それでも、ルアナ様にもう要らないって言われるまでは、ルアナ様に誠心誠意お仕えしたいって思ってます!」

「…そうか」

最後は瞳を輝かせて語ったマリーは、本質的にはルアナを慕っているのだろう。それでも―ルアナの性がそうさせるのか―本能的に感じでしまう脅えは、俺だってどうしようもないと思っている。

「…」

―お嬢様に『要らない』と言われるまで、か

想像どおりの、だけど思惑からは外れたマリーの答えに詰めていた息を吐く。

「クルトさん?」

「ああ、何でもない…」

退職する老料理番に家を建ててやるというあのお嬢様が、マリーを要らないという日、そんな日が果たしてやって来るのか―






「…ここ、なんだけど」

たどり着いたロイスナー邸の裏手、長らく放置され、荒れ放題になっていたらしいその場所を、ルアナが指し示す。

「かなり広いな」

「そうなのよねぇ。庭を広く取るにしても、それはそれで手入れが大変でしょう?」

「…」

確かに、かと言って屋敷の規模を大きくし過ぎれば本末転倒。さて、どうするか―

「はい!クルト、考えるのはストップ!取り敢えず、うちに来て。客室を貸すから、没頭するならそこでして」

「あ、ああ」

既に思考に沈みそうになっていた意識を慌てて切り替える。

ルアナに急き立てられるようにしてたどり着いたロイスナー邸、玄関ホールに入ったところで、思いもかけない人物に出くわした―

「お帰りなさいませ、ルアナ様」

「お客様なの?」

「いえ。こちらは今、お帰り頂くところで、」

「お久し振りでございます、ルアナ様」

「…」

男が、屋敷の執事の言葉を無視して挨拶を口にする。

「その節は当工房へお越しいただき誠にありがとうございました」

「…」

反応のないルアナに、しかし、男が気にした様子はなく、

「前回は時機が悪く、ご依頼を承ることが叶いませんでしたことを改めてお詫びに伺いました。また、改めてご依頼を賜れればと足を運んだ次第でございます」

「…依頼?」

「はい、伯爵夫人が新たに土地を購入されたという話を小耳に挟んだものですから、当工房にご用命を頂ければと」

「ああ…そういうこと」

考え込む様子を見せたルアナに、自身の、かつての雇い主である男―ハブウェル―が笑みを深めた。

「如何でございましょう、伯爵夫人?少なくとも、そこに居る男よりはご満足頂けることはお約束出来るかと、」

「無理ね」

「っ!ですが、あの、しかし、」

「無理よ。あなたでは私の望む以上のものは作り出せないし、大体、今回の大仕事をこなすほどのセンスが無いわ」

「っ!そのようなことは!」

「あるの。あなた、あれだけの土地に足腰弱った年寄りが一人で快適に暮らす家が想像できる?」

「年寄り?それは、一体、」

ルアナの唐突な言葉にハブウェルが困惑の表情を浮かべる。

あれだけの土地なのだ。豪勢な貴族屋敷の建築を想定していただろうし、確かにそれならば男が得意とする分野ではあるが、

「…私は自分が仕事を頼みやすい相手を選んでいるの。クルトなら私は好き勝手言えるし、クルトなら私の意図を酌んでそれ以上のものを提案してくれる。だから私はクルトを雇うの。あなたでは無理よ。帰って頂戴」

「そんなっ!!」

「…お客様、お帰りを」

主の言葉を忠実に実行する執事がハブウェルを外へと導けば、納得のいかないらしい男が去り際に叫んだ。

「クルト!貴様のような身の程知らずが!私の仕事を奪うなど!覚悟しておけ!今後、貴様には、」

「失礼致します」

そう言って、執事によって閉じられた玄関扉。最後まで言わせて貰えなかった男の言葉が、扉の向こうに消えた。

「…何なのあれ?どういうこと?」

閉じた扉の向こうを睨むルアナに、肩をすくめて見せる。

「…ハブウェルは、俺みたいな現場上がりが家を設計することが気にくわないんだよ。『無学』で『教養の欠片もない』俺みたいなのに、家を造る資格は無いんだと」

「何よ、それ…」

「ハブウェルんとこから独立する時に言われた。まあ、今更何を言われようと、気にはならんがな」

「…」

「…それより、ルアナ様、さっきの…」

―クルトなら私の意図を酌んでそれ以上のものを提案してくれる

「?」

「…いや」

何気なく発した言葉なのだろうが、そこに、確かに感じられた自分への信頼と期待。

嬉しかったのだ。同時に誇らしかった。目の前の、この少女に認められたことが―

―これは、応えなきゃだろ?

建築家として、人として。向けられた真っ直ぐな思いに。だから、腹を括る―

「ルアナ様、あんたに頼みがある」

「なに?」

「裏の土地、俺に売ってくれ」

「…買うの?そこそこ高いわよ?」

こちらの意図を図ろうとする眼差しに、頷いた。

「ああ、今すぐってのは無理だと思う。けど、必ず買い取るから、分割か、金が貯まるまでは賃貸にしてもらえると助かる」

「ふーん、それで?どうするの?」

「家を建てる。ハンナだけじゃなくて、俺とマリーも一緒に暮らす家を」

「…」

「そうすりゃ、ハンナのことも心配いらねぇし、マリーは通いであんたのところで働けるだろ?」

それこそ、『要らない』と言われるまで、ずっと―

「…クルトは?工房どうするの?」

「通うさ。工房も、そろそろ大きくしなきゃと思ってたとこなんだ。今んとこは出て、もう少し広いとこを借りるつもりだ」

「…いいわね」

「…」

ルアナの瞳に熱が宿る、口元がはっきりと笑みを刻んで、

「場所は職人街の表通りにしましょう、何なら『ハブウェル工房』の向かいにでも出しなさいよ。それから、そうね、看板に『竜』の意匠を使えばいいわ」

「…いいのか?」

「ルアナ・ロイスナーの御用達よ?当然じゃない」

その笑みが、深くなり―

「ハブウェルなんて、蹴散らしてしまえばいいわ」

浮かんだ笑みの壮絶さに、ハブウェルが憐れに思えてきて嘆息する。

「…あんた、その顔は絶対旦那に見せない方がいいぞ」

「やだ。ガリオンに見せられるわけないじゃない、こんな、」

「俺が、何?」

「「!?」」

―いつかも、こんなことがあったな

思った時には既に遅く、帰宅したところらしい青年から向けられるプレッシャーに動けなくなる。

「ガリオン!お帰りなさい!もう、そんな時間?」

「…いや、ルアナがハンナの家について相談してみるって言ってたから、どうかな?と思って…」

「っ!」

向けられたままの視線が圧力を増した。

―ちゃんと誤解解いてくれたんじゃねぇのかよ!?

前回よりも確実に湿度の高いその視線の鋭さに、嫌な汗まで流れ出す。そんなこちらの状況を知ってか知らずか、ルアナは先ほどまでとはうって変わった笑顔を見せて、

「クルトがね?マリーと一緒にハンナと三人で住む家を提案してくれたの!」

ルアナの弾んだ声に、漸く外された視線。しかし、それに安堵する間も無く―

「マリー?さっき、真っ赤な顔をして出ていくとこにすれ違ったけど…」

「え?何で?」

「あ…」

―やってしまった

自分の失態に気づき、一気に、血の気が引いた。

「何?何なの?さっさと吐いて」

「いや、家のこととか、勢いで言っちまったけど、まだ、その、俺、マリーにはなにも…」

家どころか、未だ、求婚さえしていない―

「…クルト、あなた…」

馬鹿なの?と続かなかったのは、恐らく隣にいる旦那のおかげだろう。だからと言って、へこむ気持ちに大差は無いが―

「…追っかける」

「そうしなさい」

頷くルアナに礼を言って。扉へと向かった。マリーの居そうなところ。彼女が好きな庭のテラス。それとも、少しずつ数を増やしているのだと言っていたハーブ園、

「クルト!」

呼ばれた名に振り返った。

「マリーのためにも『竜』を掲げなさい!貴方には精一杯稼いでもらわないと!」

「…ああ」

それが気まぐれでも何でも―

どうやら、彼女の敬愛する雇い主は全面的に味方になってくれるらしい。

―だったら、

何としてでも頷いて貰わなければ。

同じ家、一緒に住むなら君がいい。建てて、住んで、育んで。作り上げる『家』の真ん中で笑っていて欲しいのは―




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