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第十三章 再会した
Side F
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帰って来たときから、いつもと違って元気がない。寝台にあがるなり、寝具にくるまってしまった塊の隣に腰をおろす。
「ローザ?」
泣いているわけではなさそうだが、返る返事が無いことに、常には無い寂しさを感じる。
「…ローザ、顔を見せて」
願えば、もぞもぞと動き出した塊から顔がのぞくが、やはりいつもの明るさはない。
「どうした?何がつらい?」
「…自分の無能っぷりが」
言って、寝具に突っ伏してしまったローザの後頭部をそっと撫でる。
「…私、アッシュ様の役に立ちたいんです。せっかく結婚までしてもらったのに。私、スゴい幸せなのに。アッシュ様が居なくなるとか無理です。恐い。勇者とか、死ねばいいのに」
寝具に向かって吐かれる言葉に、苦笑する。
「幸せ、か」
恐らくは、自分にとっての幸せ、目の前の塊を寝具ごと抱えあげて膝の上に乗せる。布の隙間から仰ぎ見る顔は、驚きに目を見開いていて。
込み上げる想いのままに、強く、強く抱き締めた―
帰って来たときから、いつもと違って元気がない。寝台にあがるなり、寝具にくるまってしまった塊の隣に腰をおろす。
「ローザ?」
泣いているわけではなさそうだが、返る返事が無いことに、常には無い寂しさを感じる。
「…ローザ、顔を見せて」
願えば、もぞもぞと動き出した塊から顔がのぞくが、やはりいつもの明るさはない。
「どうした?何がつらい?」
「…自分の無能っぷりが」
言って、寝具に突っ伏してしまったローザの後頭部をそっと撫でる。
「…私、アッシュ様の役に立ちたいんです。せっかく結婚までしてもらったのに。私、スゴい幸せなのに。アッシュ様が居なくなるとか無理です。恐い。勇者とか、死ねばいいのに」
寝具に向かって吐かれる言葉に、苦笑する。
「幸せ、か」
恐らくは、自分にとっての幸せ、目の前の塊を寝具ごと抱えあげて膝の上に乗せる。布の隙間から仰ぎ見る顔は、驚きに目を見開いていて。
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