134 / 174
【緊張】好きな人の帰省についていったら…/実家ご挨拶/地元の友人/豊漁祭/ ▶17話
#4 地元での彼の姿を知る
しおりを挟む
ハーフェン滞在二日目、「波乗りしたい」というルキに、兄と二人でくっついて、浜辺へと出掛けた。
出かける前に、「ローブを着て」と要求するルキと「涼しい恰好がしたい」と主張した私の間で、少々、揉めはしたものの、「熱中症になるよ」という兄の一言で、ルキが折れた。
浜辺につき、私に「海での諸注意」をした後、海の家のようなお店から勝手知ったるという感じでボードを持ち出したルキ。そのまま、海の中へと入って行く姿を見送って、兄と二人、座り込んだ砂浜で、ボーっとルキを眺める。
(サーフィン、よくわからないけど…)
ボードに立って、波の上を滑って、浜に戻って来る。その一連の動きが、格好よくて、洗練されていて、ルキの動きが周囲の人達とは全然違うことだけは分かった。
(…オーラが、出てる。)
その圧倒的なオーラのせいか、浜に戻る度、ルキは周りから声をかけられまくり。知り合いらしき彼らに、ルキが笑って応えている。男も女も関係なく─
それを遠目に見守る私達。
「…ルキって、友達多いよなー。」
「うん…」
本当は、もっと近くで見たい。けど、ルキに「この季節の太陽なめんな」「日陰から出んな」と言われて、木陰の下から出ることを禁じられている。
(…でも、それで良かったのかも。)
遠目でも分かる、ルキの裸の上半身、腹筋のカッコよさ。
(あれは、ダメ。お日様の下で直視とか、無理…)
そう、思っていたのに─
ルキがこちらに向かって歩いてくる。全身濡れて、肌に、水を滴らせたまま。
(マズい…)
視線を逸らしていたんだけど、
「セリ…」
「…」
名前を呼ばれてしまった。視線を向ければ、見事なシックスパックが目の前に。陽光を浴びてキラキラなルキ。海と太陽が凄く似合うー
「…アポロン、的な?」
「…アポロンって何?誰?男?」
(あ…)
しまった。ルキの容赦ない輝きに脳がショートしていた。率直な感想が口からポロっと。
「ルキって、心狭いよなー。」
「あ?」
「いや、そこで男?って出て来るところが、何て言うか、恐ろしいほどの嗅覚。」
「…」
兄をひと睨みしたルキがこちらを向いた。
「…セリ、退屈してねぇ?」
「いえ。…ルキ見てるの、楽しいです。」
「…ホントに?」
「はい。恰好いいなぁって…」
もう、芸術鑑賞の域で堪能している。
「…ちょっと、俺、も一回、行ってくるわ。」
「はい、行ってらっしゃい…」
笑顔で背を向けたルキを見送った。横から、兄の視線を感じる。
「…ルキって、たまにビックリするくらい、単じゅ、」
「兄さん…」
「ごめんごめん。…で、セリは泳がないの?」
「うーん。水着が…」
いま着ているものは、一応、水着。ただ、露出は少ないし、身体にフィットもしていない。ルキの妥協点だったミニワンピーススタイル。本気で泳ぐつもりではないから、これで充分。なんだけど、布面積の大きさに、海に入った後の不快さを考えて躊躇している。
「…まあ、んじゃ、俺、ちょっとあっち行ってくる。あっちで本気出してくるから。」
「本気…?」
「そう。大人が本気で砂の城作ってくる。」
「…」
「土魔法覚えた時から、一回やってみたかったんだよなー。」
「…いってらっしゃい。」
無邪気?な兄を見送った。
遠目に、広い砂地で砂を固め始めた兄の姿が見える。何故か、兄の周りに地元の子らしき子ども達がワラワラと集まり始めた。固まるはずのない砂が固まっていく様子に、歓声が上がっている。
(…大人気。)
それからまた、視線を戻して、木陰でボーッとルキを眺める。
人の近づいてくる気配に顔を上げれば、陽光を背に、予想外の人が立っていた。
「…よぉ。」
「…どうも。」
暁星のリーダー、カッシュ。この人に直接声を掛けられたのは初めてかもしれない。
(でも、私は今、この恰好だから…)
「…セリ、だっけか?…あんた、女だったんだな。」
「…はい。」
(び、っくりした…)
今の私を見て、「セリ」だと認識されるとは思わなかった。
(流石、S級冒険者…)
カッシュもS級に合格していたことを、自慢げに話していたルキの姿を思い出す。
「…ルキが帰ってるとは聞いてたが、あんた連れて帰ってたのか。」
「はい。…あと、兄も居ます。」
「ふーん…」
そう言ったっきり、黙り込んでしまったカッシュ。立ち去る様子もなく、海を、ルキの方を眺めている。
(…私に、何か用…?)
だけど、それが何か、思い当たるものがない。何となく落ち着かなくてソワソワしていると、
「…あー、あのさ、あんた、ルキと、付き合ってんの?」
「…はい。」
「そっか。…まあ、だよな。」
「?」
一人、納得した様子のカッシュ。それきり何も言われないので、視線をルキの方へと逸らした。ルキが、こちらへ走ってきている。
「…アイツのこと、よろしくな。すげぇ、いい奴だから。」
「…はい。」
カッシュの独り言のような言葉に、小さく返したところで、ルキがカッシュの前へとたどり着く。
「カッシュ、お前、何やってんだよ、こんなとこで。」
「何やってるはねぇだろ。…普通にお前と一緒。祭りに帰って来ただけ。」
「…」
ルキが、カッシュと私を見比べてから、
「…一人で帰って来たのか?」
「いや、ミランダと。」
「リリーは?」
「ああ、…アイツとは別れた。」
「はぁっ!?」
「!」
爆弾発言。横で聞いていただけの私も驚いた。
もっと驚いたはずのルキ、その視線が私とカッシュの間を行き来している。カッシュに聞きたい、けど、私がいるから聞けない─?
「…ルキ、私、兄さんの手伝いに行ってきます。」
「っ!?…や、でも、な…」
躊躇するルキに、大丈夫だという意味を込めて頷いて見せた。そのまま、立ち上がって兄の元へと歩き出す。
「セリ!夕方には帰っから!」
声に振り向けば、ルキがこちらを見ていて、
「飯、一緒食おう!」
その言葉に頷いて、手を振った。
それ以上振り返らずに、兄の元へ向かえば、何だか、「大人の本気」の規模がとんでもないことになっていた。いつの間にか、兄以外の大人の数も増えていて、ちょっとした砂像大会に。
「あれ?セリ?ルキは?」
「…カッシュさんと会って、二人で話してくるんだと思う。…夕方戻ってくるって。」
「ふーん、まぁ、折角、地元戻ってきてんなら、旧交温めんのも大事だよな。」
「うん…」
「じゃあ、セリは暇なんだな?これ参戦する?」
「…これは、何を作ってるの?」
「え?シンデレラ城。」
「…」
私の知っているシンデレラ城とは違う造形の何かだけれど。構ってくれようとする兄の優しさに甘えて、築城に参加することにした。
出かける前に、「ローブを着て」と要求するルキと「涼しい恰好がしたい」と主張した私の間で、少々、揉めはしたものの、「熱中症になるよ」という兄の一言で、ルキが折れた。
浜辺につき、私に「海での諸注意」をした後、海の家のようなお店から勝手知ったるという感じでボードを持ち出したルキ。そのまま、海の中へと入って行く姿を見送って、兄と二人、座り込んだ砂浜で、ボーっとルキを眺める。
(サーフィン、よくわからないけど…)
ボードに立って、波の上を滑って、浜に戻って来る。その一連の動きが、格好よくて、洗練されていて、ルキの動きが周囲の人達とは全然違うことだけは分かった。
(…オーラが、出てる。)
その圧倒的なオーラのせいか、浜に戻る度、ルキは周りから声をかけられまくり。知り合いらしき彼らに、ルキが笑って応えている。男も女も関係なく─
それを遠目に見守る私達。
「…ルキって、友達多いよなー。」
「うん…」
本当は、もっと近くで見たい。けど、ルキに「この季節の太陽なめんな」「日陰から出んな」と言われて、木陰の下から出ることを禁じられている。
(…でも、それで良かったのかも。)
遠目でも分かる、ルキの裸の上半身、腹筋のカッコよさ。
(あれは、ダメ。お日様の下で直視とか、無理…)
そう、思っていたのに─
ルキがこちらに向かって歩いてくる。全身濡れて、肌に、水を滴らせたまま。
(マズい…)
視線を逸らしていたんだけど、
「セリ…」
「…」
名前を呼ばれてしまった。視線を向ければ、見事なシックスパックが目の前に。陽光を浴びてキラキラなルキ。海と太陽が凄く似合うー
「…アポロン、的な?」
「…アポロンって何?誰?男?」
(あ…)
しまった。ルキの容赦ない輝きに脳がショートしていた。率直な感想が口からポロっと。
「ルキって、心狭いよなー。」
「あ?」
「いや、そこで男?って出て来るところが、何て言うか、恐ろしいほどの嗅覚。」
「…」
兄をひと睨みしたルキがこちらを向いた。
「…セリ、退屈してねぇ?」
「いえ。…ルキ見てるの、楽しいです。」
「…ホントに?」
「はい。恰好いいなぁって…」
もう、芸術鑑賞の域で堪能している。
「…ちょっと、俺、も一回、行ってくるわ。」
「はい、行ってらっしゃい…」
笑顔で背を向けたルキを見送った。横から、兄の視線を感じる。
「…ルキって、たまにビックリするくらい、単じゅ、」
「兄さん…」
「ごめんごめん。…で、セリは泳がないの?」
「うーん。水着が…」
いま着ているものは、一応、水着。ただ、露出は少ないし、身体にフィットもしていない。ルキの妥協点だったミニワンピーススタイル。本気で泳ぐつもりではないから、これで充分。なんだけど、布面積の大きさに、海に入った後の不快さを考えて躊躇している。
「…まあ、んじゃ、俺、ちょっとあっち行ってくる。あっちで本気出してくるから。」
「本気…?」
「そう。大人が本気で砂の城作ってくる。」
「…」
「土魔法覚えた時から、一回やってみたかったんだよなー。」
「…いってらっしゃい。」
無邪気?な兄を見送った。
遠目に、広い砂地で砂を固め始めた兄の姿が見える。何故か、兄の周りに地元の子らしき子ども達がワラワラと集まり始めた。固まるはずのない砂が固まっていく様子に、歓声が上がっている。
(…大人気。)
それからまた、視線を戻して、木陰でボーッとルキを眺める。
人の近づいてくる気配に顔を上げれば、陽光を背に、予想外の人が立っていた。
「…よぉ。」
「…どうも。」
暁星のリーダー、カッシュ。この人に直接声を掛けられたのは初めてかもしれない。
(でも、私は今、この恰好だから…)
「…セリ、だっけか?…あんた、女だったんだな。」
「…はい。」
(び、っくりした…)
今の私を見て、「セリ」だと認識されるとは思わなかった。
(流石、S級冒険者…)
カッシュもS級に合格していたことを、自慢げに話していたルキの姿を思い出す。
「…ルキが帰ってるとは聞いてたが、あんた連れて帰ってたのか。」
「はい。…あと、兄も居ます。」
「ふーん…」
そう言ったっきり、黙り込んでしまったカッシュ。立ち去る様子もなく、海を、ルキの方を眺めている。
(…私に、何か用…?)
だけど、それが何か、思い当たるものがない。何となく落ち着かなくてソワソワしていると、
「…あー、あのさ、あんた、ルキと、付き合ってんの?」
「…はい。」
「そっか。…まあ、だよな。」
「?」
一人、納得した様子のカッシュ。それきり何も言われないので、視線をルキの方へと逸らした。ルキが、こちらへ走ってきている。
「…アイツのこと、よろしくな。すげぇ、いい奴だから。」
「…はい。」
カッシュの独り言のような言葉に、小さく返したところで、ルキがカッシュの前へとたどり着く。
「カッシュ、お前、何やってんだよ、こんなとこで。」
「何やってるはねぇだろ。…普通にお前と一緒。祭りに帰って来ただけ。」
「…」
ルキが、カッシュと私を見比べてから、
「…一人で帰って来たのか?」
「いや、ミランダと。」
「リリーは?」
「ああ、…アイツとは別れた。」
「はぁっ!?」
「!」
爆弾発言。横で聞いていただけの私も驚いた。
もっと驚いたはずのルキ、その視線が私とカッシュの間を行き来している。カッシュに聞きたい、けど、私がいるから聞けない─?
「…ルキ、私、兄さんの手伝いに行ってきます。」
「っ!?…や、でも、な…」
躊躇するルキに、大丈夫だという意味を込めて頷いて見せた。そのまま、立ち上がって兄の元へと歩き出す。
「セリ!夕方には帰っから!」
声に振り向けば、ルキがこちらを見ていて、
「飯、一緒食おう!」
その言葉に頷いて、手を振った。
それ以上振り返らずに、兄の元へ向かえば、何だか、「大人の本気」の規模がとんでもないことになっていた。いつの間にか、兄以外の大人の数も増えていて、ちょっとした砂像大会に。
「あれ?セリ?ルキは?」
「…カッシュさんと会って、二人で話してくるんだと思う。…夕方戻ってくるって。」
「ふーん、まぁ、折角、地元戻ってきてんなら、旧交温めんのも大事だよな。」
「うん…」
「じゃあ、セリは暇なんだな?これ参戦する?」
「…これは、何を作ってるの?」
「え?シンデレラ城。」
「…」
私の知っているシンデレラ城とは違う造形の何かだけれど。構ってくれようとする兄の優しさに甘えて、築城に参加することにした。
13
お気に入りに追加
1,486
あなたにおすすめの小説
追放された公爵令嬢はモフモフ精霊と契約し、山でスローライフを満喫しようとするが、追放の真相を知り復讐を開始する
もぐすけ
恋愛
リッチモンド公爵家で発生した火災により、当主夫妻が焼死した。家督の第一継承者である長女のグレースは、失意のなか、リチャードという調査官にはめられ、火事の原因を作り出したことにされてしまった。その結果、家督を叔母に奪われ、王子との婚約も破棄され、山に追放になってしまう。
だが、山に行く前に教会で16歳の精霊儀式を行ったところ、最強の妖精がグレースに降下し、グレースの運命は上向いて行く
とある令嬢が男装し第二王子がいる全寮制魔法学院へ転入する
春夏秋冬/光逆榮
恋愛
クリバンス王国内のフォークロス領主の娘アリス・フォークロスは、母親からとある理由で憧れである月の魔女が通っていた王都メルト魔法学院の転入を言い渡される。
しかし、その転入時には名前を偽り、さらには男装することが条件であった。
その理由は同じ学院に通う、第二王子ルーク・クリバンスの鼻を折り、将来王国を担う王としての自覚を持たせるためだった。
だがルーク王子の鼻を折る前に、無駄にイケメン揃いな個性的な寮生やクラスメイト達に囲まれた学院生活を送るはめになり、ハプニングの連続で正体がバレていないかドキドキの日々を過ごす。
そして目的であるルーク王子には、目向きもなれない最大のピンチが待っていた。
さて、アリスの運命はどうなるのか。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
頑張った結果、周りとの勘違いが加速するのはどうしてでしょうか?
高福あさひ
恋愛
とある乙女ゲームの世界に転生した元OL。しかし転生した先の自身のキャラクターはまさかの悪役令嬢のボスである王女様。このまま流れに身を任せていたら殺されるか、他国の変態に売られるか、歓楽街行きかのバッドエンドまっしぐら!!それを回避するために行動を起こすのだけれど…、主人公ははたしてどうなってしまうのか!?※不定期更新です、小説家になろう様でも投稿しております。外部サイトとして登録しておりましたが、投稿しなおすことにしました。内容は以前と変わりはありません。しばらくはR18要素はありません。現在改稿作業をしております。
その幼女、最強にして最恐なり~転生したら幼女な俺は異世界で生きてく~
たま(恥晒)
ファンタジー
※作者都合により打ち切りとさせて頂きました。新作12/1より!!
猫刄 紅羽
年齢:18
性別:男
身長:146cm
容姿:幼女
声変わり:まだ
利き手:左
死因:神のミス
神のミス(うっかり)で死んだ紅羽は、チートを携えてファンタジー世界に転生する事に。
しかしながら、またもや今度は違う神のミス(ミス?)で転生後は正真正銘の幼女(超絶可愛い ※見た目はほぼ変わってない)になる。
更に転生した世界は1度国々が発展し過ぎて滅んだ世界で!?
そんな世界で紅羽はどう過ごして行くのか...
的な感じです。
異世界で婚活を ~頑張った結果、狼獣人の旦那様を手に入れたけど、なかなか安寧には程遠い~
リコピン
恋愛
前世、会社勤務のかたわら婚活に情熱を燃やしていたクロエ。生まれ変わった異世界では幼馴染の婚約者がいたものの、婚約を破棄されてしまい、またもや婚活をすることに。一風変わった集団お見合いで出会ったのは、その場に似合わぬ一匹狼風の男性。(…って本当に狼獣人!?)うっかり惚れた相手が生きる世界の違う男性だったため、番(つがい)やら発情期やらに怯え、翻弄されながらも、クロエは幸せな結婚生活を目指す。
シリアス―★☆☆☆☆
コメディ―★★★★☆
ラブ♡♡―★★★★☆
ざまぁ∀―★★☆☆☆
※匂わす程度ですが、性的表現があるのでR15にしています。TLやラブエッチ的な表現はありません。
※このお話に出てくる集団お見合いの風習はフィクションです。
※四章+後日談+番外編になります。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる