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【緊張】好きな人の帰省についていったら…/実家ご挨拶/地元の友人/豊漁祭/ ▶17話
#3 初めまして、息子さんとお付き合いさせて頂いている…
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(どうしよう…)
港から少し離れた丘の上、ルキの実家だという家が見えてきた。ただ、見えてきたのは家だけじゃなくて、その家の玄関前に勢ぞろいしている男女四人の姿も。背が高いルキそっくりの男性二人は、多分、ルキのお父さんとお兄さん。女性二人の内、年配の女性はルキのお母さんだろうけど、もう一人は、お兄さんの奥さん─?
「あー…、多分、近所の奴らが知らせたんだろうな。俺が帰ってきてるって。」
「…」
お出迎えに緊張して足を止めそうになった私に、ルキが苦笑する。
「…そういうとこなんだよ。悪ぃな。」
「いえ、それは全然…」
そう答えながらも、脳内は高速で回転している。近づいて来るご家族とのご対面、第一声。
だけど、ザーラさんとやった事前想定シミュレーションにこのパターンは無かったから─
「…お帰り、ルキ。」
「あー、…ただいま。」
ルキを見て、嬉しそうに手を伸ばしてくる年配の女性。ルキが大人しくその腕に抱きしめられた。一瞬の抱擁のあと、女性の視線がこちらを向いて、
「あなたも…、セリさん?でいいのよね?ようこそ、我が家へ。」
「あ、初めまして、セリです。よろしくお願いします。」
少しぎこちない空気、だけど、笑顔で出迎えてくれた女性に、慌てて頭を下げる。その横で、ルキの声がして、
「で、こっちがシオン、セリの兄貴。…おふくろ、取り敢えず、中入ろうぜ。こんなとこで立ったままってのもねぇだろ。」
「ああ!そう!そうよね!ごめんなさい、ちょっと緊張してて!」
ルキの言葉に、慌てたように動き出したルキのお母さん。玄関扉を開け放ち、手招いてくれる。誘われて、室内に足を踏み入れたところで思い出した。
(ローブ…!)
ザーラさんとのシミュレーションでは、入室する前に外套は脱いで、それから入室、ご挨拶の流れ、だったのに─
「っ!」
慌てて脱いだローブ、お母さんが気を遣って、ローブを受け取ろうと手を伸ばしてくれた。その手に、ローブをお願いしていいものなのかを迷った一瞬─
「っ!?女の子なのっ!?」
「え…?」
「は?」
お母さんの、驚愕の声。男性陣二人と、もう一人の女性の動きが止まる。皆、その顔に驚きの表情を浮かべて─
「ルキ、セリのこと何て伝えてたの?」
「あ?…だから、普通に、セリの名前と、一緒にパーティ組んでる魔導師だってのと、後は結婚する予定だからって…」
改めて、お母さんが用意してくれた夕食を囲みながら行われた自己紹介。男だと思われていたらしい私も、改めて名乗り、性別も訂正したところで、何故、誤解されていたのかという話になって─
「…セリのローブ、認識阻害って、元から女だって分かってりゃ、効果ねぇんだろ?」
「はい…」
知らない相手なら、勝手に「男」だと認識させることは出来ても、幻覚や催眠のように、完全に認知を変えてしまうことは出来ない。そもそも、お母さん達は、私のことを「セリと言う名のルキの結婚相手」と認識していたはずなのに─?
「…だって、ルキ、あんた、手紙には女の子だなんて、一言も、」
「はぁ?書くか?一々、性別とか。…兄貴ん時だって、そんなん、一々、確認とってねぇだろ?」
「それは、そうだけど…」
気まずそうなお母さんに、ルキが容赦ない。お母さんの代わりに、お姉さん─やっぱり、お兄さんの奥さんだった─が、口を開いて、
「昨日、ミランダが遊びにきたのよ。」
「ミランダ?あいつ、もう帰って来てんのか?」
「ええ。昨日帰ってきて、挨拶に来てたんだけど、その時、お母さんとルキの話になって、」
「私が、『ルキがお嫁さん連れて帰ってくるー』ってはしゃいでたのよねぇ…」
ミランダの名前が出てきたことで、何となく、誤解の理由が見えてきた。
だけど、
(…お嫁さん。)
お母さんの言葉に、一人、それどころではなくなってしまって身もだえる─
「…まぁ、それで、お母さんが『相手は、ルキとパーティ組んでるセリって子だ』って言ったら、ミランダが、『セリ君は男だ』って大騒ぎして…」
「はー、マジかよ。…何やってんだよ、アイツ。」
「んー、でも、普段のセリを知ってる人間からしたら、まぁ、そうだよね、そうなるよねって感じじゃない?」
「…や、だとしても、アイツが勝手にシャシャって来んのは違くねぇ?何、勝手に話してんだっつー。」
(確かに、私が、本当に男だったら、大事故…)
息子が結婚相手に連れてくる相手が「男」だと、本人以外の口から対面前日に知らされたご家族、特に、お嫁さんを楽しみにしてくれていたらしいお母さんのショックは如何ばかりのものか。なのに、それを私に気取らせないよう、笑顔で出迎えてくれて─
流石はルキのお母さん。内心、リスペクトしつつ、「デニスの『コレ』発言には、私が男かつルキの結婚相手だという認識があったからかも?」と、ぼんやり思う。
「…でも、まぁ、誤解だったって分かったんだから、良かったじゃない?」
「良くねぇよ…」
お怒り気味のルキを宥めようとするお姉さんの言葉に、納得いかないらしいルキ。
だけど、折角のお食事会なのだからと、皆でルキをまぁまぁと宥めつつ、そこからは楽しいお食事会へと移行していった。
ルキのS級昇格や自分達の生い立ち話を肴に楽しい食事が続き、宴もたけなわ、兄の酒量が気になり始めたところで、お母さんが唐突に口にした言葉に固まる。
「…それにしても、こんな可愛い子がねぇ。…ルキ、あんた、セリちゃんのこと騙してんじゃ、」
「ねぇよ。」
「あー、でも、お母さんが心配するのも分かる。私も、ルキ君が、こんな可愛い子連れて帰ってくるとは思わなかったもの。」
(…可愛い。)
正直に言えば、「可愛い」と言われるのは嬉しい。凄く、嬉しい。好きな人や、好きになって欲しい人に言われると、調子に乗ってしまいそうになる。ただ、
(…身の置きどころが。)
生まれ変わってから、自分の容姿が前世よりも「可愛く」なったことは自覚している。己惚れでなく、比較として。それでも、直接、こんなに「可愛い」と褒められることは、今までなかったから─
「セリちゃんは、本当にルキでいいの?ルキって口が悪いでしょう?ケヴィンとユーリはだんまりだし。怖いわよね?」
「いえ、そんなことは…」
話を振られて首を振る。ルキが、隣で不機嫌そうな声を上げた。
「何で、セリ、ビビらせようとしてんだよ?てか、親父と兄貴は関係ねぇだろ。」
「だって、ねぇ?これから家族になるのに、この二人、全然しゃべらないから。顔もこんなだし、怖がらせてるんじゃないかって心配じゃない?」
(顔…)
確かに、お父さんとお兄さんの表情筋は、先ほどからあまり動いていない。だけど、ルキにそっくりな二人の顔は、私的には、結構─
「ああ、大丈夫っすよ!セリは、ケヴィンさんとかユーリさんとか、結構、好きなタイプなんで!な?セリ?」
「!?」
「…は?」
「あら!本当!?」
空気を読まないことに定評のある兄の言葉に、お母さんが嬉しそうな声を上げた。気づけば、かなりの杯を空けていた兄。
(静かだったから、油断してた…)
お母さんの好奇心に満ちたキラキラの目がこちらを見ている。
「セリちゃん、うちの旦那みたいなのがタイプなの?」
「えっと…」
否定も肯定もしづらい質問に口ごもれば、
「セリは、昔っから寡黙無骨タイプ好きだもんな?シェード様も、」
「兄さんっ!?」
まだ、そのネタを引っ張るつもりだったのか。ルキのご家族の前でだけは出されたくない単語を必死に遮る。そんな私の反応がおかしかったのか、お母さんが楽しそうに笑って、
「あらあらあら。そうなの?無骨ってほどカッコいいものじゃないとは思うんだけど。」
「良かったですね。お父さんもユーリも。セリちゃんに嫌われなくて。」
自分の夫を「タイプ」だと言われても笑顔で流してくれるお母さんとお姉さんの度量に感謝しつつ、兄とは一度、きちんと話をする必要があると思った。
「…セリ、聞いてねぇ…」
「…え?」
ビックリした。ここ最近、耳にすることのなかった重低音。
「…こんなんがいいのか?コイツら、マジで喋んねぇぞ?置物だぞ?置物。」
音のする方を向けば、ルキの目が座っていた。
でも、
「…お父さんとお兄さんに、その言い方は、ちょっと…」
「っ!?」
「アハハハハ!ルキ君が!ルキ君が面白いことになってる!」
「本当、ルキ、あんた、そんな顔するのねぇ…」
ルキの発言を咎めることもなく、笑い飛ばしてしまうお姉さんとお母さん。お父さんとお兄さんは、本当にしゃべらない。その雰囲気が何故か心地よくて。
本当にいつか、ここの一員になれる日が来るのかな?と期待して、胸が温かくなる─
港から少し離れた丘の上、ルキの実家だという家が見えてきた。ただ、見えてきたのは家だけじゃなくて、その家の玄関前に勢ぞろいしている男女四人の姿も。背が高いルキそっくりの男性二人は、多分、ルキのお父さんとお兄さん。女性二人の内、年配の女性はルキのお母さんだろうけど、もう一人は、お兄さんの奥さん─?
「あー…、多分、近所の奴らが知らせたんだろうな。俺が帰ってきてるって。」
「…」
お出迎えに緊張して足を止めそうになった私に、ルキが苦笑する。
「…そういうとこなんだよ。悪ぃな。」
「いえ、それは全然…」
そう答えながらも、脳内は高速で回転している。近づいて来るご家族とのご対面、第一声。
だけど、ザーラさんとやった事前想定シミュレーションにこのパターンは無かったから─
「…お帰り、ルキ。」
「あー、…ただいま。」
ルキを見て、嬉しそうに手を伸ばしてくる年配の女性。ルキが大人しくその腕に抱きしめられた。一瞬の抱擁のあと、女性の視線がこちらを向いて、
「あなたも…、セリさん?でいいのよね?ようこそ、我が家へ。」
「あ、初めまして、セリです。よろしくお願いします。」
少しぎこちない空気、だけど、笑顔で出迎えてくれた女性に、慌てて頭を下げる。その横で、ルキの声がして、
「で、こっちがシオン、セリの兄貴。…おふくろ、取り敢えず、中入ろうぜ。こんなとこで立ったままってのもねぇだろ。」
「ああ!そう!そうよね!ごめんなさい、ちょっと緊張してて!」
ルキの言葉に、慌てたように動き出したルキのお母さん。玄関扉を開け放ち、手招いてくれる。誘われて、室内に足を踏み入れたところで思い出した。
(ローブ…!)
ザーラさんとのシミュレーションでは、入室する前に外套は脱いで、それから入室、ご挨拶の流れ、だったのに─
「っ!」
慌てて脱いだローブ、お母さんが気を遣って、ローブを受け取ろうと手を伸ばしてくれた。その手に、ローブをお願いしていいものなのかを迷った一瞬─
「っ!?女の子なのっ!?」
「え…?」
「は?」
お母さんの、驚愕の声。男性陣二人と、もう一人の女性の動きが止まる。皆、その顔に驚きの表情を浮かべて─
「ルキ、セリのこと何て伝えてたの?」
「あ?…だから、普通に、セリの名前と、一緒にパーティ組んでる魔導師だってのと、後は結婚する予定だからって…」
改めて、お母さんが用意してくれた夕食を囲みながら行われた自己紹介。男だと思われていたらしい私も、改めて名乗り、性別も訂正したところで、何故、誤解されていたのかという話になって─
「…セリのローブ、認識阻害って、元から女だって分かってりゃ、効果ねぇんだろ?」
「はい…」
知らない相手なら、勝手に「男」だと認識させることは出来ても、幻覚や催眠のように、完全に認知を変えてしまうことは出来ない。そもそも、お母さん達は、私のことを「セリと言う名のルキの結婚相手」と認識していたはずなのに─?
「…だって、ルキ、あんた、手紙には女の子だなんて、一言も、」
「はぁ?書くか?一々、性別とか。…兄貴ん時だって、そんなん、一々、確認とってねぇだろ?」
「それは、そうだけど…」
気まずそうなお母さんに、ルキが容赦ない。お母さんの代わりに、お姉さん─やっぱり、お兄さんの奥さんだった─が、口を開いて、
「昨日、ミランダが遊びにきたのよ。」
「ミランダ?あいつ、もう帰って来てんのか?」
「ええ。昨日帰ってきて、挨拶に来てたんだけど、その時、お母さんとルキの話になって、」
「私が、『ルキがお嫁さん連れて帰ってくるー』ってはしゃいでたのよねぇ…」
ミランダの名前が出てきたことで、何となく、誤解の理由が見えてきた。
だけど、
(…お嫁さん。)
お母さんの言葉に、一人、それどころではなくなってしまって身もだえる─
「…まぁ、それで、お母さんが『相手は、ルキとパーティ組んでるセリって子だ』って言ったら、ミランダが、『セリ君は男だ』って大騒ぎして…」
「はー、マジかよ。…何やってんだよ、アイツ。」
「んー、でも、普段のセリを知ってる人間からしたら、まぁ、そうだよね、そうなるよねって感じじゃない?」
「…や、だとしても、アイツが勝手にシャシャって来んのは違くねぇ?何、勝手に話してんだっつー。」
(確かに、私が、本当に男だったら、大事故…)
息子が結婚相手に連れてくる相手が「男」だと、本人以外の口から対面前日に知らされたご家族、特に、お嫁さんを楽しみにしてくれていたらしいお母さんのショックは如何ばかりのものか。なのに、それを私に気取らせないよう、笑顔で出迎えてくれて─
流石はルキのお母さん。内心、リスペクトしつつ、「デニスの『コレ』発言には、私が男かつルキの結婚相手だという認識があったからかも?」と、ぼんやり思う。
「…でも、まぁ、誤解だったって分かったんだから、良かったじゃない?」
「良くねぇよ…」
お怒り気味のルキを宥めようとするお姉さんの言葉に、納得いかないらしいルキ。
だけど、折角のお食事会なのだからと、皆でルキをまぁまぁと宥めつつ、そこからは楽しいお食事会へと移行していった。
ルキのS級昇格や自分達の生い立ち話を肴に楽しい食事が続き、宴もたけなわ、兄の酒量が気になり始めたところで、お母さんが唐突に口にした言葉に固まる。
「…それにしても、こんな可愛い子がねぇ。…ルキ、あんた、セリちゃんのこと騙してんじゃ、」
「ねぇよ。」
「あー、でも、お母さんが心配するのも分かる。私も、ルキ君が、こんな可愛い子連れて帰ってくるとは思わなかったもの。」
(…可愛い。)
正直に言えば、「可愛い」と言われるのは嬉しい。凄く、嬉しい。好きな人や、好きになって欲しい人に言われると、調子に乗ってしまいそうになる。ただ、
(…身の置きどころが。)
生まれ変わってから、自分の容姿が前世よりも「可愛く」なったことは自覚している。己惚れでなく、比較として。それでも、直接、こんなに「可愛い」と褒められることは、今までなかったから─
「セリちゃんは、本当にルキでいいの?ルキって口が悪いでしょう?ケヴィンとユーリはだんまりだし。怖いわよね?」
「いえ、そんなことは…」
話を振られて首を振る。ルキが、隣で不機嫌そうな声を上げた。
「何で、セリ、ビビらせようとしてんだよ?てか、親父と兄貴は関係ねぇだろ。」
「だって、ねぇ?これから家族になるのに、この二人、全然しゃべらないから。顔もこんなだし、怖がらせてるんじゃないかって心配じゃない?」
(顔…)
確かに、お父さんとお兄さんの表情筋は、先ほどからあまり動いていない。だけど、ルキにそっくりな二人の顔は、私的には、結構─
「ああ、大丈夫っすよ!セリは、ケヴィンさんとかユーリさんとか、結構、好きなタイプなんで!な?セリ?」
「!?」
「…は?」
「あら!本当!?」
空気を読まないことに定評のある兄の言葉に、お母さんが嬉しそうな声を上げた。気づけば、かなりの杯を空けていた兄。
(静かだったから、油断してた…)
お母さんの好奇心に満ちたキラキラの目がこちらを見ている。
「セリちゃん、うちの旦那みたいなのがタイプなの?」
「えっと…」
否定も肯定もしづらい質問に口ごもれば、
「セリは、昔っから寡黙無骨タイプ好きだもんな?シェード様も、」
「兄さんっ!?」
まだ、そのネタを引っ張るつもりだったのか。ルキのご家族の前でだけは出されたくない単語を必死に遮る。そんな私の反応がおかしかったのか、お母さんが楽しそうに笑って、
「あらあらあら。そうなの?無骨ってほどカッコいいものじゃないとは思うんだけど。」
「良かったですね。お父さんもユーリも。セリちゃんに嫌われなくて。」
自分の夫を「タイプ」だと言われても笑顔で流してくれるお母さんとお姉さんの度量に感謝しつつ、兄とは一度、きちんと話をする必要があると思った。
「…セリ、聞いてねぇ…」
「…え?」
ビックリした。ここ最近、耳にすることのなかった重低音。
「…こんなんがいいのか?コイツら、マジで喋んねぇぞ?置物だぞ?置物。」
音のする方を向けば、ルキの目が座っていた。
でも、
「…お父さんとお兄さんに、その言い方は、ちょっと…」
「っ!?」
「アハハハハ!ルキ君が!ルキ君が面白いことになってる!」
「本当、ルキ、あんた、そんな顔するのねぇ…」
ルキの発言を咎めることもなく、笑い飛ばしてしまうお姉さんとお母さん。お父さんとお兄さんは、本当にしゃべらない。その雰囲気が何故か心地よくて。
本当にいつか、ここの一員になれる日が来るのかな?と期待して、胸が温かくなる─
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