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【サプライズ】好きな人の誕生日に全力でプレゼントを用意しました ▶10話
#Shorts あの子がいないだけで…
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「…うわー、ヒドい。」
「…」
「…」
「ちょっと?二人とも生きてる?…二人で飲んだの?この量?」
「んー?ほとんどルキが飲んだ。」
「あーもう、セリちゃんに置いてかれたからって、いい年した大人が情けない。」
「…っせぇ。」
「なんだ。ルキ、一応、意識はあるんだ。」
「…あー、クソッ。…駄目だ、やっぱ、思い出すと腹立ってくる。」
「なにー?何に怒ってんの?セリちゃん?ザーラさん?」
「違う。…格好つけた俺を殴りてぇ。何が、『気ぃつけて行ってこい』だ。んなことほざいてる暇あったら、もっと、本気で止めろよ。したら、セリだって…」
「…馬鹿なの?」
「うっせぇ、これでも反省してんだよ。『行くな』って言っちまったこと。」
「ん?え?あれ?反省してるの?え?」
「…俺さ、『行くな』じゃなくて、『行かないでくれ』ってすがってりゃ、良かったんじゃねぇの?」
「…は?」
「あー!確かに!セリなら、そっちの方が、効きそう効きそう!絶対、そっち!」
「だろ?…マジで失敗した。」
「…馬鹿なんだね。」
「あ?なんだ、エル、喧嘩売ってんのか?買うぞ?」
「売らない。…ていうかさ、そこまでグダグタになるほどのことじゃないでしょ?」
「あ“?」
「セリちゃんが何やりたいのか考えたら、少しは『待て』しよーって気持ちにならないわけ?去年のこと考えたらさー。」
「…なんだよ、エル。セリのやりたいこと分かんの?」
「へえーすごいね?俺、サッパリわかんない。去年ってなに?」
「…それ、二人とも、フリとかじゃなくて?本気で…?」
「…わかんねぇ。」
「俺も。」
「…マジか、お前ら、マジか…」
「で?何?セリがやりたいことって。」
「言えよ。」
「っ!沈んでろ!二人で黙って、沈んでろ!」
「…」
「…」
「ちょっと?二人とも生きてる?…二人で飲んだの?この量?」
「んー?ほとんどルキが飲んだ。」
「あーもう、セリちゃんに置いてかれたからって、いい年した大人が情けない。」
「…っせぇ。」
「なんだ。ルキ、一応、意識はあるんだ。」
「…あー、クソッ。…駄目だ、やっぱ、思い出すと腹立ってくる。」
「なにー?何に怒ってんの?セリちゃん?ザーラさん?」
「違う。…格好つけた俺を殴りてぇ。何が、『気ぃつけて行ってこい』だ。んなことほざいてる暇あったら、もっと、本気で止めろよ。したら、セリだって…」
「…馬鹿なの?」
「うっせぇ、これでも反省してんだよ。『行くな』って言っちまったこと。」
「ん?え?あれ?反省してるの?え?」
「…俺さ、『行くな』じゃなくて、『行かないでくれ』ってすがってりゃ、良かったんじゃねぇの?」
「…は?」
「あー!確かに!セリなら、そっちの方が、効きそう効きそう!絶対、そっち!」
「だろ?…マジで失敗した。」
「…馬鹿なんだね。」
「あ?なんだ、エル、喧嘩売ってんのか?買うぞ?」
「売らない。…ていうかさ、そこまでグダグタになるほどのことじゃないでしょ?」
「あ“?」
「セリちゃんが何やりたいのか考えたら、少しは『待て』しよーって気持ちにならないわけ?去年のこと考えたらさー。」
「…なんだよ、エル。セリのやりたいこと分かんの?」
「へえーすごいね?俺、サッパリわかんない。去年ってなに?」
「…それ、二人とも、フリとかじゃなくて?本気で…?」
「…わかんねぇ。」
「俺も。」
「…マジか、お前ら、マジか…」
「で?何?セリがやりたいことって。」
「言えよ。」
「っ!沈んでろ!二人で黙って、沈んでろ!」
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