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【重大発表】二人に大切なお知らせがあります ▶6話
#3 好きだから知って欲しい…
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ルキのせいだ。ルキが、いきなりあんなことするから─
「セリー、今日の晩ごはん、何?」
「キャベツ。」
「は?キャベツ?」
兄が覗き込んできた。まな板の上の大量のキャベツを見て考えている。
「食物繊維?腸活…?」
「…うそ。今日はトンカツ。キャベツは付け合わせ。」
「え?メインじゃなくて?」
「…じゃあ、兄さんの分はキャベツだけ。」
「はい!すんませんっした!肉が食べたいです!」
「…」
いつもの三倍は刻んでしまったキャベツを二等分し、バランス悪くトンカツを盛っていく。
キャベツがこんなことになったのは、お料理中の私の脳が思考停止してしまっていたせい。思考停止していたのは、昼間のルキの姿が頭の中でグルグルしているから。ルキが、ルキが─
(…あんなことするから。)
思い出すとまた、エンドレスリピートしてしまうルキの姿。迫る表情、怖いくらいの眼差し、ちょっと掠れた温かさが触れて、それから、耳元で─
─…セリ、もっとシていい?
「っ!?」
ダメだと思う─!
あんな、あんな、人の脳ミソ融解させちゃうような声!ルキが、あんな声出すなんて、知らなかった─!
「…セリー、何か飲むもんある?」
「…」
「冷えてるやつー。」
「…ありがとう、兄さん。」
「え?…どういたしまして?」
兄の声が桃色の世界から私を連れ戻してくれた。
食事の支度を整え、兄が「飲むもの飲むもの」うるさいので、ひとっ走りしてお酒を買ってきたところで、どうにか気持ちが落ち着いてきた。日常の作業を繰り返すって大事。キャベツの千切り然り、兄のお世話然り。
「…兄さん、お話があります。」
「ん?なに?」
二人で食卓につき、兄が最初の一杯を飲み干したところで切り出した、大事な話。
「…ルキとエルに、私達のこと話してもいい?…前世のこと。」
「え?どうしたの?なんで急にそんな話?」
「ルキに、隠し事は嫌だって言われて…。私も、ルキに隠し事したくない。…エルにも。」
「んー、なるほどねー。…まあ、いいんじゃない?」
「…いいの?」
エール片手にあっさりと許可されて、お願いした私の方が戸惑う。
「いいよ。俺も、あの二人に隠し事あんのは、あんまいい気持ちしないし。」
「うん…」
「それに、ルキとエルとは、一生の付き合いになるわけじゃん?」
「えっ!?」
「ん?」
「いっ、しょう…?」
「え?じゃないの?俺、今のパーティ解散する気、サラサラないんだけど。」
「…」
そういう─?
(…駄目だ。)
頭が完全に恋愛脳になってる。思考が直ぐにソッチへ行ってしまう。ルキと一生と言われて浮かんだのが─
(…ルキのせいだ。)
ルキが、あんなことするから─
「てか、まぁ、話すのはいいけど、信じてもらえるかだよなー。師匠じゃあるまいし、普通の感覚のエルとルキじゃ難しいかもなー。」
「…」
「普通に怪しすぎるし、俺が二人の立場だったら、まあ、先ず間違いなく信じないね!セリはともかく、俺の話とか絶対、信憑性ないって言われそー。」
「…」
「…って、おーい、セリ聞いてるー?セリさーん?」
「いらっしゃーい。」
「お邪魔しまーす☆」
「珍しいな、宅飲み。…シオン、これ、俺らの分。こっち、セリのな。」
「え?マジで?わー、ルキが手土産とか普通に意外。意外性の男。」
「…シオンは飲むな。」
「はい!すんませんっした!飲みたいです!」
玄関でわちゃわちゃしながら、三人が部屋に入ってきた。今日の昼間は、食事会の準備でルキとは会っていない。だから、ちょっとだけ緊張する。
「…いらっしゃい、エル、ルキ。」
「うっす。腹へった。セリの手料理、すげぇ楽しみ。」
「…」
「はいはーい☆お邪魔しまーす!」
ルキとの微妙な空気に、エルが割って入ってきた。そのまま、エルとルキが並んで座った向かいに、兄と並んで腰を下ろす。
「えーっと、最初にこれだけ言っとくね?実は、今日は二人に大事な話があって来てもらいました。」
「え!?何それ!?怖いんだけど?パーティ解散とか?」
本気でしかめっ面になってるエルに、慌てて首を振る。
「違います。」
「そうなの?」
「しないしない!何でそんな予備動作無しの豪速球放ってくるの!?俺の方が怖いよ。」
「…ふーん?じゃあ、いいや☆」
「え…?」
その一言で引き下がったエルが、乾杯しようと杯を掲げる。
「え?あの、エルにとって『大事な話』ってそれだけなの?他の可能性、他の危惧は?」
「んー?まぁ、それ以外は割と些事かなー。」
「えー…」
「はいはいーい☆じゃあ、カンパーイ!」
エルの音頭に、慌ててグラスを合わせる。少しだけ見えたグラスの向こう、ルキがちょっと困ったような顔で笑っていた。
それに気づかない振りで、二人に料理を勧める。手料理、ではあるけれど、おもてなしというほど大層なものではなく、いつも兄に作っているような料理。それでも、エルとルキの二人は「美味しい」と言ってくれて、
「セリちゃんって、お料理上手だねー?」
「すげぇ旨い。」
「ありがとう、ございます。…師と住んでいた頃は、私が料理担当だったので。」
「へー、ヴァイズ・ミレンって料理とかするんだ?」
「え?」
「あれ?違うの?そういう意味じゃない?ヴァイズ・ミレンに料理習ったってことじゃなくて?」
「…」
エルの疑問に、兄と二人して黙り込んだ。多分、今が、そのタイミングだから─
「…えー、はい、エルくん、いー質問ですね?ってことで、俺達がしたかった大事な話ってのをするね?」
「うん、どうぞ?」
「…」
「あー、えっと、その前に、大前提として、今からするのって、あり得ない話っていうか、頭大丈夫?ってなるような話だから、直ぐには信じられないかもしれないけど、」
「前置き長過ぎ。」
「…」
エルにぶったぎられて、兄が少し躊躇する。気持ちは分かる。この二人に信じてもらえないのは辛い。
言葉を探す兄に、ルキが口を開いた。
「シオン、いいから話せって。あり得なくても信じるし、別に、嘘でも信じっから。」
「…え?いや、嘘は信じちゃ駄目だよね…?」
「もー!ルキはちょっと極論過ぎ!…でも、まあ、僕も二人の話なら信じるから、話してみなよ?」
「え?信じるの?ってか、まだ、何も言ってないんだけど…」
「信じるってば。まぁ、僕は嘘だったら怒るけど、嘘じゃないんでしょ?」
「うん、そう、だけど…」
兄の声が、ちょっとだけ震えた。
二人の無条件の「信じる」が嬉しくて、私も、ちょっとだけ泣きそうだった。
「セリー、今日の晩ごはん、何?」
「キャベツ。」
「は?キャベツ?」
兄が覗き込んできた。まな板の上の大量のキャベツを見て考えている。
「食物繊維?腸活…?」
「…うそ。今日はトンカツ。キャベツは付け合わせ。」
「え?メインじゃなくて?」
「…じゃあ、兄さんの分はキャベツだけ。」
「はい!すんませんっした!肉が食べたいです!」
「…」
いつもの三倍は刻んでしまったキャベツを二等分し、バランス悪くトンカツを盛っていく。
キャベツがこんなことになったのは、お料理中の私の脳が思考停止してしまっていたせい。思考停止していたのは、昼間のルキの姿が頭の中でグルグルしているから。ルキが、ルキが─
(…あんなことするから。)
思い出すとまた、エンドレスリピートしてしまうルキの姿。迫る表情、怖いくらいの眼差し、ちょっと掠れた温かさが触れて、それから、耳元で─
─…セリ、もっとシていい?
「っ!?」
ダメだと思う─!
あんな、あんな、人の脳ミソ融解させちゃうような声!ルキが、あんな声出すなんて、知らなかった─!
「…セリー、何か飲むもんある?」
「…」
「冷えてるやつー。」
「…ありがとう、兄さん。」
「え?…どういたしまして?」
兄の声が桃色の世界から私を連れ戻してくれた。
食事の支度を整え、兄が「飲むもの飲むもの」うるさいので、ひとっ走りしてお酒を買ってきたところで、どうにか気持ちが落ち着いてきた。日常の作業を繰り返すって大事。キャベツの千切り然り、兄のお世話然り。
「…兄さん、お話があります。」
「ん?なに?」
二人で食卓につき、兄が最初の一杯を飲み干したところで切り出した、大事な話。
「…ルキとエルに、私達のこと話してもいい?…前世のこと。」
「え?どうしたの?なんで急にそんな話?」
「ルキに、隠し事は嫌だって言われて…。私も、ルキに隠し事したくない。…エルにも。」
「んー、なるほどねー。…まあ、いいんじゃない?」
「…いいの?」
エール片手にあっさりと許可されて、お願いした私の方が戸惑う。
「いいよ。俺も、あの二人に隠し事あんのは、あんまいい気持ちしないし。」
「うん…」
「それに、ルキとエルとは、一生の付き合いになるわけじゃん?」
「えっ!?」
「ん?」
「いっ、しょう…?」
「え?じゃないの?俺、今のパーティ解散する気、サラサラないんだけど。」
「…」
そういう─?
(…駄目だ。)
頭が完全に恋愛脳になってる。思考が直ぐにソッチへ行ってしまう。ルキと一生と言われて浮かんだのが─
(…ルキのせいだ。)
ルキが、あんなことするから─
「てか、まぁ、話すのはいいけど、信じてもらえるかだよなー。師匠じゃあるまいし、普通の感覚のエルとルキじゃ難しいかもなー。」
「…」
「普通に怪しすぎるし、俺が二人の立場だったら、まあ、先ず間違いなく信じないね!セリはともかく、俺の話とか絶対、信憑性ないって言われそー。」
「…」
「…って、おーい、セリ聞いてるー?セリさーん?」
「いらっしゃーい。」
「お邪魔しまーす☆」
「珍しいな、宅飲み。…シオン、これ、俺らの分。こっち、セリのな。」
「え?マジで?わー、ルキが手土産とか普通に意外。意外性の男。」
「…シオンは飲むな。」
「はい!すんませんっした!飲みたいです!」
玄関でわちゃわちゃしながら、三人が部屋に入ってきた。今日の昼間は、食事会の準備でルキとは会っていない。だから、ちょっとだけ緊張する。
「…いらっしゃい、エル、ルキ。」
「うっす。腹へった。セリの手料理、すげぇ楽しみ。」
「…」
「はいはーい☆お邪魔しまーす!」
ルキとの微妙な空気に、エルが割って入ってきた。そのまま、エルとルキが並んで座った向かいに、兄と並んで腰を下ろす。
「えーっと、最初にこれだけ言っとくね?実は、今日は二人に大事な話があって来てもらいました。」
「え!?何それ!?怖いんだけど?パーティ解散とか?」
本気でしかめっ面になってるエルに、慌てて首を振る。
「違います。」
「そうなの?」
「しないしない!何でそんな予備動作無しの豪速球放ってくるの!?俺の方が怖いよ。」
「…ふーん?じゃあ、いいや☆」
「え…?」
その一言で引き下がったエルが、乾杯しようと杯を掲げる。
「え?あの、エルにとって『大事な話』ってそれだけなの?他の可能性、他の危惧は?」
「んー?まぁ、それ以外は割と些事かなー。」
「えー…」
「はいはいーい☆じゃあ、カンパーイ!」
エルの音頭に、慌ててグラスを合わせる。少しだけ見えたグラスの向こう、ルキがちょっと困ったような顔で笑っていた。
それに気づかない振りで、二人に料理を勧める。手料理、ではあるけれど、おもてなしというほど大層なものではなく、いつも兄に作っているような料理。それでも、エルとルキの二人は「美味しい」と言ってくれて、
「セリちゃんって、お料理上手だねー?」
「すげぇ旨い。」
「ありがとう、ございます。…師と住んでいた頃は、私が料理担当だったので。」
「へー、ヴァイズ・ミレンって料理とかするんだ?」
「え?」
「あれ?違うの?そういう意味じゃない?ヴァイズ・ミレンに料理習ったってことじゃなくて?」
「…」
エルの疑問に、兄と二人して黙り込んだ。多分、今が、そのタイミングだから─
「…えー、はい、エルくん、いー質問ですね?ってことで、俺達がしたかった大事な話ってのをするね?」
「うん、どうぞ?」
「…」
「あー、えっと、その前に、大前提として、今からするのって、あり得ない話っていうか、頭大丈夫?ってなるような話だから、直ぐには信じられないかもしれないけど、」
「前置き長過ぎ。」
「…」
エルにぶったぎられて、兄が少し躊躇する。気持ちは分かる。この二人に信じてもらえないのは辛い。
言葉を探す兄に、ルキが口を開いた。
「シオン、いいから話せって。あり得なくても信じるし、別に、嘘でも信じっから。」
「…え?いや、嘘は信じちゃ駄目だよね…?」
「もー!ルキはちょっと極論過ぎ!…でも、まあ、僕も二人の話なら信じるから、話してみなよ?」
「え?信じるの?ってか、まだ、何も言ってないんだけど…」
「信じるってば。まぁ、僕は嘘だったら怒るけど、嘘じゃないんでしょ?」
「うん、そう、だけど…」
兄の声が、ちょっとだけ震えた。
二人の無条件の「信じる」が嬉しくて、私も、ちょっとだけ泣きそうだった。
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