69 / 174
S級試験 ▶34話
#16 呪いにも似た何か
しおりを挟む
「…ルキは、大丈夫でしょうか?」
「あー、大丈夫大丈夫。あんなのほっとけば、自己解決するって☆」
初めて歩く王都の街並み、王都出身のエルの案内で、街の中心部にある市場を目指していた。
「だいぶ、辛そうでしたけど…?」
エルが部屋に入ってきた時点で力尽きたのか、最終的にベッドに突っ伏してしまったルキの姿が脳裏に浮かぶ。
「もー!セリちゃんは気にしすぎ☆若さゆえの暴走なんて、放っておきなよ!」
「暴走…?…二日酔い、ですよね?」
「うんうん!そうそう!」
「…」
「ルキだって、子どもじゃないんだから、しんどかったら自分で何とかするでしょ?それよりもお買い物。なに買うか決まってる?」
「…はい、それは。…行きに消費した分をリストアップしてあるので、それを補充するだけです。」
「うん、オッケー☆じゃあ、サクサクっと済ませちゃお!」
「はい。」
前世以来の人込みを何とかぶつからないように抜けながら、エルの隣を歩く。
「セリちゃんは、王都でどこか行きたいところって無いの?」
「?特にはないです。」
「そうなの?まぁ、今回はあんまり時間無いから、行ける場所、限られちゃうけどねー。」
「…イグナーツさんが心配してますよね。」
「それもだけどね?明日、ルキがギルド本部に呼ばれてるでしょ?S級のギルドタグ受け取って帰って来ると思うけど、そうすると、一気にバレちゃうから。」
「バレる…?」
「そ。今年のS級合格者が誰なのかって。そしたらもう、凄いよ?引き抜きやら争奪戦やら。ルキも引っ張りだこ間違い無し☆」
「…」
「そういう面倒避けるためにも、明後日の朝一で出発するんだからね?遊ぶなら、明日の内。本当に、どこか行きたいところない?」
「…お土産を。」
「お土産?」
「ギルドの皆さんと、あと、ザーラさんにも。何かお土産を買って帰りたいです。」
「ああ、なるほど☆オッケー!じゃあ、明日はエルちゃんお勧めのお店に連れてってあげよう!」
「…楽しみです。」
「任せといて☆」
ロカールでは出来ないような「お買い物」。いいものがあれば自分用にも何か買おうかと考えて、気持ちが弾む。
(…ルキにも、聞いてみようかな?)
明日、時間が取れないだろうルキの代わりに、欲しいものがあれば買ってこようと決めて、更に気持ちが弾んだ。
弾んだまま、買い物を済ませて帰った宿。ルキを訪ねた部屋の中で─
「っ!?」
ルキが、呪われていた─
「え?何、それ。ルキ、何してんの?」
「…」
ベッドの端に腰かけて項垂れているルキ、その全身が黒い靄に覆われている。その隣には、漸く起きたらしい兄が困惑顔で立っていて、
「お帰りー。」
「ただいま…、あの、これは…?」
「いやー、俺も全然分かんない。部屋入った時点で、既にこの状態だったから。」
「…ルキ、呪われて…?」
「いやいや、違う違う。」
「でも…」
「よく見て、セリちゃん。」
「…」
エルに言われて、目を凝らして見てみる。顔部分は辛うじて見えているものの、それ以外のルキの全身を覆っている黒い靄は─
「伝達蝶…?」
「だね。」
靄に見えたそれは、黒い蝶。それが何百匹も、ルキの周囲を飛び回っている。
「っ!」
(怖い。呪いじゃなくても、怖い…)
さっきは綺麗だと思った伝達蝶も、これだけの集合体になってしまうと恐怖でしかない。全身が総毛だった。
「…それで?ルキは、何でそんなことになってんのさ?」
エルの問いかけに、ルキが重いため息をついて、両手で顔を覆う。
「…昔の、パーティ仲間。」
「…なに?暁星の連中からなの?戻って来いって?」
「違う…」
「じゃあ、何?」
「…俺も、わかんねぇ…」
「はぁ?」
イラついたようなエルの声に、ルキが顔を上げてこちらを向いた。途方に暮れた目と視線が合う。
「…最初、一匹だけ、リリーって奴から飛んできたんだよ。何か用でもあんのかと思って開いたけど、大した用じゃなかったから無視した。」
「…で?」
「無視してんのにさ、そっからどんどん飛んできて、気づいたらコレ…」
「それは、何て言うか…」
(うん。それもそれで怖い…)
別の意味での恐怖、エルも閉口してしまっている。
(鬼電…、鬼メール?かな?)
スゴい執念。これも、一種の呪いなのかもと思ってしまうくらいの。
「…その、無視した最初のメッセージっていうのは、何の用だったの?」
「あー、なんつーか、愚痴?みたいな。」
「愚痴?どういうこと?」
「今のパーティに関する不安みたいなことが書いてあってさ、けど、んなもん、俺に言われてもどうしようもねぇだろ?」
「ふーん?」
「わざわざ返事するような内容でも無いから、放置したのに…」
「…」
一瞬、皆で沈黙してしまった。最初に口を開いたのは兄で、
「…それさ、どれかもう一通、読んでみたらいいんじゃない?」
「これを…?」
「うん。…何か他に大事な用があるのかもしんないし?」
「…」
兄の提案に、渋々といった感じで、ルキが手近な蝶を一匹掴んだ。手を開いてメッセージを確認し、直ぐにまた別の蝶を掴んで開く。それを、何回か繰り返した後で─
「…意味、分かんねぇ。」
不快そうに溢したルキに、兄がその手元をのぞきこむ。
「何て書いてあったの?」
「…ゴチャゴチャ書いてあっから、よく分かんねぇけど、要するに、相談あるから、二人で会おうってことらしい。」
「へぇ?相談相手になるくらい仲良かったんだ?」
「そりゃまぁ、話聞くくらいはな?すんだろ?同じパーティだったんだし。けど、仕事以外で二人になったことなんてねぇよ。てか、そもそも…」
「…ルキ?」
不快そうに眉根に皺を刻んでいたルキの視線が、何かに思い当たったように泳ぎ出した。
「あー、てか、あれだ。前、チラッと話しただろ?俺が暁星抜ける時にさ、女のことで揉めたって。…この手紙送ってきてんのが、その女。ダチの、カッシュってやつと付き合ってる…」
「…なるほど?」
「そーゆう…?」
「…」
気まずげなルキ、彼の周りをヒラヒラ飛び回る黒蝶。今、─多分、ルキ以外の─私達三人の中で共通認識、共通理解が得られたと思う。
「あー、大丈夫大丈夫。あんなのほっとけば、自己解決するって☆」
初めて歩く王都の街並み、王都出身のエルの案内で、街の中心部にある市場を目指していた。
「だいぶ、辛そうでしたけど…?」
エルが部屋に入ってきた時点で力尽きたのか、最終的にベッドに突っ伏してしまったルキの姿が脳裏に浮かぶ。
「もー!セリちゃんは気にしすぎ☆若さゆえの暴走なんて、放っておきなよ!」
「暴走…?…二日酔い、ですよね?」
「うんうん!そうそう!」
「…」
「ルキだって、子どもじゃないんだから、しんどかったら自分で何とかするでしょ?それよりもお買い物。なに買うか決まってる?」
「…はい、それは。…行きに消費した分をリストアップしてあるので、それを補充するだけです。」
「うん、オッケー☆じゃあ、サクサクっと済ませちゃお!」
「はい。」
前世以来の人込みを何とかぶつからないように抜けながら、エルの隣を歩く。
「セリちゃんは、王都でどこか行きたいところって無いの?」
「?特にはないです。」
「そうなの?まぁ、今回はあんまり時間無いから、行ける場所、限られちゃうけどねー。」
「…イグナーツさんが心配してますよね。」
「それもだけどね?明日、ルキがギルド本部に呼ばれてるでしょ?S級のギルドタグ受け取って帰って来ると思うけど、そうすると、一気にバレちゃうから。」
「バレる…?」
「そ。今年のS級合格者が誰なのかって。そしたらもう、凄いよ?引き抜きやら争奪戦やら。ルキも引っ張りだこ間違い無し☆」
「…」
「そういう面倒避けるためにも、明後日の朝一で出発するんだからね?遊ぶなら、明日の内。本当に、どこか行きたいところない?」
「…お土産を。」
「お土産?」
「ギルドの皆さんと、あと、ザーラさんにも。何かお土産を買って帰りたいです。」
「ああ、なるほど☆オッケー!じゃあ、明日はエルちゃんお勧めのお店に連れてってあげよう!」
「…楽しみです。」
「任せといて☆」
ロカールでは出来ないような「お買い物」。いいものがあれば自分用にも何か買おうかと考えて、気持ちが弾む。
(…ルキにも、聞いてみようかな?)
明日、時間が取れないだろうルキの代わりに、欲しいものがあれば買ってこようと決めて、更に気持ちが弾んだ。
弾んだまま、買い物を済ませて帰った宿。ルキを訪ねた部屋の中で─
「っ!?」
ルキが、呪われていた─
「え?何、それ。ルキ、何してんの?」
「…」
ベッドの端に腰かけて項垂れているルキ、その全身が黒い靄に覆われている。その隣には、漸く起きたらしい兄が困惑顔で立っていて、
「お帰りー。」
「ただいま…、あの、これは…?」
「いやー、俺も全然分かんない。部屋入った時点で、既にこの状態だったから。」
「…ルキ、呪われて…?」
「いやいや、違う違う。」
「でも…」
「よく見て、セリちゃん。」
「…」
エルに言われて、目を凝らして見てみる。顔部分は辛うじて見えているものの、それ以外のルキの全身を覆っている黒い靄は─
「伝達蝶…?」
「だね。」
靄に見えたそれは、黒い蝶。それが何百匹も、ルキの周囲を飛び回っている。
「っ!」
(怖い。呪いじゃなくても、怖い…)
さっきは綺麗だと思った伝達蝶も、これだけの集合体になってしまうと恐怖でしかない。全身が総毛だった。
「…それで?ルキは、何でそんなことになってんのさ?」
エルの問いかけに、ルキが重いため息をついて、両手で顔を覆う。
「…昔の、パーティ仲間。」
「…なに?暁星の連中からなの?戻って来いって?」
「違う…」
「じゃあ、何?」
「…俺も、わかんねぇ…」
「はぁ?」
イラついたようなエルの声に、ルキが顔を上げてこちらを向いた。途方に暮れた目と視線が合う。
「…最初、一匹だけ、リリーって奴から飛んできたんだよ。何か用でもあんのかと思って開いたけど、大した用じゃなかったから無視した。」
「…で?」
「無視してんのにさ、そっからどんどん飛んできて、気づいたらコレ…」
「それは、何て言うか…」
(うん。それもそれで怖い…)
別の意味での恐怖、エルも閉口してしまっている。
(鬼電…、鬼メール?かな?)
スゴい執念。これも、一種の呪いなのかもと思ってしまうくらいの。
「…その、無視した最初のメッセージっていうのは、何の用だったの?」
「あー、なんつーか、愚痴?みたいな。」
「愚痴?どういうこと?」
「今のパーティに関する不安みたいなことが書いてあってさ、けど、んなもん、俺に言われてもどうしようもねぇだろ?」
「ふーん?」
「わざわざ返事するような内容でも無いから、放置したのに…」
「…」
一瞬、皆で沈黙してしまった。最初に口を開いたのは兄で、
「…それさ、どれかもう一通、読んでみたらいいんじゃない?」
「これを…?」
「うん。…何か他に大事な用があるのかもしんないし?」
「…」
兄の提案に、渋々といった感じで、ルキが手近な蝶を一匹掴んだ。手を開いてメッセージを確認し、直ぐにまた別の蝶を掴んで開く。それを、何回か繰り返した後で─
「…意味、分かんねぇ。」
不快そうに溢したルキに、兄がその手元をのぞきこむ。
「何て書いてあったの?」
「…ゴチャゴチャ書いてあっから、よく分かんねぇけど、要するに、相談あるから、二人で会おうってことらしい。」
「へぇ?相談相手になるくらい仲良かったんだ?」
「そりゃまぁ、話聞くくらいはな?すんだろ?同じパーティだったんだし。けど、仕事以外で二人になったことなんてねぇよ。てか、そもそも…」
「…ルキ?」
不快そうに眉根に皺を刻んでいたルキの視線が、何かに思い当たったように泳ぎ出した。
「あー、てか、あれだ。前、チラッと話しただろ?俺が暁星抜ける時にさ、女のことで揉めたって。…この手紙送ってきてんのが、その女。ダチの、カッシュってやつと付き合ってる…」
「…なるほど?」
「そーゆう…?」
「…」
気まずげなルキ、彼の周りをヒラヒラ飛び回る黒蝶。今、─多分、ルキ以外の─私達三人の中で共通認識、共通理解が得られたと思う。
29
あなたにおすすめの小説
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
溺愛少女、実はチートでした〜愛されすぎて大忙しです?〜
あいみ
ファンタジー
亡き祖母との約束を守るため、月影優里は誰にでも平等で優しかった。
困っている人がいればすぐに駆け付ける。
人が良すぎると周りからはよく怒られていた。
「人に優しくすれば自分も相手も、優しい気持ちになるでしょ?」
それは口癖。
最初こそ約束を守るためだったが、いつしか誰かのために何かをすることが大好きになっていく。
偽善でいい。他人にどう思われようと、ひ弱で非力な自分が手を差し出すことで一人でも多くの人が救われるのなら。
両親を亡くして邪魔者扱いされながらも親戚中をタライ回しに合っていた自分を、住みなれた田舎から出てきて引き取り育ててくれた祖父祖母のように。
優しく手を差し伸べられる存在になりたい。
変わらない生き方をして二十六歳を迎えた誕生日。
目の前で車に撥ねられそうな子供を庇い優はこの世を去った。
そのはずだった。
不思議なことに目が覚めると、埃まみれの床に倒れる幼女に転生していて……?
人や魔物。みんなに愛される幼女ライフが今、幕を開ける。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
【完結】王女様の暇つぶしに私を巻き込まないでください
むとうみつき
ファンタジー
暇を持て余した王女殿下が、自らの婚約者候補達にゲームの提案。
「勉強しか興味のない、あのガリ勉女を恋に落としなさい!」
それって私のことだよね?!
そんな王女様の話しをうっかり聞いてしまっていた、ガリ勉女シェリル。
でもシェリルには必死で勉強する理由があって…。
長編です。
よろしくお願いします。
カクヨムにも投稿しています。
異世界の片隅で、穏やかに笑って暮らしたい
木の葉
ファンタジー
『異世界で幸せに』を新たに加筆、修正をしました。
下界に魔力を充満させるために500年ごとに送られる転生者たち。
キャロルはマッド、リオに守られながらも一生懸命に生きていきます。
家族の温かさ、仲間の素晴らしさ、転生者としての苦悩を描いた物語。
隠された謎、迫りくる試練、そして出会う人々との交流が、異世界生活を鮮やかに彩っていきます。
一部、残酷な表現もありますのでR15にしてあります。
ハッピーエンドです。
最終話まで書きあげましたので、順次更新していきます。
【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~
魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます
※他サイトでも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる