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ロカール日常シリーズ ▶️50話
【王都への旅路】#2 S級冒険者になるということ
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ロカールを出てから半日、しっかり歩いて、初日は予定どおりの距離を稼げた。つまり、今夜は野宿。前にも後ろにも、宿屋があるような大きな町が無いから、これは最初からの計画どおり。
「…セリちゃん、なに読んでるの?」
「『ポケット図鑑~世界のモンスター~』です。」
「え…?…楽しい?それ?」
「楽しくはない、ですけど…」
食事を済ませた後、焚き火を囲んでのまったりタイム。季節的に「寒い」というほどではないけれど、獣避けのために火は絶やさないでいる。
「楽しくないならさー、読むの止めようよー。もっと、何か楽しい話しよー?」
「セリの邪魔すんな、エル。セリは、試験に向けて本読んでんだよ。」
「え?そうなの?」
「…はい、一応。…付け焼き刃ですが。」
先日、ルキにお願いした旅支度のアドバイス。貰うものはきっちり頂いた後、それ以外の必要装備は、ルキに付き合ってもらってお店で買いそろえることになった。兄同伴だったため、「デート」というわけにはいかなかったけれど―
(…ううん。そもそも、デートじゃない。)
邪な思いを振り捨てて、その時、道具屋の片隅で見つけた手元の本を眺める。
「…私は、ロカール以外では殆ど仕事をしたことがないので、知らないモンスターの方が圧倒的に多いんです。」
「あー、なるほどねー?それで、本を読んでお勉強してるわけか。」
「はい。…ルキが、アドバイスしてくれました。筆記では、そういうモンスターに関する知識も問われるからって。」
「うーん。真面目だねぇー、ルキもセリちゃんも☆」
「別に、真面目とかの話じゃねぇだろ?折角のチャンスなんだからさ。出来るだけのことはしてから受けさせてやりたいってだけで。」
「まぁねー。…でもさぁ、ルキもセリちゃんも、まだまだ若いんだし。そんなに頑張んなくてもさー?」
エルが、優しいのか甘いのか微妙な発言をしてくるから、うっかり流されてしまいたくなる。
「…無理しない程度に頑張ります。…今年、間に合わなくても、来年。」
「そうそう☆今年は純粋に腕試し!自分の実力計りに行くくらいの気持ちでいいんだって☆」
「…いえ、それよりは、もうちょっと、頑張りたいです。」
ただの記念受験では、ルキに置いていかれてしまうし、期待してくれているギルドの方達に申し訳ない。
「…爪痕くらいは、残すつもりで。」
「爪痕wセリちゃんは、誰と戦うつもりなの?」
「…ギルド本部?」
今年受からなくても、傾向と対策の糸口くらいは掴んで帰らなければ。
(…過去問が無いのは、辛いかも。)
そう考えると、改めてS級冒険者というのは凄い。自身の身一つ、頭脳一つで、全ての冒険者のトップに立つのだから。
「…S級試験もねー。絶対評価ならまだ何とか新米冒険者でもイケるんだろうけど。相対評価だからねー。新参者にはどう考えても不利☆」
「…今は、二十人、ですよね?」
「そうそう。今年も、よっぽど受験者が多くなければ、受かるのは二十人だと思うよ?ここ数年は、ずーっとそうだし。」
「少ねぇよなー、実際。」
ルキの、嘆息混じりの苦笑に、横から兄が手を上げた。
「はいはい!ちょっと、質問!」
「はい、何ですか?シオンくん?」
先生ぶったエルの返事に、兄は至って真面目な顔で質問する。
「あのさぁ、『カグラの戦斧』のマキナさんとか、『王国の守護神』のシュッツさんとかさ、ちょー有名なS級冒険者の人達っているでしょ?あの人らも、毎年試験受け直してるわけ?筆記免除とか、殿堂入りも無しで?」
「うーん。受けてるんじゃない?ギルド本部がよっぽど腐ってて、癒着でもしてない限り?」
「まあ、試験の規定がそうなってるからな。」
「えー?マジで?え?じゃあ、滅茶苦茶凄くない?守護神のシュッツさんとかさ、今いくつ?俺らが子どもん時から、S級冒険者でしょ、あの人。」
「んー?いくつだっけ?多分、六十くらい?」
「今年、五十七。あの人は二十三でS級昇格して、それからずっと降格してないからな。もう、三十四年、S級にいる。」
「…すげぇ。」
兄の感嘆の声。私も、図鑑を眺めてる振りで、隣で頷いた。エルだけが、ちょっと微妙な雰囲気で、
「…うん。いや、シュッツさんが凄いのは分かるけどー。…シュッツさん情報がそんだけスラスラ出てくるルキも、ヤバくない?」
「はあ?こんなん、基本だろ基本。同じS級冒険者目指す身としてはさ。やっぱ、シュッツさんも、王国の守護神も憧れっつーか、いつかは、追い付いてやる目標っつーか。」
「…そうだった。最近、面影無いから忘れてたけど、ルキって、そういう熱い男だったね。『暁星の火雷、双剣のルキ』だっけ?」
エルの口から聞こえた懐かしい単語に、思わずルキの方を見る。何故か、焦った顔でこちらを振り向いたルキと目が合って―
(あ…)
目を逸らされた。鋭くなったルキの視線がエルを睨んでる。
「…それ、止めろ。マジで止めろ。」
「何で?いいじゃない。て言うか、二つ名がつくなんて、それこそ実力認められてる証拠でしょ?」
「…」
「S級冒険者なんて、みーんな、二つ名持ちだよ?」
「…俺は、俺のは、自分でそう名乗ったことはねぇし、認めてるわけでも…」
「?」
ルキが、こちらをチラッチラッしてる。
(…嫌、なのかな?)
電光石火、雷のような速さでモンスターを打ち倒すルキの、戦っている時のあの熱さ。炎のような見た目とも相まって、とても似合っている、と思うのだけれど―?
「ルキ、大丈夫だって。セリちゃんは、生まれた時からシオンと付き合ってきてるんだよ?…火雷くらい。」
「?…格好いい、と思います。」
「…ほらね?」
「マジか…」
何とも言えない目で見られてる。
(…私だって、兄のセンスがアレなのはちゃんと理解してる、けど。)
それとこれとは別。ルキなら、どんなに大袈裟でも名前負けしないから格好いい。何だって似合う。ただ、「暁星の」という言葉に、胸がチクリとするだけで。
(…暁星の人達は、今年も受けるのかな。)
去年、S級試験の受験と共に所属を移してしまった彼らの情報はロカールまでは届いてこない。テレビやネットの無い世界だから、よっぽどの活躍を見せない限りは、例えS級冒険者になっていたとしてもその名を耳にすることは無いから。
(…ルキなら、知ってるだろうけど。)
怖くて、聞けずにいる。
「…セリちゃん、なに読んでるの?」
「『ポケット図鑑~世界のモンスター~』です。」
「え…?…楽しい?それ?」
「楽しくはない、ですけど…」
食事を済ませた後、焚き火を囲んでのまったりタイム。季節的に「寒い」というほどではないけれど、獣避けのために火は絶やさないでいる。
「楽しくないならさー、読むの止めようよー。もっと、何か楽しい話しよー?」
「セリの邪魔すんな、エル。セリは、試験に向けて本読んでんだよ。」
「え?そうなの?」
「…はい、一応。…付け焼き刃ですが。」
先日、ルキにお願いした旅支度のアドバイス。貰うものはきっちり頂いた後、それ以外の必要装備は、ルキに付き合ってもらってお店で買いそろえることになった。兄同伴だったため、「デート」というわけにはいかなかったけれど―
(…ううん。そもそも、デートじゃない。)
邪な思いを振り捨てて、その時、道具屋の片隅で見つけた手元の本を眺める。
「…私は、ロカール以外では殆ど仕事をしたことがないので、知らないモンスターの方が圧倒的に多いんです。」
「あー、なるほどねー?それで、本を読んでお勉強してるわけか。」
「はい。…ルキが、アドバイスしてくれました。筆記では、そういうモンスターに関する知識も問われるからって。」
「うーん。真面目だねぇー、ルキもセリちゃんも☆」
「別に、真面目とかの話じゃねぇだろ?折角のチャンスなんだからさ。出来るだけのことはしてから受けさせてやりたいってだけで。」
「まぁねー。…でもさぁ、ルキもセリちゃんも、まだまだ若いんだし。そんなに頑張んなくてもさー?」
エルが、優しいのか甘いのか微妙な発言をしてくるから、うっかり流されてしまいたくなる。
「…無理しない程度に頑張ります。…今年、間に合わなくても、来年。」
「そうそう☆今年は純粋に腕試し!自分の実力計りに行くくらいの気持ちでいいんだって☆」
「…いえ、それよりは、もうちょっと、頑張りたいです。」
ただの記念受験では、ルキに置いていかれてしまうし、期待してくれているギルドの方達に申し訳ない。
「…爪痕くらいは、残すつもりで。」
「爪痕wセリちゃんは、誰と戦うつもりなの?」
「…ギルド本部?」
今年受からなくても、傾向と対策の糸口くらいは掴んで帰らなければ。
(…過去問が無いのは、辛いかも。)
そう考えると、改めてS級冒険者というのは凄い。自身の身一つ、頭脳一つで、全ての冒険者のトップに立つのだから。
「…S級試験もねー。絶対評価ならまだ何とか新米冒険者でもイケるんだろうけど。相対評価だからねー。新参者にはどう考えても不利☆」
「…今は、二十人、ですよね?」
「そうそう。今年も、よっぽど受験者が多くなければ、受かるのは二十人だと思うよ?ここ数年は、ずーっとそうだし。」
「少ねぇよなー、実際。」
ルキの、嘆息混じりの苦笑に、横から兄が手を上げた。
「はいはい!ちょっと、質問!」
「はい、何ですか?シオンくん?」
先生ぶったエルの返事に、兄は至って真面目な顔で質問する。
「あのさぁ、『カグラの戦斧』のマキナさんとか、『王国の守護神』のシュッツさんとかさ、ちょー有名なS級冒険者の人達っているでしょ?あの人らも、毎年試験受け直してるわけ?筆記免除とか、殿堂入りも無しで?」
「うーん。受けてるんじゃない?ギルド本部がよっぽど腐ってて、癒着でもしてない限り?」
「まあ、試験の規定がそうなってるからな。」
「えー?マジで?え?じゃあ、滅茶苦茶凄くない?守護神のシュッツさんとかさ、今いくつ?俺らが子どもん時から、S級冒険者でしょ、あの人。」
「んー?いくつだっけ?多分、六十くらい?」
「今年、五十七。あの人は二十三でS級昇格して、それからずっと降格してないからな。もう、三十四年、S級にいる。」
「…すげぇ。」
兄の感嘆の声。私も、図鑑を眺めてる振りで、隣で頷いた。エルだけが、ちょっと微妙な雰囲気で、
「…うん。いや、シュッツさんが凄いのは分かるけどー。…シュッツさん情報がそんだけスラスラ出てくるルキも、ヤバくない?」
「はあ?こんなん、基本だろ基本。同じS級冒険者目指す身としてはさ。やっぱ、シュッツさんも、王国の守護神も憧れっつーか、いつかは、追い付いてやる目標っつーか。」
「…そうだった。最近、面影無いから忘れてたけど、ルキって、そういう熱い男だったね。『暁星の火雷、双剣のルキ』だっけ?」
エルの口から聞こえた懐かしい単語に、思わずルキの方を見る。何故か、焦った顔でこちらを振り向いたルキと目が合って―
(あ…)
目を逸らされた。鋭くなったルキの視線がエルを睨んでる。
「…それ、止めろ。マジで止めろ。」
「何で?いいじゃない。て言うか、二つ名がつくなんて、それこそ実力認められてる証拠でしょ?」
「…」
「S級冒険者なんて、みーんな、二つ名持ちだよ?」
「…俺は、俺のは、自分でそう名乗ったことはねぇし、認めてるわけでも…」
「?」
ルキが、こちらをチラッチラッしてる。
(…嫌、なのかな?)
電光石火、雷のような速さでモンスターを打ち倒すルキの、戦っている時のあの熱さ。炎のような見た目とも相まって、とても似合っている、と思うのだけれど―?
「ルキ、大丈夫だって。セリちゃんは、生まれた時からシオンと付き合ってきてるんだよ?…火雷くらい。」
「?…格好いい、と思います。」
「…ほらね?」
「マジか…」
何とも言えない目で見られてる。
(…私だって、兄のセンスがアレなのはちゃんと理解してる、けど。)
それとこれとは別。ルキなら、どんなに大袈裟でも名前負けしないから格好いい。何だって似合う。ただ、「暁星の」という言葉に、胸がチクリとするだけで。
(…暁星の人達は、今年も受けるのかな。)
去年、S級試験の受験と共に所属を移してしまった彼らの情報はロカールまでは届いてこない。テレビやネットの無い世界だから、よっぽどの活躍を見せない限りは、例えS級冒険者になっていたとしてもその名を耳にすることは無いから。
(…ルキなら、知ってるだろうけど。)
怖くて、聞けずにいる。
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