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第三章(最終章)
5-2.
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5-2.
「ラギアス様って、本当に人気があるんですね」
レイドの屋敷に到着し大広間に入った途端、目敏い者達がラギアスの存在に気づき、場は騒然となった。
「先日の剣術大会で優勝したばかりだからな。皆、彼と話がしたいのだろう」
ラギアスは男女問わない多くの人の輪に囲まれて、身動きが取れないようだ。こちらも容易には近づけそうにない。
「さてどうするか。主催者への挨拶もまだ出来ていない。ラギアスを何とか呼び戻すか?」
「大丈夫ですよ、ヴィアンカ様。この方が都合がいいです。というか、ラギアス様もわかっててやっているんだと思います」
どういうことかとリリアージュに尋ねようとして、彼女の顔に険が走ったのに気づく。その視線の先、壮年の男を中心に現れた集団。今夜の主催者、レイド家の面々のうちに見知った顔を見つけ、己の顔も不快に歪む。
「これは一体何事だ!?」
広間入口に想定外の人だかりが出来てしまったのだ。主催者側が慌てるのも無理はない。輪の中心に―他より頭一つは優に高い―ラギアスの姿を見つけ、レイドの顔に驚きと喜色が浮かぶ。
「これは!ラギアス・ヂアーチ殿!貴君にお出で頂けるとは!」
人垣が割れ、レイドがラギアスへ歩み寄ろうとこちらの目の前を通り過ぎた。彼の後、付き従っていた彼の娘と隣の男がこちらに気づき、驚いたように足を止める。
「リリアージュ!」
驚きから、嘲りへと表情を変えた娘の声が響く。
「あなた!本当に来たの!?」
場違いなほどの声量に、ラギアスを取り囲んでいたはずの人々の視線がこちらに集まり出した。カシアナの隣では男が気まずそうな表情を浮かべている。
「…カシアナ様、本日はお招き頂き有り難うございます」
優雅な、手本のような淑女の礼を見せるリリアージュの横で己も礼をとる。顔を上げた先、カシアナと視線が合った。
驚いたように目を見開いたカシアナが、呆けたようにこちらを凝視する。しばし見つめ合った後、はっと目を逸らされた。その視線が今度は憎々しげにリリアージュを睨む。
「…招かれたからって本当に来るなんて!なんて図々しいの、さすが平民ね。それで?あなた一体何しに来たっていうのよ」
「あら?私は度々ご招待を頂くものですから、断り続けるのも失礼かと。平民の親族を慮って下さったのですよね?」
「そんなわけないでしょ!馬鹿にしてるの!?」
「カシアナ、やめろ」
激昂するカシアナを隣の男が制止した。そこで隣の男の存在を思い出したのか、途端、カシアナの声が媚態をおびる。
「だって。この子が馬鹿なことばかり言うんですもの」
男の腕に、見せつけるように自身の腕を絡ませる。
「そうだわ、リリアージュ、あなたにも教えてあげる。私、シヴェスタ様と婚約したの!ユニファルアは悔しがるでしょうね!」
ユニファルアは悔しがらないだろうが、祝う気には全くならない。
自身の腕に絡み付くカシアナと、目を合わせようともしない男―シヴェスタ・セウロン―が嘆息した。
「…お久しぶりです、ラスタード殿。…リリアージュも」
「ああ」
「お久しぶりです」
交わした挨拶に、カシアナが目を輝かす。
「あら!シヴェスタはこの方、ラスタード様?とお知り合いなのね!」
「…いや」
セウロンが言い淀む。この男と知り合いだと思われるのは非常に不愉快だ。
「私は、ユニファルアの友人であって、セウロンとは何の関係も無い。今宵はリリアージュの付き添いだ」
「!何で!?何でいつもあの女ばっかり!」
「カシアナ!何をやっている!?」
再び声を荒げ始めたカシアナに、遅まきながら気づいたレイドが急いで止めに入る。
「一体何を騒いでいる!」
人混みを掻き分けて近づいて来た男の後ろには、ラギアスが続く。
「お父様!だって、リリアージュが!」
「リリアージュ?誰だ?」
―自身が追いやった姪の名さえ覚えていないとは
前レイド侯の不慮の事故も、現レイド侯がその弟であることも、貴族社会に於いては周知の事実。身寄りの無い少女を、己の庇護下にも置いていなかったことを自ら露呈させたのだ、この男は。
少女達が交わした会話に、リリアージュの立場を勘づいているであろう者達からざわめきがおきる。
「お久しぶりです、叔父様。今宵はお招き頂き、有り難うございます」
美しいカーテシーを見せるリリアージュの顔を見て、レイドが声を上げる。
「!?貴様!カスパルの!」
「下の娘でございます」
「何故貴様がここに居る!貴様など招いておらん!即刻立ち去れ!」
再び周囲がざわめく。カシアナの言葉を聞いていた者も多い。リリアージュへの招待の有無についての憶測が飛び交う中、聞き慣れた低い声がその場に響いた。
「ほう?招待を受けていないのか」
「!ヂアーチ殿!これは申し訳ない!この娘は即刻追い出すので、あちらで、」
「その必要は無い」
ラギアスがリリアージュの隣に寄り添った。なるほど、リリアージュを挟んで左右に並ぶ私達は、今まさに彼女の騎士というわけだ。
「!シヴェスタ!どうしてラギアス様が!?どういうこと!?」
苛立たしげにセウロンの腕をひいて注意をひこうとするカシアナだが、返る返事はない。こちらを見やるセウロンは顔色を失っている。
ラギアスがリリアージュに手を差し出した。
「私は、リリアージュ嬢の付き添いに過ぎない。彼女が招かれざる客だと言うのなら、私もまた然り」
差し出された手を、嬉しそうに取ったリリアージュが、唖然としたままの男達へニコリと微笑む。
「お邪魔だったようですので、私はこれで。それでは、皆様ごきげんよう」
リリアージュに並び、外へと歩き出す。背後で聞こえる、ラギアスを呼び止める声や金切り声、喚声にリリアージュが笑い出す。
「あの程度で良かったのか?」
帰る馬車の中、もっとしてやれたというラギアスの言葉に、リリアージュがクスリと笑う。
「いいんです、あの程度で。つまらない嫌がらせに対する意趣返しとしては十分過ぎるくらい。社交界で評判を落とし過ぎて、レイドの家が潰れても後味が悪いですし」
困るのは彼らの元で働いている者達ですからと続いた言葉に、在りし日のユニファルアが重なる。
「お姉様が引き継いだ頃より、だいぶ家の経済状況が悪化しているようです。カシアナのドレスもお姉様の頃と競べると、かなり質が落ちていました」
難しい顔をしたリリアージュの視線が床に落ちる。
「シヴェスタ様との婚約も、セウロンとの共同事業への保険のようなものでしょうし」
そう言えば、とリリアージュが顔を上げる。
「カシアナはお姉様が結婚していることを知らなかったのかしら?セウロン様は、お姉様が結婚していることはご存知なんですよね?」
仲睦まじくは見えなかった二人の様子。
「あの男が伝えていなかったか」
「結婚したことは知っていても、勝手に不幸な結婚をしたとでも思い込んでいたのかもしれませんね」
あり得ぬことでは無いと思う。懸念するのは、リリアージュの身の安全で。
「今回のことで目をつけられ、余計に危険な目に合いはしないか?」
「大丈夫です。お義兄様に護衛を付けて頂いてますし、そもそもあちらにそんな余裕があるかどうか」
リリアージュの顔に見覚えのある微笑がのり、隣のラギアスがピクリと反応する。
「それに嫌がらせ程度なら見逃しますが、実際に手を出して来たときは…容赦するつもりはありませんよ?」
「…お前、ユニファルアよりもヘスタトルに似てないか」
「お義兄様のことは敬愛しております」
少女の笑顔に、ラギアスが一瞬、顔をひきつらせたのがわかった。
「…頼もしいことだが、何かあればヂアーチも頼れ。帝都で暮らす以上、味方が近くにいれば出来ることもあんだろ」
リリアージュが目を瞬かせる。内心驚いた己も、その言葉の意味を考える。
「…リリアージュのことを家に話したのか?」
「…結婚する前に、ユニファルアのことについては話してたんだよ。『ヂアーチの名を使って、女一人の人生を叩き潰した』ってな。…親父には殴られた」
「それは…」
「今回、リリアージュのことも話した。ユニファルアが次期辺境伯夫人だから、家として下手に頭は下げられん。だからその分、遠慮せずに何でも頼れ。不出来な息子の尻拭いをしようとおふくろが張り切ってる」
リリアージュが驚きの声を上げる。
「ラギアス様って!」
「…ああ」
彼女の言葉の先がわかる気がして、二人、顔を見合わせて笑う。
「ラギアス様って、本当に人気があるんですね」
レイドの屋敷に到着し大広間に入った途端、目敏い者達がラギアスの存在に気づき、場は騒然となった。
「先日の剣術大会で優勝したばかりだからな。皆、彼と話がしたいのだろう」
ラギアスは男女問わない多くの人の輪に囲まれて、身動きが取れないようだ。こちらも容易には近づけそうにない。
「さてどうするか。主催者への挨拶もまだ出来ていない。ラギアスを何とか呼び戻すか?」
「大丈夫ですよ、ヴィアンカ様。この方が都合がいいです。というか、ラギアス様もわかっててやっているんだと思います」
どういうことかとリリアージュに尋ねようとして、彼女の顔に険が走ったのに気づく。その視線の先、壮年の男を中心に現れた集団。今夜の主催者、レイド家の面々のうちに見知った顔を見つけ、己の顔も不快に歪む。
「これは一体何事だ!?」
広間入口に想定外の人だかりが出来てしまったのだ。主催者側が慌てるのも無理はない。輪の中心に―他より頭一つは優に高い―ラギアスの姿を見つけ、レイドの顔に驚きと喜色が浮かぶ。
「これは!ラギアス・ヂアーチ殿!貴君にお出で頂けるとは!」
人垣が割れ、レイドがラギアスへ歩み寄ろうとこちらの目の前を通り過ぎた。彼の後、付き従っていた彼の娘と隣の男がこちらに気づき、驚いたように足を止める。
「リリアージュ!」
驚きから、嘲りへと表情を変えた娘の声が響く。
「あなた!本当に来たの!?」
場違いなほどの声量に、ラギアスを取り囲んでいたはずの人々の視線がこちらに集まり出した。カシアナの隣では男が気まずそうな表情を浮かべている。
「…カシアナ様、本日はお招き頂き有り難うございます」
優雅な、手本のような淑女の礼を見せるリリアージュの横で己も礼をとる。顔を上げた先、カシアナと視線が合った。
驚いたように目を見開いたカシアナが、呆けたようにこちらを凝視する。しばし見つめ合った後、はっと目を逸らされた。その視線が今度は憎々しげにリリアージュを睨む。
「…招かれたからって本当に来るなんて!なんて図々しいの、さすが平民ね。それで?あなた一体何しに来たっていうのよ」
「あら?私は度々ご招待を頂くものですから、断り続けるのも失礼かと。平民の親族を慮って下さったのですよね?」
「そんなわけないでしょ!馬鹿にしてるの!?」
「カシアナ、やめろ」
激昂するカシアナを隣の男が制止した。そこで隣の男の存在を思い出したのか、途端、カシアナの声が媚態をおびる。
「だって。この子が馬鹿なことばかり言うんですもの」
男の腕に、見せつけるように自身の腕を絡ませる。
「そうだわ、リリアージュ、あなたにも教えてあげる。私、シヴェスタ様と婚約したの!ユニファルアは悔しがるでしょうね!」
ユニファルアは悔しがらないだろうが、祝う気には全くならない。
自身の腕に絡み付くカシアナと、目を合わせようともしない男―シヴェスタ・セウロン―が嘆息した。
「…お久しぶりです、ラスタード殿。…リリアージュも」
「ああ」
「お久しぶりです」
交わした挨拶に、カシアナが目を輝かす。
「あら!シヴェスタはこの方、ラスタード様?とお知り合いなのね!」
「…いや」
セウロンが言い淀む。この男と知り合いだと思われるのは非常に不愉快だ。
「私は、ユニファルアの友人であって、セウロンとは何の関係も無い。今宵はリリアージュの付き添いだ」
「!何で!?何でいつもあの女ばっかり!」
「カシアナ!何をやっている!?」
再び声を荒げ始めたカシアナに、遅まきながら気づいたレイドが急いで止めに入る。
「一体何を騒いでいる!」
人混みを掻き分けて近づいて来た男の後ろには、ラギアスが続く。
「お父様!だって、リリアージュが!」
「リリアージュ?誰だ?」
―自身が追いやった姪の名さえ覚えていないとは
前レイド侯の不慮の事故も、現レイド侯がその弟であることも、貴族社会に於いては周知の事実。身寄りの無い少女を、己の庇護下にも置いていなかったことを自ら露呈させたのだ、この男は。
少女達が交わした会話に、リリアージュの立場を勘づいているであろう者達からざわめきがおきる。
「お久しぶりです、叔父様。今宵はお招き頂き、有り難うございます」
美しいカーテシーを見せるリリアージュの顔を見て、レイドが声を上げる。
「!?貴様!カスパルの!」
「下の娘でございます」
「何故貴様がここに居る!貴様など招いておらん!即刻立ち去れ!」
再び周囲がざわめく。カシアナの言葉を聞いていた者も多い。リリアージュへの招待の有無についての憶測が飛び交う中、聞き慣れた低い声がその場に響いた。
「ほう?招待を受けていないのか」
「!ヂアーチ殿!これは申し訳ない!この娘は即刻追い出すので、あちらで、」
「その必要は無い」
ラギアスがリリアージュの隣に寄り添った。なるほど、リリアージュを挟んで左右に並ぶ私達は、今まさに彼女の騎士というわけだ。
「!シヴェスタ!どうしてラギアス様が!?どういうこと!?」
苛立たしげにセウロンの腕をひいて注意をひこうとするカシアナだが、返る返事はない。こちらを見やるセウロンは顔色を失っている。
ラギアスがリリアージュに手を差し出した。
「私は、リリアージュ嬢の付き添いに過ぎない。彼女が招かれざる客だと言うのなら、私もまた然り」
差し出された手を、嬉しそうに取ったリリアージュが、唖然としたままの男達へニコリと微笑む。
「お邪魔だったようですので、私はこれで。それでは、皆様ごきげんよう」
リリアージュに並び、外へと歩き出す。背後で聞こえる、ラギアスを呼び止める声や金切り声、喚声にリリアージュが笑い出す。
「あの程度で良かったのか?」
帰る馬車の中、もっとしてやれたというラギアスの言葉に、リリアージュがクスリと笑う。
「いいんです、あの程度で。つまらない嫌がらせに対する意趣返しとしては十分過ぎるくらい。社交界で評判を落とし過ぎて、レイドの家が潰れても後味が悪いですし」
困るのは彼らの元で働いている者達ですからと続いた言葉に、在りし日のユニファルアが重なる。
「お姉様が引き継いだ頃より、だいぶ家の経済状況が悪化しているようです。カシアナのドレスもお姉様の頃と競べると、かなり質が落ちていました」
難しい顔をしたリリアージュの視線が床に落ちる。
「シヴェスタ様との婚約も、セウロンとの共同事業への保険のようなものでしょうし」
そう言えば、とリリアージュが顔を上げる。
「カシアナはお姉様が結婚していることを知らなかったのかしら?セウロン様は、お姉様が結婚していることはご存知なんですよね?」
仲睦まじくは見えなかった二人の様子。
「あの男が伝えていなかったか」
「結婚したことは知っていても、勝手に不幸な結婚をしたとでも思い込んでいたのかもしれませんね」
あり得ぬことでは無いと思う。懸念するのは、リリアージュの身の安全で。
「今回のことで目をつけられ、余計に危険な目に合いはしないか?」
「大丈夫です。お義兄様に護衛を付けて頂いてますし、そもそもあちらにそんな余裕があるかどうか」
リリアージュの顔に見覚えのある微笑がのり、隣のラギアスがピクリと反応する。
「それに嫌がらせ程度なら見逃しますが、実際に手を出して来たときは…容赦するつもりはありませんよ?」
「…お前、ユニファルアよりもヘスタトルに似てないか」
「お義兄様のことは敬愛しております」
少女の笑顔に、ラギアスが一瞬、顔をひきつらせたのがわかった。
「…頼もしいことだが、何かあればヂアーチも頼れ。帝都で暮らす以上、味方が近くにいれば出来ることもあんだろ」
リリアージュが目を瞬かせる。内心驚いた己も、その言葉の意味を考える。
「…リリアージュのことを家に話したのか?」
「…結婚する前に、ユニファルアのことについては話してたんだよ。『ヂアーチの名を使って、女一人の人生を叩き潰した』ってな。…親父には殴られた」
「それは…」
「今回、リリアージュのことも話した。ユニファルアが次期辺境伯夫人だから、家として下手に頭は下げられん。だからその分、遠慮せずに何でも頼れ。不出来な息子の尻拭いをしようとおふくろが張り切ってる」
リリアージュが驚きの声を上げる。
「ラギアス様って!」
「…ああ」
彼女の言葉の先がわかる気がして、二人、顔を見合わせて笑う。
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