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幼馴染みとの再会。

エピローグ

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高校生。

どこか大人で,もしかしたら怖いところなんじゃないかとすら思っていた。

七海ななみ 結城ゆうき ,15歳!

いざ通ってみると,最初は知らない人ばかりでも,ちっとも怖くなんかなくて。

寧ろとっても楽しい! って気持ちで一杯です。



「おはよー」

「おはよう!」



挨拶をしてくれる友達に



「今日の三つ編みかわいー!」

「ありがとっ!」



よく褒めてくれるお友だち。

それから



「髪凝っててもちっちゃかったら仕方ねーよな~。今日は牛乳飲んできたか~?」

「気にしてるの知ってるくせに!」



声をかけてまでからかってくる男子。

正直,学年で1番友達多いんじゃないかなって思います。

でも,身長のネタは禁句だよ。

私は,同じ低身長でも皆とは違う。

落ち着かない性格やまんまるとした瞳で,可愛いを通り越してお子様みたい。

まあ,それでも身長なんて今年中に伸びる予定だからへっちゃらだけど!

大人っぽくなって見せるもんね!

えっへんと,皆を思い出して胸を張りながら。

私は珍しく,たった1人で廊下を歩いていた。

片手にはジュースのボトル。

高校生ってすごくって,学校にはなんと自販機がある。

その上他より少し安いから,私は普段からよく利用しているのだ。

オレンジの炭酸は,明るい味で元気になれて。

夏がきても私はきっと乗り越えられるだろう。

なんて。

余計な考え事ばかりしていたからかな。

私は正面から歩いてきていた人に気付かなかったんだ。

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