11 / 25
12 神様、死す
しおりを挟む
「…ココダ、輪廻ノイル蛇ノ毒壺ハ」
洞窟と聞いていたから、それ程大規模な火力は投入出来ないと思い、支配者の玩具箱から銃器一式を召喚していたが…
「……なあ、モコ…」
「……なんにゃ?」
「以外と洞窟って広いな。これなら車でひとっ走りでビッチを持って来れるよ」
洞窟の幅は縦12.5m、横は23.4mと、入り口はそこそこ広かった。
それを見て朧は、またもや支配者の玩具箱から16式機動戦闘車を召喚し、それに乗り込んだ。
「それじゃあ、行ってくる!みんなはここで待ってろ!105mmの砲弾を喰らいたくなかったら絶対に来るな!絶対だぞ!」
そう言うと、エンジンを始動し洞窟へと突入して行く……
「――と言っても、もうUAVで偵察済みだから輪廻をかっさらう前に……」
朧は16式を颯爽と走らせ、邪魔な者がいれば跳ねるなり、機関銃の弾を撃つなりして最深部へと急いだ。
そして時間が経ち2時間後のモコ達は――
「……遅いにゃ! 待たすにも程があるにゃ!」
モコは激おこプンプン丸状態。
「まあまあ、多分道に迷っているだけですよ」
とモコを止めるリィナ。
「ズズズ……」
その横でお茶を嗜む守宮ピー……なんだっけ? まあいいや。
そうしている内に、洞窟の中から何やら崩れる音が聞こえたと思えば――
「お☆ま☆た☆せっ!」
「ファ!?」
突然後から声をかけられ、守宮ピーとリィナはその場で驚いたが、モコに至っては15m先まで吹っ飛んだ。
さすが猫……
「連れてきたぜ、輪廻さんを…」
16式の砲塔から両手両足を縛った輪廻を持ち出す。顔には袋を被せてあるが、息が荒く、興奮しているのが守宮ピーには驚きだった。
「輪廻サマ!? ナゼニソンナオ姿ニ……」
袋を外すと、それはビッチというよりただの変態にしか見えい。
「あらぁ? 壁白虎じゃなぁい♪ 元気してたァ?」
ピーの言っていた、聡明ナル巫女様とはかけ離れた輪廻の姿に、ピーは絶望した。
「アナタトイウオ方ハ……モウ、神失格デス! 朧サン! ヤッチャッテクダサイ!」
血がそのまま透けてるように見える、真紅の縦長な瞳をさらに赤くたぎらせて、怒り心頭のピー。その瞳に映る輪廻をもう、ピー神とは認めていない。
「よし分かった! とっておきのを用意しちゃる!」
そう言うと朧はそれなりのでかさのある爆弾を召喚する、その表面に核の印があるのを見て――
「に、にゃっ!? まさか核にゃ!?」
モコの言葉を聞かず、朧はまた輪廻を砲塔に押し込むと核爆弾を牽引して洞窟の奥へと消えていく。
そして3分後――
車が戻り、朧がそこから降りると、車は光となって消えた。そして、更に別の物を召喚する朧……
「さあ! 早くこれに乗れ! あと5分だ!」
朧に催促され、全員がV-22に乗ると早急に離脱する。
「ダメにゃ! 神に核を使うなんて! やめるにゃ! っーー」
後方で、とてつもなく眩しい光と轟音が響く。
……その後、蛇帝トワノ・リンネは、死亡。
蛇の毒壺に大きなクレーターが出来ることとなった
作 高雄型重巡
「俺たちPMCが異世界に飛ばされた!?改」
「報復の翼〜少年は異世界で舞う〜」
を小説家になろうとアルファポリスで投稿中!
洞窟と聞いていたから、それ程大規模な火力は投入出来ないと思い、支配者の玩具箱から銃器一式を召喚していたが…
「……なあ、モコ…」
「……なんにゃ?」
「以外と洞窟って広いな。これなら車でひとっ走りでビッチを持って来れるよ」
洞窟の幅は縦12.5m、横は23.4mと、入り口はそこそこ広かった。
それを見て朧は、またもや支配者の玩具箱から16式機動戦闘車を召喚し、それに乗り込んだ。
「それじゃあ、行ってくる!みんなはここで待ってろ!105mmの砲弾を喰らいたくなかったら絶対に来るな!絶対だぞ!」
そう言うと、エンジンを始動し洞窟へと突入して行く……
「――と言っても、もうUAVで偵察済みだから輪廻をかっさらう前に……」
朧は16式を颯爽と走らせ、邪魔な者がいれば跳ねるなり、機関銃の弾を撃つなりして最深部へと急いだ。
そして時間が経ち2時間後のモコ達は――
「……遅いにゃ! 待たすにも程があるにゃ!」
モコは激おこプンプン丸状態。
「まあまあ、多分道に迷っているだけですよ」
とモコを止めるリィナ。
「ズズズ……」
その横でお茶を嗜む守宮ピー……なんだっけ? まあいいや。
そうしている内に、洞窟の中から何やら崩れる音が聞こえたと思えば――
「お☆ま☆た☆せっ!」
「ファ!?」
突然後から声をかけられ、守宮ピーとリィナはその場で驚いたが、モコに至っては15m先まで吹っ飛んだ。
さすが猫……
「連れてきたぜ、輪廻さんを…」
16式の砲塔から両手両足を縛った輪廻を持ち出す。顔には袋を被せてあるが、息が荒く、興奮しているのが守宮ピーには驚きだった。
「輪廻サマ!? ナゼニソンナオ姿ニ……」
袋を外すと、それはビッチというよりただの変態にしか見えい。
「あらぁ? 壁白虎じゃなぁい♪ 元気してたァ?」
ピーの言っていた、聡明ナル巫女様とはかけ離れた輪廻の姿に、ピーは絶望した。
「アナタトイウオ方ハ……モウ、神失格デス! 朧サン! ヤッチャッテクダサイ!」
血がそのまま透けてるように見える、真紅の縦長な瞳をさらに赤くたぎらせて、怒り心頭のピー。その瞳に映る輪廻をもう、ピー神とは認めていない。
「よし分かった! とっておきのを用意しちゃる!」
そう言うと朧はそれなりのでかさのある爆弾を召喚する、その表面に核の印があるのを見て――
「に、にゃっ!? まさか核にゃ!?」
モコの言葉を聞かず、朧はまた輪廻を砲塔に押し込むと核爆弾を牽引して洞窟の奥へと消えていく。
そして3分後――
車が戻り、朧がそこから降りると、車は光となって消えた。そして、更に別の物を召喚する朧……
「さあ! 早くこれに乗れ! あと5分だ!」
朧に催促され、全員がV-22に乗ると早急に離脱する。
「ダメにゃ! 神に核を使うなんて! やめるにゃ! っーー」
後方で、とてつもなく眩しい光と轟音が響く。
……その後、蛇帝トワノ・リンネは、死亡。
蛇の毒壺に大きなクレーターが出来ることとなった
作 高雄型重巡
「俺たちPMCが異世界に飛ばされた!?改」
「報復の翼〜少年は異世界で舞う〜」
を小説家になろうとアルファポリスで投稿中!
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
みんなで転生〜チートな従魔と普通の私でほのぼの異世界生活〜
ノデミチ
ファンタジー
西門 愛衣楽、19歳。花の短大生。
年明けの誕生日も近いのに、未だ就活中。
そんな彼女の癒しは3匹のペット達。
シベリアンハスキーのコロ。
カナリアのカナ。
キバラガメのキィ。
犬と小鳥は、元は父のペットだったけど、母が出て行ってから父は変わってしまった…。
ペットの世話もせず、それどころか働く意欲も失い酒に溺れて…。
挙句に無理心中しようとして家に火を付けて焼け死んで。
アイラもペット達も焼け死んでしまう。
それを不憫に思った異世界の神が、自らの世界へ招き入れる。せっかくだからとペット達も一緒に。
何故かペット達がチートな力を持って…。
アイラは只の幼女になって…。
そんな彼女達のほのぼの異世界生活。
テイマー物 第3弾。
カクヨムでも公開中。
支援教師はリベンジする~秘められていたコーチングの力は支援系最強でした~
九戸政景
ファンタジー
魔王を倒した勇者が学長を務める学園で事務員として勤めていたティム・チャーチは恋人と親友に裏切られ、悲しみに暮れていた。そんな中、学長であるブレット・レヴィンにティムは倒されたはずの魔王であるマーシャ・オーウェルやその側近であるバート・ラーナー、更には魔王の四天王達と引き合わされ、ティムはマーシャが学長を務める学園での教職に誘われる。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。 え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ
トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。
果たして雅は独りで生きていけるのか!?
実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる