9 / 25
10 白いヤモリと第二の四転王。
しおりを挟む
フラレ王ことギル……名前なんて言ったっけ? とにかく、四転王の一人を華麗なるチートでやっつけた俺はモコとリィナを連れて――
「なぁにが華麗なるチートだニャっ。ただ時間止めてあいつの武器をパクっただけじゃないかニャ」
「ウルサいわ猫娘っ」
せっかくの説明に水を差したモコのおでこに軽くチョップをかましつつも、女の子二人と共に路地裏に分け入った。……そのハズだったんだけど。
「あのっ、私たちはどうしてこのような辛気くさい木造の建物に来てしまってるのです……?」
俺たちはいつの間にか鳥居をくぐって古びた神社にまで足を踏み入れていた。
「――ちょっと待て、この世界観で何故に神社ぁーーーーーーーっ!?」
厳かに静まり返っていた境内が俺の絶叫で満たされる。
「いきなり大声を出すんじゃないニャー! 私のプリチーな猫耳に害だニャっ。――それにしても神社なんて場違いなスポット、この世界にあったかニャ……?」
妖怪の腕時計に失礼な世迷い言が混ざってるが、モコの疑問も頷けるよな。
「場違イトハ何ヤーーーーーッ!!」
ん、なんか変なエセ関西弁がどっかから聞こえたような……?
「ニャっ!? 賽銭箱の中に変なのがいるニャー!」
いつの間にか賽銭箱に身を乗り上げて中を覗き込んでいたモコが素っ頓狂な声をあげた、かと思えば賽銭箱から引き抜いた手には真っ白いトカゲみたいな生き物が。
「なんだ、ただのイモリじゃねぇk――」
「井守ヤテェ!? ウチハ守宮ヤーーーーーーッ!!」
うわっ、喋ったぞこのイモリ!
突然の叫びで尻尾をピーンと張って腰を抜かしたモコがそいつを放り投げてしまう。
「ダカラ井守チャウデ! ウチハ白守宮ノ壁白虎ヤァ!!」
血がそのまま透けてるように真っ赤な縦長の瞳をさらに赤くたぎらせて怒り心頭のピー・パイ――畜生っ、中国語なんて分かるかぁ!!
「だけどイモリもヤモリも一緒でニャいかニャ……?」
「待てモコ、そいつの前でイモリとヤモリは地雷の気が――!」
腰を抜かして呆けるモコにかけた俺の警告も既に遅し、白いヤモリの目が深紅一色に染まってしまう。
あ、完全に地雷原突入したわっ。
「ホナ、コノ壁白虎様ガ井守ト守宮ノ違イタルモノヲミッチリ教エ込ンダルッ!」
そこから賽銭箱に陣取って大層に踏ん張る白いヤモリに、俺たち三人はイモリとヤモリの違いを長々と説教されたのだった……。
*
「――コレデ井守ト守宮ノ違イタルヤ理解デキタナ?」
「「へぇい……」」
小生意気に鼻面を上げて白いヤモリがイモリとヤモリの違い論を締め括った頃には、異世界の空はすっかり日が暮れていた。
ったくあの白ヤモリ、途中から頭が痛くなるくらい複雑な分類学とか聞いてるだけで気の遠くなる進化論にまで説教を飛躍させやがって。その間ずーっと正座させられた俺たちの身にもなれっ!
「――全くニャ。こんなクソ講義聴かされる身にm」
「ありがたいお説きをありがとうございましたぁ!」
モコの滑りかけた口を背後から慌てて塞ぐ俺。
危ねえ。うっかり滑らせたモコの不平で説教が延長戦にもつれ込んでしまうところだった。
「それにしても、この国にどうしてこのような建物が……?」
白ヤモリが出てきたあたりからずっと置いてけぼりを食らっていたリィナが上品なあくび混じりで素朴な疑問を口にする。
良い子はもう寝る頃合いだからな。ってそんなの今はどうでも良いんだよ。
「フム、説明ガ遅レテモータナ」
ホントだぜっ。
これも余計なことをぬかしたモコのせい、あとで身ぐるみ剥いで犯s――またかよコンチクショーっ。
「まーた良からぬことでも考えたニャー?」
いつものペナルティーで立ちくらみを起こして横倒しになる俺を、モコがしてやったりなジト目で見つめてくる。
畜生っ、こんなのさえなければ今頃……!
「――説明始メテモエーカ……?」
「どうぞ、お気になさらずにニャ」
「ホンナラ。コノ社ハ、聡明ナル巫女様ト共ニ、コノ世界ヘト転移シタモンヤ」
「転移、巫女……それってもしかして、蛇帝トワノ・リンネの事ですか!?」
白ヤモリの説明で何かピンときたのか、リィナが拳をポンと叩いてその名を口にする。
「輪廻様ヲ知ットルノカ!?」
興奮のあまりリィナの慎ましい胸元に飛び移った白ヤモリの態度からして、どうやらドンピシャみたいだな。
「はい。二百年前に我がラルフローレン家のご先祖様がこの世界に召した四転王の一人に、この世のものとは思えないほど白く美しい巫女がいたと言い伝えられています。確か彼女は他の三人と共に隕石衝突を食い止めたはず」
「ホンマカッ。ウウッ、アノ若キ巫女様ガ、ソナイナ偉業ヲ成シ遂ゲタカ……!」
リィナの伝えた歴史を聴いた白ヤモリの奴、身体をプルプル震わせて感激してるなぁ。
「輪廻様ト共ニ転移シタハエエガ、途中デ社が次元ノ狭間ニ取リ残サレテ彼女ノ様子ガ分カラズジマイヤッタ。ケンド、心配ハイランカッタミタイヤナ――」
「感激してるところ申し訳ニャいけど、トワノ・リンネと言ったら美しい乙女を生きたまま喰らったり若い男と乱れまくったりするとんでもない奴ニャよ……?」
「ンナアホナァ!?」
急転直下、白ヤモリのけたたましい絶叫が再び境内に響き渡った。
どうも、二百年の間にとんでもない食い違いが生まれてるみてーだな……。
作:月光壁虎
『ヤモリック・チャント』連載中。
「なぁにが華麗なるチートだニャっ。ただ時間止めてあいつの武器をパクっただけじゃないかニャ」
「ウルサいわ猫娘っ」
せっかくの説明に水を差したモコのおでこに軽くチョップをかましつつも、女の子二人と共に路地裏に分け入った。……そのハズだったんだけど。
「あのっ、私たちはどうしてこのような辛気くさい木造の建物に来てしまってるのです……?」
俺たちはいつの間にか鳥居をくぐって古びた神社にまで足を踏み入れていた。
「――ちょっと待て、この世界観で何故に神社ぁーーーーーーーっ!?」
厳かに静まり返っていた境内が俺の絶叫で満たされる。
「いきなり大声を出すんじゃないニャー! 私のプリチーな猫耳に害だニャっ。――それにしても神社なんて場違いなスポット、この世界にあったかニャ……?」
妖怪の腕時計に失礼な世迷い言が混ざってるが、モコの疑問も頷けるよな。
「場違イトハ何ヤーーーーーッ!!」
ん、なんか変なエセ関西弁がどっかから聞こえたような……?
「ニャっ!? 賽銭箱の中に変なのがいるニャー!」
いつの間にか賽銭箱に身を乗り上げて中を覗き込んでいたモコが素っ頓狂な声をあげた、かと思えば賽銭箱から引き抜いた手には真っ白いトカゲみたいな生き物が。
「なんだ、ただのイモリじゃねぇk――」
「井守ヤテェ!? ウチハ守宮ヤーーーーーーッ!!」
うわっ、喋ったぞこのイモリ!
突然の叫びで尻尾をピーンと張って腰を抜かしたモコがそいつを放り投げてしまう。
「ダカラ井守チャウデ! ウチハ白守宮ノ壁白虎ヤァ!!」
血がそのまま透けてるように真っ赤な縦長の瞳をさらに赤くたぎらせて怒り心頭のピー・パイ――畜生っ、中国語なんて分かるかぁ!!
「だけどイモリもヤモリも一緒でニャいかニャ……?」
「待てモコ、そいつの前でイモリとヤモリは地雷の気が――!」
腰を抜かして呆けるモコにかけた俺の警告も既に遅し、白いヤモリの目が深紅一色に染まってしまう。
あ、完全に地雷原突入したわっ。
「ホナ、コノ壁白虎様ガ井守ト守宮ノ違イタルモノヲミッチリ教エ込ンダルッ!」
そこから賽銭箱に陣取って大層に踏ん張る白いヤモリに、俺たち三人はイモリとヤモリの違いを長々と説教されたのだった……。
*
「――コレデ井守ト守宮ノ違イタルヤ理解デキタナ?」
「「へぇい……」」
小生意気に鼻面を上げて白いヤモリがイモリとヤモリの違い論を締め括った頃には、異世界の空はすっかり日が暮れていた。
ったくあの白ヤモリ、途中から頭が痛くなるくらい複雑な分類学とか聞いてるだけで気の遠くなる進化論にまで説教を飛躍させやがって。その間ずーっと正座させられた俺たちの身にもなれっ!
「――全くニャ。こんなクソ講義聴かされる身にm」
「ありがたいお説きをありがとうございましたぁ!」
モコの滑りかけた口を背後から慌てて塞ぐ俺。
危ねえ。うっかり滑らせたモコの不平で説教が延長戦にもつれ込んでしまうところだった。
「それにしても、この国にどうしてこのような建物が……?」
白ヤモリが出てきたあたりからずっと置いてけぼりを食らっていたリィナが上品なあくび混じりで素朴な疑問を口にする。
良い子はもう寝る頃合いだからな。ってそんなの今はどうでも良いんだよ。
「フム、説明ガ遅レテモータナ」
ホントだぜっ。
これも余計なことをぬかしたモコのせい、あとで身ぐるみ剥いで犯s――またかよコンチクショーっ。
「まーた良からぬことでも考えたニャー?」
いつものペナルティーで立ちくらみを起こして横倒しになる俺を、モコがしてやったりなジト目で見つめてくる。
畜生っ、こんなのさえなければ今頃……!
「――説明始メテモエーカ……?」
「どうぞ、お気になさらずにニャ」
「ホンナラ。コノ社ハ、聡明ナル巫女様ト共ニ、コノ世界ヘト転移シタモンヤ」
「転移、巫女……それってもしかして、蛇帝トワノ・リンネの事ですか!?」
白ヤモリの説明で何かピンときたのか、リィナが拳をポンと叩いてその名を口にする。
「輪廻様ヲ知ットルノカ!?」
興奮のあまりリィナの慎ましい胸元に飛び移った白ヤモリの態度からして、どうやらドンピシャみたいだな。
「はい。二百年前に我がラルフローレン家のご先祖様がこの世界に召した四転王の一人に、この世のものとは思えないほど白く美しい巫女がいたと言い伝えられています。確か彼女は他の三人と共に隕石衝突を食い止めたはず」
「ホンマカッ。ウウッ、アノ若キ巫女様ガ、ソナイナ偉業ヲ成シ遂ゲタカ……!」
リィナの伝えた歴史を聴いた白ヤモリの奴、身体をプルプル震わせて感激してるなぁ。
「輪廻様ト共ニ転移シタハエエガ、途中デ社が次元ノ狭間ニ取リ残サレテ彼女ノ様子ガ分カラズジマイヤッタ。ケンド、心配ハイランカッタミタイヤナ――」
「感激してるところ申し訳ニャいけど、トワノ・リンネと言ったら美しい乙女を生きたまま喰らったり若い男と乱れまくったりするとんでもない奴ニャよ……?」
「ンナアホナァ!?」
急転直下、白ヤモリのけたたましい絶叫が再び境内に響き渡った。
どうも、二百年の間にとんでもない食い違いが生まれてるみてーだな……。
作:月光壁虎
『ヤモリック・チャント』連載中。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
みんなで転生〜チートな従魔と普通の私でほのぼの異世界生活〜
ノデミチ
ファンタジー
西門 愛衣楽、19歳。花の短大生。
年明けの誕生日も近いのに、未だ就活中。
そんな彼女の癒しは3匹のペット達。
シベリアンハスキーのコロ。
カナリアのカナ。
キバラガメのキィ。
犬と小鳥は、元は父のペットだったけど、母が出て行ってから父は変わってしまった…。
ペットの世話もせず、それどころか働く意欲も失い酒に溺れて…。
挙句に無理心中しようとして家に火を付けて焼け死んで。
アイラもペット達も焼け死んでしまう。
それを不憫に思った異世界の神が、自らの世界へ招き入れる。せっかくだからとペット達も一緒に。
何故かペット達がチートな力を持って…。
アイラは只の幼女になって…。
そんな彼女達のほのぼの異世界生活。
テイマー物 第3弾。
カクヨムでも公開中。
支援教師はリベンジする~秘められていたコーチングの力は支援系最強でした~
九戸政景
ファンタジー
魔王を倒した勇者が学長を務める学園で事務員として勤めていたティム・チャーチは恋人と親友に裏切られ、悲しみに暮れていた。そんな中、学長であるブレット・レヴィンにティムは倒されたはずの魔王であるマーシャ・オーウェルやその側近であるバート・ラーナー、更には魔王の四天王達と引き合わされ、ティムはマーシャが学長を務める学園での教職に誘われる。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。 え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる