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5 異世界からの始まり
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……5時間後
「おい、田島……ここに飛ばされてから、かれこれ5時間は歩いてんぞ……」
何も無い荒野の中、俺と猫耳(田島)は町を探して歩いていた。
「おかしいですにゃ……もうすぐ町が見えてきても良いころなのににゃ……」
「何回目だよそれ聞くの! 俺もう限界だぞ!
あっ、ほら、足がガクガクって、ガクガクって言ってるよ!」
必死で『歩けません』アピールする俺に猫耳ふわもこ少女は憐みの視線を向ける。
「弱音吐きすぎにゃ! 暗部のエリートとやらじゃなかったのかにゃ?」
今にも転びそうな足取りをする俺とは違い、スタスタと前方を歩いて行く猫耳の少女。
「5時間ぶっ続けで歩いて疲れない人間とかいねぇって……てか、なんでお前は疲れねぇんだよ!」
俺は歩みを止め、立ち止まって言った。
「もしかして、神様の手下と自分を比べてるのかにゃ?」
猫耳はその丸いつぶらな瞳をパチクリさせて俺を凝視した。
「あぁ、そうだよ。比べちゃ悪いか?」
すると、
猫耳少女は腹を抱えて笑い出した。
「ば、馬鹿にゃ! 馬鹿がここにいるにゃ!」
「ば、馬鹿とか言うなよ! あれだぞ! 失礼な事言うなら食う……」
と、俺が言い終える前に猫耳はもの凄い勢いで後ろへと跳んだ。
「ごめんなさいにゃん……だから食べるのだけは勘弁するのにゃん……」
頭を抑え、しゃがみ込む猫耳。その姿はいかにも少女を匂わせた。
「冗談だって、俺も猫耳ロリっ子美少女を食らうほど飢えてねぇって(笑)
今はな……」
「『今はな……』って何にゃ! これから先食べる予定あるのかにゃ! やめるにゃ! 猫は食べてもおいしくないのにゃ!」
猫耳は脂汗に身を包み、必死にテーブルに並べないようにと俺に必死に訴る。
「ハハッ、焦りすぎだろ田島」
俺は凄く清々しい気持ちになった。
生前に俺もイジメてたやつがこのビビり様。
面白おかしくないはずがない。
「お願いだから、からかうは勘弁してくれにゃ……」
俺のいびりに疲れたのだろうか、猫耳に先程までの威勢は見られない。
「なぁ、田島。お前ちらっと『神の手下』って言ってたよな? ということは、あれか? さっきの天然二重人格平安少女が『神』ってことか?」
「うっ…… その『天然二重人格平安少女』とやらには頷けにゃけど、お前の言う通りそうにゃ。あの方は、『人の成長を促す』神様でおいでになされるのにゃ」
「なるほど……それで俺に試練を与え、まんまと死なれたって訳か……」
「その説はごめんにゃ……神様の指示でどうしてもやらなくちゃいけなかったのにゃ……」
「ふーん、あんまり嫌々やってる感じじゃなかったけど?むしろ楽しそうだった気が……」
「うっ……そ、そんな事なかったのにゃ! 仕事だから頑張ってやってただけなのにゃ!」
猫耳は顔の前で手を振り、必死に弁解している。
そして、俺はというと、テンパる猫耳ロリっ子少女に興奮していた。
「まぁ、ここいらで生前の事は無かったことにしてリセットと行きますか。」
「ホントかにゃ?こちらとしても無かったことにしていただけると助かるのにゃ!」
猫耳は両の目を広げ、輝かしい眼差しを俺に向けた。
「まぁな。(笑) ってことで、早速『田島』という名前を変えさせてもらうぞ! お前の本当の名前はなんだ?」
「名前ですかにゃん? 名前、なまえ、なまぇ……」
猫耳は胸の前で手を組み、長い間自分の名前を考え込んでいた。
「ん? どうした? もしかして自分の名前わからないのか?」
「いや、違うのにゃ…… よく考えてみると本当の名前がないのにゃ……」
・・・・。
「ハァ?」
「ホントなのにゃ! だって神様には『お前』とか『くそ猫』とか、そんな呼ばれ方しかしたことないのにゃ!」
——あの神様怖っ……
『お前』……『くそ猫』って……
確かにこの前も『てめぇ』とかって言われてたような気がするな……
俺はあの神様の可愛い顔が急に怖く思えてきた……
「と、とりあえずなんかねぇのか? 他の部下に呼ばれてた名前とか?」
「それもないのにゃ。だから、何でも好きな呼び方で呼んでいただいて構わないのにゃ!」
「おっ、いいのか? じゃあ遠慮なく決めさせてもらうぞ!」
「どうぞにゃ!」
「じゃあ、お前の名前は、にk……」
「『肉』とか愛嬌の無い名前はやめるにゃ! 食べ物はNGにゃん!」
チッ……
俺は考えていたことを見透かされ、内心で舌打ちをしてしまった。
「うーん……『肉』でも十分愛嬌持てるのになぁ……
しょうがない、じゃあ耳がモコモコしてるから『モコ』とかどうだ?」
「……モコ。
それが自分の名前にゃ?」
「あぁ、そうだ! お前はこれからモコだ! どうだ? 気に行ったか?」
猫耳の少女の瞳には涙が浮かんでいた。
「どうした? 気にいらなかったのか?」
少女は首を横に振った。
「違うにゃ……嬉しくて泣いてるのにゃ……ずっと、ずっと名前が欲しかったのにゃ……『モコ』……良い名前なのにゃ! 大切にするのにゃ!」
少女は涙を拭い、満面の笑みで答えた。
「おっ、その笑顔満点だね! モコ’s スマイルいただきました!」
「何なのにゃ、その『モコ’s スマイル』ってにゃ?」
モコが不思議そうに首を傾げる。
「モコの笑った時の顔だよ! 普段は汚い性格で隠れてるけど、その笑った時の顔は」
感じるものがあるなって言ってんだよ」
「気持ち悪いにゃ…… モコを褒めても何も出てこないのにゃ」
二人はお互いの顔を見つめ合い、そして笑った。
ぎくしゃくする関係もほぐれ、旅立ちの良い休息を過ごした俺とモコは再び町を探して歩き始めた。
と、モコが突然叫んだ。
「あそこに誰かいるにゃ! ほら、あそこにゃ!」
モコが指さす地点、距離にして1キロはあるだろう。
その地点にモコのいう通り、何やら動く気配を感じる。
「モコ、グッジョブだ! この終わりの見えねぇチュートリアルを終わらせる時が来たぞ!」
限界に達していたはずの足で、俺は人影に向かって走り出した。
「おーい! そこの人! ちょっと聞きたいことがっ……ん⁉」
俺は言葉を失った。
そう、人影の正体に気づいた俺は進行方向を来た道へと変えた。
「どうしたのにゃ?なんで戻るのにゃ?」
後ろから追いかけて来ていたモコが不思議そうに立ち止まり、尋ねた。
「いや、これは生前の体験からの感だ! あいつら絶対にヤバい!」
俺はモコの小さな手を掴み、とにかく走った。
しかし……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
執筆 天音
アルファポリスにて『Halloween game』、『人生を諦めた俺は異世界で修行することに・・・』を連載させていただいております。
近々、新作の投稿を考えておりますのでそちらもよろしくお願いいたします。
「おい、田島……ここに飛ばされてから、かれこれ5時間は歩いてんぞ……」
何も無い荒野の中、俺と猫耳(田島)は町を探して歩いていた。
「おかしいですにゃ……もうすぐ町が見えてきても良いころなのににゃ……」
「何回目だよそれ聞くの! 俺もう限界だぞ!
あっ、ほら、足がガクガクって、ガクガクって言ってるよ!」
必死で『歩けません』アピールする俺に猫耳ふわもこ少女は憐みの視線を向ける。
「弱音吐きすぎにゃ! 暗部のエリートとやらじゃなかったのかにゃ?」
今にも転びそうな足取りをする俺とは違い、スタスタと前方を歩いて行く猫耳の少女。
「5時間ぶっ続けで歩いて疲れない人間とかいねぇって……てか、なんでお前は疲れねぇんだよ!」
俺は歩みを止め、立ち止まって言った。
「もしかして、神様の手下と自分を比べてるのかにゃ?」
猫耳はその丸いつぶらな瞳をパチクリさせて俺を凝視した。
「あぁ、そうだよ。比べちゃ悪いか?」
すると、
猫耳少女は腹を抱えて笑い出した。
「ば、馬鹿にゃ! 馬鹿がここにいるにゃ!」
「ば、馬鹿とか言うなよ! あれだぞ! 失礼な事言うなら食う……」
と、俺が言い終える前に猫耳はもの凄い勢いで後ろへと跳んだ。
「ごめんなさいにゃん……だから食べるのだけは勘弁するのにゃん……」
頭を抑え、しゃがみ込む猫耳。その姿はいかにも少女を匂わせた。
「冗談だって、俺も猫耳ロリっ子美少女を食らうほど飢えてねぇって(笑)
今はな……」
「『今はな……』って何にゃ! これから先食べる予定あるのかにゃ! やめるにゃ! 猫は食べてもおいしくないのにゃ!」
猫耳は脂汗に身を包み、必死にテーブルに並べないようにと俺に必死に訴る。
「ハハッ、焦りすぎだろ田島」
俺は凄く清々しい気持ちになった。
生前に俺もイジメてたやつがこのビビり様。
面白おかしくないはずがない。
「お願いだから、からかうは勘弁してくれにゃ……」
俺のいびりに疲れたのだろうか、猫耳に先程までの威勢は見られない。
「なぁ、田島。お前ちらっと『神の手下』って言ってたよな? ということは、あれか? さっきの天然二重人格平安少女が『神』ってことか?」
「うっ…… その『天然二重人格平安少女』とやらには頷けにゃけど、お前の言う通りそうにゃ。あの方は、『人の成長を促す』神様でおいでになされるのにゃ」
「なるほど……それで俺に試練を与え、まんまと死なれたって訳か……」
「その説はごめんにゃ……神様の指示でどうしてもやらなくちゃいけなかったのにゃ……」
「ふーん、あんまり嫌々やってる感じじゃなかったけど?むしろ楽しそうだった気が……」
「うっ……そ、そんな事なかったのにゃ! 仕事だから頑張ってやってただけなのにゃ!」
猫耳は顔の前で手を振り、必死に弁解している。
そして、俺はというと、テンパる猫耳ロリっ子少女に興奮していた。
「まぁ、ここいらで生前の事は無かったことにしてリセットと行きますか。」
「ホントかにゃ?こちらとしても無かったことにしていただけると助かるのにゃ!」
猫耳は両の目を広げ、輝かしい眼差しを俺に向けた。
「まぁな。(笑) ってことで、早速『田島』という名前を変えさせてもらうぞ! お前の本当の名前はなんだ?」
「名前ですかにゃん? 名前、なまえ、なまぇ……」
猫耳は胸の前で手を組み、長い間自分の名前を考え込んでいた。
「ん? どうした? もしかして自分の名前わからないのか?」
「いや、違うのにゃ…… よく考えてみると本当の名前がないのにゃ……」
・・・・。
「ハァ?」
「ホントなのにゃ! だって神様には『お前』とか『くそ猫』とか、そんな呼ばれ方しかしたことないのにゃ!」
——あの神様怖っ……
『お前』……『くそ猫』って……
確かにこの前も『てめぇ』とかって言われてたような気がするな……
俺はあの神様の可愛い顔が急に怖く思えてきた……
「と、とりあえずなんかねぇのか? 他の部下に呼ばれてた名前とか?」
「それもないのにゃ。だから、何でも好きな呼び方で呼んでいただいて構わないのにゃ!」
「おっ、いいのか? じゃあ遠慮なく決めさせてもらうぞ!」
「どうぞにゃ!」
「じゃあ、お前の名前は、にk……」
「『肉』とか愛嬌の無い名前はやめるにゃ! 食べ物はNGにゃん!」
チッ……
俺は考えていたことを見透かされ、内心で舌打ちをしてしまった。
「うーん……『肉』でも十分愛嬌持てるのになぁ……
しょうがない、じゃあ耳がモコモコしてるから『モコ』とかどうだ?」
「……モコ。
それが自分の名前にゃ?」
「あぁ、そうだ! お前はこれからモコだ! どうだ? 気に行ったか?」
猫耳の少女の瞳には涙が浮かんでいた。
「どうした? 気にいらなかったのか?」
少女は首を横に振った。
「違うにゃ……嬉しくて泣いてるのにゃ……ずっと、ずっと名前が欲しかったのにゃ……『モコ』……良い名前なのにゃ! 大切にするのにゃ!」
少女は涙を拭い、満面の笑みで答えた。
「おっ、その笑顔満点だね! モコ’s スマイルいただきました!」
「何なのにゃ、その『モコ’s スマイル』ってにゃ?」
モコが不思議そうに首を傾げる。
「モコの笑った時の顔だよ! 普段は汚い性格で隠れてるけど、その笑った時の顔は」
感じるものがあるなって言ってんだよ」
「気持ち悪いにゃ…… モコを褒めても何も出てこないのにゃ」
二人はお互いの顔を見つめ合い、そして笑った。
ぎくしゃくする関係もほぐれ、旅立ちの良い休息を過ごした俺とモコは再び町を探して歩き始めた。
と、モコが突然叫んだ。
「あそこに誰かいるにゃ! ほら、あそこにゃ!」
モコが指さす地点、距離にして1キロはあるだろう。
その地点にモコのいう通り、何やら動く気配を感じる。
「モコ、グッジョブだ! この終わりの見えねぇチュートリアルを終わらせる時が来たぞ!」
限界に達していたはずの足で、俺は人影に向かって走り出した。
「おーい! そこの人! ちょっと聞きたいことがっ……ん⁉」
俺は言葉を失った。
そう、人影の正体に気づいた俺は進行方向を来た道へと変えた。
「どうしたのにゃ?なんで戻るのにゃ?」
後ろから追いかけて来ていたモコが不思議そうに立ち止まり、尋ねた。
「いや、これは生前の体験からの感だ! あいつら絶対にヤバい!」
俺はモコの小さな手を掴み、とにかく走った。
しかし……
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執筆 天音
アルファポリスにて『Halloween game』、『人生を諦めた俺は異世界で修行することに・・・』を連載させていただいております。
近々、新作の投稿を考えておりますのでそちらもよろしくお願いいたします。
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