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三つ巴、四つ巴?
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所変わって、ハンネル王国近辺の森。
悲願達成間近であり、感慨にふけっている悪魔三体。
その三隊を討伐するべく向かっている聖剣所有者の近衛騎士フォトリと従者。
情報収集の為に向かっているバリッジの暗部。
悪魔討伐の為に向かっているアンノウン。
それぞれの思惑があって、このハンネル王国の森に集結し始めていた。
但し、アンノウンはジトロの厳命によって安全を第一としているので、イズンを筆頭に退路についての話や、地形を含む周辺の調査から行っているので、どこよりも到着が遅くなっている。
ハンネル王国の森にいる悪魔は、聖剣の所有者が来るのを今か今かと待っていた。
「おい、そろそろ聖剣持ちが到着しそうだな」
「今回その聖剣持ちを始末すれば、魔力レベル90台は達成できる可能性が高いのではないか?」
「おそらくそうなるだろうな。つまり、今回の戦闘中に聖剣を破壊して、人族の蹂躙を始める」
悪魔の方針は決まっている。
わざわざその姿を冒険者にさらした上で無傷で見逃したのも、聖剣持ちが討伐に来るのを待つためだ。
悪魔一族は人族とは異なり、誰が戦闘を行おうが、均等に魔力レベルが上昇する。
つまり、この場にいない悪魔も、ここにいる悪魔が聖剣所有者を返り討ちにする事で魔力レベル90台に到達する事ができるのだ。
そしてバリッジ暗部。
「隊長、あちらに大きな気配があります。魔力レベルが分からないため、魔力レベル40は軽く超えているでしょう」
「わかっている。恐らく向こうもこちらを感知しているだろう。これ以上は近づくな。全力で隠密を使っておけ。いざと言う時は、あの丸薬を使う事を戸惑うな」
バリッジの暗部は悪魔の情報収集を行うために派遣されてはいるが、初めてその存在を認識して、丸薬……つまり、自らの命を犠牲にして魔力レベルを倍にしなければ、決して抗えない事を理解した。
そのため、不用意に近づくことはせずに、更に距離をとる事で情報収集をしようとしている。
急遽、聖剣所有者になったフォトリは、
「はぁ~、全く、なんで私が悪魔討伐をしなくてはいけないのかしら?そう思わない?レンドレン?」
「フォトリ様の仰る通りです。しかし王命でありますれば、全力を持って事に当たって頂きたく……」
「あなたにそんな事を言われなくてもわかっているわよ!」
軽く小突かれるレンドレン。
そう、近衛騎士のフォトリは魔力レベル10の猛者であり、言葉使いも丁寧ではあるのだが、素行はあまりよろしくない。
正直、他人を見下す態度を良くとるのだ。
こうして、森で待機している悪魔に対して、それぞれの思惑で距離を縮める三隊、バリッジ、アンノウン、近衛騎士だ。
悪魔達は、バリッジ暗部とフォトリ達の存在には当然気が付いている。
「おい、聖剣の気配は理解できるが、余計な者達もいるようだな。遠巻きにこちらを監視している。魔力レベルは40程度。どうする?聖剣との戦闘時の伏兵かもしれないぞ」
「だとしても、そのレベルであれば大した脅威にはならない。放っておいても良いのではないか?」
「そうだな。聖剣持ちと思われる者一人、従者が一人、あいつらの魔力レベルは10と9だ。魔力レベル40程度の連中は五人か。これならば問題ないだろう。だが、魔王様は素晴らしい。今までも聖剣所有者の魔力レベルは10が良い所。それにもかかわらず、我らと同等以上の闘いができるようになるのだからな」
アンノウンからは距離がある事、アンノウンも慎重に経路を確認しながら隠密行動を取っているので、互いの存在は認識していない。
フォトリは、近衛騎士だけあって聖剣についての情報は市井の者達よりも遥かに多くの情報を得ていた。
その結果、聖剣さえ手にしていればある程度の魔力レベル、そして剣術さえ磨かれている状態であれば悪魔程度には遅れは取らないと理解していたのだ。
初めて聖剣を手にした時、あまりの神々しさに目を奪われたフォトリ。
その聖剣は、未だ神々しい光を発した状態でフォトリの腰に装備されている。
フォトリ達はこの中では最も魔力レベルが低いので、バリッジ暗部や悪魔の状態を未だに把握できていない。
本人達は、既に悪魔やバリッジに完全に捕捉されているとは思っていない為、慎重に歩を進めている。
やがて、彼女達のレベルでも悪魔が補足できる距離、残念ながら視認できる距離になっているが、悪魔を三体発見したフォトリ。
「あれ?三体?二体じゃなかったかしら?まぁ良いわ。この聖剣の力があれば、何体だろうが関係ないでしょうし。もしもの時は、レンドレン、頼んだわよ」
黙ってうなずくレンドレン。
もしもの時のレンドレンの役割……それは、魔力レベル9を活用した方法ではなく、その身を挺してフォトリを逃がす時間を稼ぐ事にある。
何故このような事ができるのかと言うと、早い話が弱みを握られているからだ。
このレンドレンの妹、お忍びで町の散策を行っているフォトリに偶然ぶつかってしまった。
それも、腰に差している剣を落とす程の勢いで。
近衛騎士にとって、自らの武器は生命線。
それを落とされる事などは、いくらお忍びでの行動中と言えども決してあってはならない事である為、フォトリは激怒する。
第三者から見れば逆切れと言えなくもないが、ともかくレンドレンの妹に対してその場で切りかかろうとしたのだ。
当然そこに割って入ったレンドレン。
その身をフォトリに捧げる事で、何とか妹を見逃してもらったという経緯がある。
その後に、命を掛けざるを得ないほどの修羅場で数回囮にされ、その成果かフォトリは魔力レベル10、そしてレンドレン自身も魔力レベル9に達していた。
つまり、レンドレンとしてはフォトリに対する忠誠心など欠片もないのだ。
近衛騎士にあるまじき行為ではあるが、誰にも事情を話していないし、実際にレンドレンを囮にするような場面は数回程度しかなかったので情報も漏れていない。
今の時点で、無事にレンドレンがここにいるという事は、その数回もレンドレンは何とか無事に乗り越える事ができたという事になる。
それが今回の悪魔の討伐にも適用されるとは思っていないレンドレン。
このフォトリが行動を起こす際は、常に自分の命が無くなるものとして行動を共にしている。
今回も、自分が生還しなかった場合に手紙を妹に届けられるように手配済みだ。
「じゃあ早速片付けますかね?頼んだわよ、聖剣ちゃん!」
神々しい光を発し続けている聖剣を、鞘から引き抜く。
鞘に納められている状態でも、その神々しい光を完全に遮断することなく存在感を与えていた聖剣が、再びその全容を現す。
その輝く剣を見たフォトリ、バリッジ暗部は、聖剣を見て勝利を確信していた。
「なんて素晴らし輝きなのかしら。フフ、これから聖剣と私の美しい舞が始まるのね」
「あれが聖剣か。なるほど、かなりの力があるように見える。あの神々しさ……これならば、伝承通りに悪魔を倒せるに違いない」
だが、悪魔の感想は異なっていた。
悲願達成間近であり、感慨にふけっている悪魔三体。
その三隊を討伐するべく向かっている聖剣所有者の近衛騎士フォトリと従者。
情報収集の為に向かっているバリッジの暗部。
悪魔討伐の為に向かっているアンノウン。
それぞれの思惑があって、このハンネル王国の森に集結し始めていた。
但し、アンノウンはジトロの厳命によって安全を第一としているので、イズンを筆頭に退路についての話や、地形を含む周辺の調査から行っているので、どこよりも到着が遅くなっている。
ハンネル王国の森にいる悪魔は、聖剣の所有者が来るのを今か今かと待っていた。
「おい、そろそろ聖剣持ちが到着しそうだな」
「今回その聖剣持ちを始末すれば、魔力レベル90台は達成できる可能性が高いのではないか?」
「おそらくそうなるだろうな。つまり、今回の戦闘中に聖剣を破壊して、人族の蹂躙を始める」
悪魔の方針は決まっている。
わざわざその姿を冒険者にさらした上で無傷で見逃したのも、聖剣持ちが討伐に来るのを待つためだ。
悪魔一族は人族とは異なり、誰が戦闘を行おうが、均等に魔力レベルが上昇する。
つまり、この場にいない悪魔も、ここにいる悪魔が聖剣所有者を返り討ちにする事で魔力レベル90台に到達する事ができるのだ。
そしてバリッジ暗部。
「隊長、あちらに大きな気配があります。魔力レベルが分からないため、魔力レベル40は軽く超えているでしょう」
「わかっている。恐らく向こうもこちらを感知しているだろう。これ以上は近づくな。全力で隠密を使っておけ。いざと言う時は、あの丸薬を使う事を戸惑うな」
バリッジの暗部は悪魔の情報収集を行うために派遣されてはいるが、初めてその存在を認識して、丸薬……つまり、自らの命を犠牲にして魔力レベルを倍にしなければ、決して抗えない事を理解した。
そのため、不用意に近づくことはせずに、更に距離をとる事で情報収集をしようとしている。
急遽、聖剣所有者になったフォトリは、
「はぁ~、全く、なんで私が悪魔討伐をしなくてはいけないのかしら?そう思わない?レンドレン?」
「フォトリ様の仰る通りです。しかし王命でありますれば、全力を持って事に当たって頂きたく……」
「あなたにそんな事を言われなくてもわかっているわよ!」
軽く小突かれるレンドレン。
そう、近衛騎士のフォトリは魔力レベル10の猛者であり、言葉使いも丁寧ではあるのだが、素行はあまりよろしくない。
正直、他人を見下す態度を良くとるのだ。
こうして、森で待機している悪魔に対して、それぞれの思惑で距離を縮める三隊、バリッジ、アンノウン、近衛騎士だ。
悪魔達は、バリッジ暗部とフォトリ達の存在には当然気が付いている。
「おい、聖剣の気配は理解できるが、余計な者達もいるようだな。遠巻きにこちらを監視している。魔力レベルは40程度。どうする?聖剣との戦闘時の伏兵かもしれないぞ」
「だとしても、そのレベルであれば大した脅威にはならない。放っておいても良いのではないか?」
「そうだな。聖剣持ちと思われる者一人、従者が一人、あいつらの魔力レベルは10と9だ。魔力レベル40程度の連中は五人か。これならば問題ないだろう。だが、魔王様は素晴らしい。今までも聖剣所有者の魔力レベルは10が良い所。それにもかかわらず、我らと同等以上の闘いができるようになるのだからな」
アンノウンからは距離がある事、アンノウンも慎重に経路を確認しながら隠密行動を取っているので、互いの存在は認識していない。
フォトリは、近衛騎士だけあって聖剣についての情報は市井の者達よりも遥かに多くの情報を得ていた。
その結果、聖剣さえ手にしていればある程度の魔力レベル、そして剣術さえ磨かれている状態であれば悪魔程度には遅れは取らないと理解していたのだ。
初めて聖剣を手にした時、あまりの神々しさに目を奪われたフォトリ。
その聖剣は、未だ神々しい光を発した状態でフォトリの腰に装備されている。
フォトリ達はこの中では最も魔力レベルが低いので、バリッジ暗部や悪魔の状態を未だに把握できていない。
本人達は、既に悪魔やバリッジに完全に捕捉されているとは思っていない為、慎重に歩を進めている。
やがて、彼女達のレベルでも悪魔が補足できる距離、残念ながら視認できる距離になっているが、悪魔を三体発見したフォトリ。
「あれ?三体?二体じゃなかったかしら?まぁ良いわ。この聖剣の力があれば、何体だろうが関係ないでしょうし。もしもの時は、レンドレン、頼んだわよ」
黙ってうなずくレンドレン。
もしもの時のレンドレンの役割……それは、魔力レベル9を活用した方法ではなく、その身を挺してフォトリを逃がす時間を稼ぐ事にある。
何故このような事ができるのかと言うと、早い話が弱みを握られているからだ。
このレンドレンの妹、お忍びで町の散策を行っているフォトリに偶然ぶつかってしまった。
それも、腰に差している剣を落とす程の勢いで。
近衛騎士にとって、自らの武器は生命線。
それを落とされる事などは、いくらお忍びでの行動中と言えども決してあってはならない事である為、フォトリは激怒する。
第三者から見れば逆切れと言えなくもないが、ともかくレンドレンの妹に対してその場で切りかかろうとしたのだ。
当然そこに割って入ったレンドレン。
その身をフォトリに捧げる事で、何とか妹を見逃してもらったという経緯がある。
その後に、命を掛けざるを得ないほどの修羅場で数回囮にされ、その成果かフォトリは魔力レベル10、そしてレンドレン自身も魔力レベル9に達していた。
つまり、レンドレンとしてはフォトリに対する忠誠心など欠片もないのだ。
近衛騎士にあるまじき行為ではあるが、誰にも事情を話していないし、実際にレンドレンを囮にするような場面は数回程度しかなかったので情報も漏れていない。
今の時点で、無事にレンドレンがここにいるという事は、その数回もレンドレンは何とか無事に乗り越える事ができたという事になる。
それが今回の悪魔の討伐にも適用されるとは思っていないレンドレン。
このフォトリが行動を起こす際は、常に自分の命が無くなるものとして行動を共にしている。
今回も、自分が生還しなかった場合に手紙を妹に届けられるように手配済みだ。
「じゃあ早速片付けますかね?頼んだわよ、聖剣ちゃん!」
神々しい光を発し続けている聖剣を、鞘から引き抜く。
鞘に納められている状態でも、その神々しい光を完全に遮断することなく存在感を与えていた聖剣が、再びその全容を現す。
その輝く剣を見たフォトリ、バリッジ暗部は、聖剣を見て勝利を確信していた。
「なんて素晴らし輝きなのかしら。フフ、これから聖剣と私の美しい舞が始まるのね」
「あれが聖剣か。なるほど、かなりの力があるように見える。あの神々しさ……これならば、伝承通りに悪魔を倒せるに違いない」
だが、悪魔の感想は異なっていた。
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