迷探偵湖南ちゃん

「いや素晴らしいな。単純かつ感情の起伏が明快。
わかるか?感情物理学の応用だ。キミがドアを開けるに至るまで、寸分違わず予想できた。実験は観察対象が単純なほどうまくいくからな」

「えーと、はい?」

トンデモ科学者×オカルト編集者が超常現象を科学する?

オカルト雑誌の編集者・湖南は、ある日、日理大助教授の眞木に奇妙な薬を渡される。
それは幽霊が見える薬だった。
半信半疑でそれを飲んだ湖南は、大学で自殺した幽霊一太と出会う。
データ改ざんに手を染めたという一太の過去。
幽霊になってまで彼はなぜ、自殺を繰り返しているのか?
湖南と眞木は彼の死の真相に迫る。

表紙:かんたん表紙メーカー、イラストAC
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