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第13話 受けてもらえない依頼
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「アルマくん~ここの掲示板から欲しい依頼書をとって、受付に持って行くと依頼を受けられるよ~」
シャリーが次に案内してくれた場所は掲示板だ。
ここから依頼を受ける事ができるのか。
乱雑に掛けられていると思いきや、綺麗な並びで紙が掲示板に並んでいた。
紙には目的の絵が描かれていて、その下に説明や金額、期間などが書かれている。
絵も以外と鮮明に描かれていて、魔物はともかくとして素材類は非常に分かりやすい。
「それとCランク冒険者から一般依頼ではなく、上位依頼と呼ばれているモノは、あの2階にあるんだ。黄色プレートからしか2階には上がれないから注意ね。と言っても、アルマくんはもう上がれるけどね」
冒険者ギルドに入って一番先に目立っていた2階の吹き抜け部分か。
少し興味はあるけど、冒険者としてまだ駆け出しなので、暫くは下で経験を積もうか。
と、みんなで良さげな依頼のために掲示板を眺めていると、後方から大きな声が聞こえてきた。
「どうしても必要なんだ! お金に糸目は付けない! 頼む!」
少し気になってちらっと見ると、ミールさんに何かを懸命に訴えている、細身で眼鏡をかけた若い男性だ。
何を言っているのかは分からないけれど、随分と困った表情を浮かべるミールさんを一緒に見ていたシャリーが気になるようだ。
シャリーは冒険者の仲間はいないため、普段は依頼を受けるくらいしかしないけど、冒険者ギルドで唯一仲良く話せるのはミールさんだけだという。
気さくな彼女はギルド内でもかなり人気だという。
それも相まって、ギルド内の冒険者達から殺気めいた視線が男に送られる。
しかし、それに気づくことなく、何かを訴え続けた。
「アルマくん。ミールさんが困ってそうなので、話してくるね?」
「ああ」
シャリーは急いで男の隣に立った。
「あんた! 受付嬢が困っているでしょう! あまり無茶な事は言わないで!」
「な、なんだ!? ん? 黄色という事は、君はCランク冒険者だな! 頼みがある! 取って来て貰いたい植物があるんだ!」
「ビゼルさん。その依頼は冒険者ギルドとして受けるわけにはいきません。シャリーさんも受けちゃダメですよ」
男の名前はビゼルと言うみたいだな。
「頼む! 研究のためにどうしても必要なんだ! 金貨を一枚払おう!」
金貨を支払えるのだから、間違いなく貴族だと思われる。百万円相当をポンと出せるんだからな。
身なりからしても、高級そうな衣服だ。
「えっと……金貨依頼なのに断るんですか?」
シャリーの疑問はもっともでそもそも金貨程の利益を出せる依頼なんだから、受け手も多いだろうに。
ミールさんが大きな溜息を吐いた。
「あのね。いくら高い額とはいえ、聖なるアルキバガン森の深部にある植物を取りに行くのはダメよ。あの深部に向かって帰って来た人間なんていないんだから、冒険者ギルドでは誰も行かせないと決めているの」
アルキバガン森の深部。
その言葉に、以前母さんが言っていた事を思い出す。
俺達が生まれたのは深部にある世界樹という高い樹木の頂なのだが、その下には強力な魔物が住んでいるらしい。俺達が生まれて数か月でその場所を離れて、少し獲物が多いと言っていた場所で母さんの狩りを見ながら育った俺達。
実際深部にどの魔物が出て来るかは分からないけど、15歳になるまでも母さんからは絶対に入らないように言われていた。
「はぁ…………メガル草は十年前ならたまに深部の手前からでも取れてたけど、何故か十年前からぴったり取れなくなって、需要のある植物だからここまで高騰を続けているの」
メガル草……十年前…………?
「それは私も聞いてます。手のひらサイズで多くのポーションを作れるし、色んな錬金術で使われているとか?」
「ええ。ここにいらっしゃるビゼルさんは凄腕錬金術師の一人であり、今まで多くの命を救った錬金術師なの。でも――――メガル草を取りに行って命を亡くす冒険者が後を絶たないから依頼はもう受けないんです。ビゼルさん」
「し、知っている! だが画期的な品が目の前なんだ! もしこれが完成すれば、従来のポーションよりも二倍の効果を持った超濃厚ポーションを作れるかも知れないのだ!」
「それは私達も応援したいのは山々なんですけど…………ギルドマスターの指示ですので…………」
「そこを何とかしてもらいたい! ギルドマスターに私から直接話そう!」
最初はただ無理難題の難癖をつけてくる客だと思ったら、なんと英雄扱いされている錬金術師との事だ。
それにしても魔法があるのは凄い世界だなと思ったら錬金術というのもあるのか。錬金術がどういうモノなのか興味が出てきた。
メガル草くらい山ほどあるから、一つ売るからお願いしてみようか。
「あの~」
三人が一斉に俺に注目する。
「そのメガル草とやらを売ってあげますので、錬金術を見せて貰えますか?」
「「「!?」」」
血相を変えて俺の手を握ってくるビゼルさんは、先ほどとは違う意味で目をキラキラさせていた。
「何でもする! 頼む! 売ってくれ!」
「いいですよ? 錬金術さえ見せて貰えるなら」
「さあ、ここでは何だから俺の工房に行こう」
ビゼルさんに手を引っ張られ、冒険者ギルドから出る事になった。
まさか…………十年前からあの森の全ての植物を回収し続けていたのが、こういう事になっているとは思いもしなかった。
シャリーが次に案内してくれた場所は掲示板だ。
ここから依頼を受ける事ができるのか。
乱雑に掛けられていると思いきや、綺麗な並びで紙が掲示板に並んでいた。
紙には目的の絵が描かれていて、その下に説明や金額、期間などが書かれている。
絵も以外と鮮明に描かれていて、魔物はともかくとして素材類は非常に分かりやすい。
「それとCランク冒険者から一般依頼ではなく、上位依頼と呼ばれているモノは、あの2階にあるんだ。黄色プレートからしか2階には上がれないから注意ね。と言っても、アルマくんはもう上がれるけどね」
冒険者ギルドに入って一番先に目立っていた2階の吹き抜け部分か。
少し興味はあるけど、冒険者としてまだ駆け出しなので、暫くは下で経験を積もうか。
と、みんなで良さげな依頼のために掲示板を眺めていると、後方から大きな声が聞こえてきた。
「どうしても必要なんだ! お金に糸目は付けない! 頼む!」
少し気になってちらっと見ると、ミールさんに何かを懸命に訴えている、細身で眼鏡をかけた若い男性だ。
何を言っているのかは分からないけれど、随分と困った表情を浮かべるミールさんを一緒に見ていたシャリーが気になるようだ。
シャリーは冒険者の仲間はいないため、普段は依頼を受けるくらいしかしないけど、冒険者ギルドで唯一仲良く話せるのはミールさんだけだという。
気さくな彼女はギルド内でもかなり人気だという。
それも相まって、ギルド内の冒険者達から殺気めいた視線が男に送られる。
しかし、それに気づくことなく、何かを訴え続けた。
「アルマくん。ミールさんが困ってそうなので、話してくるね?」
「ああ」
シャリーは急いで男の隣に立った。
「あんた! 受付嬢が困っているでしょう! あまり無茶な事は言わないで!」
「な、なんだ!? ん? 黄色という事は、君はCランク冒険者だな! 頼みがある! 取って来て貰いたい植物があるんだ!」
「ビゼルさん。その依頼は冒険者ギルドとして受けるわけにはいきません。シャリーさんも受けちゃダメですよ」
男の名前はビゼルと言うみたいだな。
「頼む! 研究のためにどうしても必要なんだ! 金貨を一枚払おう!」
金貨を支払えるのだから、間違いなく貴族だと思われる。百万円相当をポンと出せるんだからな。
身なりからしても、高級そうな衣服だ。
「えっと……金貨依頼なのに断るんですか?」
シャリーの疑問はもっともでそもそも金貨程の利益を出せる依頼なんだから、受け手も多いだろうに。
ミールさんが大きな溜息を吐いた。
「あのね。いくら高い額とはいえ、聖なるアルキバガン森の深部にある植物を取りに行くのはダメよ。あの深部に向かって帰って来た人間なんていないんだから、冒険者ギルドでは誰も行かせないと決めているの」
アルキバガン森の深部。
その言葉に、以前母さんが言っていた事を思い出す。
俺達が生まれたのは深部にある世界樹という高い樹木の頂なのだが、その下には強力な魔物が住んでいるらしい。俺達が生まれて数か月でその場所を離れて、少し獲物が多いと言っていた場所で母さんの狩りを見ながら育った俺達。
実際深部にどの魔物が出て来るかは分からないけど、15歳になるまでも母さんからは絶対に入らないように言われていた。
「はぁ…………メガル草は十年前ならたまに深部の手前からでも取れてたけど、何故か十年前からぴったり取れなくなって、需要のある植物だからここまで高騰を続けているの」
メガル草……十年前…………?
「それは私も聞いてます。手のひらサイズで多くのポーションを作れるし、色んな錬金術で使われているとか?」
「ええ。ここにいらっしゃるビゼルさんは凄腕錬金術師の一人であり、今まで多くの命を救った錬金術師なの。でも――――メガル草を取りに行って命を亡くす冒険者が後を絶たないから依頼はもう受けないんです。ビゼルさん」
「し、知っている! だが画期的な品が目の前なんだ! もしこれが完成すれば、従来のポーションよりも二倍の効果を持った超濃厚ポーションを作れるかも知れないのだ!」
「それは私達も応援したいのは山々なんですけど…………ギルドマスターの指示ですので…………」
「そこを何とかしてもらいたい! ギルドマスターに私から直接話そう!」
最初はただ無理難題の難癖をつけてくる客だと思ったら、なんと英雄扱いされている錬金術師との事だ。
それにしても魔法があるのは凄い世界だなと思ったら錬金術というのもあるのか。錬金術がどういうモノなのか興味が出てきた。
メガル草くらい山ほどあるから、一つ売るからお願いしてみようか。
「あの~」
三人が一斉に俺に注目する。
「そのメガル草とやらを売ってあげますので、錬金術を見せて貰えますか?」
「「「!?」」」
血相を変えて俺の手を握ってくるビゼルさんは、先ほどとは違う意味で目をキラキラさせていた。
「何でもする! 頼む! 売ってくれ!」
「いいですよ? 錬金術さえ見せて貰えるなら」
「さあ、ここでは何だから俺の工房に行こう」
ビゼルさんに手を引っ張られ、冒険者ギルドから出る事になった。
まさか…………十年前からあの森の全ての植物を回収し続けていたのが、こういう事になっているとは思いもしなかった。
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