妄想聖書

丸我利伊太

文字の大きさ
上 下
8 / 8
想生記

第三章 空虚な質量

しおりを挟む
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

プルートの逆襲

LongingMoon
SF
 今から約300年後の24世紀初頭、人類は冥王星(プルート)まで行動範囲を広げていた。 そんな中、宇宙を舞台にした不可思議な事件が多発する。一方、地球では謎のウィルスが国家中枢におかれている人物の親族に蔓延する。  2314年2月に予定されている絶大な権力を握るようになった国連事務総長の選挙をめぐって、マフィアの陰謀が蠢く。  2313年、世界中からウィルス感染者の関係者有志5人が、月の老人ホームに住むというじいさんの呼びかけで、敵の妨害を受けながらも動き出す。5人は敵の最新鋭の惑星間ロケットのあるペルーに集まって、それを奪って地球を飛び立ち、抗ウィルス剤を求めて冥王星へ旅立つ。  主人公カズはサッカー少年の高校1年生で、突然ウィルスに冒されたガールフレンドのマリアを助けるため、両親に別れを告げて旅立つ。他の4人は、カンフーレディの美鈴、道化師のクリス、パイロットのセバスチャン、ドクターのマンデラ。そして、カズたちは奪った宇宙船にミロメシアと名付ける。 5人のメンバーは、月でじいさんと合流し、2313年偶然にも直列している火星→土星→天王星を経由して冥王星へと向かう。様々な妨害工作を受けたり、期せずして土星で宗教紛争に巻き込まれたりする。  冥王星の衛星カロンへ向かうミロメシアの中で、セバスチャンがプルートとカロンに纏わるギリシア神話で、この冒険旅行にまつわる因果を語る。そのセバスチャンに見込まれたカズは、この冒険旅行の中で、ミロメシア操縦の手ほどきを受けていた。  苦難の末、冥王星の衛星カロンに着陸するも、敵の罠にはまって、いったんカロンを離れ、太陽系外縁部のエッジワースカイパーベルトへの逃避行を余儀なくされる。カズの操縦で切り抜けようとするが、・・・

都海-2033

ウミノ、ハル
SF
2033年、日本は地球温暖化の影響でその大半が海に沈んでいた。かつて『日本』と呼ばれていた国は滅び、『海洋教帝國』という名前だけの国になっていた。日本は今、いや、海洋教帝国は3つの国に分かれている。海洋教国、琵琶湖王国、琉球共和国の3つの国で残った陸地をめぐり紛争が起きている。これはそのうちの一つ、海洋教国の都海に住んでいる普通の少年の物語である。

リインカーネーション

たかひらひでひこ
SF
いく度もの転生、再びの出会いを繰り返す、えにしの者たち。 それぞれが綾なす人生は、どう移り変わっていくのか。 オレは、新しき出会いに、めまぐるしく運命を変遷させる。

感情ミラー

八起達磨
SF
東京の静かな住宅街に佇む「ミラールーム」は、訪れる人々の心の奥底を映し出す特別なカフェ。オーナーのアミが運営するこの場所では、来店者が感情ミラーを通じて自分自身と向き合い、内面の苦悩や感情を解放する手助けをしています。 人間関係の深い洞察を通じて、自己理解と他者とのつながりの大切さを教えてくれる心温まる物語 仕事に追われるサラリーマン、将来に悩む大学生、末期ガンの旦那を支える妻など、 感情ミラーを通じて心の傷と向き合い、癒しと再生を経験する感動的なエピソード カフェの秘密やアミの過去、そしてミラールームの真の目的が明らかに。

Dive

日向 和
SF
[穴の中の子グマ大界を知る。されど……] 自分の世界が家の中だけだった女の子が、小学校入学して広い世界を知っていく話。 注意点 ・主人公が出てこない事が多い(頭に×のある話は出ません) ・サイエンスフィクションというよりサイエンスファンタジー ・子グマは少しチートかもしれません ・大熊は一部バグってるかもしれません ・話の展開はゆっくりです ・恋愛<成長

才能〜才無きもの非ず〜

倖村
SF
この世に無能な者など存在しない 皆、何かしらの才を持って生まれて来ている しかし、現実ではその才を生かせず一生を終える者が沢山いる、そんな世界はあまりにも悲しい 故に自身の才に気付ければどれだけいいだろう そんな才能に着目した物語

雨の境界

ちさめす
SF
ある日、私は雨の天気と晴れの天気を二つに分ける雨の境界線を目の当たりにした。 雨が降るこの場所の一歩先には明るく晴れた世界が広がっている。 私はその一歩を踏みだした。 後日、私は雨星という男の子と出会った。 彼はいった。あの日、私は雨の境界線を越えてしまったと。 それて雨星はこの世界に取り残されてしまったという。 彼が元いた世界に帰るためには、私がもう一度雨の境界線を見つける必要がある。 私は何度も山に登った。 だけど雨の境界線は見つからなかった。 そんな折、悪天候の前触れとされる乳房雲を見かける。 大きな嵐が来ると予感した私は急いで山を登った。 ◇ ※時系列が変わるので文頭には月を書いてます。

特殊感情性理論

鏡華
SF
嬉しい、悲しい、楽しい、つまらない、好き、嫌い、様々なものがある 「感情」 人の思い、感情の強さは時さえ超える。 そして最も強く、美しく、輝きを放つ感情は…そう 「愛」である。

処理中です...