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結衣子食われる(大学時代)
結衣子食われる①
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「結衣子! こっちこっち!」
「雅ちゃん! ゴメンね、遅くなって」
「いいよ~。まだまだみたいだし」
ほんと、まだ前に10人は並んでるよね。私達の後ろにはさらに20人はいるかなぁ。
「楽しみだね! 期間限定の“キャラメルチョコレートがけ練乳ミルク味”」
「私としたことが、最終日まで期間限定に気づかなかったなんてどうかしてるよね。昨日の夜気づかなかったら一生悔やんだかも!」
今日はいつもならマンゴー味オンリーのかき氷屋さんの、期間限定味最終日なのだ。
雅ちゃんはスイーツ大好き女子。『新作』とか『期間限定』とか『レアもの』と言う言葉に弱い。
実家が老舗洋菓子店ということもあって、スイーツには並々ならぬ情熱を注いでいる。
高校時代から、スイーツ巡りに付き合わされるのは大抵私だった。私もスイーツが大好きだからすごく楽しみなんだけど。
「それで、バイトの面接どうだったの? もちろん採用よね?」
「あ、うん。来週から平日に週3で入る予定。社販だと半額だって。家族の分も買えるから、雅ちゃん楽しみにしててねっ!」
「マジ⁉︎ あそこの下着、可愛い上にスタイルアップ出来るから最高じゃない! 嬉しい~!」
私は今日、下着屋さんへアルバイトの面接に行ってきた。
もちろん採用で、来週から売り子さんをする。
このバイト、なぜか亮平が見つけて来てくれたんだよね。
大学の最寄駅にあって、オーナー兼店長さん始め、パートさんの雰囲気がすごく良い。雑貨も可愛いし。閉店時間も周りの店より少し早めの20時。
何より土曜日がお昼の2時まで、日祝は休みときている。そんな好条件あるの⁉︎ って思うけど、本当らしい。
亮平グッジョブだ。
大学に入学と同時に美術のインカレサークルに入ったのはいいけど、月一のオンライン集会で、作品の進捗状況を話し合うだけ。年2回の個展に向けて各々で制作に励むという、なんとも地味なサークルだった。
時間を持て余しそうなので、アルバイトを探していたところ、亮平が下着屋さん兼雑貨屋の募集を見つけたのだ。
社販が有り難いし、好条件だし決まって良かった。
アルバイトや大学の話をしながら待つこと30分。ようやく私達の番が来た。
かき氷とは思えない濃厚な味わい。美味しすぎる!
あっという間に食べ終えてしまった。
「美味しかったね~! どうする? なんか食べて帰る? でもお腹いっぱいだよね」
「うん、ちょっと無理。もう、今のが夕飯になっちゃいそう」
「だよねー。じゃ、ちょっとだけ買い物に付き合ってくれる? 聖の誕生日プレゼントを見たいの」
「もちろん!」
時刻は夕方の6時半。
それから聖くんの誕生日プレゼントを選びつつ、雅ちゃんと私のお揃いの服を買ったりと、楽しんだ。
「雅ちゃん! ゴメンね、遅くなって」
「いいよ~。まだまだみたいだし」
ほんと、まだ前に10人は並んでるよね。私達の後ろにはさらに20人はいるかなぁ。
「楽しみだね! 期間限定の“キャラメルチョコレートがけ練乳ミルク味”」
「私としたことが、最終日まで期間限定に気づかなかったなんてどうかしてるよね。昨日の夜気づかなかったら一生悔やんだかも!」
今日はいつもならマンゴー味オンリーのかき氷屋さんの、期間限定味最終日なのだ。
雅ちゃんはスイーツ大好き女子。『新作』とか『期間限定』とか『レアもの』と言う言葉に弱い。
実家が老舗洋菓子店ということもあって、スイーツには並々ならぬ情熱を注いでいる。
高校時代から、スイーツ巡りに付き合わされるのは大抵私だった。私もスイーツが大好きだからすごく楽しみなんだけど。
「それで、バイトの面接どうだったの? もちろん採用よね?」
「あ、うん。来週から平日に週3で入る予定。社販だと半額だって。家族の分も買えるから、雅ちゃん楽しみにしててねっ!」
「マジ⁉︎ あそこの下着、可愛い上にスタイルアップ出来るから最高じゃない! 嬉しい~!」
私は今日、下着屋さんへアルバイトの面接に行ってきた。
もちろん採用で、来週から売り子さんをする。
このバイト、なぜか亮平が見つけて来てくれたんだよね。
大学の最寄駅にあって、オーナー兼店長さん始め、パートさんの雰囲気がすごく良い。雑貨も可愛いし。閉店時間も周りの店より少し早めの20時。
何より土曜日がお昼の2時まで、日祝は休みときている。そんな好条件あるの⁉︎ って思うけど、本当らしい。
亮平グッジョブだ。
大学に入学と同時に美術のインカレサークルに入ったのはいいけど、月一のオンライン集会で、作品の進捗状況を話し合うだけ。年2回の個展に向けて各々で制作に励むという、なんとも地味なサークルだった。
時間を持て余しそうなので、アルバイトを探していたところ、亮平が下着屋さん兼雑貨屋の募集を見つけたのだ。
社販が有り難いし、好条件だし決まって良かった。
アルバイトや大学の話をしながら待つこと30分。ようやく私達の番が来た。
かき氷とは思えない濃厚な味わい。美味しすぎる!
あっという間に食べ終えてしまった。
「美味しかったね~! どうする? なんか食べて帰る? でもお腹いっぱいだよね」
「うん、ちょっと無理。もう、今のが夕飯になっちゃいそう」
「だよねー。じゃ、ちょっとだけ買い物に付き合ってくれる? 聖の誕生日プレゼントを見たいの」
「もちろん!」
時刻は夕方の6時半。
それから聖くんの誕生日プレゼントを選びつつ、雅ちゃんと私のお揃いの服を買ったりと、楽しんだ。
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