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屋敷のヒミツ
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そんな訳で亀太郎は「抜き足、差し足、忍び足」とその大きな屋敷に入っていきました。
「ねぇ。」
亀太郎は後ろから声をかけられてびっくりして飛び上がりました。
振り返ると亀太郎と同じぐらいのせいの女の子がいました。
女の子はぴかぴかのごうかなふくをきて、とびあがった亀太郎を見て、「ふふふ」とおかしそうに笑いました。
そして、
「大丈夫?泊まる?この屋敷。」
と言いました。
亀太郎は「優しい女の子だな」とさっきまで泥棒を企んでいたことなんてすっかり忘れて、
「いいや、大丈夫。僕、あの家出しちゃって道に迷っちゃって家の場所教えてくれますか。」
とワガママを言いました。
すると、後ろから女の子のお母さんらしき人が出て来てこう言いました。
「昔、私があなたぐらいのときにもそういう男の子がいたっけねぇ。その子は友達を探しに家を出たんだと。あなたと一緒だね。名前は亀雄と言って…」
「あっ、それお父ちゃんだ。」
亀太郎は思わず叫びました。構わず、女の子が
「その子は泥棒をしようとしててそれをお母さんが止めたのよ。」
と誇らしそうに言いました。
それをきいて亀太郎は「お父ちゃんも一緒じゃん」ともっと家に帰りたくなりました。
「それなら家は右に曲がってそのまま真っすぐ行けばもう村に出るわよ。あっ、今地図を作ってあげる。」と言われて渡された地図を見て亀太郎「いや、すぐそこじゃないか」と呆れたのであった。
「ねぇ。」
亀太郎は後ろから声をかけられてびっくりして飛び上がりました。
振り返ると亀太郎と同じぐらいのせいの女の子がいました。
女の子はぴかぴかのごうかなふくをきて、とびあがった亀太郎を見て、「ふふふ」とおかしそうに笑いました。
そして、
「大丈夫?泊まる?この屋敷。」
と言いました。
亀太郎は「優しい女の子だな」とさっきまで泥棒を企んでいたことなんてすっかり忘れて、
「いいや、大丈夫。僕、あの家出しちゃって道に迷っちゃって家の場所教えてくれますか。」
とワガママを言いました。
すると、後ろから女の子のお母さんらしき人が出て来てこう言いました。
「昔、私があなたぐらいのときにもそういう男の子がいたっけねぇ。その子は友達を探しに家を出たんだと。あなたと一緒だね。名前は亀雄と言って…」
「あっ、それお父ちゃんだ。」
亀太郎は思わず叫びました。構わず、女の子が
「その子は泥棒をしようとしててそれをお母さんが止めたのよ。」
と誇らしそうに言いました。
それをきいて亀太郎は「お父ちゃんも一緒じゃん」ともっと家に帰りたくなりました。
「それなら家は右に曲がってそのまま真っすぐ行けばもう村に出るわよ。あっ、今地図を作ってあげる。」と言われて渡された地図を見て亀太郎「いや、すぐそこじゃないか」と呆れたのであった。
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