[R-18]あの部屋

まお

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78.受容4

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「うッ…っ」

突然の締め付けに柏木も驚き引こうとしていた腰を思わず止める。そして予想外の締め付けに条件反射のように再びペニスにじわじわと熱が集まりだす。


「あっ!動く…な…ぁ!だっ…めっ 今、だめ…ッ」

叫ぶように静止を求めた朔の顔は真っ赤に染まり、柏木を押し返す手は小さく震え、余裕の無さが窺える。


「…どうしたの?」

「あっ…変…やば…っぃ…ぁ、おかしい…ッぅ」

苦しさと快楽がごちゃ混ぜになったような惚けた表情で朔は何とか言葉を紡ぐ。中を擦られるのが問題なようで朔は震えつつも胎内を刺激しないように必死に身体を強ばらせて耐えていた。


「このまま動かないのは俺が無理。一気に抜くから耐えろ」

「無理…っ、ちょっと…んっ待っ…」

朔はふうふうと苦しそうに息を吐き身体を落ち着かせようとしている一方、内壁はその意思に反するように熱さを増し怒張に絡みつきそこから去ることを許さないと言っているような締め付けが継続していた。

ただ挿入しているだけだった柏木のペニスも絡みつき煽るように締め付けてくる内壁に引き摺られ、どんどん本格的に勃起が治まらなくなってくる。


「…そんなに締め付けられたらこの中めちゃくちゃに擦りたくなるんだけど」

「やだっ…やめてっくれ!動かない…で…っ」

「……ッチ。……じゃあ、どうすればいいんだよ」

柏木は煮え切らない朔に苛立ちを口調で伝えてはみるものの、泣き出しそうな朔の顔を見るとやはり焦燥感のようなものが湧いてきて朔の要求を飲んでしまう。

胎内の怒張はどくどくと脈打ちもう完全に勃ち上がって熱の解放を望んで引くに引けない状態になった。柏木も耐えてはいるが苦悶の表情を浮かべながら息も上がっていく。


「ゆっくり…っ抜いて…」

朔は俯き震える声で柏木へ告げる。柏木は一旦深く息を吐いてからゆっくり怒張を引き抜く動作へと切り替える。


「あ…あっ!あ、ぁ ぁ、ひっっあんんッ」

朔のシーツを掴む指先に力が込められ、明らかに感じ入っている嬌声を響かせる。
小さい動きでも、ギッチリと隙間なく柏木の巨大な怒張を受け入れ、さらに強い締まりのせいで内壁は嫌でも全体を擦られて敏感な箇所も刺激されてしまう。また長さのある柏木の怒張は抜け切るまでの距離もあるため、その分長く朔は狂おしい快楽の責め苦に耐えなければいけない。 

朔は耐えきれないと涙を浮かべ蕩けきった表情で、言われた通りゆっくり腰を引いていた柏木の腕を掴んだ。


「待って…あん」

「……俺への復讐?こっちもツラいんだけど…」

「っ……て…」

「なに?」

頭に浮かんだ躊躇いは一瞬で消え去り、耐えきれない快楽と侵される淫欲に突き動かさるように朔は泣き叫び懇願した。


「つ……てっ、耐えられ…なっ…ぃ…!もう…ッめちゃくちゃに突いていいからぁあ…ッ」

「…っくそ…っ」

「ひッ……ぁああぁあ゛ぁあッッーーっ」

突然の爆弾投下に柏木の我慢の糸は簡単に焼き切れ、途中まで抜けていた勃起を本能のまま朔の最奥まで勢い良く突き刺し内蔵を引きずり出す勢いで激しくピストンを開始した。


「ひぃいいッ──あ゛ぁあっ ぁあんッあんっあぅゔぅうああぁ!」

朔のどろどろに濡れて揺さぶられる怒張から勢いよく白濁が飛び散った。


「くっ…痛ってえ…っ俺のちんぽ食いちぎるつもりっ…?」

絶頂後の余りの締め付けに柏木も一瞬たじろぐが、朔はイっても尚足りないとでも言いたげに腰を蠢かせながら喜悦の咆哮を上げていた。


「やぁっあ゛ぅっ気もちぃいッぁあぁっーッ」

「…っ…それは、良かった…」

快楽と絶頂で朔の胎内はきつく締まり与えられる快楽を少しでも逃さまいとする。その締めつける胎内を柏木の逞しい雄がこじ開け猛スピードでそこをガツガツと擦り上げる。


「あ!?ひぃいっっそっこぉ!ら…めっ…!」

柏木のペニスが朔の胎内のコリコリと凝る箇所を激しいピストンで何度も刺激する。朔はびくんびくんっと震え背中を反らせ感じていた。
柏木を受け入れる朔の後孔や全身、伸ばされた脚は細かい痙攣がどんどん強まり快楽の強さを物語っていた。


「またっ、ま…たぁ…ッ!ぁぁあ…っ~~ッッ」

朔は耐えきれず今度は射精を伴わず絶頂する。

硬直していた身体が一気に弛緩する。掠れた吐息を漏らす朔の口端からは涎がつーっと線を描き垂れていく。後孔は怒張を飲み込んだまま絶頂の余韻を体現するように、ギチギチに受け入れるそこを嬉しそうにひくひくとひくつかせていた。

朔が絶頂する度に、何度も痙攣と締め付けを受け続けている柏木のペニスも限界が近かった。柏木は中イキで細かく長く痙攣する朔の腸壁を再びゆっくり大きい抽挿で擦り上げていく。


「やッ!まだ…イって…ひっ!ら…めっ」

「俺はまだイってないから動くよ」

ゆっくり力強く動き出すと朔は尾を引く絶頂に追い打ちをかけるように襲い来る悦楽にふるふると小さく首を振った。しかし柏木もそれを聞き入れる余裕は無かった。


「ゆっくり…やるから我慢して」

とちゅとちゅとちゅとゆっくりでも確実な突き上げに快感の波は高まっていく。


「あぁっひぃッ」

「…っ…は……」

絡みつき飲み込まれるような肉襞に張り詰めた肉棒を擦り付けながら確実に絶頂へと自身を導いていく。朔の胎内から感じる痙攣や締まりの強さも増していく。それに反応し答えるように柏木の怒張も固く熱く太くなり確実な種付けを目指し媚肉に包まれながらその形状は凶悪さを増していく。


「ぁあっっ…ッなかぁっ …熱ぃいッ 溶けちゃ…ぁあん」

「本当溶けちゃいそう。シーツまで濡らすくらいどろどろでぐちょぐちょなのにギュウギュウな野坂のお尻……気持ちいい」

「やああっ…ッ」

柏木の指摘通り、朔の後孔からは中出しされた精液や自身の先走りなどが泡立ちながら流れ出て、突き上げられる度にそこをどろどろに濡らしシーツに染みを作っていた。まるで本当にそこが女性器になってしまったかと錯覚する程だった。
柏木は興奮のまま、身体を寄せて朔の胸の熱い肉粒を口に含む。朔の身体は喜悦を表すように仰け反る。

「ンっ  ぁあんッ」

「ん…っちゅ…美味し」

柏木は変わらずゆっくり深く穿つように腰を動かし乳首を吸っていると、朔が痛いくらいに柏木の腕を掴んで力を込めた。


「…痛いからシーツ掴んでて」

「ぅ……ッ…は、……ん っ…っよく…」

余裕が無さそうに唇を噛み締めながら、その唇を少し開いてはまた閉じてを繰り返す朔の様子を見て、柏木は朔が何か訴えかけようとしていることに気がつく。


「気持ちいい?」

「っ……く、…つら…から、」

柏木は朔の言葉を促すように一旦動きを止め、朔の言葉に意識を集中させる。


「あっ…、……っ 強く…し…て…。……つらい…イきたい…っ」

朔は頬を染めながら、ひたすらゆっくり行われるピストンでは物足りないと柏木へと訴えかけた。
柏木は無言で朔の両脚を肩にかけると、朔へと体重をかけ今までとは真逆の激しい突き上げを開始した。


「ひぃ!?ぁあっ ンンンっぁあーーッ」

朔が望むよりも激しい律動が開始され、打ち付ける柏木の腰と朔の臀部がぶつかり合い乾いた音が大きく部屋の中に響く。


「っ…煽ったのは野坂だからね。嫌だって言われてももう我慢できないからこのまま中に出すよ」

柏木はラストスパートとばかりに腰を激しく打ち付ける。


「ひィイ゛ ぁあぁンッ 」

朔の蕩けるように熟した内部を柏木の怒張が激しく抽挿し、後孔からはぐちょぐちょと淫猥な音が鳴り響く。柏木が腰を叩きつける度に穴から溢れる液が朔の臀部と柏木の下腹部を汚していった。
柏木は律動を続けながら再び朔の胸の充血した肉粒に舌を這わす。


「ああッやらっ…ぁだ…ッ」

新たに加わった胸から迫り来る神経を溶かすような刺激に、朔は咄嗟に目の前で胸の突起にむしゃぶりつている柏木の頭に腕を回し強くしがみついた。何かに縋り付き襲ってくる絶頂感に耐えたい一心で朔は柏木の頭を抱えるようにぎゅっと強くしがみつく。

キツイくらい押さえつけられ若干の苦しさを感じるも、その密着度と朔から抱きつかれたという事実に柏木は一瞬の驚きとその後襲ってくる高揚感で全身に一気に血液が巡り心拍が高まり身体がさらに熱くなる。


「はっ………出る…っいく…」

「ひぃあ~~っ あっあ…ッんんぁああッ」

柏木は悦楽に顔を歪める朔に抱きつかれながら、その興奮のまま最奥を捩り朔の胎内に煮え滾る子種をどぷどぷと大量に注ぎこんだ。

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