[R-18]あの部屋

まお

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62.悲鳴3

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敏感で繊細なペニスに強い電流を受け続け、朔の尿道口からは潮と精液が混ざったような液体がとめどなく溢れ続け、胎内はキツく締まり細かく痙攣を続けて身体の緊急事態を意識のない主に伝えているかのようだった。

柏木は朔の身体を蹂躙し続けてさらにもう一度胎内に欲を注ぎ込んだ。


「野坂の痙攣キツキツまんこ気持ちいー。尿道責め気に入ってくれて良かった。意識飛ばして逃げる時間は終わりだよ。また起きて俺に苦しそうに泣いて喘いでる野坂見せて」

柏木は壁にかかるシャワーを手にしそのまま組み敷いた朔の顔面に至近距離からシャワーの水を浴びせた。


「ッ!ゲホッ…ぅ…ごほっ」

「起きた?早く起きてくれないと電流責め再開させちゃうよー」

柏木は朔の胎内で達したあとに一度電源を切っていた尿道の機械に指を這わせながら意識を戻したばかりの朔に声をかけた。


「ぅッ…は、……ゃ……」

朔は焦点が上手く合わない瞳を凝らし、覆い被さるように朔を見下ろしていた柏木を見上げた。柏木の瞳に視点が合えば、そこから芋づる方式で様々な仕打ちが思い出された。


「ひッ!や、取って…っ」

朔はあの悪夢のような下半身の衝撃を思い出し、顔面を蒼白にして慌てて自身の下半身に目を向ける。


「だーめ。でも電気は止めてあるから大丈夫だよ」

柏木はまるで小さい子どもに言い聞かせるように朔の頭を撫でながら優しい口調で語りかける。

朔は散々今までに経験の無い責苦を受け続けて、精神的にも肉体的にも不安定な状況になりその柏木の語りかけに涙をボロボロと零しながら小さく頷いた。


「…素直でいい子だね。じゃあ電気流さないで前立腺両方からぐりぐりしようね」

柏木はそう告げて朔の胎内に収まったままの怒張をゆるゆると出し入れさせる。


「ぁっ…んっ…ん……ンっ」

動き出すと朔は小さく力なく喘ぎ始めた。


「野坂の中でまた俺のちんぽ大きくなってるのわかる?」

「……ぁ…」

柏木はそこに自身の雄の存在を認識させるように朔の腹部を優しく撫でた。


「前立腺ぐりぐりした後にまた結腸抜いてここがポコって膨らんで俺のちんぽが野坂の中にあること分からせてあげるからね」

柏木が脅すようにかけた朔への言葉に、朔は力無く視線を返すだけで反応は薄い。
尿道責めが相当効いているのか意識を戻してからの朔は大人しくて生気もなかった。


「野坂壊れちゃう?もう俺の物になってくれる?」

柏木は興奮混じりに朔に問いかけながら律動を強めていく。そして少し浮いていた尿道に刺さる棒を再び奥へと押し込んでいく。


「あんッァアっひぁあッッ」

深く棒が挿入され、朔の脚がびくんと大きく跳ねる。


「こっちは前立腺届いたみたいだから、次は中から…」

そう言いながら柏木は怒張を朔の胎内の敏感な箇所へと押し進めていく。


「あッぁあ゛ッ ぁ……っ」

尿道と胎内の両方の挿入物の先端が前立腺に到達すると、朔の胎内は挿入されている柏木の怒張を痛いほど締め付けた。


「この締まり癖になるね。また定期的に尿道で遊んであげないとね。拡張もしてあげよう」

柏木は一呼吸置くと、本格的なピストンを再開させた。尿道の棒は、身体が異物を排出しようとするのを阻むように奥に挿れたまま指で固定した。


「ぁあぁあっんん!ゃあッァァアっだ、めッひぃい」

朔の悲痛な叫びが響く。


「死ぬ程気持ちいいよね?もう頑張ったよ、野坂。あとは俺に委ねてよ。ちゃんと最後まで責任持って愛し尽くしてあげるからさ」

諭すように優しい口調で暗に死を容認させるような言葉を朔にかけながら、柏木はキツい朔の胎内を押し開き、前立腺を押し潰すように腰の動きを変え力を強めていく。


「ひぃあっんンッやだぁあッひぃいぅううっ」

朔は泣き叫びながら残っている理性で何とか抵抗を口にする。身体も心も憔悴していたが、本能が死にたくないと訴えかけてくる。


「…なかなか堕ちないなぁ。じゃあもうちょっと奥に挿れてみよっかな…」

柏木は固定していただけだった金属棒をさらに尿道の奥へと進めた。
朔の全身が攣り、痙攣が大きくなる。


「─ッア…──っひ、ぁあ゛ッッ!」

朔は目を見開き首を仰け反らせる。


「いいねいいね。野坂のおまんこ、キュンキュン搾り取るように締まってるよ」

柏木は満足気に嘲り、そして締まる胎内の抵抗を無視して激しく腰を打ち付け朔を大きく揺さぶった。


「前立腺サンドイッチ気持ちいい?」

「はっぁ──あぁあッアンッ!やぁッ!」

見開いていた瞳はあっという間に涙で潤み、目の淵から溢れ流れ出た雫が頬やこめかみまで濡らしていく。
柏木がドスドスと激しく力強く胎内から前立腺を突き上げ、尿道の金属棒も大きく深くピストンさせていると、朔の身体が壊れた玩具のように激しく痙攣し始めた。


「あひっ ら、め…、んッい…くっぁ、ぁあぁんッ!イくっ…いっちゃ…ぁあッ──」

朔は棒で塞がれ射精できないまま、腰をビクつかせながら深い絶頂を迎えた。

緊張で強ばっていた身体が小さく震えながら徐々に弛緩していく。涙と涎で顔をびしょびしょに濡らし、朔は吐息のような喘ぎ声を漏らしながら焦点の合わない視線を空間へ向けていた。


「…すげー締まりだな。深イキ出来て良かったね。野坂のアクメ顔ちんぽにクるなー、また出したくなっちゃったから野坂の淫乱雄まんこの中にこのまま出すよ」

柏木は怒張を抜くことなくそのまま張り出したカリで朔の前立腺を再び暴力的に捩り、その締め付けを楽しみながら朔の胎内で何度目かの射精の準備を行う。


「駄目っ!はんッぉ…い…くッ!あん、ああんっいくッ……やめて──っ」

イったばかりの胎内を激しく擦られ朔は慌てたように手を伸ばし泣きながら静止を求めた。


「またイくの?可愛い淫乱だね。ほらイきな。男なのにケツで連続雌アクメキメなっ」

射精を促すように徐々に締まっていく朔の胎内の肉壁をゴリゴリ捩る柏木の怒張に、朔は狂おしい程の快楽を与えられ身も世もなく耳を塞ぎたくなるような淫猥な喘ぎ声を響かせる。


「やぁぁあンッッおか…しくなっちゃ…うッ!いあぁあ──ッッ」

激しく痙攣する朔の胎内に抗うように柏木は苛立ちのまま前触れもなくいきなり最奥の結腸まで深く怒張を突き刺し無遠慮にそこを貫いた。

そして同時に朔のペニスに突き刺さったままの金属棒を勢い良く抜き取った。


「ヒィいィアンァアァア───」

塞がれていた尿道口からは、大量の液体が勢い良く吹き出した。そしていきなり襲ってきた胎内の最奥を突き抜ける痛みと激しい快楽に朔は目を見開き涙を散らせ痙攣と共に神経を焼き尽くすような激しい絶頂を迎えた。


「っく….出すぞ」

柏木も追いかけるようにぎゅうぎゅうと締め付ける朔の胎内の最奥に精をぶちまけた。


「っ………ぁ………っ…ぁ……」

「…は……っ」

激しい交わりを物語るように2人の荒い呼吸が交差し、お互いの触れ合ったままの性器と内壁はびくびくと痙攣が治まらなかった。

朔は高みから突き落とされるような深い絶頂の反動で、身体が自分の意志では動かない物体にでもなったかのような脱力感に襲われていた。呼吸を整えるのが精一杯でそれ以上のことは今は行動に移せそうになかった。

思考もぼんやりゆっくり遠ざかりこのまままた気を失ってしまいそうな浮遊感に包まれる。
その浮遊感に身を委ねたい一方で、自分の上体にのしかかる圧迫感がそれを許さなかった。
仰向けの朔の上には全体重を預けるように覆い被さっている柏木がいた。
呼吸を整えたいのに、肺を圧迫するように柏木の上体がのしかかり、皮肉にもその苦しさのおかげで意識を失わずに済んだ。

呼吸を繰り返し少しずつ冷静さを取り戻すと、気づきたくない色々なことが見えてくる。
腹部を濡らす大量の液体や、臀部の下に感じる同じく濡れた液体の感触や臭い。
長く拘束されて痺れてしまった右の手脚や、思い出したくもない自分の嬌声や絶望的な痛みと快楽─

そして自己嫌悪の後に襲ってくるのは恐怖だった。
朔は覆い被さったままの柏木の様子が分からなく、さらに何も行動も起こさず声すら発さない柏木に対し疑問と何か企んでいるのではないかという焦燥感に襲われる。身体を揺すってのしかかる柏木を振り落とそうと思っても、体力は相変わらず戻らなく身体が圧迫されていることもありびくともしなかった。


「……ぁ…ぎ…」

名前を呼ぼうとして発した声は枯れきっていて上手く言葉を紡げなかった。寝ているのだろうか…。朔は柏木の顔を覗き込もうとしたが、首の横に顔を埋めるようにしていた柏木の表情は窺えなかった。朔は自由な左手で柏木の肩に軽く触れた。

その瞬間、寝ていると思っていた柏木の身体が小さく震えた。驚いてその様子を黙って窺っていると、その震えは笑いからくるものだとわかった。


「く……は、ははっ 笑えるわ…」

久しぶりの柏木の言葉に朔は怪訝な表情を隠せなかった。


「…イキ狂ってたね、野坂。野坂の淫乱さには驚いたよ。お前、ヤバイな。生きてて恥ずかしくないの?男の癖にそんな馬鹿みたいに喘いでアクメして」

朔の耳元で顔を伏せたまま発した柏木の言葉は、朔を蔑むものだった。


「……」

朔は反論したかったが、単純に体力が無く黙り込んだ。それでも、柏木に意識があると分かればやはり焦りが襲ってきて、ここからどう逃げようか必死に考え始めていた。
もう犯されたくない。痛い思いも苦しい思いもしたくない。死にたくない。
朔がどう逃げようか見える範囲に視線を向けて避難方法を本格的に模索していると、柏木はのろのろと身体を起こした。


「売女の淫乱の相手は体力使うな。野坂、俺を見て」

久しぶりの柏木の表情を朔は言われた通り黙って見上げた。相変わらずその表情は笑顔だった。

そしてその表情を見上げた瞬間、浴室に連れてこられて見上げた柏木の表情に感じた違和感の正体を突き止めた。


「…まだ狂ってないのか。しぶとくて腹立つな。面倒臭いから壊さないでもう殺そうかな…」

柏木は苛立ちを含んだ笑顔で朔を見下げ、言葉を放つ。朔はその言葉に恐怖を感じるより、目の前の柏木への違和感を確認したい気持ちが上回ってその言葉を深く理解出来なかった。


「ほら、この床も野坂の小便や精液で汚れてびしょびしょだし。生かしてても汚すばっかりだし、殺す理由になるよね?」

柏木は朔を罵りながらゆっくり右手を朔の首筋に伸ばす。朔の細めの首筋は柏木の右手に収まる。


「どう思う?野坂の意見を聞かせてよ」

柏木は朔の首に手をかけながら朔の顔を覗き込むように顔を近づけた。

その時、朔の左手がその柏木の顔へと遠慮がちに触れた。

柏木がそれに驚くよりも先に朔が口を開いた。


「…寝…てないの……か?……くまが……」

朔はそっと柏木の目の下に触れるか触れないかの優しさで指を這わせ、そのくまを心配するように見つめた。

しかし、朔はすぐにはっとした表情を作り慌ててその手を引っ込めた。

朔の行動は無意識で、自分の行動に自分で驚きそして気まずさと恥ずかしさでカッと熱が集まる自身の顔を隠すように俯き視線を下へ逸らした。

柏木は一瞬の出来事に虚をつかれたような表情のまま無言で朔を見返した。
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