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57.惑乱4
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柏木は脱力する朔の萎えない屹立の紐を引っ張り隙間を作る。
「ゔ、痛っ…、ゃ…やめろ…ッ!離して…ぅッ」
朔は力の入らない腕を伸ばし鋏を持つ柏木の手を押しのけようとするが、その手は簡単に払い退けられる。
「ギチギチで鋏通す時刺さっちゃいそうだな。ほら、動いたら刺さるよー。血まみれになりたいの?」
「ヤダ…や……ぅうっ」
柏木は普通の物より先端が細く鋭利な鋏の刃を器用にゆっくり紐と屹立の隙間に差し込んだ。ひんやり冷たい無機質な刃の側面が熱く滾る屹立の皮膚に触れると背筋が凍るような恐怖に苛まれる。
「野坂の中ずーっと締まりっぱなしだね。気持ちいいから動いちゃおうかな。手元狂ってちんぽちょん切れたらごめんね」
「やめろッ!早…く、切れ!」
柏木は差し込んだ鋏の刃をそのままに、空いている左手で性感を煽るように朔の太腿をゆっくり擦った。
朔は抵抗したかったが、刃が広げられたまま固定されている鋏の先端が、皮膚に突き刺さるのでは無いかという恐怖で与えられる弱い悦楽にぐっと唇を噛み締めて耐えるしか出来なかった。
「…ッう、…ぁっ…っ…く…」
「まだ催淫作用残ってるよね?身体熱いし、びくびく反応しちゃっていやらしいー」
「ふ…ざけんな…!も…やめっ…ぅアッ」
朔が柏木を睨みつけ非難を口にすると、制裁とばかりに柏木はゆっくり抽挿を開始させた。
「あっ…や……っ!…んっ……ンンッ」
朔はじわじわと与えられ始めた煽るような刺激に焦燥を感じた。このまままたあんな風に激しく犯されたら、開いたままの鋏の刃が皮膚を傷つけることは免れない。
「やめ!動かない…で…っ」
朔は恐怖で上がる呼吸を抑えながら静止の言葉を吐く。
「こんなに締まって気持ちいいのに無理だなー。野坂が勃起止めるか、ケツマン緩めるかしなよ」
柏木はスピードはゆっくりではあったが奥まで届く深い抽挿を繰り返した。
奥を突かれる度身体の奥から無理矢理引きずり出されるような震えが治まらなかった。
「痛ッあ゛っぅッほ、とにっや゛めッ」
柏木の力強い律動と朔の痙攣とで、手元の鋏の刃の先端が時折屹立の側面にチクチクと刺さり朔は恐怖と痛みで瞳を濡らし声を震わせた。
「野坂が動くから上手く鋏で切れないなぁ。これじゃあ手元が狂って何処が切れちゃうかわからないね」
「ン゛んッ 止ま…れ!…ひっ───ァア゛アッッ痛い゛ぃッッ!!」
「…あーあ、野坂が暴れるから血出てきちゃったね…」
朔の静止の声も虚しく、柏木は律動を止めることなく、遂に屹立の側面へ鋏の先端が刺さり皮膚を浅く傷つけじわっと血が滲み始めた。
「やめ…っ、いた……いっ…ぅ…」
痛みと滲む血液を目にし朔は、力なく嗚咽を漏らし始める。滾っていた前の怒張もそれに伴い熱が引いていった。
「痛かったね、可哀想。ほら、紐に余裕出来たから切ってあげるね」
柏木は優しい笑顔を涙を流す朔に向けて、頭を撫でてから紐に刃がかかっていた手元の開いたままの鋏の取手をチャキンという音と共に閉じた。
紐が切られた瞬間、朔が安心するのも束の間に、柏木は荒々しく律動を開始させた。
「あっ…ンンッぁアっ!」
いきなりの激しい突き上げに、朔の身体は防衛本能で痛みをかき消すように快楽を拾った。
「ひぃアァア゛ッッ」
朔が悲鳴のような嬌声を漏らし身体を仰け反らせた瞬間、今まで紐で拘束されていた屹立から待ちわびたとばかりに大量の白濁の液を放った。同時にせき止められていた血管に一気に巡回した血流により血の滲む程度だった傷口からも流れ出る程の血液が溢れ、朔の腹部から下半身を汚した。
「ザーメンの白と血の赤が綺麗で興奮するなあ」
吐精の余韻でぎゅうぎゅうと締まる胎内の感触を楽しみながら柏木は朔の下半身の惨状をうっとり見つめた。吐き出された白濁と傷口から溢れる血液が朔の腹部で混ざりピンク色の液体となり腹部を伝い床へとゆっくり流れ落ちていた。
朔はずっと高められたまま放出出来なかった精を吐き出し、重い倦怠感に襲われ何も考えられなかった。抵抗する力も無く、震えながら解放を待ちわびた。しかし、柏木は自身の怒張を抜くことなく再び腰を打ち付け始めた。
「ゃっ…ぁッ…ンあ゛ッ」
継続される終わらない責め苦に朔は咄嗟に力の入らない両手で弱々しく柏木の身体を押し返す。
「さっきは結腸でイったから、今度は前立腺でイこうね」
柏木はその手を取り床に縫い付けると、ラストスパートとばかりに激しく朔の前立腺を捩るように中を穿った。
「ぅッぁあっンンッひあァア─ッ」
びくんびくんっと脚が空を蹴り、朔は柏木に前立腺を突かれながら何度目かわからない絶頂を迎えた。
果てて敏感な胎内に程なくして熱く広がる熱を感じた。
「はー、気持ちいい。淫乱で敏感で締りも良くて野坂は最高だね。好きだよ、野坂」
柏木は満足そうな笑顔を朔に向けてまた好きだと口にした。朔は脱力した全身をそのまま床に投げ出しながら、柏木のその笑顔をぼんやり見上げた。
好きだと言われる度に違和感は膨れ上がり不快と不安がより強まった。
暫くして柏木が朔の身体の上から退くと、怒張を受け入れていた朔の秘所からはドロドロと白濁液が溢れ出て液溜まりをつくり、先程のピンク色の液体と共に玄関先の床を汚した。
「ぐちゃぐちゃだね。野坂は人の家を汚すのが好きだなー。汚いからコレ、舐めて綺麗にしてよ」
柏木はそう言い朔の髪を鷲掴むと、仰向けの朔の上体を無理矢理引き起こした。
「ゔ…くッ」
痛みに顔を顰め、引かれるままに上体をおこすと、腰にも鈍痛が走り身体が強ばった。
身体を起こし自然と視界に入る自身の下半身を目にしてしまえば、羞恥心とぶり返すような痛みに目が潤む。
紐は切られたが、下腹部は白い液体で汚れていて、肉茎の側面からは血が流れ所々乾いてこびりついていて酷い有様だった。
そして床には双方の白濁の飛沫が飛び散り玄関の土間に精の痕跡を残していた。臀部の下にも後孔から溢れ出た液が溜まりぬるぬるとした不快感を朔に与えた。
自身の凄惨な状況を目の当たりにし俯き固まっていた朔の後頭部に、柏木の足が乗せられ踏みつけるように力が込められた。
「ぐッ…やめッ…ろッ!」
「さっさと舐め取んな。こうやって手伝ってあげるから。這いつくばって綺麗にできないなら次は無駄なそのちんぽ切り落としてあげるね」
優しげな声で頭上から柏木が語りかける。その声色とは正反対の酷い言葉を吐き捨てながら朔の後頭部を捉える足裏に更に力を込めていく。
朔は屈辱と恐怖に小さく震えながら、力を込められ痛む後頭部を庇うようにゆっくり頭を地面へと下ろしていった。
「ゔ、痛っ…、ゃ…やめろ…ッ!離して…ぅッ」
朔は力の入らない腕を伸ばし鋏を持つ柏木の手を押しのけようとするが、その手は簡単に払い退けられる。
「ギチギチで鋏通す時刺さっちゃいそうだな。ほら、動いたら刺さるよー。血まみれになりたいの?」
「ヤダ…や……ぅうっ」
柏木は普通の物より先端が細く鋭利な鋏の刃を器用にゆっくり紐と屹立の隙間に差し込んだ。ひんやり冷たい無機質な刃の側面が熱く滾る屹立の皮膚に触れると背筋が凍るような恐怖に苛まれる。
「野坂の中ずーっと締まりっぱなしだね。気持ちいいから動いちゃおうかな。手元狂ってちんぽちょん切れたらごめんね」
「やめろッ!早…く、切れ!」
柏木は差し込んだ鋏の刃をそのままに、空いている左手で性感を煽るように朔の太腿をゆっくり擦った。
朔は抵抗したかったが、刃が広げられたまま固定されている鋏の先端が、皮膚に突き刺さるのでは無いかという恐怖で与えられる弱い悦楽にぐっと唇を噛み締めて耐えるしか出来なかった。
「…ッう、…ぁっ…っ…く…」
「まだ催淫作用残ってるよね?身体熱いし、びくびく反応しちゃっていやらしいー」
「ふ…ざけんな…!も…やめっ…ぅアッ」
朔が柏木を睨みつけ非難を口にすると、制裁とばかりに柏木はゆっくり抽挿を開始させた。
「あっ…や……っ!…んっ……ンンッ」
朔はじわじわと与えられ始めた煽るような刺激に焦燥を感じた。このまままたあんな風に激しく犯されたら、開いたままの鋏の刃が皮膚を傷つけることは免れない。
「やめ!動かない…で…っ」
朔は恐怖で上がる呼吸を抑えながら静止の言葉を吐く。
「こんなに締まって気持ちいいのに無理だなー。野坂が勃起止めるか、ケツマン緩めるかしなよ」
柏木はスピードはゆっくりではあったが奥まで届く深い抽挿を繰り返した。
奥を突かれる度身体の奥から無理矢理引きずり出されるような震えが治まらなかった。
「痛ッあ゛っぅッほ、とにっや゛めッ」
柏木の力強い律動と朔の痙攣とで、手元の鋏の刃の先端が時折屹立の側面にチクチクと刺さり朔は恐怖と痛みで瞳を濡らし声を震わせた。
「野坂が動くから上手く鋏で切れないなぁ。これじゃあ手元が狂って何処が切れちゃうかわからないね」
「ン゛んッ 止ま…れ!…ひっ───ァア゛アッッ痛い゛ぃッッ!!」
「…あーあ、野坂が暴れるから血出てきちゃったね…」
朔の静止の声も虚しく、柏木は律動を止めることなく、遂に屹立の側面へ鋏の先端が刺さり皮膚を浅く傷つけじわっと血が滲み始めた。
「やめ…っ、いた……いっ…ぅ…」
痛みと滲む血液を目にし朔は、力なく嗚咽を漏らし始める。滾っていた前の怒張もそれに伴い熱が引いていった。
「痛かったね、可哀想。ほら、紐に余裕出来たから切ってあげるね」
柏木は優しい笑顔を涙を流す朔に向けて、頭を撫でてから紐に刃がかかっていた手元の開いたままの鋏の取手をチャキンという音と共に閉じた。
紐が切られた瞬間、朔が安心するのも束の間に、柏木は荒々しく律動を開始させた。
「あっ…ンンッぁアっ!」
いきなりの激しい突き上げに、朔の身体は防衛本能で痛みをかき消すように快楽を拾った。
「ひぃアァア゛ッッ」
朔が悲鳴のような嬌声を漏らし身体を仰け反らせた瞬間、今まで紐で拘束されていた屹立から待ちわびたとばかりに大量の白濁の液を放った。同時にせき止められていた血管に一気に巡回した血流により血の滲む程度だった傷口からも流れ出る程の血液が溢れ、朔の腹部から下半身を汚した。
「ザーメンの白と血の赤が綺麗で興奮するなあ」
吐精の余韻でぎゅうぎゅうと締まる胎内の感触を楽しみながら柏木は朔の下半身の惨状をうっとり見つめた。吐き出された白濁と傷口から溢れる血液が朔の腹部で混ざりピンク色の液体となり腹部を伝い床へとゆっくり流れ落ちていた。
朔はずっと高められたまま放出出来なかった精を吐き出し、重い倦怠感に襲われ何も考えられなかった。抵抗する力も無く、震えながら解放を待ちわびた。しかし、柏木は自身の怒張を抜くことなく再び腰を打ち付け始めた。
「ゃっ…ぁッ…ンあ゛ッ」
継続される終わらない責め苦に朔は咄嗟に力の入らない両手で弱々しく柏木の身体を押し返す。
「さっきは結腸でイったから、今度は前立腺でイこうね」
柏木はその手を取り床に縫い付けると、ラストスパートとばかりに激しく朔の前立腺を捩るように中を穿った。
「ぅッぁあっンンッひあァア─ッ」
びくんびくんっと脚が空を蹴り、朔は柏木に前立腺を突かれながら何度目かわからない絶頂を迎えた。
果てて敏感な胎内に程なくして熱く広がる熱を感じた。
「はー、気持ちいい。淫乱で敏感で締りも良くて野坂は最高だね。好きだよ、野坂」
柏木は満足そうな笑顔を朔に向けてまた好きだと口にした。朔は脱力した全身をそのまま床に投げ出しながら、柏木のその笑顔をぼんやり見上げた。
好きだと言われる度に違和感は膨れ上がり不快と不安がより強まった。
暫くして柏木が朔の身体の上から退くと、怒張を受け入れていた朔の秘所からはドロドロと白濁液が溢れ出て液溜まりをつくり、先程のピンク色の液体と共に玄関先の床を汚した。
「ぐちゃぐちゃだね。野坂は人の家を汚すのが好きだなー。汚いからコレ、舐めて綺麗にしてよ」
柏木はそう言い朔の髪を鷲掴むと、仰向けの朔の上体を無理矢理引き起こした。
「ゔ…くッ」
痛みに顔を顰め、引かれるままに上体をおこすと、腰にも鈍痛が走り身体が強ばった。
身体を起こし自然と視界に入る自身の下半身を目にしてしまえば、羞恥心とぶり返すような痛みに目が潤む。
紐は切られたが、下腹部は白い液体で汚れていて、肉茎の側面からは血が流れ所々乾いてこびりついていて酷い有様だった。
そして床には双方の白濁の飛沫が飛び散り玄関の土間に精の痕跡を残していた。臀部の下にも後孔から溢れ出た液が溜まりぬるぬるとした不快感を朔に与えた。
自身の凄惨な状況を目の当たりにし俯き固まっていた朔の後頭部に、柏木の足が乗せられ踏みつけるように力が込められた。
「ぐッ…やめッ…ろッ!」
「さっさと舐め取んな。こうやって手伝ってあげるから。這いつくばって綺麗にできないなら次は無駄なそのちんぽ切り落としてあげるね」
優しげな声で頭上から柏木が語りかける。その声色とは正反対の酷い言葉を吐き捨てながら朔の後頭部を捉える足裏に更に力を込めていく。
朔は屈辱と恐怖に小さく震えながら、力を込められ痛む後頭部を庇うようにゆっくり頭を地面へと下ろしていった。
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