[R-18]あの部屋

まお

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35.浴室7

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柏木は朔を殺してしまったかもしれないと少しの惜しい気持ちと、計画が乱れたことへの焦りと腹立たしさから慌てて朔の髪を掴み顔を覗き込む。

朔はまた半分開いたままの目から涙を流し、叫びすぎて涎まみれの口を小さく開きながら弱々しい呼吸を続けていた。


「野坂生きてたね。興奮しすぎて殺しちゃったかと思った」

「……っ………っ……、ぁ……」

朔は呼びかけられて柏木を見上げるが、思考が定まらず意識がふわふわと漂いながら遠のいていこうとする。


「野坂ー、起きてー」

柏木はそれを阻止するように胎内に収まる雄をゆるゆると動かしまた硬度を高めて朔を苛んでいく。


「……む………ぃ…っ」

朔は現実に引き戻され、瞳に苦悶の色を滲ませ小さく首を左右に振った。
柏木は笑顔を向けるがそれで行動を止めることもせず、そのまま朔の胎内を刺激しながら、前でベタベタに汚れている朔の肉茎を優しく掴んだ。全身が敏感になっている為朔はその優しい刺激にも過剰に反応し身体をびくつかせ泣きそうな顔で柏木を見上げる。


「苦しい思いさせちゃったお詫びにココ気持ち良くしてあげるね」

「ッい、ぃやだ!も…、これ以上……無理…っ」

柏木はそのまま見せつけるようにゆっくり朔の陰茎を掴む手を上下に動かす。
もう感じたくなく、体力も無い朔の身体はその刺激が苦痛でしか無かった。


「やめろ……やだっ…」

朔は身体をびくびく震わせながら涙声で抵抗の言葉を口にする。柏木は手の動きと連動するように律動も本格的に再開させた。


「野坂は何回もイったけど、俺はまだ全然イってないから。野坂にまだ種付けし足りないんだよ」

朔の頬に優しくキスをして柏木は微笑んだ。その光景だけ見ればまるで想い合う2人の愛のある行為に見えるが、現実は全く異なる。朔はおぞましさに身震いをした。朔は諦めたくない気持ちと受け入れざる得ない状況の狭間でまた涙が溢れそうになるのを何とか堪える。

柏木は腰を強く打ち付け始めた。


「ぁッん…あ…あ、ンンっ…ん」

胎内の刺激だけではなく、今回は直接的な前への刺激で嫌でも身体は徐々に昂っていった。ただ、もう何も出そうに無い前は硬さを持ち惨めに震えるだけだった。


「中からも気持ち良くしてあげるね。あ、ここも触ってあげようか」

柏木はそう言うと律動を怒張で前立腺を捩るような動きへと変え、ペニスへの刺激を止めず、反対の手で胸のピンク色の肉粒をくりくりと弄ぶ。


「ヒ…ぁッ」

身体中の様々な性感帯を同時に責められ朔は身体を痙攣させ全身をピンク色に染めていく。


「あ、野坂。言い忘れてたけど、雌イキじゃなくてちゃんと射精してね。雌イキしたらお仕置だから」

急に突きつけられた条件に、朔は虚をつかれ一瞬黙り込む。


「……え…。ン…待て……っ、も……ぅ…出ない…ッ」

今日だけで何度もイかされ、体力も殆ど残っていない状況で突きつけられた条件は今の朔にとっては酷なものだった。


「え、まさか雌イキしようとしてたの?雌イキしたがるとか、男なのに救いよう無いね。頭の中ももう雌になっちゃったんだ」

馬鹿にしたように笑いながら柏木は朔に冷めた視線を向けた。


「ちんこでイくまで解放しないから。射精するまで犯すし、出来ないなら野坂のちんぽ使い物にならなくなるまで虐め続けるからね」

柏木は朔の肉茎を緩く扱きながら目の奥が笑っていない笑顔で朔を見つめる。

朔が無意識に逃げるように足を使い身体ごと後退ろうとすると柏木は追いかけ挿入されたままの剛直が追随するように元より深く突き刺さる。


「あッ!」

朔の高い喘ぎ声を合図にするように、柏木の容赦の無い高速ピストンが開始された。


「ひ、ァアッ──!!」

ぱんぱんと肌と肌がぶつかる音が生々しく浴室内に反響する。あまりの激しさに朔は突き上げられながら意識を飛ばしそうになる。するとすかさず柏木から強めの平手打ちが飛んできた。


「ほら、寝るな。ちゃんとイくことに集中して。」

柏木はまたローターのリモコンをカチカチと何度も操作し、朔の様子を見ながら振動の強弱をつけて楽しんだ。


「ぅっうぅッ…あぁあァ゛」

「あ、ローターの振動に合わせて俺の精液が野坂の結腸から落ちてきて孔から溢れてきたよ。ぐちょぐちょだね、汚い」

2人の結合部は何度も中出しされてもまともに処理されていない柏木の白濁液が朔の胎内から溢れ出てどろどろになって2人に絡みついていた。

辱められて痛めつけられてそして前と後ろを同時に責められ続けて、次第に朔の身体はどんどん蓄積された快楽から硬直していく。


「ひ、あっ、」

「良くなってきた?野坂のまんこ締まってきたよ。気持ちいい」

狭い肉筒を押し広げながら柏木はさらに追い打ちをかけるように激しく腰を打ち付ける。


「─ア…ひ、ぁあッ!」

ビクンと大きく身体が跳ねて朔の内部はぎゅう…っときつく柏木を締め付けた。


「締まる…、あ。野坂イったね。しかも……雌イキか…」

「は、はぁっ…ぅ…──ンンッ」

ドライオーガズムの深い快楽の余韻に身体を震わせる朔を気にかけることなく、柏木はまた律動を開始する。


「ねぇ、何勝手に気持ち良くなってんの?雌イキしたらお仕置きって言ったよね?」

「ぁっ、や…止ま…れっ……ひ、ぅうッ」

「お仕置きは…このまま連続アクメにしようか。………あ、そうだ。その後いいモノあげるね」

柏木は何か思い付いたようで、無邪気な笑顔を朔へと向けて嬉しそうに頬を撫でた。


「い…嫌だ…っ」

朔は無意識のうちに拒絶の言葉を紡いでいた。柏木の、その楽しそうな笑顔が、朔には酷く恐ろしいものにしか見えなかった。


「うるさいよ。野坂に拒否権なんて無いんだから」

柏木はそのまま朔の胎内を自身の屹立した凶器で蹂躙し続けた。


「ひッ!んッ」

「また雌イキー。そんなにお仕置き嬉しいんだね。相変わらずひどい淫乱だ」

柏木は何度も何度も朔を犯し続ける。

普通の射精より後を引くような快楽が続く絶頂で朔は頭の中まで犯され精神がおかしくなってしまいそうな恐怖を感じた。


「あっぁあっ、あ…ひぁッ」

「またイったでしょ?まんこ痙攣させて締め付けてはしたないなぁ」

何度も絶頂する朔に反して、柏木は一向にイく気配は無かった。そのまま柏木は朔が絶頂するごとに責める場所を変えて身体が刺激に慣れ無いようにしていた。


「こうやって責める場所変えて毎回イって中の全部が性感帯になって挿れただけでイくの止まらないようにしてあげるからね。野坂もう元の身体に戻れなくなるね。俺のちんぽ無しで生きていけないようにしてあげるからね」

朔の耳元で柏木は囁きながら責める腰の動きは変えない。朔の身体はその言葉が終わるか終わらないかのタイミングでまたびくびくっと跳ねてから弛緩した。


「あは、イくの止まらないね」

「も……、つ……ら……ッ、んっ」

朔は辛そうに荒い呼吸を繰り返し、降り注ぐ厭らしい熱を帯びた柏木の視線から逃れるように顔を背けた。


「あと10回くらいこのままアクメさせたいけど、俺もそろそろ耐えるのキツイからな。ちんぽが野坂に種付けしたがって先からずっとびくびく震えてんの。だから次は俺の番ね」

柏木は朔の片脚を抱えより結合部が深く挿入されるような体勢をとる。そして同時にローターのリモコンも操作した。


「アあ゛ぁあッ──」

深い結合と身体の深部での振動に朔は身体を反らし無意識の防御反応を示す。
それを押さえつけて柏木は今までよりも高速で腰を打ち付け始めた。


「ひぃッ…ぁあ!」

突き上げの激しさで朔の寝かされたままの身体がずり上がり頭が浴槽の側面にぶつかる。結合部からは柏木の突き上げと共に湿ったぐちぐちという水音が響き行為の激しさと淫靡さを物語っていた。


「…激しく突いたら煽るみたいに絡みつく淫乱まんこやば。早く精子欲しいってすげー強請ってくるね」

「やぁあァアッちが…ぅあぁあッ」

「またイってんじゃん。…てかまだ理性あんだね、早く壊れろよ。身体はもう馬鹿になって雌になっちゃってるのにね」

柏木の表情に一瞬不穏な色が差したが、それを上回る絶頂感に柏木も息を荒らげ高速ピストンを続けた。


「あー、イく…イきそう。野坂出すよ、濃厚ザーメン中に出すよ」

「やだっやだぅッひ…ンンぁあっっ」

「嬉しいね。俺の精子まみれの俺専用おまんこにまた種付けするよー」

「やんんッ」

朔は激しい突き上げの途中でまた軽くイってしまう。身体が本能かのようにひくひくっと内襞を痙攣させ突き刺さる肉茎から搾り取るようにそこを締め付ける。


「っ…ん……ッ」

その動きに耐えきれず柏木は朔の胎内の奥でドクドクと吐精した。


「ンぁあッん─」

叩きつけられる熱い飛沫を感じ朔も後を追うように自身の雄から透明に近い精を吐き出した。

柏木は朔の身体に抱きつくように自身の上体を預けた。
朔は絶頂の余韻とやっと終わったという安心感から意識が霞むように薄れていくのを感じる。このまま眠りたい…もう疲れた…。朔が自然と目を閉じたタイミングで柏木は朔の髪を掴み顔を引き上げる。


「ゔッ痛ッ」

「また寝ようとして。ことごとく言いつけを破る使えない肉便器だなぁ。ま、最後に射精出来たことは褒めてあげるね。でもまだ終わってないよ。最後のフィナーレがまだ残ってるんだから」

朔は柏木の言うフィナーレの意味を図りかねて何も返さず柏木を見返した。


「ちゃんと便器としての役割全うしようね」

その言葉の意味を反芻して一つ想像したくない予測が頭を掠める。

朔は嫌な予感がした。


「…な……に…」

「わかってる癖に。ここに出すよ。ここに俺からのプレゼントあげるから受け取ってね」

「……や…っ…め…」

柏木はぶるっと身体を震わせると、そのすぐ後に朔の胎内に熱が注がれはじめた。


「!?や、ぁあッー抜ッ……ゔぁ゛ァア」

「はぁっ…我慢してたからいっぱい出る」

柏木は朔の胎内に放尿し始めた。熱い液体が否応なしに胎内に注がれ、すぐにその行き場を無くして逆流し結合部の隙間から溢れ出し風呂場の床を汚していく。


「やめろー!嫌だっ!ぁあっ抜…けッ…ひ」

「便器が便器として使われて文句言うなんておかしいね」

「ひぃいッぁあッぁあぁっ」


腹部に溜まる圧迫感と、人としての尊厳を踏みにじられるような仕打ちに朔は込み上げる吐き気を抑えながら嗚咽を漏らし泣き始めた。


「また泣いてる。大丈夫だよ、結腸のローターがストッパーになってるから奥には入らないから」

柏木は顔を背け涙する朔の耳を優しく食みながら愛おしそうに囁く。

一通り出し終えると、柏木はそこから萎えた自身を引き抜いた。引き抜いた瞬間に胎内に出された尿がじょばっと勢い良く溢れ出し、その後を追うように白濁の液体がとろりと最後に一緒に流れ出た。


「汚いね、野坂。汚いし気持ち悪いしみんなに合わす顔無いね。俺しか野坂の全てを受け入れてあげられないって分かってくれたかな?」

柏木は身体を震わせ小さく喘ぐだけの朔を優しく抱き寄せ、浴槽に背中をもたれかけさせ、床の上に座らせた。

その後シャワーで適当に朔の身体にお湯をかけ、最後にシャワーヘッドを取り外したノズルを汚れた後孔へ挿れて腸内洗浄を行った。


「ぅゔっ!や…ぁあっあ、んん……くう…」

朔は体力は勿論、今までの仕打ちに大きく精神も消耗してしまい小さく喘ぐ以外の抵抗がもう出来なかった。

腸内洗浄後に柏木は朔の後ろの締まりきらない空洞に指を突っ込み中を探ると、輪になった紐のような物に指先を引っ掛けて引き抜いた。それはずっと胎内を苛んでいたローターだった。


「ひうっ」

「はい、綺麗になったよ。野坂の為なら俺は何でもしてあげられる。愛してるよ、野坂」

後始末を終え満足そうにあたかも全て自分が親切心で朔の為にやったかのように柏木は言い、力なく項垂れていた朔の顎を掴み顔を上げさせると、口づけをした。

朔は全ての元凶を作った当事者の理解できない言動を意識的に頭から排除し、されるがままその口づけを無感情に受け入れた。

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