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30.浴室2
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朔は放心したままでいよいよ体力がキツくなり、柏木の嘲弄に何も返すこと無く重い瞼を閉じようとする。
そうすると、いきなり顔面や全身にザバァッと大量のお湯を叩きつけられた。
「何寝ようとしてんの?次は俺の番だよ」
そう言われて力の無い瞳で柏木を見上げると、いつも通り貼り付けたような笑みで朔を見下ろしていた。そして自然と目に止まってしまう柏木の下半身の怒張は、下から見上げると余計その異常な大きさや形が生々しく視覚情報として入ってくる。
浮き出た血管や腹まで反り立つ様をまざまざと見せつけられると、脱力感を一瞬忘れて逃げ出したい恐怖心から少しだけ全身に力が湧き出るような気がした。
柏木は朔をまた仰向けに転がすと、ほぼ無抵抗の身体をその凶悪な怒張で再び押し開いていく。
「ゔぅッ…く」
相変わらず柏木の雄の挿入は圧迫感と苦痛を伴う。朔は力の入らない身体を少し揺すり抵抗とは呼べない弱々しい反抗を見せる。
「中の肉襞も柔らかいし、ぐちゃぐちゃだね。ほら、お待ちかねのちんぽだよー」
カリの圧迫感が過ぎ去ればするするとその肉杭を朔の身体は受け入れていく。
「うっ…も……ッ」
朔はゆっくり雄を推し進めて来る柏木の腰を阻止するように両足で柏木の身体を挟み込むようにして止める。
「なに?早く突きまくってっていうおねだりかな?」
「ちがっ…も……、つら……い…」
朔は眉根を寄せて言葉通りの辛そうな表情で息を荒らげ柏木を見上げる。
柏木はそのまま動きを止めて舐めるように朔を見つめる。ただ、その表情に感情は無かった。
「だから?」
暫くして柏木はその表情のまま言葉を放った。
「え……。…だから、も、今日は…やめて…」
「なんで?野坂が辛くてなんで俺が止める必要あるの?」
「…それ……は……」
始めは嫌味で言っていると思ったが、柏木の様子を見ると純粋に本当に疑問を持っているようにも見えた。朔は戸惑う。
「俺には関係無いよね?野坂が辛いのは俺には関係ない。無駄口叩くなよ。さっさと後ろ締めろよ淫乱肉便器」
柏木は朔へ暴言を吐き捨てると、そのままいつも通り配慮のない乱暴な抽挿が始まった。
「ゔぅッ…うンンっ…ッ、ン」
痣が出来そうな程の強く腰を掴まれ受ける乱暴な抽挿。柏木はいつもより不機嫌そうに朔の肉孔を犯し続けた。
朔は逃げる方法が無いと悟り、とりあえず柏木が果てるのを身を捧げ待つしか無かった。そして同時に、柏木の異常性も理解していく。柏木の情に訴えても意味が無いこと。そして人の苦痛に共感出来ないのかもしれないとも思った。そうだとしたら、やはり柏木から逃げなければ本当に柏木の有言実行になってしまう。
──殺される
朔にとって、柏木は直接害を与えてくることは勿論、何を考えているのかが全く分からないのが怖かった。
「考え事?余裕だね」
腰を打ち付けられながら、頭上から柏木に声をかけられ朔はハッとする。
「…そっか、俺ばっか気持ち良くなってても野坂物足りないよね。俺も気持ち良くて野坂もイキ狂うくらい気持ちいいこと……、しようか」
見上げた柏木の表情はまたいつも通りの笑顔に戻っていた。
柏木はそう言うと朔の腰を抱き抱える。そして乱暴な抽挿から、急にゆっくりとした動きへと変わる。
朔はその切り替わりに戸惑い、警戒した。ただ、そこから急に動きを速められることも無く胎内を柏木の怒張がゆっくり動き続けた。
朔は何か違和感を感じた。
柏木はそれでも笑顔を崩すことなく朔を見つめていた。怒張は内襞を擦りゆっくり押し進んでいく。
そして、朔は違和感の正体を掴んだ。
「……お前……ま、さか……」
「ん?気づいた?」
柏木は楽しそうな笑みを見せて、動きは相変わらずゆっくりのままだった。
「やめろ!!嫌だ…イヤだ!!抜けッ!!」
朔は脚をばたつかせ逃げようとすると、その脚を取られ床に縫い付けられる。
「この体勢の方がちゃんと届くね」
朔の顔面から血の気が引いた。
柏木は、また朔の結腸を抜こうとしていた。
ゆっくりとした動きは一方通行で、ただひたすら朔の最奥を目指していた。
「やだぁッ!いや…やめ、やめてくれ……ッ!苦しい…あれ…、嫌だッ!やめろ…ッ」
「急に慌てて泣いちゃう野坂かわいい。結腸も気に入ってくれたんだね。今度は家だから好きなだけ叫んでいいよ」
朔は脚を左右に大きく開かれ、足首を掴まれ床に固定されたまま、進行を止めない柏木の怒張をゆっくり着実に奥へと飲み込んでいく。
「やめろーーッ!や、ァアッ─」
奥に進めば進む程圧迫感は増していき、またあの衝撃が待ち構えていると思うと身体はどんどん強ばった。
「じゃあまず入口にちゅっちゅって吸い付いて貰おうかな」
そう言われてぐいっと強めに押し込まれると、届いてはいけない深い場所に柏木の剛直が到達したのが朔も分かった。
「ア゛ァア──ッッ」
朔は涙を散らせ、嬌声を上げる。
広げられ押さえつけられている朔の脚がびくびくびくと小さくひたすら小刻みに痙攣を繰り返す。
「…はぁ、すご。吸われてる。気持ちいいし可愛い。俺のちんぽと野坂の子宮は両思いだね。すごい媚びて強請られてる」
朔は苦しさと恐怖と、あまりの衝撃と痛みと快楽、様々な感覚に心身共に侵され正常な思考が飛びかけていた。
「だ…めっ…も、ダメ…ッ!これ以上は…ぁあっん」
「ダメって言われるとやりたくなるのって子どもの頃から変わらないよなー。なんでなんだろうね。ここダメなの?」
柏木は興奮した様子を滲ませた笑顔で朔に問いかける。朔は涙を溜めた瞳で眉根を寄せ余裕なく、首を縦に2、3度振る。
「そっか。じゃあ挿れるね」
朔の言葉を丸ごと無視して柏木はさらに腰に力を込める。
「ひぃいぃいイイ──ぁああァッ──!!!」
柏木の怒張は朔の結腸へとめり込む。
「ただいまー。狭くてきゅうきゅう締め付けてきて気持ちいいなぁ。ここに住みたいな」
柏木がガンガンと今までの我慢を爆発させるように今度は激しく腰を打ち付け始めた。
すると朔の身体は大きく痙攣し、そして今度は激しく咳き込んだ。
「ゴホッ!ごほっゴホッごほ…ぅ……おえ…」
朔は咳き込みながら嘔吐してしまった。
ただ、吐き出したものはほぼ胃液だった。朔はここ数日まともな食事を摂っていなく胃の中に吐き出す物がほぼ無かった。
「あーあ、吐いちゃったの?汚いなぁ。野坂って汚いし穢れてるし淫乱だし肉便器以外に使い道無いよね?価値がないよ。誰にも求められていないし迷惑ばかりかけるし、そんな無価値の近くに居る奴らも馬鹿しか居ないんだろうね。早く死んだ方がいいね」
「う……ぅ゛っ……」
まだ迫り上がる嘔吐感を我慢し、朔は嗚咽を漏らし始める。自分自身を、そして周りの存在を貶され、感情が溢れて涙となって瞳から溢れた。
「そんな無価値の野坂をちゃんと俺は愛してあげるし、責任もって殺してあげるからね。良かったね、野坂」
柏木は朔の頬に掌を這わせ溢れる涙を優しく拭う。柏木は慈悲に溢れた優しい視線を俯く朔に向けた。脳内で朔を手にかける自分自身を想像し自身の雄をさらに滾らせた。
「野坂ー?聞いてる?」
何も反応を返さず荒い呼吸を繰り返す朔の顔を柏木は覗き込んだ。
そこには目の縁に涙を残した朔の顔がある。そして目が合うと小さく、でもハッキリと呟いた。
「……お前が…消えろ」
朔は嫌悪感を濃く滲ませた視線で鋭く柏木を睨みつけながら吐き捨てた。
「………本当に、かわいいね野坂は」
柏木は怒りと興奮を含んだ視線を朔へと返し笑顔で優しく朔の頭を撫でた。
そうすると、いきなり顔面や全身にザバァッと大量のお湯を叩きつけられた。
「何寝ようとしてんの?次は俺の番だよ」
そう言われて力の無い瞳で柏木を見上げると、いつも通り貼り付けたような笑みで朔を見下ろしていた。そして自然と目に止まってしまう柏木の下半身の怒張は、下から見上げると余計その異常な大きさや形が生々しく視覚情報として入ってくる。
浮き出た血管や腹まで反り立つ様をまざまざと見せつけられると、脱力感を一瞬忘れて逃げ出したい恐怖心から少しだけ全身に力が湧き出るような気がした。
柏木は朔をまた仰向けに転がすと、ほぼ無抵抗の身体をその凶悪な怒張で再び押し開いていく。
「ゔぅッ…く」
相変わらず柏木の雄の挿入は圧迫感と苦痛を伴う。朔は力の入らない身体を少し揺すり抵抗とは呼べない弱々しい反抗を見せる。
「中の肉襞も柔らかいし、ぐちゃぐちゃだね。ほら、お待ちかねのちんぽだよー」
カリの圧迫感が過ぎ去ればするするとその肉杭を朔の身体は受け入れていく。
「うっ…も……ッ」
朔はゆっくり雄を推し進めて来る柏木の腰を阻止するように両足で柏木の身体を挟み込むようにして止める。
「なに?早く突きまくってっていうおねだりかな?」
「ちがっ…も……、つら……い…」
朔は眉根を寄せて言葉通りの辛そうな表情で息を荒らげ柏木を見上げる。
柏木はそのまま動きを止めて舐めるように朔を見つめる。ただ、その表情に感情は無かった。
「だから?」
暫くして柏木はその表情のまま言葉を放った。
「え……。…だから、も、今日は…やめて…」
「なんで?野坂が辛くてなんで俺が止める必要あるの?」
「…それ……は……」
始めは嫌味で言っていると思ったが、柏木の様子を見ると純粋に本当に疑問を持っているようにも見えた。朔は戸惑う。
「俺には関係無いよね?野坂が辛いのは俺には関係ない。無駄口叩くなよ。さっさと後ろ締めろよ淫乱肉便器」
柏木は朔へ暴言を吐き捨てると、そのままいつも通り配慮のない乱暴な抽挿が始まった。
「ゔぅッ…うンンっ…ッ、ン」
痣が出来そうな程の強く腰を掴まれ受ける乱暴な抽挿。柏木はいつもより不機嫌そうに朔の肉孔を犯し続けた。
朔は逃げる方法が無いと悟り、とりあえず柏木が果てるのを身を捧げ待つしか無かった。そして同時に、柏木の異常性も理解していく。柏木の情に訴えても意味が無いこと。そして人の苦痛に共感出来ないのかもしれないとも思った。そうだとしたら、やはり柏木から逃げなければ本当に柏木の有言実行になってしまう。
──殺される
朔にとって、柏木は直接害を与えてくることは勿論、何を考えているのかが全く分からないのが怖かった。
「考え事?余裕だね」
腰を打ち付けられながら、頭上から柏木に声をかけられ朔はハッとする。
「…そっか、俺ばっか気持ち良くなってても野坂物足りないよね。俺も気持ち良くて野坂もイキ狂うくらい気持ちいいこと……、しようか」
見上げた柏木の表情はまたいつも通りの笑顔に戻っていた。
柏木はそう言うと朔の腰を抱き抱える。そして乱暴な抽挿から、急にゆっくりとした動きへと変わる。
朔はその切り替わりに戸惑い、警戒した。ただ、そこから急に動きを速められることも無く胎内を柏木の怒張がゆっくり動き続けた。
朔は何か違和感を感じた。
柏木はそれでも笑顔を崩すことなく朔を見つめていた。怒張は内襞を擦りゆっくり押し進んでいく。
そして、朔は違和感の正体を掴んだ。
「……お前……ま、さか……」
「ん?気づいた?」
柏木は楽しそうな笑みを見せて、動きは相変わらずゆっくりのままだった。
「やめろ!!嫌だ…イヤだ!!抜けッ!!」
朔は脚をばたつかせ逃げようとすると、その脚を取られ床に縫い付けられる。
「この体勢の方がちゃんと届くね」
朔の顔面から血の気が引いた。
柏木は、また朔の結腸を抜こうとしていた。
ゆっくりとした動きは一方通行で、ただひたすら朔の最奥を目指していた。
「やだぁッ!いや…やめ、やめてくれ……ッ!苦しい…あれ…、嫌だッ!やめろ…ッ」
「急に慌てて泣いちゃう野坂かわいい。結腸も気に入ってくれたんだね。今度は家だから好きなだけ叫んでいいよ」
朔は脚を左右に大きく開かれ、足首を掴まれ床に固定されたまま、進行を止めない柏木の怒張をゆっくり着実に奥へと飲み込んでいく。
「やめろーーッ!や、ァアッ─」
奥に進めば進む程圧迫感は増していき、またあの衝撃が待ち構えていると思うと身体はどんどん強ばった。
「じゃあまず入口にちゅっちゅって吸い付いて貰おうかな」
そう言われてぐいっと強めに押し込まれると、届いてはいけない深い場所に柏木の剛直が到達したのが朔も分かった。
「ア゛ァア──ッッ」
朔は涙を散らせ、嬌声を上げる。
広げられ押さえつけられている朔の脚がびくびくびくと小さくひたすら小刻みに痙攣を繰り返す。
「…はぁ、すご。吸われてる。気持ちいいし可愛い。俺のちんぽと野坂の子宮は両思いだね。すごい媚びて強請られてる」
朔は苦しさと恐怖と、あまりの衝撃と痛みと快楽、様々な感覚に心身共に侵され正常な思考が飛びかけていた。
「だ…めっ…も、ダメ…ッ!これ以上は…ぁあっん」
「ダメって言われるとやりたくなるのって子どもの頃から変わらないよなー。なんでなんだろうね。ここダメなの?」
柏木は興奮した様子を滲ませた笑顔で朔に問いかける。朔は涙を溜めた瞳で眉根を寄せ余裕なく、首を縦に2、3度振る。
「そっか。じゃあ挿れるね」
朔の言葉を丸ごと無視して柏木はさらに腰に力を込める。
「ひぃいぃいイイ──ぁああァッ──!!!」
柏木の怒張は朔の結腸へとめり込む。
「ただいまー。狭くてきゅうきゅう締め付けてきて気持ちいいなぁ。ここに住みたいな」
柏木がガンガンと今までの我慢を爆発させるように今度は激しく腰を打ち付け始めた。
すると朔の身体は大きく痙攣し、そして今度は激しく咳き込んだ。
「ゴホッ!ごほっゴホッごほ…ぅ……おえ…」
朔は咳き込みながら嘔吐してしまった。
ただ、吐き出したものはほぼ胃液だった。朔はここ数日まともな食事を摂っていなく胃の中に吐き出す物がほぼ無かった。
「あーあ、吐いちゃったの?汚いなぁ。野坂って汚いし穢れてるし淫乱だし肉便器以外に使い道無いよね?価値がないよ。誰にも求められていないし迷惑ばかりかけるし、そんな無価値の近くに居る奴らも馬鹿しか居ないんだろうね。早く死んだ方がいいね」
「う……ぅ゛っ……」
まだ迫り上がる嘔吐感を我慢し、朔は嗚咽を漏らし始める。自分自身を、そして周りの存在を貶され、感情が溢れて涙となって瞳から溢れた。
「そんな無価値の野坂をちゃんと俺は愛してあげるし、責任もって殺してあげるからね。良かったね、野坂」
柏木は朔の頬に掌を這わせ溢れる涙を優しく拭う。柏木は慈悲に溢れた優しい視線を俯く朔に向けた。脳内で朔を手にかける自分自身を想像し自身の雄をさらに滾らせた。
「野坂ー?聞いてる?」
何も反応を返さず荒い呼吸を繰り返す朔の顔を柏木は覗き込んだ。
そこには目の縁に涙を残した朔の顔がある。そして目が合うと小さく、でもハッキリと呟いた。
「……お前が…消えろ」
朔は嫌悪感を濃く滲ませた視線で鋭く柏木を睨みつけながら吐き捨てた。
「………本当に、かわいいね野坂は」
柏木は怒りと興奮を含んだ視線を朔へと返し笑顔で優しく朔の頭を撫でた。
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