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32.浴室4
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◆
「…っ、ん、……はじめ…」
拓人は朔の上に覆いかぶさり息を荒らげ腰を蠢かせる。
全裸の朔はベッドの上でそんな拓人を見上げていた。身体中が、繋がった部分から侵食されるように熱くて蕩けそうで、でも単純な快楽だけに身を任せるのが怖くて、罪悪感のような尾を引く負の感情を胸の内に秘めながら朔は拓人と視線を絡めていた。
拓人の部屋はシングルベットと勉強机、あとは本や難しそうな参考書の沢山詰まった本棚しかない、物寂しい部屋だった。
ぎしぎしと小さなベッドのスプリングの軋む音がそのがらんとした部屋に似つかわしくなく、異様な雰囲気をもたらしていた。
「朔、もっと泣いて。朔の泣き顔、好きだよ」
拓人は片手にスマホを構えて組み敷いた朔の痴態を動画に収めていた。
「んっ……ぁッ、ぅっう」
言われる前から朔の頬は涙で濡れていた。行為にはいつも罪悪感が伴った。何度も何度も身体を重ねてもその罪悪感に慣れることは無く、いつも朔は泣いていた。そして必ずそれを動画に撮られていた。
朔は拓人に抱かれながらいつも思っていた。自分が我慢をすれば…、この時をやり過ごせば…、いつか先生は元に戻る。
そう自分に言い聞かせていた。それは朔の願望だった。
「朔…朔……」
いつの間にか目をつぶっていた朔の名前を何度も呼ぶ声。
心地いい声、不安を煽る声、逃げたくなる声、聞き慣れた声、優しい声、こわい声……
不意に目を開くと目の前には母がいた。
「何でこんなことするの?何でお母さんに秘密にしてたの?」
母は朔を悲しそうに見つめる。
朔の罪悪感は堰を切って溢れ出す。
「…ご……めんな…さい……っ。お母さん…ごめんなさいッ」
朔は慌てて謝る。母に縋るように腕を伸ばすと
その手は払い除けられた。
「…え……」
「気持ち悪い」
その手を払い除けたのは、朔の父だった。
「…なんで……」
「はじめ…お前男とヤってたの?」
「…哲史…」
横には哲史が戸惑った様子で立っている。
朔を見つめる拓人の優しくてどこか憂いを帯びた瞳、母の愛情深くてその裏に隠された悲しみを帯びた瞳、軽蔑と逃避の感情が見え隠れする父親の瞳、困惑した哲史の瞳、そして劣情と嗜虐を湛えた柏木の瞳──
沢山の視線に見張られた朔の身体は震え、動かなかった。
(悪いのは、全部…俺……)
懺悔の気持ちに押し潰されそうで、苦しさから胃が痙攣する不快な感覚に苛まれる。
その感覚に耐えていると、あろうことか下半身の胎内から厭な感覚がせり上がってくる。
「うっ……─」
その感覚はどんどんと大きくなり朔を責め立てる。
(やめて…やめろ…っ…助けて──)
◆
「う、ぁあぁあ゛ッ」
ハッキリと自分の喉から発された声が反響し、朔は驚いて目をかっと見開いた。
「……え…」
目の前には誰もいない。
そこには白い大理石の壁が広がっている。そして、頬の下に異様な感覚がある。
そこに視線を向けようとすると、首が上手く動かなかった。代わりにじゃらっという鉄同士が接触する重い音が響く。
「…な、…んだ……っん゛!?」
思わず独り言を呟くと、開いた唇の端から液体が口内に流れ込んできた。
「げほっ!」
ぱちゃん
(…水……?)
事態が飲み込めない朔は、見える範囲の周りの状況に視線を向ける。自分の顔を浸すようにお湯に浸かっていた。そして身体は横向きで倒れていて、手足も首も動かない。さらに下半身から先程の夢に連動した厭な感覚が微弱な振動と共に胎内から伝わってくる。
(…なんだ……?ここは……)
朔の背後からじょぼじょぼと水が注がれる音が響いてくる。
不安と一緒にはっきりと記憶が蘇った。
(風呂場…だ……)
この直前の記憶が先程の事のように思い返される。
(柏木に…っ…。…身体が…拘束されている)
そう理解して慌てて身体を動かそうとすると、全身の関節がぎしぎしと痛み全く動かないことに驚く。
「んだ、これ…。んッ!」
お湯が入らないように首を少し上げることは辛うじて出来た。そして、身体の拘束を理解すると今度は下半身の刺激が気になり出す。
胎内から無機質な振動が伝わる。先程まで陵辱を受けていたそこが、新たな何かに責められているのはすぐに理解出来た。
「くっ…そ…!は、離せっ!!」
口の自由は確保されていた為、朔は声を荒らげて何処にいるか分からない柏木に向けて叫んだ。
ただ、近くに人の気配は無かった。
このまま待っていようかと思っても悠長にそんな事はできない、という事も理解した。
ここは浴槽の中で少しずつ溜まる湯のかさは増えていた。
(このまま…柏木が来なかったら……)
朔は一気に焦燥感に襲われる。
「柏木!!いるんだろ!?ここから出せよ!!」
朔は再度柏木に向けて声を荒らげる。
ただ相変わらず人の気配も無く、その声への反応も無かった。
湯は首を上げた朔の耳あたりまで迫っている。
「柏木!!おい!お湯止めろ!!」
叫んでも無反応で朔の不安はどんどん大きくなる。もう一度身体を揺するが背中側で纏められている手足と共に身体が虚しく左右に小さく揺れるだけだった。
「助けて…助けてくれ!!止めてくれ!!」
ー責任もって、殺してあげるからねー
柏木の不遜な笑顔と物騒な言葉が脳内に反響する。それがどこまでが本心なのか、朔には推し量れない。柏木の頭はイカれている。ただの恐怖しかもう感じない。
「いやだ、やめろ…柏木!!助けて…くれッ…ぁあ゛ッ!!」
いきなり下半身から鋭い刺激が全身を貫く。
「ァアァア゛ッ!ひ、ぃあっゔくっ」
微弱だった振動が一気にけたたましい音が聞こえる程の強さに引き上げられた。驚きと快楽に朔の喉からみっともない声が溢れた。
「や゛ぁッうっ…」
自分の放つ嬌声が風呂場内に反響し、朔は羞恥心から声を抑え込む。下半身が与えられる快楽に反応し、前が昂るのを止めることが出来なかった。そして、死がチラつくこの状況も相まって身体は生への執着からか余計に快楽を享受しているように感じた。
「ひや、た、ッすけ…て…」
朔は先程より弱々しい声で助けを求める。
「すっごい声が聞こえたから来てみたけど…。どうかしたの?野坂?」
浴室内によく知っている声が響いた。普段は悪寒がするその声が、今は救いのように感じられた。そして同時に胎内の振動も止められる。
「柏木!助けて…止めろ!お湯を止めてくれ!」
「なんで?」
朔は無理な体勢で顔を何とか上げて話す人物を見あげようとするが、少し遠くにいるのか寝かされた浴槽から見上げても柏木の姿は見えなかった。
「……苦し…から!身体も、息も……」
「そうかー。それは良かった。これは躾でお仕置の一環だからね。苦しくないと意味無いだろ?」
柏木は浴室の入口から浴槽へとゆっくり歩みを進め、朔の寝かされた浴槽内を覗き込む。
予想よりお湯は溜まっており、朔の身体は8割ほどが浸かっていた。
「あと5分ってとこかな。野坂が完全にお湯の中に沈むまで」
柏木はニコッと綺麗な顔に笑顔を貼り付ける。
「っ…や、やだ…止め…て」
朔はずっと縋っていた柏木のその表情を見ると考えが覆る。やはり、この異常者が現れたところで助からないのでは無いか、今より酷い状況に陥るのではないか、と。
「お湯止めて欲しいなら、ほら交換条件。何してくれる?」
柏木は浴槽の縁に腰をかけ、足を湯につけながら優しい笑みで朔を見下ろした。
横向きに寝かされる朔の頭の上で湯に浸した足をぱたぱたと動かし、湯が朔の顔に波打ち朔の呼吸を妨げる。
「けほっ、や、め…」
「人が溺死する瞬間ってどうなんだろ?単純に興味あるけど、野坂には窒息死して欲しいんだよね。勿論俺が首を締めてね」
「……」
反論したくてももう物理的に難しかった。
口を開けると湯がすぐ口内に入ってしまう程浴槽は朔の身体を飲み込むように満たされていく。
柏木は湯に浸していた片足を朔の顎の下に移動させそのまま足首を立てるようにして朔の顎を持ち上げる。
「俺の足の指をフェラするみたいに舐めてよ。俺を興奮させられたらここから出して浴室の床の上で犯してあげる」
柏木は朔の顎を持ち上げている足と反対の足を朔の口元に差し出す。
朔の瞳に躊躇いの色が走る。
今顎下を柏木に持ち上げられているので辛うじて顔が全て水面から出ているが、この足を引かれればまた、顔が口元まで水没し呼吸もままならない状況に逆戻りとなる。
そんな奴隷みたいなことしたくないと憤りを感じるが、この状況にもはや一般的な人権は与えられていない奴隷と大して変わらない状況だと思うと自嘲しそうになるのと同時に迷う余地も無いと理解する。
朔は柏木を一瞥してから、その口元に出された足の指に恐る恐る舌を這わせた。
「素直だね。まぁ、迷ってるうちにどんどんお湯は溜まっちゃうからね。さ、あとはどの程度俺をその気にさせられるか見所だね」
柏木は冷たい視線で見下げるように朔に視線を向けて、口角を引き上げた。
「…っ、ん、……はじめ…」
拓人は朔の上に覆いかぶさり息を荒らげ腰を蠢かせる。
全裸の朔はベッドの上でそんな拓人を見上げていた。身体中が、繋がった部分から侵食されるように熱くて蕩けそうで、でも単純な快楽だけに身を任せるのが怖くて、罪悪感のような尾を引く負の感情を胸の内に秘めながら朔は拓人と視線を絡めていた。
拓人の部屋はシングルベットと勉強机、あとは本や難しそうな参考書の沢山詰まった本棚しかない、物寂しい部屋だった。
ぎしぎしと小さなベッドのスプリングの軋む音がそのがらんとした部屋に似つかわしくなく、異様な雰囲気をもたらしていた。
「朔、もっと泣いて。朔の泣き顔、好きだよ」
拓人は片手にスマホを構えて組み敷いた朔の痴態を動画に収めていた。
「んっ……ぁッ、ぅっう」
言われる前から朔の頬は涙で濡れていた。行為にはいつも罪悪感が伴った。何度も何度も身体を重ねてもその罪悪感に慣れることは無く、いつも朔は泣いていた。そして必ずそれを動画に撮られていた。
朔は拓人に抱かれながらいつも思っていた。自分が我慢をすれば…、この時をやり過ごせば…、いつか先生は元に戻る。
そう自分に言い聞かせていた。それは朔の願望だった。
「朔…朔……」
いつの間にか目をつぶっていた朔の名前を何度も呼ぶ声。
心地いい声、不安を煽る声、逃げたくなる声、聞き慣れた声、優しい声、こわい声……
不意に目を開くと目の前には母がいた。
「何でこんなことするの?何でお母さんに秘密にしてたの?」
母は朔を悲しそうに見つめる。
朔の罪悪感は堰を切って溢れ出す。
「…ご……めんな…さい……っ。お母さん…ごめんなさいッ」
朔は慌てて謝る。母に縋るように腕を伸ばすと
その手は払い除けられた。
「…え……」
「気持ち悪い」
その手を払い除けたのは、朔の父だった。
「…なんで……」
「はじめ…お前男とヤってたの?」
「…哲史…」
横には哲史が戸惑った様子で立っている。
朔を見つめる拓人の優しくてどこか憂いを帯びた瞳、母の愛情深くてその裏に隠された悲しみを帯びた瞳、軽蔑と逃避の感情が見え隠れする父親の瞳、困惑した哲史の瞳、そして劣情と嗜虐を湛えた柏木の瞳──
沢山の視線に見張られた朔の身体は震え、動かなかった。
(悪いのは、全部…俺……)
懺悔の気持ちに押し潰されそうで、苦しさから胃が痙攣する不快な感覚に苛まれる。
その感覚に耐えていると、あろうことか下半身の胎内から厭な感覚がせり上がってくる。
「うっ……─」
その感覚はどんどんと大きくなり朔を責め立てる。
(やめて…やめろ…っ…助けて──)
◆
「う、ぁあぁあ゛ッ」
ハッキリと自分の喉から発された声が反響し、朔は驚いて目をかっと見開いた。
「……え…」
目の前には誰もいない。
そこには白い大理石の壁が広がっている。そして、頬の下に異様な感覚がある。
そこに視線を向けようとすると、首が上手く動かなかった。代わりにじゃらっという鉄同士が接触する重い音が響く。
「…な、…んだ……っん゛!?」
思わず独り言を呟くと、開いた唇の端から液体が口内に流れ込んできた。
「げほっ!」
ぱちゃん
(…水……?)
事態が飲み込めない朔は、見える範囲の周りの状況に視線を向ける。自分の顔を浸すようにお湯に浸かっていた。そして身体は横向きで倒れていて、手足も首も動かない。さらに下半身から先程の夢に連動した厭な感覚が微弱な振動と共に胎内から伝わってくる。
(…なんだ……?ここは……)
朔の背後からじょぼじょぼと水が注がれる音が響いてくる。
不安と一緒にはっきりと記憶が蘇った。
(風呂場…だ……)
この直前の記憶が先程の事のように思い返される。
(柏木に…っ…。…身体が…拘束されている)
そう理解して慌てて身体を動かそうとすると、全身の関節がぎしぎしと痛み全く動かないことに驚く。
「んだ、これ…。んッ!」
お湯が入らないように首を少し上げることは辛うじて出来た。そして、身体の拘束を理解すると今度は下半身の刺激が気になり出す。
胎内から無機質な振動が伝わる。先程まで陵辱を受けていたそこが、新たな何かに責められているのはすぐに理解出来た。
「くっ…そ…!は、離せっ!!」
口の自由は確保されていた為、朔は声を荒らげて何処にいるか分からない柏木に向けて叫んだ。
ただ、近くに人の気配は無かった。
このまま待っていようかと思っても悠長にそんな事はできない、という事も理解した。
ここは浴槽の中で少しずつ溜まる湯のかさは増えていた。
(このまま…柏木が来なかったら……)
朔は一気に焦燥感に襲われる。
「柏木!!いるんだろ!?ここから出せよ!!」
朔は再度柏木に向けて声を荒らげる。
ただ相変わらず人の気配も無く、その声への反応も無かった。
湯は首を上げた朔の耳あたりまで迫っている。
「柏木!!おい!お湯止めろ!!」
叫んでも無反応で朔の不安はどんどん大きくなる。もう一度身体を揺するが背中側で纏められている手足と共に身体が虚しく左右に小さく揺れるだけだった。
「助けて…助けてくれ!!止めてくれ!!」
ー責任もって、殺してあげるからねー
柏木の不遜な笑顔と物騒な言葉が脳内に反響する。それがどこまでが本心なのか、朔には推し量れない。柏木の頭はイカれている。ただの恐怖しかもう感じない。
「いやだ、やめろ…柏木!!助けて…くれッ…ぁあ゛ッ!!」
いきなり下半身から鋭い刺激が全身を貫く。
「ァアァア゛ッ!ひ、ぃあっゔくっ」
微弱だった振動が一気にけたたましい音が聞こえる程の強さに引き上げられた。驚きと快楽に朔の喉からみっともない声が溢れた。
「や゛ぁッうっ…」
自分の放つ嬌声が風呂場内に反響し、朔は羞恥心から声を抑え込む。下半身が与えられる快楽に反応し、前が昂るのを止めることが出来なかった。そして、死がチラつくこの状況も相まって身体は生への執着からか余計に快楽を享受しているように感じた。
「ひや、た、ッすけ…て…」
朔は先程より弱々しい声で助けを求める。
「すっごい声が聞こえたから来てみたけど…。どうかしたの?野坂?」
浴室内によく知っている声が響いた。普段は悪寒がするその声が、今は救いのように感じられた。そして同時に胎内の振動も止められる。
「柏木!助けて…止めろ!お湯を止めてくれ!」
「なんで?」
朔は無理な体勢で顔を何とか上げて話す人物を見あげようとするが、少し遠くにいるのか寝かされた浴槽から見上げても柏木の姿は見えなかった。
「……苦し…から!身体も、息も……」
「そうかー。それは良かった。これは躾でお仕置の一環だからね。苦しくないと意味無いだろ?」
柏木は浴室の入口から浴槽へとゆっくり歩みを進め、朔の寝かされた浴槽内を覗き込む。
予想よりお湯は溜まっており、朔の身体は8割ほどが浸かっていた。
「あと5分ってとこかな。野坂が完全にお湯の中に沈むまで」
柏木はニコッと綺麗な顔に笑顔を貼り付ける。
「っ…や、やだ…止め…て」
朔はずっと縋っていた柏木のその表情を見ると考えが覆る。やはり、この異常者が現れたところで助からないのでは無いか、今より酷い状況に陥るのではないか、と。
「お湯止めて欲しいなら、ほら交換条件。何してくれる?」
柏木は浴槽の縁に腰をかけ、足を湯につけながら優しい笑みで朔を見下ろした。
横向きに寝かされる朔の頭の上で湯に浸した足をぱたぱたと動かし、湯が朔の顔に波打ち朔の呼吸を妨げる。
「けほっ、や、め…」
「人が溺死する瞬間ってどうなんだろ?単純に興味あるけど、野坂には窒息死して欲しいんだよね。勿論俺が首を締めてね」
「……」
反論したくてももう物理的に難しかった。
口を開けると湯がすぐ口内に入ってしまう程浴槽は朔の身体を飲み込むように満たされていく。
柏木は湯に浸していた片足を朔の顎の下に移動させそのまま足首を立てるようにして朔の顎を持ち上げる。
「俺の足の指をフェラするみたいに舐めてよ。俺を興奮させられたらここから出して浴室の床の上で犯してあげる」
柏木は朔の顎を持ち上げている足と反対の足を朔の口元に差し出す。
朔の瞳に躊躇いの色が走る。
今顎下を柏木に持ち上げられているので辛うじて顔が全て水面から出ているが、この足を引かれればまた、顔が口元まで水没し呼吸もままならない状況に逆戻りとなる。
そんな奴隷みたいなことしたくないと憤りを感じるが、この状況にもはや一般的な人権は与えられていない奴隷と大して変わらない状況だと思うと自嘲しそうになるのと同時に迷う余地も無いと理解する。
朔は柏木を一瞥してから、その口元に出された足の指に恐る恐る舌を這わせた。
「素直だね。まぁ、迷ってるうちにどんどんお湯は溜まっちゃうからね。さ、あとはどの程度俺をその気にさせられるか見所だね」
柏木は冷たい視線で見下げるように朔に視線を向けて、口角を引き上げた。
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