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25.合宿1
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朔は思わず固まってそのまま柏木を黙って見つめる。
「そんなに見つめられると勃っちゃう。野坂の油断した可愛い顔がこれからどんな風に苦痛に歪むのか考えたら興奮するなー」
「い、み…分からない……」
「ああ、じゃあちゃんと分かるようにタイムスケジュールを発表するね」
放心している朔を他所に柏木は楽しげに話し続けた。
「まず俺の部屋で一回普通にやってから、お風呂一緒に入ろう。風呂場では部屋だと汚くなっちゃうようなことも沢山できるから長くなりそうだな。のぼせないように気をつけないとね。その後はリビングでやるのもいいかな。………あ、そうだ」
つらつら話す柏木の言っていることを朔は理解したくなくて、呆然と聞いていた。
だが、次の瞬間告げられた言葉で一気に身体中の血液が凍るような衝撃を受ける。
「─兄貴の部屋で抱いてやるよ」
「─ッ!!」
雷に打たれたような衝撃と、底がない沼のような恐怖。
「嫌だっ!!それだけは……やめて…」
「こわいの?俺より兄貴の方が全然優しかった筈だよ?」
「…ぃ…やだ……思い…出し……たくな……い。もう会いたくない…。…こ、こわ…ぃんだ…っ」
朔は自分の視界が歪み恐怖で涙が溢れそうなる。泣きそうな情けない顔を気にする余裕なく柏木に縋るような視線と言葉を投げる。
「…俺より兄貴の方が恐いの?…面白くないなぁ」
柏木は不機嫌そうな口調と、珍しくその表情も一致していて、仄暗い光を瞳に灯し無表情で朔を見下ろす。
何度か無表情の柏木を見たが、今日のこの表情は、今までと何か違うように感じた。それは、今までで一番冷酷な、殺されるような冷たい視線。そして煮えるような怒りも感じた。
朔はゾッとして身体が震える。
見つめられただけで、身体の底から恐怖に支配されるようだった。
「じゃあ、今日でその認識を書き換えよう。野坂が俺を見ただけで恐怖で失禁しちゃうくらい、この合宿で考えを改めて貰わないとだね」
柏木は朔の足元にある箱を探りながら話し続けた。
「快楽と痛みを交互に与えよう。この玩具を使って気持ちよくなった後はこの鞭で沢山傷つけてあげる。そしてその後は1番太いこのディルドで後ろを解して最後は俺の腕がここに挿入るようにしようね。野坂の精神がおかしくなったら、首を絞めて殺してあげる。野坂が死んだらどうしようかな。身体の一部を俺の手元に残して他は食べてあげようか?庭に埋めようか。迷うね。でもすぐには殺してあげないから安心して。いっぱい泣いていっぱい苦しんでから楽にしてあげるよ」
「や………」
ダンボールの中の性具を見せつけながら与えられる柏木からの猟奇的な言葉は、朔の恐怖を色濃く上書きして救いようがない絶望感を与えていく。
「…やだ……っ………お願い…っ…何でも……するから…。柏木が、一番……だから……っ」
朔は溢れる涙で視界がぼやけるまま、媚びるように柏木に縋り付く。
「…そうだよ。今野坂の命や運命を握っているのは全部俺なんだよ。誰に媚びて何をすればいいか…理解できるようになろうね」
柏木は幾分か表情が和らぎいつもの笑顔に近い表情に戻る。そして涙でぐちゃぐちゃになった朔の顔を優しく拭いながら、顔をよせゆっくり口づけをする。
「…ふ……ぅっ…ん」
嗚咽まで絡めとるように柏木の舌が朔の口内を味わい尽くすように蠢く。
口内を蹂躙されている間に、柏木は朔の足の拘束を解いていく。両足がそれぞれ思い通りに動かせるようになったが、朔はその足を使い反撃や逃げようという気になれなかった。柏木も恐いし、拓先生に会うのも恐い。少しでも恐怖から遠い場所に行くには、目の前の狂人の機嫌を出来るだけ取るしかなかった。
柏木は朔の口内から舌を抜く。二人の間を透明な糸が繋いでいた。
「じゃあベッド行こうか。恋人セックスしようね」
「……っ」
そんなの違う!といつもならすかさず否定するがとにかくここ数日の柏木からの淫虐と、先程の脅迫は朔を黙らせるのに十分過ぎた。
柏木は朔を抱き上げそのままベッドの上に降ろす。そして覆い被さると、すぐに下着を奪うように脱がせる。
「…野坂の後ろ、俺の精液で汚れててえろい。結腸に出したやつまだ残ってたんだね。俺達の愛の証…」
柏木はそのまま朔の後孔にいきなり屹立を埋め込んでいく。
「ゔッァアッ!んっ…ぅうっ」
「慣らさなくてもびちゃびちゃで解れてるから痛くないでしょ?本当にまんこみたい」
柏木は最初から手加減の無い抽挿を始める。
「んァアッ、ひ、くっ……ァあっ!」
数時間前まで咥えこんでいたそこは柏木の指摘通り痛みをほとんど感じなかった。
「ぐちょぐちょってえろい音、聞こえる?男の癖にケツからこんな音させて。野坂は女だね。俺の彼女だね」
「違ッ…ん、や……」
「違わないよね?」
柏木は笑顔で朔の頚部を優しく圧迫する。
朔はまだ両腕を拘束されたままでゆっくり力を込められる柏木の手から逃れられないまま、涙を零し柏木を見上げ小さく頷くしか出来なかった。
「かわいい。野坂…俺だけの野坂…」
朔の反応に気を良くした柏木は朔の胸の突起をに舌を這わせながら、優しく性感を高めるような腰使いへと変える。
「ひっ!やぁッ」
恐怖や絶望を感じながらも与えられる刺激に身体が反応し、朔は声が抑えられなかった。ピンク色の胸の肉粒は柏木の舌に舐められた方だけいやらしく濡れ凝り、柏木を喜ばせた。
「そんなに見つめられると勃っちゃう。野坂の油断した可愛い顔がこれからどんな風に苦痛に歪むのか考えたら興奮するなー」
「い、み…分からない……」
「ああ、じゃあちゃんと分かるようにタイムスケジュールを発表するね」
放心している朔を他所に柏木は楽しげに話し続けた。
「まず俺の部屋で一回普通にやってから、お風呂一緒に入ろう。風呂場では部屋だと汚くなっちゃうようなことも沢山できるから長くなりそうだな。のぼせないように気をつけないとね。その後はリビングでやるのもいいかな。………あ、そうだ」
つらつら話す柏木の言っていることを朔は理解したくなくて、呆然と聞いていた。
だが、次の瞬間告げられた言葉で一気に身体中の血液が凍るような衝撃を受ける。
「─兄貴の部屋で抱いてやるよ」
「─ッ!!」
雷に打たれたような衝撃と、底がない沼のような恐怖。
「嫌だっ!!それだけは……やめて…」
「こわいの?俺より兄貴の方が全然優しかった筈だよ?」
「…ぃ…やだ……思い…出し……たくな……い。もう会いたくない…。…こ、こわ…ぃんだ…っ」
朔は自分の視界が歪み恐怖で涙が溢れそうなる。泣きそうな情けない顔を気にする余裕なく柏木に縋るような視線と言葉を投げる。
「…俺より兄貴の方が恐いの?…面白くないなぁ」
柏木は不機嫌そうな口調と、珍しくその表情も一致していて、仄暗い光を瞳に灯し無表情で朔を見下ろす。
何度か無表情の柏木を見たが、今日のこの表情は、今までと何か違うように感じた。それは、今までで一番冷酷な、殺されるような冷たい視線。そして煮えるような怒りも感じた。
朔はゾッとして身体が震える。
見つめられただけで、身体の底から恐怖に支配されるようだった。
「じゃあ、今日でその認識を書き換えよう。野坂が俺を見ただけで恐怖で失禁しちゃうくらい、この合宿で考えを改めて貰わないとだね」
柏木は朔の足元にある箱を探りながら話し続けた。
「快楽と痛みを交互に与えよう。この玩具を使って気持ちよくなった後はこの鞭で沢山傷つけてあげる。そしてその後は1番太いこのディルドで後ろを解して最後は俺の腕がここに挿入るようにしようね。野坂の精神がおかしくなったら、首を絞めて殺してあげる。野坂が死んだらどうしようかな。身体の一部を俺の手元に残して他は食べてあげようか?庭に埋めようか。迷うね。でもすぐには殺してあげないから安心して。いっぱい泣いていっぱい苦しんでから楽にしてあげるよ」
「や………」
ダンボールの中の性具を見せつけながら与えられる柏木からの猟奇的な言葉は、朔の恐怖を色濃く上書きして救いようがない絶望感を与えていく。
「…やだ……っ………お願い…っ…何でも……するから…。柏木が、一番……だから……っ」
朔は溢れる涙で視界がぼやけるまま、媚びるように柏木に縋り付く。
「…そうだよ。今野坂の命や運命を握っているのは全部俺なんだよ。誰に媚びて何をすればいいか…理解できるようになろうね」
柏木は幾分か表情が和らぎいつもの笑顔に近い表情に戻る。そして涙でぐちゃぐちゃになった朔の顔を優しく拭いながら、顔をよせゆっくり口づけをする。
「…ふ……ぅっ…ん」
嗚咽まで絡めとるように柏木の舌が朔の口内を味わい尽くすように蠢く。
口内を蹂躙されている間に、柏木は朔の足の拘束を解いていく。両足がそれぞれ思い通りに動かせるようになったが、朔はその足を使い反撃や逃げようという気になれなかった。柏木も恐いし、拓先生に会うのも恐い。少しでも恐怖から遠い場所に行くには、目の前の狂人の機嫌を出来るだけ取るしかなかった。
柏木は朔の口内から舌を抜く。二人の間を透明な糸が繋いでいた。
「じゃあベッド行こうか。恋人セックスしようね」
「……っ」
そんなの違う!といつもならすかさず否定するがとにかくここ数日の柏木からの淫虐と、先程の脅迫は朔を黙らせるのに十分過ぎた。
柏木は朔を抱き上げそのままベッドの上に降ろす。そして覆い被さると、すぐに下着を奪うように脱がせる。
「…野坂の後ろ、俺の精液で汚れててえろい。結腸に出したやつまだ残ってたんだね。俺達の愛の証…」
柏木はそのまま朔の後孔にいきなり屹立を埋め込んでいく。
「ゔッァアッ!んっ…ぅうっ」
「慣らさなくてもびちゃびちゃで解れてるから痛くないでしょ?本当にまんこみたい」
柏木は最初から手加減の無い抽挿を始める。
「んァアッ、ひ、くっ……ァあっ!」
数時間前まで咥えこんでいたそこは柏木の指摘通り痛みをほとんど感じなかった。
「ぐちょぐちょってえろい音、聞こえる?男の癖にケツからこんな音させて。野坂は女だね。俺の彼女だね」
「違ッ…ん、や……」
「違わないよね?」
柏木は笑顔で朔の頚部を優しく圧迫する。
朔はまだ両腕を拘束されたままでゆっくり力を込められる柏木の手から逃れられないまま、涙を零し柏木を見上げ小さく頷くしか出来なかった。
「かわいい。野坂…俺だけの野坂…」
朔の反応に気を良くした柏木は朔の胸の突起をに舌を這わせながら、優しく性感を高めるような腰使いへと変える。
「ひっ!やぁッ」
恐怖や絶望を感じながらも与えられる刺激に身体が反応し、朔は声が抑えられなかった。ピンク色の胸の肉粒は柏木の舌に舐められた方だけいやらしく濡れ凝り、柏木を喜ばせた。
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