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20.屋上
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「っ…」
朔は慌てて柏木と距離を取るように走り、後ずさる。
「あは、鬼ごっこか。負けないよ」
柏木の楽しそうな呟きを気にもとめず、朔はできる限り柏木と距離を取るように対角線上に逃げた。ただ、出入口は1つしか無い。逃げるには、柏木を巻いて柏木の後ろにある出口から抜け出る方法か
─ここから飛び降りるか。
「野坂だって分かるだろ?こんなことしたって意味無いってことぐらい」
柏木は表情も歩速も変えることなく朔の方へ歩み寄る。
朔は広い屋上で、柏木の動きを見ながら一定の距離を保ちつつ逃げ続ける。
「野坂全然ダメだったねー。東海林の前どころかみんなの前であんな失態犯して。そんなんじゃ俺から逃げられないよ」
「うるさい…っ!黙れ!」
「野坂。手荒くされたくなかったら大人しくこっちにおいで。可愛がってあげるから」
そう言い手を広げて柏木は黙々と歩みを進め続ける。
「…っ、誰…が……」
距離を詰められると同時に、柏木と出入口の距離は開いていく。朔はその開いた距離から柏木の横をギリギリ切り抜けて出口に走ろうとタイミングを見計らっていた。
「逃げられると余計追い詰めたくなる。また野坂を泣かせちゃおう。興奮するなあ」
不快な事を言われても意識は出口から逸らさなかった。その間も柏木は朔と距離を縮める。ギリギリまで距離を近づかせ、朔は一気に柏木の横を走り抜け出口へと全力で走った。
いきなり全速力で走り出すと、朔の思惑通り柏木は出口を塞ぐことは出来ず、易々と朔は出口の方へと回ることができた。
(よし…!)
朔ははやる気持ちのまま出口へと向かい扉に手をかける。そのままドアを開き外へ飛び出した。
が、その瞬間足元に何かが引っかかりそのまま出入口の前で転倒してしまう。
ガシャンと派手な音が響き、朔も上手く受身を取れずそのまま床に伸びるような形でうつ伏せに転がった。
「ッ…てぇ…」
そのまま足元を確認すると、屋上の入口を塞ぐように複数本のモップやら箒がドアを横切るように置かれていた。
前に向き直り立ち上がろうとした瞬間、背中にドシッと重みを感じ、グイッと髪を引き掴まれ上を向かされる。
「ぐぁ"ッ」
「はい、野坂の負けー」
柏木は床に伸びた朔の背中を片足で踏みつけしゃがみ込み、右手で朔の髪を鷲掴んでいた。
「事前に準備しておいてよかったー。鬼ごっこ楽しかったね。でも野坂は俺の言うこときかずに大人しくこっちに来なかったって事は…手荒くして欲しいって事だよね?望み通りにしてあげる」
そう言うと柏木は朔の髪を掴んだまま立ち上がり、また屋上へと続くドアへと朔を引きずるように向かった。
「痛いッ!!や、離せっ」
髪を掴まれたまま引っ張られるように歩かれ朔は痛みと悔しさで目の縁に涙を溜める。また柏木に嵌められた。朔が逃げるのを想定して足枷をドアの前に準備していたのだ。
そのまま朔を引きずるように屋上へと引き戻し、柏木は屋上の重いドアを締めた。
ドアの前で髪を離され、仰向けに転がされる。
「さーて、今日は何してあげようかな」
仰向けの朔の上に馬乗りになって柏木は真上から全身を舐めるように視線を注ぎ朔を笑顔で見据える。
「や……っ……」
朔は上から柏木に全体重をかけられ抑え込まれ、転んだせいで足も痛み抵抗も出来なかった。これから受ける仕打ちを想像すると、声が震えた。
「まずはお仕置だね。東海林の前で普通に出来なかったことと、言うこときかずに俺から逃げたこと…2つも約束破ったからそれ相応のお仕置になっちゃうね」
朔は身体もガクガクと震え出すのを抑えられなかった。
「1つ目は、学校で青姦で結腸抜かせてよ」
柏木は鋭い光を宿した視線で笑顔を作り、朔に
言い放つ。
「…な、……に…、言って……」
元々家庭教師の事があってから性に対して嫌悪感が強く、知識にも疎い朔は何を言われたか分からなかった。
「声抑えられるかなー。でも学校で昨日みたいに喘いだらそれこそみんな見に来ちゃうかもね」
柏木は震える朔の頬を優しく撫でる。
「その後は中出しされてドロドロの野坂まんこをさっきのモップの柄で犯してあげよう」
サッと朔の顔から血の気が引く。
「やめ…ろ……。嫌だ!離せ!!離してくれッ!」
朔は柏木の下で身体をばたつかせて抵抗を始める。
「か弱いなー。連日やりすぎて幼稚園児並の抵抗だね。今日のでもっと弱々しくなっちゃうのかな。明日が楽しみだね、野坂」
柏木は笑顔で朔に語りかける。朔は無言で柏木を睨み返した。
「そんな顔できるのも今だけだよ。泣き叫んでも、意識飛ばしても犯し続けてあげるからね」
朔は慌てて柏木と距離を取るように走り、後ずさる。
「あは、鬼ごっこか。負けないよ」
柏木の楽しそうな呟きを気にもとめず、朔はできる限り柏木と距離を取るように対角線上に逃げた。ただ、出入口は1つしか無い。逃げるには、柏木を巻いて柏木の後ろにある出口から抜け出る方法か
─ここから飛び降りるか。
「野坂だって分かるだろ?こんなことしたって意味無いってことぐらい」
柏木は表情も歩速も変えることなく朔の方へ歩み寄る。
朔は広い屋上で、柏木の動きを見ながら一定の距離を保ちつつ逃げ続ける。
「野坂全然ダメだったねー。東海林の前どころかみんなの前であんな失態犯して。そんなんじゃ俺から逃げられないよ」
「うるさい…っ!黙れ!」
「野坂。手荒くされたくなかったら大人しくこっちにおいで。可愛がってあげるから」
そう言い手を広げて柏木は黙々と歩みを進め続ける。
「…っ、誰…が……」
距離を詰められると同時に、柏木と出入口の距離は開いていく。朔はその開いた距離から柏木の横をギリギリ切り抜けて出口に走ろうとタイミングを見計らっていた。
「逃げられると余計追い詰めたくなる。また野坂を泣かせちゃおう。興奮するなあ」
不快な事を言われても意識は出口から逸らさなかった。その間も柏木は朔と距離を縮める。ギリギリまで距離を近づかせ、朔は一気に柏木の横を走り抜け出口へと全力で走った。
いきなり全速力で走り出すと、朔の思惑通り柏木は出口を塞ぐことは出来ず、易々と朔は出口の方へと回ることができた。
(よし…!)
朔ははやる気持ちのまま出口へと向かい扉に手をかける。そのままドアを開き外へ飛び出した。
が、その瞬間足元に何かが引っかかりそのまま出入口の前で転倒してしまう。
ガシャンと派手な音が響き、朔も上手く受身を取れずそのまま床に伸びるような形でうつ伏せに転がった。
「ッ…てぇ…」
そのまま足元を確認すると、屋上の入口を塞ぐように複数本のモップやら箒がドアを横切るように置かれていた。
前に向き直り立ち上がろうとした瞬間、背中にドシッと重みを感じ、グイッと髪を引き掴まれ上を向かされる。
「ぐぁ"ッ」
「はい、野坂の負けー」
柏木は床に伸びた朔の背中を片足で踏みつけしゃがみ込み、右手で朔の髪を鷲掴んでいた。
「事前に準備しておいてよかったー。鬼ごっこ楽しかったね。でも野坂は俺の言うこときかずに大人しくこっちに来なかったって事は…手荒くして欲しいって事だよね?望み通りにしてあげる」
そう言うと柏木は朔の髪を掴んだまま立ち上がり、また屋上へと続くドアへと朔を引きずるように向かった。
「痛いッ!!や、離せっ」
髪を掴まれたまま引っ張られるように歩かれ朔は痛みと悔しさで目の縁に涙を溜める。また柏木に嵌められた。朔が逃げるのを想定して足枷をドアの前に準備していたのだ。
そのまま朔を引きずるように屋上へと引き戻し、柏木は屋上の重いドアを締めた。
ドアの前で髪を離され、仰向けに転がされる。
「さーて、今日は何してあげようかな」
仰向けの朔の上に馬乗りになって柏木は真上から全身を舐めるように視線を注ぎ朔を笑顔で見据える。
「や……っ……」
朔は上から柏木に全体重をかけられ抑え込まれ、転んだせいで足も痛み抵抗も出来なかった。これから受ける仕打ちを想像すると、声が震えた。
「まずはお仕置だね。東海林の前で普通に出来なかったことと、言うこときかずに俺から逃げたこと…2つも約束破ったからそれ相応のお仕置になっちゃうね」
朔は身体もガクガクと震え出すのを抑えられなかった。
「1つ目は、学校で青姦で結腸抜かせてよ」
柏木は鋭い光を宿した視線で笑顔を作り、朔に
言い放つ。
「…な、……に…、言って……」
元々家庭教師の事があってから性に対して嫌悪感が強く、知識にも疎い朔は何を言われたか分からなかった。
「声抑えられるかなー。でも学校で昨日みたいに喘いだらそれこそみんな見に来ちゃうかもね」
柏木は震える朔の頬を優しく撫でる。
「その後は中出しされてドロドロの野坂まんこをさっきのモップの柄で犯してあげよう」
サッと朔の顔から血の気が引く。
「やめ…ろ……。嫌だ!離せ!!離してくれッ!」
朔は柏木の下で身体をばたつかせて抵抗を始める。
「か弱いなー。連日やりすぎて幼稚園児並の抵抗だね。今日のでもっと弱々しくなっちゃうのかな。明日が楽しみだね、野坂」
柏木は笑顔で朔に語りかける。朔は無言で柏木を睨み返した。
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