9 / 76
謎の男、ライオネル
しおりを挟む
左大臣の本音がダダ漏れしてる。
予想通り、ヒロインに恩を売りまくって、最後は有無を言わせず自分のものにする気だ。
そのシーンがないのは、ユーザー離れを懸念してだろうか。
「左大臣。
王子の婚約者に、あまり近づきすぎてはなりません。」
ライオネルが、左大臣を止めにきた。
・・・、このゲームの一番の謎の存在ライオネル。
この人がレモニーを、悪女にした実行犯。
私はライオネルを見た。
ヒロインの攻略対象ごとに、必ずその攻略対象キャラクターの侍従となり、服装と髪型が変わる異色のキャラ。
今回はティモシー王子が、ヒロインの攻略対象なので、青と白を基調としたファッションと、サラサラの黒い髪を後ろで一つに束ねている。
怜悧な男と言った雰囲気で、片目に海賊のような眼帯をしている。
未だに攻略対象キャラクターとして、解放されていないシリーズ屈指の美形キャラ、ケルフェネス王子の原型と言われたイケメンキャラだ。
恋愛ゲームて、こんな天敵みたいな人までイケメンなのよね。
「おお、ライオネル。
すまんでおじゃる。」
左大臣も、大人しくなった。
ライオネルの言うことは、すぐ聞くようね。
奥の方から、ケルフェネス王子が心配そうにこちらに歩いてきた。
ヒロインに近づくキモキャラに、不快感があるようだわ。
「ライカ姫、御用はなんでしょうか。」
ケルフェネス王子は、ライカに話しかけてきた。
「ティモシー王子が、この事件の真相を解くために、ケルフェネス王子が持つ毒入りのワインを持ってきていただきたいそうです。」
ライカが、答える。
ケルフェネス王子は、首を傾て、
「真相?
レモニー・ケルが、贈りつけたのでしょう?」
と、言うので、ライカはすかさず、
「いいえ。
それが違うのです。
どうやら、レモニー様を陥れようとした人物が、彼女を公式に葬るために、そのような真似をしたようなのです。」
と、言った。
ライオネルと、左大臣の動きがピタリと止まり、ライカをじっと、見つめている。
「ライカ様・・・。」
ライオネルが冷たい目で、ライカを見ると声をかけてきた。
「なぜ、そのようなことをおっしゃるのです?」
「レモニー様が、私たちにワインを贈呈してくださったのは、婚約祝いのためです。
なぜ、使節団の方にもレモニー様のワインが届けられたのか、おかしいと思ったからです。
何者かの意図を、感じずにはいられません。」
「友好の証として、では?」
「使節団は国を代表しているはずです。
ケルフェネス王子は、隣国シャトラの王子。
そのような方々に、いくら右大臣の娘とはいえ、王にも無断で友好の証を贈呈?
賄賂か何かだと、誤解されかねませんよ。」
「レモニー様は賢い方ではなく、作法や儀礼にも無知なところがあるお方。
ついでに贈られたのかも。」
「では、毒入りワインで、彼女は何をしようとしたんです?」
「ライカ様や、ティモシー王子を困らせたかったのかもしれません。」
「これまでの彼女の嫌がらせとされたものは、直球のものが多かったですわ。
ドレスを汚されそうになったり、薬を盛られたり、誘拐も、街ごと焼き殺されようとした時も、必ず標的である私がそこにいたのです。
その例にならうなら、私たちに贈られたワインの方にこそ毒が入っていないとおかしいのです。」
「全て阻まれているので、やり方を変えたのかもしれませんよ。」
「ここにきて、いきなり?
レモニー様は賢くないのでしょう?」
ライカの意見に、ライオネルの表情が少し陰る。
ケルフェネス王子は、黙ってやりとりを見ていた。
「ライオネル、ならばなぜ、このワインが毒入りだとあなたは知っていたのですか?
使節団の誰も、飲んでいなかったのでしょ?」
ライカは質問を畳み掛ける。
「レモニー様からの贈り物だと伺いまして、よもやと思ったのです。
これまで何度も、あの方に関わる悪事を、阻止するお手伝いをしてきましたから。
間に合ってよかった。」
ライオネルは、淡々と話す。
何も知らないものが聞けば、騙されてしまいそう。
ケルフェネス王子も、ライオネルの話に特に疑問はなさそうな顔をしている。
「レモニー様が、毒入りのワインを使節団に贈ったりなどしてはいないと、おっしゃってます。
あくまでも持ってきたのは、ティモシー王子の部屋にある一つだけだと。
双方の話が食い違うのです。」
プレイヤーのライカは食い下がる。
「本人がそう、おっしゃったのですか?
逃亡中と伺っておりましたが。
レモニー様は、ティモシー王子のところにいらっしゃるのですか?」
ライオネルの目がギラリと光った。
その時、重要な分岐点の時になり始めるBGMが、流れてきた。
これはよく初見殺しと言われる、選択を誤れば、即ゲームオーバーになる時に流れる曲だわ。
ライカが拳を握りしめるのが見えた。
彼女もわかっているのね。
「・・・そうです。
彼女は、やってもいないことで捕まるのはお嫌だそうです。
私もそれには賛成です。」
少しライカの声が震えている。
今のシナリオは私も彼女も経験がない。
ネットにも先駆者がいない。
つまり、誰も正解がわからない。
BGMが鳴り止む。
これからどう展開するかで、今の選択が正しかったかどうかがわかるはず。
「あの性悪な悪女を、ライカ様は庇うのですか?
あれだけの目に遭わされて。」
ライオネルが目を細める。
「確かに、私は色々な嫌がらせを受けました。
そして、その度にティモシー王子に助けていただきましたわ。」
「ええ。」
「でも、聞いたことがないんですわ。
レモニー様が、自分が指示したことだと。」
「そんなことを、あからさまに認める悪女など、おりません。
それより、ティモシー王子のところにレモニー様がいるのであれば、再び逃亡する前に確保せねばなりません。」
ライオネルの厳しい口調に、私は体が震えそうになるのを、必死で耐えた。
今ここで正体に気づかれたら、問答無用で処刑ルートに進むはずだ。
「彼女は逃げません。
先程はケルフェネス王子に、刃を突きつけられて怖くて逃げ出しただけ。
彼女は、自分の無実を訴えるために彼女の意思で戻ってきました。」
「信じるというのですか?」
ライオネルが片眉を上げてライカを見る。
「えぇ。」
そこにケルフェネス王子が、声をかけてきた。
「私はこの国に来て日が浅い。
レモニー・ケルの悪評は確かによく耳にする。
ライカ姫への非道な仕打ちも、非難されるべきことだ。
だが、なぜここまでの悪女が野放しにされてきたのだ?」
予想通り、ヒロインに恩を売りまくって、最後は有無を言わせず自分のものにする気だ。
そのシーンがないのは、ユーザー離れを懸念してだろうか。
「左大臣。
王子の婚約者に、あまり近づきすぎてはなりません。」
ライオネルが、左大臣を止めにきた。
・・・、このゲームの一番の謎の存在ライオネル。
この人がレモニーを、悪女にした実行犯。
私はライオネルを見た。
ヒロインの攻略対象ごとに、必ずその攻略対象キャラクターの侍従となり、服装と髪型が変わる異色のキャラ。
今回はティモシー王子が、ヒロインの攻略対象なので、青と白を基調としたファッションと、サラサラの黒い髪を後ろで一つに束ねている。
怜悧な男と言った雰囲気で、片目に海賊のような眼帯をしている。
未だに攻略対象キャラクターとして、解放されていないシリーズ屈指の美形キャラ、ケルフェネス王子の原型と言われたイケメンキャラだ。
恋愛ゲームて、こんな天敵みたいな人までイケメンなのよね。
「おお、ライオネル。
すまんでおじゃる。」
左大臣も、大人しくなった。
ライオネルの言うことは、すぐ聞くようね。
奥の方から、ケルフェネス王子が心配そうにこちらに歩いてきた。
ヒロインに近づくキモキャラに、不快感があるようだわ。
「ライカ姫、御用はなんでしょうか。」
ケルフェネス王子は、ライカに話しかけてきた。
「ティモシー王子が、この事件の真相を解くために、ケルフェネス王子が持つ毒入りのワインを持ってきていただきたいそうです。」
ライカが、答える。
ケルフェネス王子は、首を傾て、
「真相?
レモニー・ケルが、贈りつけたのでしょう?」
と、言うので、ライカはすかさず、
「いいえ。
それが違うのです。
どうやら、レモニー様を陥れようとした人物が、彼女を公式に葬るために、そのような真似をしたようなのです。」
と、言った。
ライオネルと、左大臣の動きがピタリと止まり、ライカをじっと、見つめている。
「ライカ様・・・。」
ライオネルが冷たい目で、ライカを見ると声をかけてきた。
「なぜ、そのようなことをおっしゃるのです?」
「レモニー様が、私たちにワインを贈呈してくださったのは、婚約祝いのためです。
なぜ、使節団の方にもレモニー様のワインが届けられたのか、おかしいと思ったからです。
何者かの意図を、感じずにはいられません。」
「友好の証として、では?」
「使節団は国を代表しているはずです。
ケルフェネス王子は、隣国シャトラの王子。
そのような方々に、いくら右大臣の娘とはいえ、王にも無断で友好の証を贈呈?
賄賂か何かだと、誤解されかねませんよ。」
「レモニー様は賢い方ではなく、作法や儀礼にも無知なところがあるお方。
ついでに贈られたのかも。」
「では、毒入りワインで、彼女は何をしようとしたんです?」
「ライカ様や、ティモシー王子を困らせたかったのかもしれません。」
「これまでの彼女の嫌がらせとされたものは、直球のものが多かったですわ。
ドレスを汚されそうになったり、薬を盛られたり、誘拐も、街ごと焼き殺されようとした時も、必ず標的である私がそこにいたのです。
その例にならうなら、私たちに贈られたワインの方にこそ毒が入っていないとおかしいのです。」
「全て阻まれているので、やり方を変えたのかもしれませんよ。」
「ここにきて、いきなり?
レモニー様は賢くないのでしょう?」
ライカの意見に、ライオネルの表情が少し陰る。
ケルフェネス王子は、黙ってやりとりを見ていた。
「ライオネル、ならばなぜ、このワインが毒入りだとあなたは知っていたのですか?
使節団の誰も、飲んでいなかったのでしょ?」
ライカは質問を畳み掛ける。
「レモニー様からの贈り物だと伺いまして、よもやと思ったのです。
これまで何度も、あの方に関わる悪事を、阻止するお手伝いをしてきましたから。
間に合ってよかった。」
ライオネルは、淡々と話す。
何も知らないものが聞けば、騙されてしまいそう。
ケルフェネス王子も、ライオネルの話に特に疑問はなさそうな顔をしている。
「レモニー様が、毒入りのワインを使節団に贈ったりなどしてはいないと、おっしゃってます。
あくまでも持ってきたのは、ティモシー王子の部屋にある一つだけだと。
双方の話が食い違うのです。」
プレイヤーのライカは食い下がる。
「本人がそう、おっしゃったのですか?
逃亡中と伺っておりましたが。
レモニー様は、ティモシー王子のところにいらっしゃるのですか?」
ライオネルの目がギラリと光った。
その時、重要な分岐点の時になり始めるBGMが、流れてきた。
これはよく初見殺しと言われる、選択を誤れば、即ゲームオーバーになる時に流れる曲だわ。
ライカが拳を握りしめるのが見えた。
彼女もわかっているのね。
「・・・そうです。
彼女は、やってもいないことで捕まるのはお嫌だそうです。
私もそれには賛成です。」
少しライカの声が震えている。
今のシナリオは私も彼女も経験がない。
ネットにも先駆者がいない。
つまり、誰も正解がわからない。
BGMが鳴り止む。
これからどう展開するかで、今の選択が正しかったかどうかがわかるはず。
「あの性悪な悪女を、ライカ様は庇うのですか?
あれだけの目に遭わされて。」
ライオネルが目を細める。
「確かに、私は色々な嫌がらせを受けました。
そして、その度にティモシー王子に助けていただきましたわ。」
「ええ。」
「でも、聞いたことがないんですわ。
レモニー様が、自分が指示したことだと。」
「そんなことを、あからさまに認める悪女など、おりません。
それより、ティモシー王子のところにレモニー様がいるのであれば、再び逃亡する前に確保せねばなりません。」
ライオネルの厳しい口調に、私は体が震えそうになるのを、必死で耐えた。
今ここで正体に気づかれたら、問答無用で処刑ルートに進むはずだ。
「彼女は逃げません。
先程はケルフェネス王子に、刃を突きつけられて怖くて逃げ出しただけ。
彼女は、自分の無実を訴えるために彼女の意思で戻ってきました。」
「信じるというのですか?」
ライオネルが片眉を上げてライカを見る。
「えぇ。」
そこにケルフェネス王子が、声をかけてきた。
「私はこの国に来て日が浅い。
レモニー・ケルの悪評は確かによく耳にする。
ライカ姫への非道な仕打ちも、非難されるべきことだ。
だが、なぜここまでの悪女が野放しにされてきたのだ?」
0
お気に入りに追加
90
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
悪役令嬢は反省しない!
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢リディス・アマリア・フォンテーヌは18歳の時に婚約者である王太子に婚約破棄を告げられる。その後馬車が事故に遭い、気づいたら神様を名乗る少年に16歳まで時を戻されていた。
性格を変えてまで王太子に気に入られようとは思わない。同じことを繰り返すのも馬鹿らしい。それならいっそ魔界で頂点に君臨し全ての国を支配下に置くというのが、良いかもしれない。リディスは決意する。魔界の皇子を私の美貌で虜にしてやろうと。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】高嶺の花がいなくなった日。
紺
恋愛
侯爵令嬢ルノア=ダリッジは誰もが認める高嶺の花。
清く、正しく、美しくーーそんな彼女がある日忽然と姿を消した。
婚約者である王太子、友人の子爵令嬢、教師や使用人たちは彼女の失踪を機に大きく人生が変わることとなった。
※ざまぁ展開多め、後半に恋愛要素あり。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
運命に勝てない当て馬令嬢の幕引き。
ぽんぽこ狸
恋愛
気高き公爵家令嬢オリヴィアの護衛騎士であるテオは、ある日、主に天啓を受けたと打ち明けられた。
その内容は運命の女神の聖女として召喚されたマイという少女と、オリヴィアの婚約者であるカルステンをめぐって死闘を繰り広げ命を失うというものだったらしい。
だからこそ、オリヴィアはもう何も望まない。テオは立場を失うオリヴィアの事は忘れて、自らの道を歩むようにと言われてしまう。
しかし、そんなことは出来るはずもなく、テオも将来の王妃をめぐる運命の争いの中に巻き込まれていくのだった。
五万文字いかない程度のお話です。さくっと終わりますので読者様の暇つぶしになればと思います。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
悪役令嬢は楽しいな
kae
恋愛
気が弱い侯爵令嬢、エディット・アーノンは、第一王子ユリウスの婚約者候補として、教養を学びに王宮に通っていた。
でも大事な時に緊張してしまうエディットは、本当は王子と結婚なんてしてくない。実はユリウス王子には、他に結婚をしたい伯爵令嬢がいて、その子の家が反対勢力に潰されないように、目くらましとして婚約者候補のふりをしているのだ。
ある日いつものいじめっ子たちが、小さな少年をイジメているのを目撃したエディットが勇気を出して注意をすると、「悪役令嬢」と呼ばれるようになってしまった。流行りの小説に出てくる、曲がったことが大嫌いで、誰に批判されようと、自分の好きな事をする悪役の令嬢エリザベス。そのエリザベスに似ていると言われたエディットは、その日から、悪役令嬢になり切って生活するようになる。
「オーッホッホ。私はこの服が着たいから着ているの。流行なんて関係ないわ。あなたにはご自分の好みという物がないのかしら?」
悪役令嬢になり切って言いたいことを言うのは、思った以上に爽快で楽しくて……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
前世の記憶が蘇ったので、身を引いてのんびり過ごすことにします
柚木ゆず
恋愛
※明日(3月6日)より、もうひとつのエピローグと番外編の投稿を始めさせていただきます。
我が儘で強引で性格が非常に悪い、筆頭侯爵家の嫡男アルノー。そんな彼を伯爵令嬢エレーヌは『ブレずに力強く引っ張ってくださる自信に満ちた方』と狂信的に愛し、アルノーが自ら選んだ5人の婚約者候補の1人として、アルノーに選んでもらえるよう3年間必死に自分を磨き続けていました。
けれどある日無理がたたり、倒れて後頭部を打ったことで前世の記憶が覚醒。それによって冷静に物事を見られるようになり、ようやくアルノーは滅茶苦茶な人間だと気付いたのでした。
「オレの婚約者候補になれと言ってきて、それを光栄に思えだとか……。倒れたのに心配をしてくださらないどころか、異常が残っていたら候補者から脱落させると言い出すとか……。そんな方に夢中になっていただなんて、私はなんて愚かなのかしら」
そのためエレーヌは即座に、候補者を辞退。その出来事が切っ掛けとなって、エレーヌの人生は明るいものへと変化してゆくことになるのでした。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる