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決戦
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瘴気の渦巻く国、ベルアニ王国。吸血鬼が誕生した場所。
そして、今では人は住めなくなって、豪華な王宮が、時を止めたようにありし日のまま残っている。
ディミトリたち一向は、神殿に向かって歩いていた。
「体はもう大丈夫なの?ディミトリ。」
イシュポラが、心配そうに聞く。
ディミトリは、ニヤリと笑って彼女の方を見た。
「あぁ。私は欲望の塊のような真祖の王と、気が合うようだ。かつてのギュラドラ公の時よりも、この体は力に満ちている。」
彼はそう言いながら、霊薬を一つ取り出して飲み込んだ。
「後は神殿で世界樹を奪うだけね。」
と、イシュポラは言って、縄で縛り上げた法王様の背中をドンッと押す。
法王様はよろめきながら、ディミトリの方を振り向いた。
「かつてのベルアニ国王と、同じ道を行くのか?ディミトリ。」
「ふふ、やはり真祖の吸血鬼化は、神罰だったな。」
「・・・繰り返させぬために、神罰であることを隠し、魔物による呪いと皆には伝えてきたのに。」
「私は最初から信じていなかったぞ。法王府にいた時から、書庫の本を盗み見ていて、魔物による呪いなんて、おかしいと思っていたからな。」
「だが、世界樹は神のもの。決してお前の手には落ちぬ。再び神罰を受けるだけだ。」
「そいつは、どうかな。純血の吸血鬼の一人、ヴァレンティカは、世界樹に近づけたではないか。」
「彼女とお前は違う。例え私が呪文を唱えても、ラタストゥが天の扉を開くことはない。」
「開くさ。お前の首につけた『操りの輪』の力で、延々と唱えることになる。それに・・・私にはこれがある。」
ディミトリは、片手に持っていたヴァレンティカの首をかかげて見せた。
法王様は、目を見開いてその首を見る。
「ま、まさか、その首・・・!あ、だから、神殿のある場所がわかったのか!?」
「そう、ヴァレンティカだ。見ろ、彼女の額から淡い光が漏れて、神殿の場所を示している。」
「まるで、生きているような首だ・・・。」
「そうだろう?だが、この首には、牙と体が足りない。それもすぐに揃う。」
「なんだと?」
「彼女は必ず来る。お前を助け、私を倒すために。そう・・・早くおいで、小さなシルヴィア。今は、私のことで頭がいっぱいのはずだ。」
ディミトリは、不気味な笑みを浮かべる。
隣を歩くイシュポラは、ぎりっと歯軋りをした。
「ズタズタにしてやるわ・・・。」
「手を出すな、イシュポラ。お前は真祖の牙を馴染ませた吸血鬼たちを連れ、小さなシルヴィア以外の者たちを迎え討て。」
「あなたの細胞を移植して、ようやく牙が定着してるのよ?大した時間稼ぎも、出来ないかもしれないわ。」
「私が世界樹を手に入れる時間を、稼げればいい。後は、どうとでもなる。
いいか、小さなシルヴィアだけを、中に通すのだ。」
「・・・。」
「イシュポラ。」
「わかってるわよ!・・・わかってる。」
「それでいい。逆らうな。」
ディミトリはそう言って、辿り着いた目の前の神殿を見上げた。
「・・・美しい神殿だ。私と小さなシルヴィアが結ばれる場所として、相応しい。
・・・む?」
「ディミトリ?どうしたの?」
「イァーゴだ。イシュポラ。」
「え?」
イシュポラとディミトリが振り向くと、イァーゴがゆっくりと歩いてくる。
イシュポラは、目を細めて警戒した表情で鞭を取り出した。
「イァーゴ、止まりな!」
イァーゴはすぐに止まる。
ディミトリは、イシュポラから法王様を縛る縄を受け取ると、イァーゴの顔をじっと眺めた。
「小さなシルヴィアは、どうした。」
「連れてきた。」
「ほぅ、どこだ。」
「ここだ。」
イァーゴは、後ろを指差す。
そこには、ぐったりした私を肩に担いだ、シングヘルトがいた。
法王様が、口を押さえて驚く。
「なんということだ・・・!シグルトではないか。と、いうことは、ダグラスたちは?」
「・・・全滅した。キャロンに仕込んだ寄生虫のおかげで、血に酔った吸血鬼どもと相討ちした。」
「あぁ・・・!神よ!」
イァーゴが答えると、法王様は崩れ落ちるように、地面に伏せる。
イシュポラは、ホッとした顔をしていたけれど、ディミトリだけは冷徹な目でじっと見て、大声で叫んだ。
「・・・ふ、私を騙せると思うなよ?
皆、備えろ!奴らはもうここに来ているぞ!!イァーゴはダグラスによって、傀儡にされているだけだ!」
バレた!!
私は顔を上げるとシングヘルトから降りて、ランヴァルトと繋いでいた手を離した。
ディミトリの配下のそばに、次々と純血の吸血鬼たちの姿が現れ、互いに繋いでいた手を離す。
「やーれやれ、ここまでずーっとみんなでお手て繋いで来るのは、流石に堪えたぜ。」
フェレミスは軽口を叩いて、近くのディミトリのの配下の吸血鬼に攻撃し始めた。
ディミトリは不敵に笑い、法王様を抱えてあっという間に、神殿の中へと消えて行く。
神殿の前は、死力を尽くすような大混戦になっていた。
真祖の力を使う吸血鬼たちは、とても手強い。
それでも・・・。
「ヴァン伯爵、ここはお任せください。あなたは、シルヴィア嬢と天の扉の前へ!」
と、古参の純血の人たちに言われて、私たちは神殿の中へと走る。
ダグラス神官様が、私たちの背中に叫んだ。
「転送の魔法陣は、書き終えた!こいつらをパイア砂漠の太陽の下に晒して、きっちり足止めしておく!法王様を頼む!」
そう。作戦通りに。
作戦て、なんのことか?
それはね・・・。
・・・時を少し戻すね。
ここに来る少し前のこと。
「透明化して彼らを包囲する、ですか?」
私は天幕の中で、ダグラス神官様に尋ねた。
「そうだ。イァーゴを前面に押し出し、シルヴィアをシングヘルトに担がせて、我らだけを透明化してくれ。できるか?」
ダグラス神官様がそう言うので、私は戸惑いながらやってみた。
ランヴァルトと手を繋ぎ、繋いだ方の私の手首から先を透明化させると、ランヴァルトも透明化していく。
フェレミスはそれを見て、複雑な顔をした。
「つまり、ここにいるみーんなで、お手て繋いでいくわけですか?」
「そうなる。敵がイァーゴに気を取られている間に、私が法力で転送の魔法陣を敷く。これでディミトリ以外を転送する。」
「転送の・・・て、まさか?」
「そう、この間手に入れた真祖の王の指輪には、転送の魔法陣が刻まれている。ここに書かれている文字を少し変えれば、パイア砂漠の神殿の近くに、転送可能だ。」
「沈まぬ太陽の下なら足止めになる、ですか。しかし、こちらの純血や僕の皆さんも太陽の下に出れば危ないですよ?」
「我々は神殿の中に飛び、その中から彼らを攻撃する。中に入ってくるものだけを挟撃して外に出すを繰り返せば、確実に弱るはずだ。」
「まあ、入り口は一つですからね。でも、神殿を破壊されて、外の光を入れられでもしたら・・・。」
「その時のために、かつて私がディミトリに施した手段で皆を守る。太陽を1日だけなら克服できる。
」
ダグラス神官様は、フェレミスを安心させるように懐から小瓶を取り出した。
そして、エクソシスト長官を見て、
「私とあなたの二人と、その他のここにいる吸血鬼たちと共に、パイア砂漠に飛びます。
ヴァン伯爵とランヴァルトとフェレミスは、なんとしても、シルヴィアと共に天の扉の前に向かわせねば。」
と、言った。
エクソシスト長官は、法王府の紋章の入ったペンダントに祈りの言葉を告げると、
「お前と一緒に魔に対峙するのは、久しぶりだ、ダグラス。まだ衰えてないことを、お互い証明しようか。」
と、言って固く握手する。
「ダグラス神官様、エクソシスト長官・・・それに皆さん・・・信じています。」
私がみんなを見回すと、若い吸血鬼たちは複雑な表情をした。
ダメかしら・・・共闘なんて。
やがて吸血鬼たちの間から、一人の若い女性の吸血鬼が進み出た。
「人間にばかり、いい格好はさせないわ。」
それを見た吸血鬼たちが、一人、また一人進み出る。
「ここで引いては、純血の名がすたる。やろう。」
「元より、ディミトリの野望を砕くためにきたのだ。」
みんな・・・。
「行きましょう!最後まで、一緒に!!」
そして、今では人は住めなくなって、豪華な王宮が、時を止めたようにありし日のまま残っている。
ディミトリたち一向は、神殿に向かって歩いていた。
「体はもう大丈夫なの?ディミトリ。」
イシュポラが、心配そうに聞く。
ディミトリは、ニヤリと笑って彼女の方を見た。
「あぁ。私は欲望の塊のような真祖の王と、気が合うようだ。かつてのギュラドラ公の時よりも、この体は力に満ちている。」
彼はそう言いながら、霊薬を一つ取り出して飲み込んだ。
「後は神殿で世界樹を奪うだけね。」
と、イシュポラは言って、縄で縛り上げた法王様の背中をドンッと押す。
法王様はよろめきながら、ディミトリの方を振り向いた。
「かつてのベルアニ国王と、同じ道を行くのか?ディミトリ。」
「ふふ、やはり真祖の吸血鬼化は、神罰だったな。」
「・・・繰り返させぬために、神罰であることを隠し、魔物による呪いと皆には伝えてきたのに。」
「私は最初から信じていなかったぞ。法王府にいた時から、書庫の本を盗み見ていて、魔物による呪いなんて、おかしいと思っていたからな。」
「だが、世界樹は神のもの。決してお前の手には落ちぬ。再び神罰を受けるだけだ。」
「そいつは、どうかな。純血の吸血鬼の一人、ヴァレンティカは、世界樹に近づけたではないか。」
「彼女とお前は違う。例え私が呪文を唱えても、ラタストゥが天の扉を開くことはない。」
「開くさ。お前の首につけた『操りの輪』の力で、延々と唱えることになる。それに・・・私にはこれがある。」
ディミトリは、片手に持っていたヴァレンティカの首をかかげて見せた。
法王様は、目を見開いてその首を見る。
「ま、まさか、その首・・・!あ、だから、神殿のある場所がわかったのか!?」
「そう、ヴァレンティカだ。見ろ、彼女の額から淡い光が漏れて、神殿の場所を示している。」
「まるで、生きているような首だ・・・。」
「そうだろう?だが、この首には、牙と体が足りない。それもすぐに揃う。」
「なんだと?」
「彼女は必ず来る。お前を助け、私を倒すために。そう・・・早くおいで、小さなシルヴィア。今は、私のことで頭がいっぱいのはずだ。」
ディミトリは、不気味な笑みを浮かべる。
隣を歩くイシュポラは、ぎりっと歯軋りをした。
「ズタズタにしてやるわ・・・。」
「手を出すな、イシュポラ。お前は真祖の牙を馴染ませた吸血鬼たちを連れ、小さなシルヴィア以外の者たちを迎え討て。」
「あなたの細胞を移植して、ようやく牙が定着してるのよ?大した時間稼ぎも、出来ないかもしれないわ。」
「私が世界樹を手に入れる時間を、稼げればいい。後は、どうとでもなる。
いいか、小さなシルヴィアだけを、中に通すのだ。」
「・・・。」
「イシュポラ。」
「わかってるわよ!・・・わかってる。」
「それでいい。逆らうな。」
ディミトリはそう言って、辿り着いた目の前の神殿を見上げた。
「・・・美しい神殿だ。私と小さなシルヴィアが結ばれる場所として、相応しい。
・・・む?」
「ディミトリ?どうしたの?」
「イァーゴだ。イシュポラ。」
「え?」
イシュポラとディミトリが振り向くと、イァーゴがゆっくりと歩いてくる。
イシュポラは、目を細めて警戒した表情で鞭を取り出した。
「イァーゴ、止まりな!」
イァーゴはすぐに止まる。
ディミトリは、イシュポラから法王様を縛る縄を受け取ると、イァーゴの顔をじっと眺めた。
「小さなシルヴィアは、どうした。」
「連れてきた。」
「ほぅ、どこだ。」
「ここだ。」
イァーゴは、後ろを指差す。
そこには、ぐったりした私を肩に担いだ、シングヘルトがいた。
法王様が、口を押さえて驚く。
「なんということだ・・・!シグルトではないか。と、いうことは、ダグラスたちは?」
「・・・全滅した。キャロンに仕込んだ寄生虫のおかげで、血に酔った吸血鬼どもと相討ちした。」
「あぁ・・・!神よ!」
イァーゴが答えると、法王様は崩れ落ちるように、地面に伏せる。
イシュポラは、ホッとした顔をしていたけれど、ディミトリだけは冷徹な目でじっと見て、大声で叫んだ。
「・・・ふ、私を騙せると思うなよ?
皆、備えろ!奴らはもうここに来ているぞ!!イァーゴはダグラスによって、傀儡にされているだけだ!」
バレた!!
私は顔を上げるとシングヘルトから降りて、ランヴァルトと繋いでいた手を離した。
ディミトリの配下のそばに、次々と純血の吸血鬼たちの姿が現れ、互いに繋いでいた手を離す。
「やーれやれ、ここまでずーっとみんなでお手て繋いで来るのは、流石に堪えたぜ。」
フェレミスは軽口を叩いて、近くのディミトリのの配下の吸血鬼に攻撃し始めた。
ディミトリは不敵に笑い、法王様を抱えてあっという間に、神殿の中へと消えて行く。
神殿の前は、死力を尽くすような大混戦になっていた。
真祖の力を使う吸血鬼たちは、とても手強い。
それでも・・・。
「ヴァン伯爵、ここはお任せください。あなたは、シルヴィア嬢と天の扉の前へ!」
と、古参の純血の人たちに言われて、私たちは神殿の中へと走る。
ダグラス神官様が、私たちの背中に叫んだ。
「転送の魔法陣は、書き終えた!こいつらをパイア砂漠の太陽の下に晒して、きっちり足止めしておく!法王様を頼む!」
そう。作戦通りに。
作戦て、なんのことか?
それはね・・・。
・・・時を少し戻すね。
ここに来る少し前のこと。
「透明化して彼らを包囲する、ですか?」
私は天幕の中で、ダグラス神官様に尋ねた。
「そうだ。イァーゴを前面に押し出し、シルヴィアをシングヘルトに担がせて、我らだけを透明化してくれ。できるか?」
ダグラス神官様がそう言うので、私は戸惑いながらやってみた。
ランヴァルトと手を繋ぎ、繋いだ方の私の手首から先を透明化させると、ランヴァルトも透明化していく。
フェレミスはそれを見て、複雑な顔をした。
「つまり、ここにいるみーんなで、お手て繋いでいくわけですか?」
「そうなる。敵がイァーゴに気を取られている間に、私が法力で転送の魔法陣を敷く。これでディミトリ以外を転送する。」
「転送の・・・て、まさか?」
「そう、この間手に入れた真祖の王の指輪には、転送の魔法陣が刻まれている。ここに書かれている文字を少し変えれば、パイア砂漠の神殿の近くに、転送可能だ。」
「沈まぬ太陽の下なら足止めになる、ですか。しかし、こちらの純血や僕の皆さんも太陽の下に出れば危ないですよ?」
「我々は神殿の中に飛び、その中から彼らを攻撃する。中に入ってくるものだけを挟撃して外に出すを繰り返せば、確実に弱るはずだ。」
「まあ、入り口は一つですからね。でも、神殿を破壊されて、外の光を入れられでもしたら・・・。」
「その時のために、かつて私がディミトリに施した手段で皆を守る。太陽を1日だけなら克服できる。
」
ダグラス神官様は、フェレミスを安心させるように懐から小瓶を取り出した。
そして、エクソシスト長官を見て、
「私とあなたの二人と、その他のここにいる吸血鬼たちと共に、パイア砂漠に飛びます。
ヴァン伯爵とランヴァルトとフェレミスは、なんとしても、シルヴィアと共に天の扉の前に向かわせねば。」
と、言った。
エクソシスト長官は、法王府の紋章の入ったペンダントに祈りの言葉を告げると、
「お前と一緒に魔に対峙するのは、久しぶりだ、ダグラス。まだ衰えてないことを、お互い証明しようか。」
と、言って固く握手する。
「ダグラス神官様、エクソシスト長官・・・それに皆さん・・・信じています。」
私がみんなを見回すと、若い吸血鬼たちは複雑な表情をした。
ダメかしら・・・共闘なんて。
やがて吸血鬼たちの間から、一人の若い女性の吸血鬼が進み出た。
「人間にばかり、いい格好はさせないわ。」
それを見た吸血鬼たちが、一人、また一人進み出る。
「ここで引いては、純血の名がすたる。やろう。」
「元より、ディミトリの野望を砕くためにきたのだ。」
みんな・・・。
「行きましょう!最後まで、一緒に!!」
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