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悪夢
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夢の中で、私はあの日の出来事を思い出していた。
「こっちに来て! 今しかないわ」
大きなシルヴィアが、小さい私の手を引いて走ってくれる。
私たちは同じ名前なので、ディミトリが年上の彼女を『大きなシルヴィア』、子供の私を『小さなシルヴィア』と呼んでいた。
森のあちこちで、捕まった人の悲鳴が聞こえてくる。
「わざと逃して『人間狩り』をするなんて! みんなちゃんと、体に土を塗っていたかしら。吸血鬼は、体温を感じて暗闇でも追ってくる。逃れるには、泥や土で肌を隠すしかない」
大きなシルヴィアは、時々立ち止まっては、私と自分に土や泥を擦り付けた。
「シルヴィア……怖い」
私が言うと大きなシルヴィアは、私をぎゅっと抱き締めてから、手を繋いでまた走りだした。
やがて森の木々がなくなっていき、目の前で地面が途絶えているのが見える。
この先は崖なんだ……。
下から、海の波の音が聞こえてきた。
「下は海ね……。吸血鬼は、動く水が苦手よ」
大きなシルヴィアが下を覗き込んで呟いた時、
「みーつけた」
ディミトリの声がした。
大きなシルヴィアは、私を背中に庇ってディミトリを睨みつける。
「おいで。二人のシルヴィア。君たちは誰にも渡さないよ。私と一つになって永遠を生きよう。吸血鬼の究極の愛情表現は、命まで吸い取ること。愛してるよ」
ディミトリが近づいてくるたびに、私たちは崖の方ににじりよる。
私の足が崖から落ちそうになって、私は思わず大きなシルヴィアにしがみついた。
「小さなシルヴィア、怖いんだろ? ほら、おいで。最後の歌を歌わせてあげる」
ディミトリの誘いに、私が無言で首を横に振ると、大きなシルヴィアは大声で叫んだ。
「あんたなんか、お断り! 飛ぶわよ! シルヴィア!!」
彼女が私と一緒に崖から飛ぼうとした時、ディミトリが高速で動いて大きなシルヴィアの肩をがっちり掴んだ。
「逃げて! あなただけでも!!」
大きなシルヴィアが、私を崖に向かって突き飛ばす。
「シルヴィアー! 嫌だぁぁぁ!!」
声の限りに叫ぶけど、宙に浮いた体は戻らない。
彼女がディミトリに引きずられていく光景を最後に、私は真っ逆さまに落ちていった。
「シルヴィア!」
私は大声で叫んで、起き上がった。
気がつくと私はベッドで寝ていて、ランヴァルトが私の手を握ったまま見つめている。
「大丈夫か? ずっとうなされてた。シルヴィアと何度も言ってたぞ?」
そうだった……ここは、彼の家の部屋。
私はあのまま倒れてたんだ。
外はもう真っ暗。どれくらい眠ってたんだろ。
「フェレミスは?」
「依頼を受けて、ハンティングに行ってる。朝までには戻るだろう」
私は片手で額を拭って、もう一度『大きなシルヴィア』の肖像画を見た。
言わなきゃ。シルヴィアのこと、ランヴァルトに。
「ランヴァルト、聞いてほしいことがあるの」
「ディミトリを見た時の話だろ? それなら……」
「ううん、ディミトリだけじゃない。私……あなたのお姉さんに会ったことがあるの」
ランヴァルトの目が、見開かれていく。
「これを聞いたら、あなたは私を殺したくなるかもしれない。それなら、それでかまわない。私は……あなたのお姉さんの犠牲で助かったの」
「どういうことだ? 純血のお前が、十年前の姉さんと共にいたのか?」
「ううん。少し違う。私、私ね……元は人間の孤児なの。私もディミトリに誘拐されて、餌食になるところだった。あなたのお姉さんが、まだ子供だった私の手を引いて、一緒に逃げてくれたの」
私は、かいつまんで説明していった。
ランヴァルトは、無言で聞いている。
「私は、瀕死の状態でヴァンお養父様に助けられた。その時、この牙を移植されたの。それ以来、私は吸血鬼として生きてきた」
本当に奇跡だった。助かったことも、牙が適合したことも。……ヴァンお養父様に会えたことも。
「昨夜会ったディミトリは、気絶した純血たちと彼らの“しもべ”を連れて、北の方に行った。これが全部」
私はそう言うと、覚悟を決めてランヴァルトに頭を下げた。
もう思い残すことはない。
首を斬られても、かまわない。
「私を連れずに、大きなシルヴィアだけだったら、きっと助かってたと思う。さぁ、仇を討って」
「……」
「ランヴァルト?」
「姉さんらしい」
ランヴァルトはボソッと言った。
そして彼も肖像画を見る。
「綺麗で、真っ直ぐで、優しくて、正義感が強くて最後まで諦めない。ディミトリの野郎は姉さんをほとんど食べ尽くしていて、棺にいれられたのは、ほんのわずかな髪の毛だけ」
私はかけてある毛布を握りしめた。
ディミトリに捕まったらどうなるのか、何人も見てきた。でも、食べた?
まるで“しもべ”の吸血鬼のよう。
「食べた?どうしてわかったの?」
「奴の“しもべ”が捕まってね、当時の俺の師匠だったダグラス神官様が、吐かせてくれた」
「ごめんなさい……辛いことを言わせて」
「いや、いい。事実は事実だ。十年経ってようやく口に出せるようになった。姉は両親を早くに亡くした俺にとって、親みたいなものだったから」
この人が、吸血鬼を憎むわけね。
私は……恐怖心の方が勝っていたから、いつの間にか記憶の奥底に封印していた。
あの日から逃げていたの。でも、逃げきれなかった。過去が追いついてきたんだ。
そんな私が、今ここにいるのも、運命かもしれない。
「シルヴィア、生きていてくれてありがとう」
ランヴァルトがそう言って、私の手を改めて両手で握り締めた。
「例え吸血化していても、君は姉さんの勝利の証だ」
彼が、初めて私に穏やかな顔を見せる。その顔はとても綺麗で、ドキッとしてしまった。
「ランヴァルト……」
「生前の姉さんの勇姿を見た生き証人。君がしつこく生き残ることこそ、姉さんへの恩返しだと思ってくれ」
「いいの? 私は卑怯者よ。ずっと記憶の奥底に封印して、のうのうと生きてきたのに」
「シルヴィアがいなかったら、俺は姉さんの最期すらわからなかった。それに……生き残る方だって辛いさ。今も、苦しそうな顔をしてるよ」
そう言って、片手でそっと私の髪を耳にかけてくれた。
その優しい手つきは、地下室で押し倒してきた彼とは全然違う。
ランヴァルト……私、泣きそう。
目が潤んでくるのを、必死に耐える。
でも、私に泣く資格なんかない。大きなシルヴィアの犠牲まで忘れていた私に。
歯を食いしばる私の頭を、ランヴァルトは優しく撫でてくれる。
じっとお互い見つめ合って、気がつくとすぐ間近に彼の顔があった。
「シルヴィア……」
どうして、そんなに優しく呼ぶの?
シングヘルトですら、こんなふうに呼んでくれたことないのに。
ランヴァルト、とても綺麗な瞳をしてる。
大きなシルヴィアと同じ、鮮やかなエメラルドグリーンの瞳に、吸い込まれそう。
彼が近づいてきて、私は思わず目を閉じる。
なんだろう……少しも嫌じゃない。
このまま、キ……。
「ハックション!!」
大きなくしゃみが聞こえて、慌てて彼と距離を取ると、フェレミスが申し訳なさそうに部屋の外でこちらを見ていた。
「こっちに来て! 今しかないわ」
大きなシルヴィアが、小さい私の手を引いて走ってくれる。
私たちは同じ名前なので、ディミトリが年上の彼女を『大きなシルヴィア』、子供の私を『小さなシルヴィア』と呼んでいた。
森のあちこちで、捕まった人の悲鳴が聞こえてくる。
「わざと逃して『人間狩り』をするなんて! みんなちゃんと、体に土を塗っていたかしら。吸血鬼は、体温を感じて暗闇でも追ってくる。逃れるには、泥や土で肌を隠すしかない」
大きなシルヴィアは、時々立ち止まっては、私と自分に土や泥を擦り付けた。
「シルヴィア……怖い」
私が言うと大きなシルヴィアは、私をぎゅっと抱き締めてから、手を繋いでまた走りだした。
やがて森の木々がなくなっていき、目の前で地面が途絶えているのが見える。
この先は崖なんだ……。
下から、海の波の音が聞こえてきた。
「下は海ね……。吸血鬼は、動く水が苦手よ」
大きなシルヴィアが下を覗き込んで呟いた時、
「みーつけた」
ディミトリの声がした。
大きなシルヴィアは、私を背中に庇ってディミトリを睨みつける。
「おいで。二人のシルヴィア。君たちは誰にも渡さないよ。私と一つになって永遠を生きよう。吸血鬼の究極の愛情表現は、命まで吸い取ること。愛してるよ」
ディミトリが近づいてくるたびに、私たちは崖の方ににじりよる。
私の足が崖から落ちそうになって、私は思わず大きなシルヴィアにしがみついた。
「小さなシルヴィア、怖いんだろ? ほら、おいで。最後の歌を歌わせてあげる」
ディミトリの誘いに、私が無言で首を横に振ると、大きなシルヴィアは大声で叫んだ。
「あんたなんか、お断り! 飛ぶわよ! シルヴィア!!」
彼女が私と一緒に崖から飛ぼうとした時、ディミトリが高速で動いて大きなシルヴィアの肩をがっちり掴んだ。
「逃げて! あなただけでも!!」
大きなシルヴィアが、私を崖に向かって突き飛ばす。
「シルヴィアー! 嫌だぁぁぁ!!」
声の限りに叫ぶけど、宙に浮いた体は戻らない。
彼女がディミトリに引きずられていく光景を最後に、私は真っ逆さまに落ちていった。
「シルヴィア!」
私は大声で叫んで、起き上がった。
気がつくと私はベッドで寝ていて、ランヴァルトが私の手を握ったまま見つめている。
「大丈夫か? ずっとうなされてた。シルヴィアと何度も言ってたぞ?」
そうだった……ここは、彼の家の部屋。
私はあのまま倒れてたんだ。
外はもう真っ暗。どれくらい眠ってたんだろ。
「フェレミスは?」
「依頼を受けて、ハンティングに行ってる。朝までには戻るだろう」
私は片手で額を拭って、もう一度『大きなシルヴィア』の肖像画を見た。
言わなきゃ。シルヴィアのこと、ランヴァルトに。
「ランヴァルト、聞いてほしいことがあるの」
「ディミトリを見た時の話だろ? それなら……」
「ううん、ディミトリだけじゃない。私……あなたのお姉さんに会ったことがあるの」
ランヴァルトの目が、見開かれていく。
「これを聞いたら、あなたは私を殺したくなるかもしれない。それなら、それでかまわない。私は……あなたのお姉さんの犠牲で助かったの」
「どういうことだ? 純血のお前が、十年前の姉さんと共にいたのか?」
「ううん。少し違う。私、私ね……元は人間の孤児なの。私もディミトリに誘拐されて、餌食になるところだった。あなたのお姉さんが、まだ子供だった私の手を引いて、一緒に逃げてくれたの」
私は、かいつまんで説明していった。
ランヴァルトは、無言で聞いている。
「私は、瀕死の状態でヴァンお養父様に助けられた。その時、この牙を移植されたの。それ以来、私は吸血鬼として生きてきた」
本当に奇跡だった。助かったことも、牙が適合したことも。……ヴァンお養父様に会えたことも。
「昨夜会ったディミトリは、気絶した純血たちと彼らの“しもべ”を連れて、北の方に行った。これが全部」
私はそう言うと、覚悟を決めてランヴァルトに頭を下げた。
もう思い残すことはない。
首を斬られても、かまわない。
「私を連れずに、大きなシルヴィアだけだったら、きっと助かってたと思う。さぁ、仇を討って」
「……」
「ランヴァルト?」
「姉さんらしい」
ランヴァルトはボソッと言った。
そして彼も肖像画を見る。
「綺麗で、真っ直ぐで、優しくて、正義感が強くて最後まで諦めない。ディミトリの野郎は姉さんをほとんど食べ尽くしていて、棺にいれられたのは、ほんのわずかな髪の毛だけ」
私はかけてある毛布を握りしめた。
ディミトリに捕まったらどうなるのか、何人も見てきた。でも、食べた?
まるで“しもべ”の吸血鬼のよう。
「食べた?どうしてわかったの?」
「奴の“しもべ”が捕まってね、当時の俺の師匠だったダグラス神官様が、吐かせてくれた」
「ごめんなさい……辛いことを言わせて」
「いや、いい。事実は事実だ。十年経ってようやく口に出せるようになった。姉は両親を早くに亡くした俺にとって、親みたいなものだったから」
この人が、吸血鬼を憎むわけね。
私は……恐怖心の方が勝っていたから、いつの間にか記憶の奥底に封印していた。
あの日から逃げていたの。でも、逃げきれなかった。過去が追いついてきたんだ。
そんな私が、今ここにいるのも、運命かもしれない。
「シルヴィア、生きていてくれてありがとう」
ランヴァルトがそう言って、私の手を改めて両手で握り締めた。
「例え吸血化していても、君は姉さんの勝利の証だ」
彼が、初めて私に穏やかな顔を見せる。その顔はとても綺麗で、ドキッとしてしまった。
「ランヴァルト……」
「生前の姉さんの勇姿を見た生き証人。君がしつこく生き残ることこそ、姉さんへの恩返しだと思ってくれ」
「いいの? 私は卑怯者よ。ずっと記憶の奥底に封印して、のうのうと生きてきたのに」
「シルヴィアがいなかったら、俺は姉さんの最期すらわからなかった。それに……生き残る方だって辛いさ。今も、苦しそうな顔をしてるよ」
そう言って、片手でそっと私の髪を耳にかけてくれた。
その優しい手つきは、地下室で押し倒してきた彼とは全然違う。
ランヴァルト……私、泣きそう。
目が潤んでくるのを、必死に耐える。
でも、私に泣く資格なんかない。大きなシルヴィアの犠牲まで忘れていた私に。
歯を食いしばる私の頭を、ランヴァルトは優しく撫でてくれる。
じっとお互い見つめ合って、気がつくとすぐ間近に彼の顔があった。
「シルヴィア……」
どうして、そんなに優しく呼ぶの?
シングヘルトですら、こんなふうに呼んでくれたことないのに。
ランヴァルト、とても綺麗な瞳をしてる。
大きなシルヴィアと同じ、鮮やかなエメラルドグリーンの瞳に、吸い込まれそう。
彼が近づいてきて、私は思わず目を閉じる。
なんだろう……少しも嫌じゃない。
このまま、キ……。
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