66 / 74
※黒竜は死んだ・・・のーか?(ノアム視点)
しおりを挟む
アムが淀みたちを飲み込んで、消えていったそうーだ。
せっかく、特赦をもらえる働きをしようと思っていたのに、あれからアムは神速の勢いで、全ての淀みを平らげていったそーだ。
取りこぼしはないーか?
そう思っても、今出て来られては私が困るのだーが。
淀みがいなくなり、時の一時停止がなくなったことを記念して、女王が国をあげて祝おうと、我々にも3日の休日が許されーた。
けけけ。
バーカめ。
島を出たら誰も戻るものーか。
私も勿論、戻らなーい。
私は今、ラ・テルス魔法研究所へ続く道を歩いていーる。
テルシャめ、待ってろーよ。
最初は少し下手に出てやろーう。
油断したところを、気絶させて、呪符を奪えればこちらのもーの。
ウキウキしながら歩いているーと・・・。
空から何か落ちてくーる。
なんーだ?
私は思わず走り出しーた。
近づくにつれて、それが黒竜だとわかーる。
リタ?
リタなのーか?
はあ、はあ、運動不足が祟ーる。
もうすぐそこに・・・。
・・・いたー!!
落下地点に、黒いフードの男二人が見えーた。
闇の商人!?
なんーで!?
そう思っていると、後ろから来た奴に突き飛ばされーた。
「むぎゅー!!」
声を上げると、
「静かにしろ!!」
と、黒いフードを被った男たちに、口を押さえられーた。
な、なんだ?
ここにーも?
こいつらもゴルボスの・・・闇の商人たちか?
「黒竜が落ちて、変身を解いた直後を狙え。
漆黒の狼は竜体を解いた直後は、皆動けない。」
連中の頭目らしき男が指示を出していーる。
周りの黒いフードの男たちは、落下地点ににいる二人を気にしていーた。
「お頭、あいつら抜け駆けですかね?」
「隣国の連中かもしれん。
漆黒の狼の毛皮は争奪戦だ。
ぬかるな。」
そーんな会話をしていーる。
毎回、歴史上繰り返されてきた争いの始まりーか。
アムの活躍が知れて、黒竜が存在することが知れ渡ったからーな。
まさか、別にもう一頭いたとは人間界には、伝わってないだろーな。
こいつら、リタの毛皮を取りに来たのか?
ならば分けてもらおーう。
「ま、待て・・・。
私も毛皮が欲しーい。」
抑えられた口をモゴモゴさせて、訴えーる。
「馬鹿を言え。
一体分の毛皮と、大金の引き換えだと、女王陛下からの密命だ。
毛の一本たりとも渡すものか。」
黒いフードの男の一人が、鋭い目で睨みつけてきーた。
あの、強欲な女王ーめ。
怪物が欲しいの次は、漆黒の狼の毛皮ーか。
「ははは・・・お前らも、あの女王陛下も、私と同じだーな。
命の危機をあいつに救われておきながら、助かったあとは、金にしようとすーる。」
私が言うと、奴らは不敵に笑っただーけ。
は!似たもの同士だーな。
だが!!
似たもの同士ということは、譲るのが大嫌いということーだ!!!
刃向かおうとして、すぐにのされーる。
「きゅー・・・。」
「馬鹿な奴だ。」
くっそー。
肉弾戦は弱いのーだ。
そこへ、神殿の巫女たちがやってきーた。
闇の商人たちは、慌てて散っていーく。
ドォォン。
黒竜が着地して、光がほとばしる。
竜体を解いているのだろーう。
すぐそこへ黒いフードの男二人が駆け寄り、何かしていーる。
何かは見えなーい。
のされて伸びている私は一瞬、気を失い、次に目を覚ました時は、巫女たちが泣きながら、黒い毛皮を大事そうに箱に入れて、持ち去るところだーった。
な、な、なーに!?
そ、それは私のものーだ!!
と、嘆く私の前を無常に過ぎていーく。
くぅ・・・ちくしょーう!!
そして、彼女たちの後ろを、闇の商人たちが、こっそり追跡しているのが見えーた。
あいつらも、諦めてないのだーな。
私は肩を落として起き上がり、みんなの後ろ姿を、眺めていーた。
ついてなーい。
私は立ち上がろうとして、黒いフードの男の二人が馬に乗ってこちらにくるのが見えーた。
慌てて、茂みの中に隠れーる。
もう、のされるのは嫌ーだ!!
おや?
一人の男が、何か抱えていーる。
白い布に包まれた何かが、モゾモゾ動いていーた。
「もう、いいぜ、リタ。
苦しかったろ。」
聞き慣れた、愛しのカミュンの声がして、私は思わず顔をあげーる!
布を抱えた男が、フードを取ると、やはりカミュンだーった!
「私の作戦は上手くいったでしょう?
これでリタは、もう追い回されません。
あとは大巫女シェーラが、うまくやってくださるでしょう。」
私の目の前を過ぎていくもう一人の男は、今度はカミュンと一緒に口説こうと思っていーたクロスノス!
こいつも無茶苦茶美形なんだよーな。
「ハックション!」
くしゃみの声が聞こえて、白い布の中から、長い漆黒の髪をしたリタの顔が出てきーた。
な、何!?
お前・・・生きて・・・!?
ガサ!!
私は驚いて立ち上がってしまーった。
当然みんなと目が合ーう。
「あ、ノアム元理事長!」
リタが叫んーだ。
ば、馬鹿!
お前、何をばらしーて・・・。
「おやおや、目撃者はまずいんですよね。」
クロスノスが笑顔で馬を降りると、フードを取ーる。
「クロスノス、あれを頼む。」
カミュンが言うと、リタが心配そうにカミュンを見上げていーる。
「何、するの・・・?」
わ、私も知りたーい!!
「リタは心配しなくていいよ。
すぐに終わる。」
カミュンは優しくそう言って、リタの頭を片手で引き寄せて口付けしていーた。
な、な、な!
お前らいつの間にそんな仲ーに!?
嫉妬でいきりたつ私の前に、クロスノスが迫ーる。
「はいはい、今見たことは忘れましょうねー。
命を奪えば確実なんですが、無益な殺生はしないタチでして。」
そう言うと、両手で頭を包まれてしまーった。
「闇の精霊よ・・・。
暗き御手により、この者の記憶を奪い去れ。
ト・ロス・リモ・メイデオ。」
クロスノスは、怪しい笑顔で詠唱すーる。
直後に眠気が襲い、私は気を失ーった。
目を覚ますと、私は神殿にいーた。
あれ?
なんでここーに?
「ノアム元理事長、お気づきですか?」
大巫女シェーラが覗き込んでくーる。
私はリタの毛皮が持ち去られるのを見て・・・それーで?
「倒れていたのを、ここに運んだのです。
あなたには、していただかないといけないことがあります。」
大巫女シェーラは、私に呪符を渡ーす。
呪符を・・・。
ええ!?
私は嬉しさで、目を輝かせーる。
ついに力を手に入れたーぞ!!
喜ぶ私を尻目に大巫女シェーラは、窓の外を見せーる。
「あの『音無しの森』のことですが、あれはあなたの仕業でしたね。」
私はチラリと、そこを見ーる。
確かに、私がやりましたーが?
ウロンを蘇らせる禁忌の魔法を試して、生態系を壊してしまーった。
それがなにーか?
「世界は皆の協力と、黒竜の起こした膨大なエネルギーの流れによって浄化され、疫病や度重なる魔法実験によって荒れた土地まで回復の兆しを見せ始めました。
ですが、ここからは手を下したものが責任を持って元に戻さなければいけません。」
・・・嫌な予感がしてきたぞ。
何が言いたい?
大巫女シェーラ。
「あなたの余生は、あの森の再生に尽力することにしてもらいます。
それこそ、何十年とかかるでしょう。
でも、壊した以上、あなたがやるのです。」
私は驚いて、手にした呪符を見ーる。
ひぇ!!
動植物を育てる、育成のー呪符!!
「誰が、そんな面倒なことーを!!」
「もちろん、あなたです。」
私はそのまま森の中につまみ出されーた。
「このーお!!」
振り向くと、もう神殿は移転していーた。
嘘だろ?
この広大な森を一人ーで?
私はがっくり膝をついて、呪符を眺めながら大きなため息をついーた。
せっかく、特赦をもらえる働きをしようと思っていたのに、あれからアムは神速の勢いで、全ての淀みを平らげていったそーだ。
取りこぼしはないーか?
そう思っても、今出て来られては私が困るのだーが。
淀みがいなくなり、時の一時停止がなくなったことを記念して、女王が国をあげて祝おうと、我々にも3日の休日が許されーた。
けけけ。
バーカめ。
島を出たら誰も戻るものーか。
私も勿論、戻らなーい。
私は今、ラ・テルス魔法研究所へ続く道を歩いていーる。
テルシャめ、待ってろーよ。
最初は少し下手に出てやろーう。
油断したところを、気絶させて、呪符を奪えればこちらのもーの。
ウキウキしながら歩いているーと・・・。
空から何か落ちてくーる。
なんーだ?
私は思わず走り出しーた。
近づくにつれて、それが黒竜だとわかーる。
リタ?
リタなのーか?
はあ、はあ、運動不足が祟ーる。
もうすぐそこに・・・。
・・・いたー!!
落下地点に、黒いフードの男二人が見えーた。
闇の商人!?
なんーで!?
そう思っていると、後ろから来た奴に突き飛ばされーた。
「むぎゅー!!」
声を上げると、
「静かにしろ!!」
と、黒いフードを被った男たちに、口を押さえられーた。
な、なんだ?
ここにーも?
こいつらもゴルボスの・・・闇の商人たちか?
「黒竜が落ちて、変身を解いた直後を狙え。
漆黒の狼は竜体を解いた直後は、皆動けない。」
連中の頭目らしき男が指示を出していーる。
周りの黒いフードの男たちは、落下地点ににいる二人を気にしていーた。
「お頭、あいつら抜け駆けですかね?」
「隣国の連中かもしれん。
漆黒の狼の毛皮は争奪戦だ。
ぬかるな。」
そーんな会話をしていーる。
毎回、歴史上繰り返されてきた争いの始まりーか。
アムの活躍が知れて、黒竜が存在することが知れ渡ったからーな。
まさか、別にもう一頭いたとは人間界には、伝わってないだろーな。
こいつら、リタの毛皮を取りに来たのか?
ならば分けてもらおーう。
「ま、待て・・・。
私も毛皮が欲しーい。」
抑えられた口をモゴモゴさせて、訴えーる。
「馬鹿を言え。
一体分の毛皮と、大金の引き換えだと、女王陛下からの密命だ。
毛の一本たりとも渡すものか。」
黒いフードの男の一人が、鋭い目で睨みつけてきーた。
あの、強欲な女王ーめ。
怪物が欲しいの次は、漆黒の狼の毛皮ーか。
「ははは・・・お前らも、あの女王陛下も、私と同じだーな。
命の危機をあいつに救われておきながら、助かったあとは、金にしようとすーる。」
私が言うと、奴らは不敵に笑っただーけ。
は!似たもの同士だーな。
だが!!
似たもの同士ということは、譲るのが大嫌いということーだ!!!
刃向かおうとして、すぐにのされーる。
「きゅー・・・。」
「馬鹿な奴だ。」
くっそー。
肉弾戦は弱いのーだ。
そこへ、神殿の巫女たちがやってきーた。
闇の商人たちは、慌てて散っていーく。
ドォォン。
黒竜が着地して、光がほとばしる。
竜体を解いているのだろーう。
すぐそこへ黒いフードの男二人が駆け寄り、何かしていーる。
何かは見えなーい。
のされて伸びている私は一瞬、気を失い、次に目を覚ました時は、巫女たちが泣きながら、黒い毛皮を大事そうに箱に入れて、持ち去るところだーった。
な、な、なーに!?
そ、それは私のものーだ!!
と、嘆く私の前を無常に過ぎていーく。
くぅ・・・ちくしょーう!!
そして、彼女たちの後ろを、闇の商人たちが、こっそり追跡しているのが見えーた。
あいつらも、諦めてないのだーな。
私は肩を落として起き上がり、みんなの後ろ姿を、眺めていーた。
ついてなーい。
私は立ち上がろうとして、黒いフードの男の二人が馬に乗ってこちらにくるのが見えーた。
慌てて、茂みの中に隠れーる。
もう、のされるのは嫌ーだ!!
おや?
一人の男が、何か抱えていーる。
白い布に包まれた何かが、モゾモゾ動いていーた。
「もう、いいぜ、リタ。
苦しかったろ。」
聞き慣れた、愛しのカミュンの声がして、私は思わず顔をあげーる!
布を抱えた男が、フードを取ると、やはりカミュンだーった!
「私の作戦は上手くいったでしょう?
これでリタは、もう追い回されません。
あとは大巫女シェーラが、うまくやってくださるでしょう。」
私の目の前を過ぎていくもう一人の男は、今度はカミュンと一緒に口説こうと思っていーたクロスノス!
こいつも無茶苦茶美形なんだよーな。
「ハックション!」
くしゃみの声が聞こえて、白い布の中から、長い漆黒の髪をしたリタの顔が出てきーた。
な、何!?
お前・・・生きて・・・!?
ガサ!!
私は驚いて立ち上がってしまーった。
当然みんなと目が合ーう。
「あ、ノアム元理事長!」
リタが叫んーだ。
ば、馬鹿!
お前、何をばらしーて・・・。
「おやおや、目撃者はまずいんですよね。」
クロスノスが笑顔で馬を降りると、フードを取ーる。
「クロスノス、あれを頼む。」
カミュンが言うと、リタが心配そうにカミュンを見上げていーる。
「何、するの・・・?」
わ、私も知りたーい!!
「リタは心配しなくていいよ。
すぐに終わる。」
カミュンは優しくそう言って、リタの頭を片手で引き寄せて口付けしていーた。
な、な、な!
お前らいつの間にそんな仲ーに!?
嫉妬でいきりたつ私の前に、クロスノスが迫ーる。
「はいはい、今見たことは忘れましょうねー。
命を奪えば確実なんですが、無益な殺生はしないタチでして。」
そう言うと、両手で頭を包まれてしまーった。
「闇の精霊よ・・・。
暗き御手により、この者の記憶を奪い去れ。
ト・ロス・リモ・メイデオ。」
クロスノスは、怪しい笑顔で詠唱すーる。
直後に眠気が襲い、私は気を失ーった。
目を覚ますと、私は神殿にいーた。
あれ?
なんでここーに?
「ノアム元理事長、お気づきですか?」
大巫女シェーラが覗き込んでくーる。
私はリタの毛皮が持ち去られるのを見て・・・それーで?
「倒れていたのを、ここに運んだのです。
あなたには、していただかないといけないことがあります。」
大巫女シェーラは、私に呪符を渡ーす。
呪符を・・・。
ええ!?
私は嬉しさで、目を輝かせーる。
ついに力を手に入れたーぞ!!
喜ぶ私を尻目に大巫女シェーラは、窓の外を見せーる。
「あの『音無しの森』のことですが、あれはあなたの仕業でしたね。」
私はチラリと、そこを見ーる。
確かに、私がやりましたーが?
ウロンを蘇らせる禁忌の魔法を試して、生態系を壊してしまーった。
それがなにーか?
「世界は皆の協力と、黒竜の起こした膨大なエネルギーの流れによって浄化され、疫病や度重なる魔法実験によって荒れた土地まで回復の兆しを見せ始めました。
ですが、ここからは手を下したものが責任を持って元に戻さなければいけません。」
・・・嫌な予感がしてきたぞ。
何が言いたい?
大巫女シェーラ。
「あなたの余生は、あの森の再生に尽力することにしてもらいます。
それこそ、何十年とかかるでしょう。
でも、壊した以上、あなたがやるのです。」
私は驚いて、手にした呪符を見ーる。
ひぇ!!
動植物を育てる、育成のー呪符!!
「誰が、そんな面倒なことーを!!」
「もちろん、あなたです。」
私はそのまま森の中につまみ出されーた。
「このーお!!」
振り向くと、もう神殿は移転していーた。
嘘だろ?
この広大な森を一人ーで?
私はがっくり膝をついて、呪符を眺めながら大きなため息をついーた。
0
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる