21 / 74
※私は偉大なはずーだ(ノアム視点)
しおりを挟む
「テルシャ、精霊の神殿へ行くのだろーう!?」
私は必死に馬に乗ると、彼女の後ろについていった。
「そうですよ。
魔法研究所を再開するには、魔法を扱う最大の権威である大巫女様に認可をいただかないと。」
テルシャは、当たり前のことを聞くなと言わんばかりの態度ーだ。
こんな生意気な秘書だったーか?
従順で、優秀で、なんでもしてくれた女だったのーに。
「それなら、私が行かねーば!」
「必要ありません。
認可は、私が受けますので。」
「お、お、お前は、そんなこと言っていいのーか!?
お前が受けたところでなんになーる?
魔法の知識なんぞないだろーが。」
「まさか。
ウロン様とあなたが別の研究所で、研究員として働いていた頃から、後輩だった私はウロン様に色々教えてもらっていたのです。
知識はあなたよりあります。」
「のわぁにぃ!?
女嫌いのウロンがお前に教えーた?」
「今だから言いますけど、私はウロン様の恋人でした。
あなたに仕えたのは、彼の研究を守りたかったからです。
あなたに任せていたら、とうに潰れていたでしょう。」
「私の研究所ーだ!!」
「はいはい。」
「私がいたから、ウロンが死んでもあいつの研究そのものは、続けていけたのーだ。
わかったーか。」
「研究所員が優秀でしたからね。
みんなウロン様に基礎を叩き込んでもらえて、それなりに熟練した者たちが、10年前にあなたが研究所を立ち上げる時に、ついてきてくれましたからね。
だから、あなたの無茶なオーダーにも、応じてこれたのです。」
「・・・私が無能だと言いたいのーか?」
「お気づきでしたか。
よかったです。」
生意気、嫌味、こんのムカつく女ーだ!!!
「私より知識があるだーと!?
では、なぜうちの研究所は時が一時停止しなかーった!?
設立からずっと、10年間起きていなーい。
これを私の叡智と言わずになんだと・・・。」
「あの、リタのおかげでしょうね。」
と、テルシャは言ったのーだ。
ゴルボスと同じことを言いやがーって!
「リタは、研究所が設立されたその日に売られてきました。
最初は人狼を使った魔法の実験に使うためだったのに、あなたが靴磨きをさせるために彼女を使ったのでできませんでしたが。
不思議と、彼女が来てから誰も止まらなくなったんです。
そして、彼女がいなくなってみんな止まり出した。
明らかに彼女のおかげです。」
「なーんにもできないあいつに、そんな力があるものーか!!」
「事実は事実でしょ。」
こ、こーの!!
ウロンのやつも、この女のどこがよかったのーだ!!
こんなやりとりをしながら、音無しの森へと着いーた。
ウロンをなんとか蘇らせようと、死者復活の魔法を何度も試しーた場所。
結果は、もちろんダメだったーが。
私は禁忌だの、倫理に反するだのといった物事に興味はなーい。
やるだけやーる。
ダメだったら別の方法を模索すーる。
そこにできると言われた理論があり、技術があるのに、何を躊躇ーう?
あ?
森の生態系が崩れて、滅茶苦茶になった自然はどうするのかーと?
知ったことーか。
荒れたものは、荒れただけのこーと。
そのうち元に戻るだろーう。
そう話していると、何やら大きな音がしていーる。
「立ち止まるな!!
一気に駆け抜けるぞ!!」
と、誰かの声がして、森の奥で草木が灰のように崩れて舞っているのが見えーる。
先客ーか?
そう思っていると、目の前に巨大な灰の塊のような化け物が現れーた。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
私は大声で叫んーだ。
「危ない!
避けてください!」
テルシャが叫ぶと、灰の化け物は私に拳を振り下ろしてきーた。
慌てて馬の手綱を引いて、ギリギリをよけーる。
くそっ!
呪符さえあれーば!!
拳を避けた私を灰の化け物は、ひょいと
つまみあげて、口を開いてきーた。
「ひぃぃぃ!!
わたしはまずいーぞ!!」
そう言ったが、美味しそうに舌なめずりをして、パクッと食われーた。
「ノアム元理事長!!!」
テルシャの悲痛な声が聞こえーる。
・・・少しは後悔したーか?
私の偉大さを失ったことーに・・・。
「残念です。」
と、さらにテルシャが言ーう。
そうだろう、そうだろーう。
灰の化け物が私を飲み込んだ瞬間、灰が崩れて私はそのまま落下しーた。
腰をしたたかに打って、
「うぐぐぐ!!」
と、苦悶の声を上げーた。
「やっぱり、灰の化け物は脆いわよね・・・。
残念だわ。」
と、テルシャが言っていーる。
こら、お前の残念はどっちの残念なのーだ。
は!それより、私の靴が灰まみれではないーか!!
「うわぁぁぁぁー!!
靴が靴が靴がぁぁぁぁー!!!」
こっちの方がショックーだ!!
半狂乱になって、靴を磨ーく。
「うるさいったらないわ・・・。
微風と雫の精霊よ・・・この者の身につけるものを清め、望むままに浄化せよ。
クタン・セ・アリク!」
と、テルシャが呪符を取り出して唱えると、みるみる全身がきれいになる。
「なに!?
呪符があるのーか!?」
私は驚いーた。
この女は全て燃えたと言ったのーに!!
「これは、私物です。
燃えたのは研究所に保管してある分ですから。」
と、テルシャは言うと、馬をどんどん進めていーく。
私は慌てて後を追ーった。
グタグタ言いながらだーが。
「お前も気をつけろよ、リタ。」
森の出口からそんな声が聞こえーる。
リタ?
リタだとーぉ!?
私は猛然と馬を走らせて、神殿の入り口の前の吊り橋へとまろびでーた。
ん?
リタなんぞいないーぞ?
まあいーい。
ここから先は私が先ーだ!!
「まてまーて!!
私が先にいーくー!!」
そう叫んて吊り橋を渡ろうとするが、テルシャに順番だと止められーた。
そんな私の横を、美形の男と一匹の大きな黒い狼がすり抜けていーく。
な、な、なんて綺麗な男だ!
あの狼の飼い主ーか?
もう1人の銀髪の男も、先に行こうとするので、流石に行かせるかと、肩をつかんーだ。
お!
こ、この男ーは!!
あの、研究所を眺めていたあの美形のー男!!
探していたーぞ!!
私の心を奪った男なのーだ。
ん?なぜ逃げるのーだ!?
あ、神殿の中へ入っていーく。
私は、必死に吊り橋を渡り、神殿の巫女に中へ入れろと命じーた。
「帰れ。」
入り口の巫女にそう言われーた。
「私は、はいーる!!」
「帰れと言っている!!」
無理に入ろうとして、稲妻を食らっーた!!
痛い・・・ピリピリすーる。
ボロボロになった私は、隙を伺い、巫女に体当たりすると、そのまま侵入しーた。
けけけ!
グズどもーめ!!
その先に待ち受ける災難を、この時はまだ、知らなかっーた・・・。
私は必死に馬に乗ると、彼女の後ろについていった。
「そうですよ。
魔法研究所を再開するには、魔法を扱う最大の権威である大巫女様に認可をいただかないと。」
テルシャは、当たり前のことを聞くなと言わんばかりの態度ーだ。
こんな生意気な秘書だったーか?
従順で、優秀で、なんでもしてくれた女だったのーに。
「それなら、私が行かねーば!」
「必要ありません。
認可は、私が受けますので。」
「お、お、お前は、そんなこと言っていいのーか!?
お前が受けたところでなんになーる?
魔法の知識なんぞないだろーが。」
「まさか。
ウロン様とあなたが別の研究所で、研究員として働いていた頃から、後輩だった私はウロン様に色々教えてもらっていたのです。
知識はあなたよりあります。」
「のわぁにぃ!?
女嫌いのウロンがお前に教えーた?」
「今だから言いますけど、私はウロン様の恋人でした。
あなたに仕えたのは、彼の研究を守りたかったからです。
あなたに任せていたら、とうに潰れていたでしょう。」
「私の研究所ーだ!!」
「はいはい。」
「私がいたから、ウロンが死んでもあいつの研究そのものは、続けていけたのーだ。
わかったーか。」
「研究所員が優秀でしたからね。
みんなウロン様に基礎を叩き込んでもらえて、それなりに熟練した者たちが、10年前にあなたが研究所を立ち上げる時に、ついてきてくれましたからね。
だから、あなたの無茶なオーダーにも、応じてこれたのです。」
「・・・私が無能だと言いたいのーか?」
「お気づきでしたか。
よかったです。」
生意気、嫌味、こんのムカつく女ーだ!!!
「私より知識があるだーと!?
では、なぜうちの研究所は時が一時停止しなかーった!?
設立からずっと、10年間起きていなーい。
これを私の叡智と言わずになんだと・・・。」
「あの、リタのおかげでしょうね。」
と、テルシャは言ったのーだ。
ゴルボスと同じことを言いやがーって!
「リタは、研究所が設立されたその日に売られてきました。
最初は人狼を使った魔法の実験に使うためだったのに、あなたが靴磨きをさせるために彼女を使ったのでできませんでしたが。
不思議と、彼女が来てから誰も止まらなくなったんです。
そして、彼女がいなくなってみんな止まり出した。
明らかに彼女のおかげです。」
「なーんにもできないあいつに、そんな力があるものーか!!」
「事実は事実でしょ。」
こ、こーの!!
ウロンのやつも、この女のどこがよかったのーだ!!
こんなやりとりをしながら、音無しの森へと着いーた。
ウロンをなんとか蘇らせようと、死者復活の魔法を何度も試しーた場所。
結果は、もちろんダメだったーが。
私は禁忌だの、倫理に反するだのといった物事に興味はなーい。
やるだけやーる。
ダメだったら別の方法を模索すーる。
そこにできると言われた理論があり、技術があるのに、何を躊躇ーう?
あ?
森の生態系が崩れて、滅茶苦茶になった自然はどうするのかーと?
知ったことーか。
荒れたものは、荒れただけのこーと。
そのうち元に戻るだろーう。
そう話していると、何やら大きな音がしていーる。
「立ち止まるな!!
一気に駆け抜けるぞ!!」
と、誰かの声がして、森の奥で草木が灰のように崩れて舞っているのが見えーる。
先客ーか?
そう思っていると、目の前に巨大な灰の塊のような化け物が現れーた。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
私は大声で叫んーだ。
「危ない!
避けてください!」
テルシャが叫ぶと、灰の化け物は私に拳を振り下ろしてきーた。
慌てて馬の手綱を引いて、ギリギリをよけーる。
くそっ!
呪符さえあれーば!!
拳を避けた私を灰の化け物は、ひょいと
つまみあげて、口を開いてきーた。
「ひぃぃぃ!!
わたしはまずいーぞ!!」
そう言ったが、美味しそうに舌なめずりをして、パクッと食われーた。
「ノアム元理事長!!!」
テルシャの悲痛な声が聞こえーる。
・・・少しは後悔したーか?
私の偉大さを失ったことーに・・・。
「残念です。」
と、さらにテルシャが言ーう。
そうだろう、そうだろーう。
灰の化け物が私を飲み込んだ瞬間、灰が崩れて私はそのまま落下しーた。
腰をしたたかに打って、
「うぐぐぐ!!」
と、苦悶の声を上げーた。
「やっぱり、灰の化け物は脆いわよね・・・。
残念だわ。」
と、テルシャが言っていーる。
こら、お前の残念はどっちの残念なのーだ。
は!それより、私の靴が灰まみれではないーか!!
「うわぁぁぁぁー!!
靴が靴が靴がぁぁぁぁー!!!」
こっちの方がショックーだ!!
半狂乱になって、靴を磨ーく。
「うるさいったらないわ・・・。
微風と雫の精霊よ・・・この者の身につけるものを清め、望むままに浄化せよ。
クタン・セ・アリク!」
と、テルシャが呪符を取り出して唱えると、みるみる全身がきれいになる。
「なに!?
呪符があるのーか!?」
私は驚いーた。
この女は全て燃えたと言ったのーに!!
「これは、私物です。
燃えたのは研究所に保管してある分ですから。」
と、テルシャは言うと、馬をどんどん進めていーく。
私は慌てて後を追ーった。
グタグタ言いながらだーが。
「お前も気をつけろよ、リタ。」
森の出口からそんな声が聞こえーる。
リタ?
リタだとーぉ!?
私は猛然と馬を走らせて、神殿の入り口の前の吊り橋へとまろびでーた。
ん?
リタなんぞいないーぞ?
まあいーい。
ここから先は私が先ーだ!!
「まてまーて!!
私が先にいーくー!!」
そう叫んて吊り橋を渡ろうとするが、テルシャに順番だと止められーた。
そんな私の横を、美形の男と一匹の大きな黒い狼がすり抜けていーく。
な、な、なんて綺麗な男だ!
あの狼の飼い主ーか?
もう1人の銀髪の男も、先に行こうとするので、流石に行かせるかと、肩をつかんーだ。
お!
こ、この男ーは!!
あの、研究所を眺めていたあの美形のー男!!
探していたーぞ!!
私の心を奪った男なのーだ。
ん?なぜ逃げるのーだ!?
あ、神殿の中へ入っていーく。
私は、必死に吊り橋を渡り、神殿の巫女に中へ入れろと命じーた。
「帰れ。」
入り口の巫女にそう言われーた。
「私は、はいーる!!」
「帰れと言っている!!」
無理に入ろうとして、稲妻を食らっーた!!
痛い・・・ピリピリすーる。
ボロボロになった私は、隙を伺い、巫女に体当たりすると、そのまま侵入しーた。
けけけ!
グズどもーめ!!
その先に待ち受ける災難を、この時はまだ、知らなかっーた・・・。
0
お気に入りに追加
81
あなたにおすすめの小説
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる