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※私が無能なわけがなーい(ノアム視点)
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「ノアム理事長!!」
誰か私を呼ぶ者がいーる。
なんだ、何が起こったー?
瞬きをすると、目の前に秘書のテルシャがいーた。
肩を掴んで、揺さぶっていたよーだ。
「なんだー?
愛の告白かー?
お前は美人だがタイプではないーぞ?」
と、下心を込めて言うと、軽蔑の眼差しを向けられーた。
「馬鹿なことを言っている場合ではございません!!
研究所は壊れ、リタはいなくなりました。
ご指示をください!」
と、言う。
何が馬鹿ーだ。
私ほど叡智を賜った人間はいないのーに。
にしても・・・リタ・・・そーう!
リタ!!
あの使えない上に、小汚く臭ってたまらん醜い奴隷!!
あやつが何かしたのだーった!!
振り向くと、研究所が跡形もなく破壊されていーる。
これは夢ーか!?
機材が・・・これまでの資料が・・・何もかもパーか!?
「理事長!
大変です!
何人か、一時停止し始めています!!」
研究所員がそんなことを言っていーる。
馬鹿なことを言うーな。
私がいるから、この研究所はそんなことが起きないのーだ。
ここが立って10年経つが、あれから一度もないだろーが!!
と思ったが、たしかに何人か止まっていーる。
「落ち着ーけ!
私さえいれば、停止はすぐにでーも。」
そう言ったのに、目の前のテルシャは一時停止していーる。
「うわ、なんだよ。
理事長の言ったことは嘘だったのか!?」
「これじゃ普通の研究所と一緒じゃないか。」
と、言っているのが聞こえていーた。
「 ーーー は!
理事長!
すぐにでも、女王陛下に報告を!
研究所を立て直すのです!!」
と、テルシャは再び動き出して必死に言ってくーる。
なーんで、私があの馬鹿な女王を頼らねばならーん?
「私の頭脳があれば、解決ーだ。
誰か!
復元の呪符を持ってこーい!!」
と、言った。
・・・誰も動かなーい。
なぜーだ?
「理事長、呪符は全て燃えてなくなりました。
あの黄泉の一族の女は、故意に呪符を燃やしたようです。」
「なに!?」
「つまり、誰も術を使えません。
王宮の魔導士様にきてもらいましょう。」
テルシャが、そんなことをいーう。
あのアホな魔導士に頼るのーか?
この私ーが?
「ことわーる!」
「理事長!」
「私のプライドがゆるさーん!!
それより、リタはどこへ行った!?
私の靴が・・・靴がこんなに汚れーて・・・!!
リタリタリター!!」
大声で叫ぶがあの女はこなーい。
怠け者が!!
鞭はどこーだ!?
あ、研究所の中ーか。
「テルシャさん、この馬鹿は頼りになりません!
王宮の魔導士様に、きてもらいましょう!!」
なにー?
馬鹿だーと?
雷をおとしてやるーわ!!
あ、呪符は燃えてなくなったんだーっけ。
「みんな、落ち着いて。
この研究所は、国の莫大な補助金で成り立っているわ。
今までは、開発した魔法欲しさに、女王陛下も理事長の高圧的な態度に耐えてきたけど、こうなったらこれまでの仕返しをされるかもしれない。」
と、テルシャはみんなに語っていーる。
は、何を馬鹿ーな。
「でも、私ができるだけやってみるわ。
みんな、給料日の翌日でよかったわね。
一か月時間をください。
先のことをなんとかしてみせるわ。
今日はもう家に帰って。」
と、テルシャがテキパキと指示を出していーる。
みんな従っていーる。
おかしいだろーが!!
いらいらして、周りを見回していると、遠くでこちらを見つめている、1人の美しい男を見つけーた。
銀髪で金色の瞳を持ち、一目で天族の血を引くとわかーった。
思わず胸がさわーぐ。
「ノアム理事長。」
突然横から話しかけられて、目を逸らしてしまい、もう一度見てみると、もうあの美しい男はいなくなっていーた。
肩を落として、声をかけたやつを見ーる。
なんだ。
ゴルボスか。
まだ、帰っていなかったーか。
「聞きまし ーーー たよ。
あの、黄泉の一族の女、逃げたんですってね。
おまけにリタまで逃げたとか。」
と、一時停止しながらのゴルボスに言われて、ますます機嫌が悪くなる。
「黄泉の一族の女はまた捕まえてこーい。
それと、リタはどのみちお前に突き返すつもりだーった。」
「ほぉ、黄泉の一族に関しては、金が用意できますか?
奴が逃げたのはこっちのせいではないんで、最初と同じだけの額がいりますよ?」
「この、守銭奴めーが!!」
「ただ働きする義理はないんですよ。
しかし、リタを手放したのはありがたい。
あの狼は、旨味があるのでね。」
「ふん、小汚い、醜い雌狼なんぞなんの旨味があるというのーだ。」
「は、ろくに風呂にも入れない、物を食わせない、着る物まで滅茶苦茶ではないですか。
奴隷とはいえ、やるものやらないと、綺麗になんかなりやせん。
ま、もう関係ないですね。
じゃ、金が用意できたらご連絡ください。」
そう言って奴は消えーた。
金か・・・見ておーれ。
すぐにでも・・・!!
「お金ですか?
理事長。
金庫も全て瓦礫の中。
それも理事長の無駄遣いで、ほとんど空でしたよ。」
と、テルシャに言われーた。
・・・。
翌日、テルシャと共に王宮へ行き、女王に再建の申し出をしーた。
すると、理事長を解任されーた!!
次の理事長はテルシャにすることが、補助金を出す条件だーと!!
ふ、ふざけるーな!!
ーーーー。
そう言いながら、私はその場で一時停止したのだーった・・・。
だが、これで諦める私ではなーい。
亡き弟のウロンの研究が認められていたおかげとはいえ、一度は理事長まで上り詰めたのーだ。
必ず返り咲いてやーる!!
そんな私に、この後も災難が続くことを、まだ、この時は知らなかーった・・・。
誰か私を呼ぶ者がいーる。
なんだ、何が起こったー?
瞬きをすると、目の前に秘書のテルシャがいーた。
肩を掴んで、揺さぶっていたよーだ。
「なんだー?
愛の告白かー?
お前は美人だがタイプではないーぞ?」
と、下心を込めて言うと、軽蔑の眼差しを向けられーた。
「馬鹿なことを言っている場合ではございません!!
研究所は壊れ、リタはいなくなりました。
ご指示をください!」
と、言う。
何が馬鹿ーだ。
私ほど叡智を賜った人間はいないのーに。
にしても・・・リタ・・・そーう!
リタ!!
あの使えない上に、小汚く臭ってたまらん醜い奴隷!!
あやつが何かしたのだーった!!
振り向くと、研究所が跡形もなく破壊されていーる。
これは夢ーか!?
機材が・・・これまでの資料が・・・何もかもパーか!?
「理事長!
大変です!
何人か、一時停止し始めています!!」
研究所員がそんなことを言っていーる。
馬鹿なことを言うーな。
私がいるから、この研究所はそんなことが起きないのーだ。
ここが立って10年経つが、あれから一度もないだろーが!!
と思ったが、たしかに何人か止まっていーる。
「落ち着ーけ!
私さえいれば、停止はすぐにでーも。」
そう言ったのに、目の前のテルシャは一時停止していーる。
「うわ、なんだよ。
理事長の言ったことは嘘だったのか!?」
「これじゃ普通の研究所と一緒じゃないか。」
と、言っているのが聞こえていーた。
「 ーーー は!
理事長!
すぐにでも、女王陛下に報告を!
研究所を立て直すのです!!」
と、テルシャは再び動き出して必死に言ってくーる。
なーんで、私があの馬鹿な女王を頼らねばならーん?
「私の頭脳があれば、解決ーだ。
誰か!
復元の呪符を持ってこーい!!」
と、言った。
・・・誰も動かなーい。
なぜーだ?
「理事長、呪符は全て燃えてなくなりました。
あの黄泉の一族の女は、故意に呪符を燃やしたようです。」
「なに!?」
「つまり、誰も術を使えません。
王宮の魔導士様にきてもらいましょう。」
テルシャが、そんなことをいーう。
あのアホな魔導士に頼るのーか?
この私ーが?
「ことわーる!」
「理事長!」
「私のプライドがゆるさーん!!
それより、リタはどこへ行った!?
私の靴が・・・靴がこんなに汚れーて・・・!!
リタリタリター!!」
大声で叫ぶがあの女はこなーい。
怠け者が!!
鞭はどこーだ!?
あ、研究所の中ーか。
「テルシャさん、この馬鹿は頼りになりません!
王宮の魔導士様に、きてもらいましょう!!」
なにー?
馬鹿だーと?
雷をおとしてやるーわ!!
あ、呪符は燃えてなくなったんだーっけ。
「みんな、落ち着いて。
この研究所は、国の莫大な補助金で成り立っているわ。
今までは、開発した魔法欲しさに、女王陛下も理事長の高圧的な態度に耐えてきたけど、こうなったらこれまでの仕返しをされるかもしれない。」
と、テルシャはみんなに語っていーる。
は、何を馬鹿ーな。
「でも、私ができるだけやってみるわ。
みんな、給料日の翌日でよかったわね。
一か月時間をください。
先のことをなんとかしてみせるわ。
今日はもう家に帰って。」
と、テルシャがテキパキと指示を出していーる。
みんな従っていーる。
おかしいだろーが!!
いらいらして、周りを見回していると、遠くでこちらを見つめている、1人の美しい男を見つけーた。
銀髪で金色の瞳を持ち、一目で天族の血を引くとわかーった。
思わず胸がさわーぐ。
「ノアム理事長。」
突然横から話しかけられて、目を逸らしてしまい、もう一度見てみると、もうあの美しい男はいなくなっていーた。
肩を落として、声をかけたやつを見ーる。
なんだ。
ゴルボスか。
まだ、帰っていなかったーか。
「聞きまし ーーー たよ。
あの、黄泉の一族の女、逃げたんですってね。
おまけにリタまで逃げたとか。」
と、一時停止しながらのゴルボスに言われて、ますます機嫌が悪くなる。
「黄泉の一族の女はまた捕まえてこーい。
それと、リタはどのみちお前に突き返すつもりだーった。」
「ほぉ、黄泉の一族に関しては、金が用意できますか?
奴が逃げたのはこっちのせいではないんで、最初と同じだけの額がいりますよ?」
「この、守銭奴めーが!!」
「ただ働きする義理はないんですよ。
しかし、リタを手放したのはありがたい。
あの狼は、旨味があるのでね。」
「ふん、小汚い、醜い雌狼なんぞなんの旨味があるというのーだ。」
「は、ろくに風呂にも入れない、物を食わせない、着る物まで滅茶苦茶ではないですか。
奴隷とはいえ、やるものやらないと、綺麗になんかなりやせん。
ま、もう関係ないですね。
じゃ、金が用意できたらご連絡ください。」
そう言って奴は消えーた。
金か・・・見ておーれ。
すぐにでも・・・!!
「お金ですか?
理事長。
金庫も全て瓦礫の中。
それも理事長の無駄遣いで、ほとんど空でしたよ。」
と、テルシャに言われーた。
・・・。
翌日、テルシャと共に王宮へ行き、女王に再建の申し出をしーた。
すると、理事長を解任されーた!!
次の理事長はテルシャにすることが、補助金を出す条件だーと!!
ふ、ふざけるーな!!
ーーーー。
そう言いながら、私はその場で一時停止したのだーった・・・。
だが、これで諦める私ではなーい。
亡き弟のウロンの研究が認められていたおかげとはいえ、一度は理事長まで上り詰めたのーだ。
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