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Pガチ恋禁止令!?
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別に好きじゃない。恋なんてしてない。
イケメンだけどオッサンだし、カッコイイけどスケベだし。スタイル良いけど――。
「咲夜。どうしたのよ。もう授業終わったけど」
「えっ!?」
退屈な現国の授業中。何の気なしに始めた考え事で、気がつけば時間経ってたらしい。
覗き込んできたのは、幼なじみ。オレは慌てて、目をそらすと教科書を机に押し込んだ。
「ねぇ、最近おかしいよ? 」
「別に……」
言えるワケがない。
パパ活で釣ったオッサンが忘れられない、なんて。
……って、いやいや。仕方ないじゃないか、あんなコトされたんだから。
初めてだったのに、気持ちイイところをたくさん教え込まれて。
そのくせ、最後は思い切り優しく甘く抱いてくれたっけ。
『あっ……んんっ♡ っそ、そこばっ、か♡♡』
『だが、ここは私を離したくないと言ってるようだがな』
『ち、ちがっ……んぅぅっ♡♡』
指を絡めてキスしながら、激しく突かれて。
『咲夜、愛してる』
そう何度も何度もささやかれたら、オカシイ気持ちにもなるだろ。
あのイケメンムッツリ変態野郎。声もムダにいいんだ。
そう。顔も声も、スタイルもいいなんて反則すぎる。
オレが忘れられないのだって、別に――。
「咲夜ってば!」
「へ?」
幼なじみの声で、また我に返った。
あぶねぇ、また思い出すだけで勃っちゃうとこだったぞ。
いや、もう少しおそくって。腰の奥の方が、キュン♡ってなって落ち着かなくなってきた。
あーもう、これなんとかならんのか!
まるでドコでもエッチな気分になっちまう変態みたいじゃないか。
こんなのオレじゃない。
ホモじゃないし、女の子が好きなノーマルだ。
その証拠に、今でもPCの中には秘蔵のエロ画像が――って最近見てないけど。
あぁぁあ……やっぱりオレ、ホモになっちまったのかな。
それもこれも、あの残念なイケメン変態のせいだ!
「あのさ」
「なんだよ」
「なんか悩みあるんじゃないの?」
マジで心配って顔されてる。この女がこんな表情すんのはじめてかもなァ、なんてのんきに思いながらも。やっぱりオレはおかしいのかなとも考え始める。
普通にありえないだろ。
だいたい、オレは嘉親の素性も知らないんだぞ?
この前会った時も報酬だと言って手渡そうとしてきた大金も、妙に浮世離れしたカンジも。
帰り際だって。
『欲しいものがあれば、これを使いなさい』
って手に握らせてきたカード。多分、受けとっちゃダメなヤツだと思う。
でも返しそびれたそれは、今も机の引き出しの奥にある。
得体の知れない金持ち、ミステリアスと言えばそうかもしれない。
「咲夜」
「悩みはないけど」
オレはそこで、大きくため息を吐いた。
「なんか。ここんとこがモヤモヤする、かも?」
胸を指さしてつぶやけば。
「咲夜、まさか……」
サッと変わる幼なじみの顔色。
え? なんかコイツの方が様子おかしくないか。
「も、もしかして」
「なんだよ」
どんどん曇る表情。
おいおい。こっちが心配になってどーすんだ。
「なんか脅されたり、してるでしょ」
…………は?
今度はオレがポカンとする方だった。
※※※
「よぉ、咲夜ちゃん」
「先輩」
のそのそと靴をはいてるオレに声をかけたのは、ひとつ上の先輩。
苗字は、ええっと……忘れた。田中だか、伊藤だか。最近変わったって聞いたけど、興味無いから覚えてない。
そう、オレはこの人に興味が無い。
「えらく帰るの遅いじゃん。帰宅部のクセに」
「別に」
「アハハ、素っ気ないなぁ。でも――」
背中にしてた下駄箱に、彼が手をつく。つまり、言ってみれば壁ドンというか。
「なんか最近、雰囲気かわったよね?」
「!!!」
至近距離で見下ろされる。
なぜか気に入られて、ことあるごとに絡んでくるウザい先輩。なのに、こんなコトされたのは初めてだった。
「せ、先輩……」
「なんかすごく、色っぽく? なったよ」
色っぽいって。男が男に言うセリフじゃない。
イジワルそうな表情の先輩は、こうしてみるとイケメンだ。学校中の女子が彼に恋してるなんていう話も、あながちウソじゃないくらいに。
彫りが深くて、整ってて。チャラい感じもするけど、それもまた良く似合う。
「咲夜ちゃん。もしかして――男でもできた?」
「!!!」
思わぬ言葉に顔がカッと熱くなる。
その瞬間、ニヤニヤとからかうみたいな顔を思い切り押しのけた。
「っ、そ、そんなワケないだろ!」
「えぇ~? だって、なんかすごく可愛くなったし」
「か、か、可愛い!?」
「そ。メスっぽくなったっつーか」
めめめめっ、メス!?!?
いきなり女よばわりされたショックと怒りで、ぶん殴ってやろうかと手を振りあげた。
「いい加減にッ――!」
「俺も分かるよ。彼氏いるから」
「え゙っ」
こんなイケメンに、彼氏がいる?
ビックリするのを通り越して、ポカンだ。
ピエン超えてパオンみたいな……ってオレ動揺し過ぎだな。
「すっごくカッコよくてさ。最高にカワイーんだぜ」
「……」
「お互い彼氏もち同士よろしくな?」
彼氏なんていない。パパならいるけど。
でも、そんな事いったらコイツはどんな反応するかな。
あ、でも。ヤバいヤツって言いふらされたら最悪だな。
もう頭ん中がキャパオーバー。だから、先輩がさらに距離を詰めてきたのに気が付かなかった。
「お前んとこの彼氏、どんなオトコなわけ?」
覗き込んでくる瞳は少し深い翠色。それ、まるで――。
「あれ、電話だ」
そう言って離れていく先輩を、キツくにらみつけた。
くそ、驚かせやがって。
ヘラヘラ笑ってウィンクしながら、スマホ取り出すこの男の言葉。ホントかウソか、いまいちわかんない。
でもどうだって良かった。
同じ色の瞳なのに、妙にゾワゾワして落ち着かなかったから。
イケメンだったら誰でもいいってワケじゃないんだな、オレ……って。ちがう!!!
別にホモじゃねーもん! それにっ、別に嘉親のこと別に好きだとか。そーゆーのじゃない。
確かにかっこいいし、エッチは気持ちよくてオカシクなりそうだったけど。
「あ。嘉親ァ?」
「!」
おい、今なんつった。
のんきして電話はじめた先輩が、相変わらずのニヤニヤ笑いで親指立てる。
「うん、あー。今帰るってば。ホント、心配症だな。アンタは」
まさかその彼氏というヤツとの会話か。後輩の前でおっぱじめるとは、イカレてんのかと思うけど。
甘えたような声でしゃべり、視線はあいかわらずオレの方で。
「あはは。愛してるってば」
「……」
愛してる。
そう言った。そして相手の名前は――。
「はいはい。分かった分かった。じゃ、切るよ。ダーリン?」
息苦しくなるくらい。胸がドキドキと暴れ回ってる。
身体の芯がスッと冷えてくる感覚といえばいいんだろうか。
信じたくない言葉だけが頭ん中で、ぐるぐると回る。
「じゃ、俺帰るわ」
いつの間にかスマホを切った彼が、軽く手を上げて立ち去ったのを。オレは無言で見送っていた。
「うそ…………」
ウソだ。先輩の彼氏って、まさか。
「嘉親」
そっとその名を口にしたら、涙が溢れてきた。
イケメンだけどオッサンだし、カッコイイけどスケベだし。スタイル良いけど――。
「咲夜。どうしたのよ。もう授業終わったけど」
「えっ!?」
退屈な現国の授業中。何の気なしに始めた考え事で、気がつけば時間経ってたらしい。
覗き込んできたのは、幼なじみ。オレは慌てて、目をそらすと教科書を机に押し込んだ。
「ねぇ、最近おかしいよ? 」
「別に……」
言えるワケがない。
パパ活で釣ったオッサンが忘れられない、なんて。
……って、いやいや。仕方ないじゃないか、あんなコトされたんだから。
初めてだったのに、気持ちイイところをたくさん教え込まれて。
そのくせ、最後は思い切り優しく甘く抱いてくれたっけ。
『あっ……んんっ♡ っそ、そこばっ、か♡♡』
『だが、ここは私を離したくないと言ってるようだがな』
『ち、ちがっ……んぅぅっ♡♡』
指を絡めてキスしながら、激しく突かれて。
『咲夜、愛してる』
そう何度も何度もささやかれたら、オカシイ気持ちにもなるだろ。
あのイケメンムッツリ変態野郎。声もムダにいいんだ。
そう。顔も声も、スタイルもいいなんて反則すぎる。
オレが忘れられないのだって、別に――。
「咲夜ってば!」
「へ?」
幼なじみの声で、また我に返った。
あぶねぇ、また思い出すだけで勃っちゃうとこだったぞ。
いや、もう少しおそくって。腰の奥の方が、キュン♡ってなって落ち着かなくなってきた。
あーもう、これなんとかならんのか!
まるでドコでもエッチな気分になっちまう変態みたいじゃないか。
こんなのオレじゃない。
ホモじゃないし、女の子が好きなノーマルだ。
その証拠に、今でもPCの中には秘蔵のエロ画像が――って最近見てないけど。
あぁぁあ……やっぱりオレ、ホモになっちまったのかな。
それもこれも、あの残念なイケメン変態のせいだ!
「あのさ」
「なんだよ」
「なんか悩みあるんじゃないの?」
マジで心配って顔されてる。この女がこんな表情すんのはじめてかもなァ、なんてのんきに思いながらも。やっぱりオレはおかしいのかなとも考え始める。
普通にありえないだろ。
だいたい、オレは嘉親の素性も知らないんだぞ?
この前会った時も報酬だと言って手渡そうとしてきた大金も、妙に浮世離れしたカンジも。
帰り際だって。
『欲しいものがあれば、これを使いなさい』
って手に握らせてきたカード。多分、受けとっちゃダメなヤツだと思う。
でも返しそびれたそれは、今も机の引き出しの奥にある。
得体の知れない金持ち、ミステリアスと言えばそうかもしれない。
「咲夜」
「悩みはないけど」
オレはそこで、大きくため息を吐いた。
「なんか。ここんとこがモヤモヤする、かも?」
胸を指さしてつぶやけば。
「咲夜、まさか……」
サッと変わる幼なじみの顔色。
え? なんかコイツの方が様子おかしくないか。
「も、もしかして」
「なんだよ」
どんどん曇る表情。
おいおい。こっちが心配になってどーすんだ。
「なんか脅されたり、してるでしょ」
…………は?
今度はオレがポカンとする方だった。
※※※
「よぉ、咲夜ちゃん」
「先輩」
のそのそと靴をはいてるオレに声をかけたのは、ひとつ上の先輩。
苗字は、ええっと……忘れた。田中だか、伊藤だか。最近変わったって聞いたけど、興味無いから覚えてない。
そう、オレはこの人に興味が無い。
「えらく帰るの遅いじゃん。帰宅部のクセに」
「別に」
「アハハ、素っ気ないなぁ。でも――」
背中にしてた下駄箱に、彼が手をつく。つまり、言ってみれば壁ドンというか。
「なんか最近、雰囲気かわったよね?」
「!!!」
至近距離で見下ろされる。
なぜか気に入られて、ことあるごとに絡んでくるウザい先輩。なのに、こんなコトされたのは初めてだった。
「せ、先輩……」
「なんかすごく、色っぽく? なったよ」
色っぽいって。男が男に言うセリフじゃない。
イジワルそうな表情の先輩は、こうしてみるとイケメンだ。学校中の女子が彼に恋してるなんていう話も、あながちウソじゃないくらいに。
彫りが深くて、整ってて。チャラい感じもするけど、それもまた良く似合う。
「咲夜ちゃん。もしかして――男でもできた?」
「!!!」
思わぬ言葉に顔がカッと熱くなる。
その瞬間、ニヤニヤとからかうみたいな顔を思い切り押しのけた。
「っ、そ、そんなワケないだろ!」
「えぇ~? だって、なんかすごく可愛くなったし」
「か、か、可愛い!?」
「そ。メスっぽくなったっつーか」
めめめめっ、メス!?!?
いきなり女よばわりされたショックと怒りで、ぶん殴ってやろうかと手を振りあげた。
「いい加減にッ――!」
「俺も分かるよ。彼氏いるから」
「え゙っ」
こんなイケメンに、彼氏がいる?
ビックリするのを通り越して、ポカンだ。
ピエン超えてパオンみたいな……ってオレ動揺し過ぎだな。
「すっごくカッコよくてさ。最高にカワイーんだぜ」
「……」
「お互い彼氏もち同士よろしくな?」
彼氏なんていない。パパならいるけど。
でも、そんな事いったらコイツはどんな反応するかな。
あ、でも。ヤバいヤツって言いふらされたら最悪だな。
もう頭ん中がキャパオーバー。だから、先輩がさらに距離を詰めてきたのに気が付かなかった。
「お前んとこの彼氏、どんなオトコなわけ?」
覗き込んでくる瞳は少し深い翠色。それ、まるで――。
「あれ、電話だ」
そう言って離れていく先輩を、キツくにらみつけた。
くそ、驚かせやがって。
ヘラヘラ笑ってウィンクしながら、スマホ取り出すこの男の言葉。ホントかウソか、いまいちわかんない。
でもどうだって良かった。
同じ色の瞳なのに、妙にゾワゾワして落ち着かなかったから。
イケメンだったら誰でもいいってワケじゃないんだな、オレ……って。ちがう!!!
別にホモじゃねーもん! それにっ、別に嘉親のこと別に好きだとか。そーゆーのじゃない。
確かにかっこいいし、エッチは気持ちよくてオカシクなりそうだったけど。
「あ。嘉親ァ?」
「!」
おい、今なんつった。
のんきして電話はじめた先輩が、相変わらずのニヤニヤ笑いで親指立てる。
「うん、あー。今帰るってば。ホント、心配症だな。アンタは」
まさかその彼氏というヤツとの会話か。後輩の前でおっぱじめるとは、イカレてんのかと思うけど。
甘えたような声でしゃべり、視線はあいかわらずオレの方で。
「あはは。愛してるってば」
「……」
愛してる。
そう言った。そして相手の名前は――。
「はいはい。分かった分かった。じゃ、切るよ。ダーリン?」
息苦しくなるくらい。胸がドキドキと暴れ回ってる。
身体の芯がスッと冷えてくる感覚といえばいいんだろうか。
信じたくない言葉だけが頭ん中で、ぐるぐると回る。
「じゃ、俺帰るわ」
いつの間にかスマホを切った彼が、軽く手を上げて立ち去ったのを。オレは無言で見送っていた。
「うそ…………」
ウソだ。先輩の彼氏って、まさか。
「嘉親」
そっとその名を口にしたら、涙が溢れてきた。
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