上 下
75 / 94

元転生者のツラの皮

しおりを挟む
「ど、どういうこと!?」

 驚いた声をあげたのはこの少年だが、アレックスもまた動揺していた。
 険しい顔のシセロも同じだろう。

「マリアが二人、なんて!」

 双子でないのに、同じ姿かたちの者が二人もそろえば。
 
「あら」
「……」

 一方は一瞬顔をしかめたが、すぐにニヤリと不敵に笑う。
 もう片方は無表情だ。

「シスター・マリア。貴女に双子の姉、または妹はおられませんよね」
「ええ」

 シセロの問いに二人の聖女は、首を横に振った。
 アレックスはといえは『面倒なことになった』と嘆息する。

(こんなところで、遊んでいるヒマはないのだが)

 とはいえ目の前の女のどちらかがニセモノだとすると、そいつが魔王であるのは自明の理であろう。

(つまり、そいつをぶん殴ればいいってことだ)

 岩のような拳を固めて双方を眺めるが、まったく同じ容姿。スタイルから服装まで同じなのだ。
 まったく見分けがつかない。

「そうなると、確実にどちらかが魔王ということですね」
「えぇっ!? じゃあ、この男は……」

 相変わらず触手に縛られた男は、ピクリとも動かず。かと言って、わずかな呼吸音はするから生きてはいるのだろう。
 
「最初から洗脳された者ですね。アレックスは、まんまと騙されていたというワケです。本当に、情けないことですが」
「おい。ずいぶんな言い草じゃねぇか」

 イヤミっぽく肩をすくめる男を、ジロリと睨みつけた。
 だいたい彼だって、騙されていることには変わりない。魔王が聖女になりすましていても、疑う素振りすらなかったのだから。

「別に? 真実を、ありのままに申しただけですが」
「それが腹立たしい、といっているんだ」
「ふん。別に貴方の機嫌なんて。私にとっては、取るに足らない事ですからね」
「なんだと、この野郎――」

 思わずその胸ぐらに掴みかかる。
 普段なら、このように激昂することなどない。常に達観したような無表情の男が、だ。
 相手が恋のライバルというのも、大いにあるのかもしれない。

「人間風情の、薄汚れた手で触らないで頂きたいな。そういう粗野で礼儀知らずな所、アレンに相応ふさわしくないのでは?」
「テメェ……」

 またも一触即発。バチバチと敵意がぶつかる。
 まるでヤンキーのガンの飛ばし合いだ。

「はいはいっ、そこケンカしないで! 自体が余計にややこしくなるから」
「チッ……」
「余計なことを」

 ニアが割って入り、ようやく互いに苦々しく視線を逸らした。

「今は、どっちが本物のマリアかを考えなきゃ!」

(うむ……)

 確かにそうである。
 しかも、どちらかが魔王なのだ。
 アレックスは、改めて二人の聖女を見比べた。

「寸分たがわず、ってところだな」
「そうなんだよねぇ。まったく見分けがつかないや」

 仕草までもソックリとなると、もう分からない。
 しかもアレックスは、シスター・マリアとは直接的な面識がない。アレンから話は聞いているが、それだけだ。
 これで本物を当てろと言われても、到底無理な話だった。

「おい、シセロ。お前は分からないのか」
「そうですね」

 腕を組んで考えこんでいる様子の彼は、小さくうなずき口を開く。

「……両方ってしまう、というのはどうですか」
「なるほど。お前にしては、ナイスアイデアだぜ」
「何言ってんのぉぉぉッ!?」

 ごく真面目な顔で、とんでもない事をのたまう男にアレックスは賛同した。
 大声でツッコミ入れるのはニアである。

「短絡的過ぎるよっ、二人とも!」
「だって……なぁ?」
「一人も二人も変わらないですよ」
「もーっ、面倒くさくならないでってば!」

 妙なところで意見を同じくする二人である。
 しかしながら。アレックスとて、こんなところで時間を潰してはいられないのだ。

「俺はアレンに会えれば、どっちでもいいんだぜ。おい、女――マリアって言ったか。アレンはどこだ。正直に言わねぇと、ぶちのめすぜ」

 そんな事を、拳をかかげて淡々と言うが。だからといって、ニセモノが『はい、そうですか』と口を割るワケがない。
 案の定、二人の聖女は呆れたようにため息をついた。

「わたくしがホンモノですわ」

 片方が口をひらく。

「先程も言いましたけど、アレンの所へ案内します。わたくしを信じて頂ければ……ですけど」

 チラリともう一人のマリアを見て、困ったように眉を下げる。

「あら。わたくしこそ、本物ですわ」

 そちらは、相変わらず不敵の笑みを浮かべていた。
 まるで取っておきの武器を忍ばせているかのような、表情である。

「アレンは今、とても危機的状況にあります。だから、ここへ飛んできたわけですけど――」
「危機的状況? どういう事だ」

 まず、アレックスが食いついた。

(まさか、また変な野郎にられてんじゃねぇだろうな)

 ぶっちゃけるとその通りであるが、彼らは知る由もない。
 
「とにかく、今すぐ彼を救い出して欲しいのです」
「おい。なぜ事情を説明しないんだ」
「そ、それは……」

 なんの詳細なく、いいから助けに行けとは不審がるのも当たり前だ。
 しかし彼女の表情もどこか、後ろめたいモノを抱えているようで。

(怪しいな)

「おい。アンタは本物か? 嘘を言って、俺たちを罠に嵌めようってんじゃねぇだろうな」
「そんなワケないじゃないですか。わたくしが、信用できませんか」

 味方の危険で釣って、陥れようとする――よくある手口だ。
 彼女の焦ったような口調もあいまって、ますます怪しく感じた。

「信用もなにも、俺はアンタのことを知らねぇ。おい、ニア。お前はどう思う」
「うーん……分かんないや」

 顔見知りでも、この有様である。やはり両方、一旦ぶちのめしておこうかと思った時。

「待ってください! 殴るなら、わたくしにしてくださいまし」
「え?」

 先に彼らと合流してたマリアが、声をあげて進み出た。

「例え魔王としても、暴力では何も解決しません。神に仕える者として、それは許せないのです。だから、まずはわたくしを殴って下さい。そうすれば、分かりますわ。どちらが本物の聖女であるか」
「……」

 神々しいまでの慈愛の精神。
 胸に掛けた、祈りのシンボルを抱く凛とした姿。
 
(なるほど)

 アレックスは黙って拳を下ろす。
 少し苛烈になりすぎていたらしい。いくらどちらかがニセモノだからといって、仮にも女性を殴ろうとは。

(暴力は何も解決しない、か)

 確かに暴力で解決するのは、ほんのわずか。しかも、それはいつも新たな火種を生んでしまう。
 争いという名の。

「すまなかったな。心の清らかな聖女であるアンタに――」
「……【火炎魔法イグニス】」
「ウギャッ!?」

 激しい炎が、襲いかかる。
 アレックスの言葉も半ば。いきなり平然と、攻撃魔法を繰り出したのはシセロだった。
 とっさに彼女は、叫び声と共に慌てて飛び退く。しかし、ほんの少しだけ焦げたらしい。
 煤けた服のすそを握って、ブルブル震えている。

「は、ぁっ……な、なんで……」
「仕留め損なったか」

 舌打ちしながらも、もう一度杖を構えて呪文を唱えようとしている。
 そこに、慌てて待ったをかけたのはニアだ。

「ちょっ、シセロ! なにやっちゃっての!?」
「は? 何って。手っ取り早く、こんがりと火あぶりにしてやろうかと」
「聖女を火あぶりにしないでよ!」

 しかもこの空気や一連の流れを敢えて読まず、である。

「でも、どちらかが魔王じゃないですか」
「いやいやいやっ、今の話の流れだと彼女が本物でしょ!? そーゆーもんでしょっ!」

 なんせ相手を庇い、代わりに自分を殴ってくれと懇願したのだ。
 一方、後から来た方のマリアは何とも言えない表情で黙り込んでいる。

「普通に考えて、コッチが本物のシスター・マリアだよ!」

 彼女とシセロの間に立って、ニアが猛然と主張した。
 それをアレックスもまた、静かに見守っている。

「貴方、本気でそう思っているのですか」
「当たり前だろ。シセロこそ、本気でこの人がニセモノだと思ってるの?」

 ジッと視線が交差する。
 互いが、自分こそ正しいと思って譲らない目だ。

(やれやれ)

 これじゃあラチが明かない。
 アレックスが大きくため息をつく。
 すると。

「……聖女アタック!」
「グエッ!?」

 いきなり後から合流した方のマリアが、もう一人 (本物、最有力候補) の脳天をぶっ叩いた。

「なっ、なにを――」
「聖女アタック、聖女アタック、聖女アターック」
「いでっ、やめっ、痛゙だだだっ!」

 無表情でバシバシと、どつく。よく見れば、手にはハリセン。しかも固そうで、叩かれれば結構痛いだろう。

「聖女アタッァァァク」
「うぎゃっ、やめろっ、やめっ、痛いって!」
「なーにが『暴力は何も解決しません』ですか。そういうの、古いっていうか。もう通用しないんですよぉ? ほらほらほらぁ、聖女キーック!」
「うがっ……ひ、ヒザを……っ!?」
「別名。秘技、強力膝カックンです」

 淡々と話しながら、叩いたり膝カックンする光景はシュールだ。

「おおよそ、聖女っぽい事を言えば騙せると思ったのでしょうが」
「……あいにく。その女は、清く正しい女じゃありませんよ。むしろ性格ブスの暴力女って、一族で有名でしたから」

 口を挟んだのは、シセロだった。
 すっかり能力を解いて姿を表した、魔王ファシルと。その尻を、楽しげに蹴り上げるマリアを冷たく見ている。

「あら、シセロったら。わたくしのこと、そんな風に思ってたのね」
「ほんと相変わらずですね、シスター・マリア」
「うふふ。もう
「ええっ! シセロとマリアって、姉弟なの!?」

 ここへ来てまさかの事実。
 確かにマリアもシセロも、エルフである。しかしエルフというのは、人間の次に人口が多いと言われている種族だ。
 まさかそんな繋がりがあるとは、誰も思わなかったのだろう。
 アレンでさえ知らない。
 彼は今も、マリアがエルフでありながら人間にそだてられた孤児。という話を信じているだろう。
 ニアが驚きのあまり、飛び上がる(生首状態なので、ゴムまりのようで不気味である) のも無理はない。

「そんなことより、いつまで蹴り倒してるんです。死んでしまいますよ」

『別にそれでもいいですけど』なんて。いけしゃあしゃあと言いつつ、シセロは面白くなさげに鼻を鳴らす。

「大丈夫ですわ。これでも一応魔王ですから、ねっ?」
「ぐえっ! あぐっ、ゆ、許して……」
「うふふ。ヘタなモノマネで、わたくしに化けるなんて。笑止千万!」
「ギャァァァァッ!!!」

 これが魔王なのか。完全に聖女に敗北している。
 そんなアレックスの疑問を感じとったように、彼女はニッコリと笑いかけた。

「聖女しか勝たん、ですわ♡」
「……」

 またワケの分からない展開になってしまったらしい。
 頭を抱えたのは、なにも主人公だけではないのである。
 
 

 
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

こんな異世界望んでません!

アオネコさん
BL
突然異世界に飛ばされてしまった高校生の黒石勇人(くろいしゆうと) ハーレムでキャッキャウフフを目指す勇人だったがこの世界はそんな世界では無かった…(ホラーではありません) 現在不定期更新になっています。(new) 主人公総受けです 色んな攻め要員います 人外いますし人の形してない攻め要員もいます 変態注意報が発令されてます BLですがファンタジー色強めです 女性は少ないですが出てくると思います 注)性描写などのある話には☆マークを付けます 無理矢理などの描写あり 男性の妊娠表現などあるかも グロ表記あり 奴隷表記あり 四肢切断表現あり 内容変更有り 作者は文才をどこかに置いてきてしまったのであしからず…現在捜索中です 誤字脱字など見かけましたら作者にお伝えくださいませ…お願いします 2023.色々修正中

オークなんかにメス墜ちさせられるわけがない!

空倉改称
BL
 異世界転生した少年、茂宮ミノル。彼は目覚めてみると、オークの腕の中にいた。そして群れのリーダーだったオークに、無理やりながらに性行為へと発展する。  しかしやはりと言うべきか、ミノルがオークに敵うはずがなく。ミノルはメス墜ちしてしまった。そしてオークの中でも名器という噂が広まり、なんやかんやでミノルは彼らの中でも立場が上になっていく。  そしてある日、リーダーのオークがミノルに結婚を申し入れた。しかしそれをキッカケに、オークの中でミノルの奪い合いが始まってしまい……。 (のんびりペースで更新してます、すみません(汗))

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

【完結】【R18BL】異世界転移したオメガ、貴族兄弟に飼われることになりました

ちゃっぷす
BL
Ωである高戸圭吾はある日ストーカーだったβに殺されてしまう。目覚めたそこはαとβしか存在しない異世界だった。Ωの甘い香りに戸惑う無自覚αに圭吾は襲われる。そこへ駆けつけた貴族の兄弟、βエドガー、αスルトに拾われた圭吾は…。 「異世界転移したオメガ、貴族兄弟に飼われることになりました」の本編です。 アカウント移行のため再投稿しました。 ベースそのままに加筆修正入っています。 ※イチャラブ、3P、レイプ、♂×♀など、歪んだ性癖爆発してる作品です※ ※倫理観など一切なし※ ※アホエロ※ ※ひたすら頭悪い※ ※色気のないセックス描写※ ※とんでも展開※ ※それでもOKという許容範囲ガバガバの方はどうぞおいでくださいませ※ 【圭吾シリーズ】 「異世界転移したオメガ、貴族兄弟に飼われることになりました」(本編)←イマココ 「極上オメガ、前世の恋人2人に今世も溺愛されています」(転生編) 「極上オメガ、いろいろあるけどなんだかんだで毎日楽しく過ごしてます」(イベントストーリー編)

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました

タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。 クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。 死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。 「ここは天国ではなく魔界です」 天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。 「至上様、私に接吻を」 「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」 何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

転生したらBLゲーの負け犬ライバルでしたが現代社会に疲れ果てた陰キャオタクの俺はこの際男相手でもいいからとにかくチヤホヤされたいっ!

スイセイ
BL
夜勤バイト明けに倒れ込んだベッドの上で、スマホ片手に過労死した俺こと煤ヶ谷鍮太郎は、気がつけばきらびやかな七人の騎士サマたちが居並ぶ広間で立ちすくんでいた。 どうやらここは、死ぬ直前にコラボ報酬目当てでダウンロードしたBL恋愛ソーシャルゲーム『宝石の騎士と七つの耀燈(ランプ)』の世界のようだ。俺の立ち位置はどうやら主人公に対する悪役ライバル、しかも不人気ゆえ途中でフェードアウトするキャラらしい。 だが、俺は知ってしまった。最初のチュートリアルバトルにて、イケメンに守られチヤホヤされて、優しい言葉をかけてもらえる喜びを。 こんなやさしい世界を目の前にして、前世みたいに隅っこで丸まってるだけのダンゴムシとして生きてくなんてできっこない。過去の陰縁焼き捨てて、コンプラ無視のキラキラ王子を傍らに、同じく転生者の廃課金主人公とバチバチしつつ、俺は俺だけが全力でチヤホヤされる世界を目指す! ※頭の悪いギャグ・ソシャゲあるあると・メタネタ多めです。 ※逆ハー要素もありますがカップリングは固定です。 ※R18は最後にあります。 ※愛され→嫌われ→愛されの要素がちょっとだけ入ります。 ※表紙の背景は祭屋暦様よりお借りしております。 https://www.pixiv.net/artworks/54224680

【完結】【R18BL】極上オメガ、いろいろあるけどなんだかんだで毎日楽しく過ごしてます

ちゃっぷす
BL
顔良しスタイル良し口悪し!極上Ωの主人公、圭吾のイベントストーリー。社会人になってからも、相変わらずアレなαとβの夫ふたりに溺愛欲情されまくり。イチャラブあり喧嘩あり変態プレイにレイプあり。今シリーズからピーター参戦。倫理観一切なしの頭の悪いあほあほえろBL。(※更新予定がないので完結としています※) 「異世界転移したオメガ、貴族兄弟に飼われることになりました」の転生編です。 アカウント移行のため再投稿しました。 ベースそのままに加筆修正入っています。 ※イチャラブ、3P、4P、レイプ、♂×♀など、歪んだ性癖爆発してる作品です※ ※倫理観など一切なし※ ※アホエロ※ ※色気のないセックス描写※ ※特にレイプが苦手な方は閲覧をおススメしません※ ※それでもOKという許容範囲ガバガバの方はどうぞおいでくださいませ※ 【圭吾シリーズ】 「異世界転移したオメガ、貴族兄弟に飼われることになりました」(本編) 「極上オメガ、前世の恋人2人に今世も溺愛されています」(転生編) 「極上オメガ、いろいろあるけどなんだかんだで毎日楽しく過ごしてます」(イベントストーリー編)←イマココ

処理中です...